独身者の割合が年々上昇している近年。現在の生涯未婚率は男性が23%、女性は14%に急増し過去最高となっています。
高齢化、少子化の問題をさらに加速させている問題として現在対応が迫られている事柄でもあります。
今日は独身女性が人生の中で孤独や寂しさを感じる5つの瞬間について紹介していきます。どんな瞬間に孤独や寂しさを感じてしまうのか、その孤独を解消するために必要なポイントについても紹介していきます。
独身女性が増加している理由
まずどうして全国的に独身女性が増加してしまっているのかについて紹介していきます。
一般的な人はどうして独身であることを選択し、実際に独身になっているのかを確認していきましょう。
独身である女性の割合
日本人の1回目の結婚の平均年齢は女性が29.0歳、男性が30.7歳となっていて、都心の東京ではさらに年齢が上昇し、男女それぞれ1歳ずつ平均年齢が高くなるという結果が出ています。晩婚化と言われている問題ですね。(厚生労働省調べ)
未婚女性の割合は14%。一回も結婚していない人だけの割合で14%もの数字が出ているので、結婚経験ありで現在未婚の女性は2割はいるでしょう。
そんな女性がどうして独身であるのか?その理由はシンプルなもので自然な流れだと言います。
独身でも生きやすい社会になった
第一の理由に社会的に女性でも独身での生活がしやすくなったことが挙げられます。
女性でも働きやすい社会が徐々に浸透しつつあり、インターネットを最大限に活用すれば自分のブランドなどを立ち上げてショップを開業し売り上げで生活することもできます。
さらに昔ほど結婚に対する執着や周りの強要も少ないので自由に人生を選択する権利が本人に任されていることも大きな点です。
それによって結婚や家族という枠組みではなく、広い視点で人生を生きることができるようになった成果でもあります。
昔は無理に結婚をしていた人も多かったでしょう。それをしなくてもいいんじゃない?という空気が出てきたので自然と独身者が増えてきているという現状があります。
収入格差
バブルが弾けて20年〜30年の年月が経とうとしています。しかし経済的ゆとりは回復の兆しを未だ見せず、不安定な状態が続いています。
昔はお金がなくても先行きが明るいので後からなんとなかる!という精神で前向きに子供や結婚のことを考えられましたが現在は目前もどうなるかわからない不景気の状況です。
そんな先が見通せない状態で子供を産むことや結婚に対して前向きに考えることができない人が増加しているのではないでしょうか?
一人の方が身軽ですし、せっかくの仕事がなくなっては生活ができなくなります。自分一人で幸せになることで精一杯なのです。
特に現在は非正規雇用やフリーター人口が増加していますから、その身分で結婚の挨拶に行くこともできないという意識も働いてしまう一面もあるでしょう。
女性の社会進出
女性が社会的地位を獲得しやすくなっている中で、仕事が忙しく結婚相手を探している暇がないという原因もあります。
会社での仕事を優先するあまりに年齢が結婚適齢期を過ぎてしまって未婚のまま障害を終える覚悟を迫られるというものです。
仕事があるので、結婚を目的としたパートナーを必要としていないと考える女性も増えていることも要因の一つでしょう。
結婚にメリットを感じない
子供を産むことや結婚をして旦那の世話をしている女性たちの生き様に魅力を感じないという女性も増加したことが未婚を後押ししている原因の一つです。
結婚をして子供を産んだ女性は体験が崩れ、ヨレヨレの服を着て、ランチも節約で我慢ばかり、女性としての喜びを感じないまま男性には相手にされなくなる。
そんな一般的な結婚後の生活に魅力を感じずに、独り身で自分の稼ぎでプチ贅沢をしながら生活をして生きる姿に多くの女性が共感したことが未婚者を増加させた理由の一つになったのでしょう。
意識が高く、理想が高いために結婚相手へのハードルが上がって結婚に価値を見出せなくなってしまったものと考えられます。
独身女性が寂しいと感じる瞬間
ではそんな独身女性が「寂しい」と感じてしまう5つの瞬間について紹介していきます。
どんな瞬間に結婚しとけばよかったな、家庭を作って置けばよかったなと自分の人生について振り返って後悔を感じるのかを確認していきましょう。
看病してくれる人が誰もいなかった時
平均でいうと1〜2年に1回は誰もが体調を崩すでしょう。
インフルエンザやノロウイルス、急性胃腸炎や食中毒など激しい苦痛を伴い買い物にもいけないような状態に陥ることもあります。
そんな中、誰も看病してくれる人がいないという状況に寂しさを感じると言います。
誰かが横にいてくれたり、見てくれているだけで元気になったりするものです。一人で病気を治すとなると余計に辛さが際立ち精神的に弱気になることで治りにくくなることもあるでしょう。
孤独死のニュースを目にした時
上記の病気になった経験がある人は余計に孤独死のニュースに対して実感を持ってその辛さや孤独さを認識することができるでしょう。
孤独死のニュースを見ていると老後は自分もこうなる可能性があるんだなあとつくづく思って悲しくなるという意見があります。
一人寝室でお亡くなりになる瞬間何を思ったのか、それを考えると自分は後悔をしないと言い切れるだろうかと自問自答が始まります。
一緒に旅行に行く相手が見つからない時
テレビなどで見て面白そうな場所や、素敵な旅館などを見つけてお金に余裕があっても一緒に行ってその素晴らしさを共感する人は誰もいません。
お金と時間があっても一緒に行く相手がいないのです。
若いうちであったら相性のいい人を探して今まで仲良くそういう体験を積み重ねて同じものさしで物事を見る目を養えたかもしれません。
しかしもうその時間はかけることができないのです。
そんな時、楽しそうに目の前を通り過ぎる熟年夫婦がどれだけ輝いて見えることか、どうしてもそんな思考が頭をよぎります。
暗い部屋に帰って着た時
とくに誕生日やクリスマスなど特別な日に誰もいない真っ暗な部屋に帰って着た時に寂しさを感じるという人が多数いました。
職場の同僚が家族のことを思い早めに仕事を切り上げて帰る姿や、街中ですれ違う人が帰るのを楽しみにしている姿などを見てしまうと、さらに帰った時の寂しさが倍増します。
休みの日に一緒に出かける相手が誰も捕まらない時
田舎だと結婚が早く20代後半になると周りがほとんど結婚して子供もできてなかなか捕まらなくなります。
休みの日に遊びに誘うも家族サービスと断られる言葉にいちいちダメージをくらいそのうち自分から誘うこともはばかられるようになってきます。
既婚者以外を誘っても一人でいることを好むのでなかなか集まらず結局両親の世話や一人暮らしの家のことをして休日が終わります。
休日がもっとも考える時間が多いので余計なことを考えて孤独を感じると言います。楽しいのは30代後半まで40代に入ると次は50代という更年期のプレッシャーが目前にあるので楽しむことが難しくなるでしょう。
孤独に耐える対策法
そんな一人暮らしや独り身の女性が孤独に耐える対策法はあるのでしょうか?
孤独を感じず独り身生活を充実して送るためのポイントについて紹介します。
ペットを飼う
人間ですからいかに独身ライフが自分にあっているからと言って寂しさを全く感じない人はいないでしょう。
かならず孤独を感じる瞬間はあります。そんな時に心の拠り所となるのがペットです。
犬や猫などは特に人との関わりが深く、意思疎通が測りやすい動物です。
海外の研究では猫や犬を飼うことで精神的にもポジティブで心豊かになるという結果が発表されています。精神的安定は免疫力を高め、活力のある生活にもつながりますので是非ともペットを飼いましょう。
近所付き合いをしっかりする
独り身という身軽さを武器に引越しをどんどんして自分と相性のいいご近所さんを探し、長いお付き合いを育みましょう。
近くに家族が住んでいない状態では誰も自分のことを気にかけてくれる人はいません。
そんな中でもっとも頼りになるのが近所の人。家族の次に今後の人生で付き合いが長くなるのが近所の人や大家さんなのではないでしょうか。
賃貸物件ではなかなか長期間同じ人と関わることは難しいですが、一軒家などを持つとお互いにご近所での長い付き合いを意識するので近所付き合いがしやすいでしょう。
独身仲間を持つ
とにかく独身仲間をできるだけたくさん持っておきましょう。
境遇が同じのひとをたくさん持っているとそれだけ独身生活を楽しむ知恵を交換することができます。
しかしもともと群れることが嫌いな独身仲間ですから、なかなか集まりは悪い傾向があります。適度な距離感を保ちながら仲良くするといいでしょう。
とにかく人と触れ合う機会を多くする
習い事やイベントなどとにかく独身で時間が自由だから足を運べる場所にどんどん行ってその場にいる人と触れあいましょう。
同じ人と長期間時間を共に過ごすことが結婚生活の醍醐味だとしたら、短時間でも濃い付き合いをたくさんの人とすることが独り身の生活の醍醐味でもあります。
とにかくたくさんの人と触れ合って、話を聞いて見聞を広めましょう。自分にどんどんいろんな人の人生観が蓄積して行くことがきっと自分の魅力に繋がるはずです。
今からでも間に合う!今すぐ婚活!
今すぐに婚活する!という手もあります。
すでに結婚をして自分で懲りている人は自分で判断できるでしょうが、まだ一度も結婚を経験していない人は結婚がどんなものか気になったり、羨ましいと感じた時点で経験してみるものいいかと思います。
そうすることで結婚がダメになってもより独身の生活の利点がわかりますし、自分の人生で大切なものが見えてくることに繋がるでしょう。
何事にも始めるに遅いということはありません。してみたいと思った今がベストタイミングです!結婚を目指して見てもいいのではないでしょうか。
まとめ
独身者にも既婚者にも楽しいことはいっぱいあります。
結婚したから独身だから不幸、孤独、縛られる、寂しいなど悪いことを言い出したらキリがありません。
独身だって孤独感を感じずに生活をすることもできますし、結婚をしても孤独感を感じている人はいます。広い視野を持って自分を一つの考え方で縛らずに充実感を感じて孤独感よりも幸福感を感じられるようになりましょう。
関連記事としてこちらの記事も合わせて参考にして見てください。
・男の嫉妬とうまく付き合うには?嫉妬深い男の特徴も知っておこう!
・愛が重いと感じる彼氏・彼女の特徴は?相手がもっともうざいと感じる言動を紹介!