揚げ足取りの人の心理や特徴を知ろう!どのように接したらいいかも紹介!

「揚げ足取り」や「揚げ足を取る」という慣用句は、誰もが1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?子どもが母親の言葉尻をとらえて文句を言う時に、母親が「揚げ足を取るんなじゃないの!」と怒る、といったシーンは良く見る光景ですよね。

このような他人の発言や行動の些細な部分を、その発言の文脈や一連の行動の流れを無視して、取り上げることによって攻撃することは生産性が無く誰の得にもならないと言えるでしょう。しかしながら、自分のことは棚に上げて他人の揚げ足を取る人は、どのような社会組織にも1人や2人は存在するものです。このような揚げ足を取ってばかりいる人たちとは、どうしても付き合いにくいものです。

そこで今回は、揚げ足を取る人の心理的傾向や、揚げ足を取る人への対処方法などについて、ご紹介したいと思いますので参考にしていただければ幸いです。

「揚げ足を取る」という慣用句について

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「揚げ足を取る」という慣用句は、とても良く使われる慣用句の一つですが、その意味や語源について考えてみたことはあるでしょうか?

そこで、揚げ足を取る人の心理的傾向や、揚げ足を取る人への対処方法などについて触れる前に、まずは「揚げ足を取る」という慣用句の意味や語源について再確認してみたいと思います。

「揚げ足を取る」の意味

揚げ足をとるとは、相手の言葉尻・相手の言い間違い・失言・欠点・相手のちょっとした失敗など、他人の発言や行動の些細な部分につけ込んで皮肉を言ったり、責めて攻撃・非難することを意味しています。

似たような意味を有する類義語には、難癖(なんくせ)をつける・重箱の隅をつつく・針小棒大(しんしょうぼうだい)・言いがかりをつける、といった言葉や慣用句があります。いずれも物事を全体として評価するのではなく、粗さがしをして物事の全体の評価とは関係のない細かな部分を取り上げて、相手を非難しようとするものです。

揚げ足を取ることの効果

このように揚げ足取りは、基本的に発言者の発した全体としての文脈や一連の行動の流れを無視して、その言葉尻や言い間違いなど些末な事柄を取り上げて指摘し、相手を批判しようとするものです。

それゆえ、揚げ足取りが始まると、発言者が本来伝えたい事柄や議論の本筋から外れて、議論の論点がずれてしまう傾向があります。ですから、揚げ足を取ることによって、議論や会話の本筋とは異なる論点・話題に、議論や会話の流れが移行させられてしまう効果があると言えるでしょう。

また、揚げ足を取るということは、わざわざ議論や会話の本筋から外れた些細な点を見つけて指摘するわけですから、揚げ足取りをされた人たちの気持ちや感情が害されます。

このように相手の言動の揚げ足を取ることは、基本的に生産性が無くネガティブでマイナスな行為であって、誰の得にもならない行為だと言えるでしょう。

「揚げ足を取る」の語源

「揚げ足を取る」の語源は、日本固有の格闘技である柔道や相撲にあるとされています。柔道や相撲には、相手が仕掛けてくる技を、逆に利用して反撃に出る「返し技」という概念が存在します。

この返し技とは、相手が技を仕掛けようと足を上げたところで、相手の上げた足を自分の手や足で捕らえることにより、逆に相手を倒すことを言います。そして、「揚げ足を取る」の「揚げ足」が、柔道や相撲などにおいて、相手が技を仕掛けようとして足を上げることを言うのです。

このように「揚げ足を取る」は、相手の上げた足を取って相手を倒すことから転じて、相手の言い間違いや失言などに乗じて相手を非難するという意味になったとされています。

ちなみに、相手の上げた足を「揚げ足」と表記し、「上げ足」や「挙げ足」ではない点については明らかになっていませんが、慣用句としては「揚げ足」と表記されるのが一般的です。

揚げ足を取る人の心理的傾向

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このように相手の発言の揚げ足を取ることは、基本的に何の利益も生み出さず誰の得にもならない行為です。にもかかわらず、揚げ足を取る人は、どうして他人の発言の揚げ足取りをするのでしょうか?

そこで、揚げ足を取る人の心理的な傾向について、ご紹介したいと思います。

劣等感や対抗意識の裏返し

揚げ足を取る人の心理の一つとして、揚げ足取りの相手に対して劣等感を感じていたり、相手に対して対抗意識が存在することが挙げられます。

揚げ足取りの相手に対して、意識的にしろ無意識的にしろ自分は敵わないと自覚するがゆえに、相手のちょっとした言い間違いや失敗を見つけて取り上げることにより、能力的に自分が劣ることでモヤモヤする自分自身の気持ちや憂さを晴らしているのです。言い換えれば、自分自身の能力が相手に劣ることは分かっているものの、そのまま劣っていることを認めるのは悔しくプライドが許さないので、相手の発言や行動の揚げ足を取ることで、一矢を報いていると言うこともできるでしょう。

このように揚げ足を取る人の心理には、相手への劣等感が存在する一方で、自分が相手より劣っていると認めたくない対抗意識があり、そのような劣等感などの負の感情に圧し潰されそうな自分の心を守る防衛反応としての側面があると言えるのです。

優越感の示唆

揚げ足を取る人の心理には、揚げ足取りの相手に対して優越感を示したり、立場が上であることを示唆して相手を見下すような意識の存在も挙げられるでしょう。

例えば、企業社会・会社組織においては組織運営上の理由から、どうしても上司と部下という関係性が生じます。このような上司と部下という関係性において、上司が部下に対して揚げ足を取る場合には、その上司の心理の中に部下を見下したり、自分が上の立場にあることを示すような意識が含まれていると言えるでしょう。

この点、上司である人は教育的な見地から善意で指摘し意見しているのだと反論するかもしれません。しかしながら、善意で指摘や意見をするのならば、何も揚げ足を取るのではなく、別の指導の仕方があるはずです。

ですから、このような上司と部下の関係のように立場に上下がある関係性において、上の立場の者が職場などで立場が下の相手に対して揚げ足を取る場合には、優越感の示唆や見下すことによって自分が満足感を得る意識が、多かれ少なかれ含まれているのです。

寂しさや孤独感の裏返し

ただ単ににコミュニケーションが下手で寂しさや孤独感を感じていることも、揚げ足を取る人の心理の一つとして挙げられるかもしれません。

自分の意思と反して周囲の人と上手くコミュニケーションが取れない人は、心の中に寂しさや孤独感を抱えがちです。そのような人の中には、周囲とのコミュニケーションの取り方が分からず、寂しさや孤独感の裏返しとして、相手の揚げ足を取ってしまうタイプの人も存在します。つまり、寂しさや孤独感から相手にかまって欲しくて、相手の言葉尻をとらえて馬鹿にしたりするのです。

ですから、このようなタイプの揚げ足を取る人にとっては、相手に嫌がられたりしても反応が返ってくることを望んでいる点で、相手の揚げ足を取ることが一つのコミュニケーション手段となっているのです。

単に非難・批判したいだけ

揚げ足を取る人の心理には、ただ単に相手を非難や批判したいだけのケースがあることも否定できません。このようなケースは、政治の世界や政治家を巡るマスメディアのニュース報道などに良く見られます。

例えば、時の政権が国会で重要法案を審議している際に、その法案内容などについて大臣が失言をしたことについて、マスメディアが過剰に取り上げることによって、大臣が辞任に追い込まれるシーンがしばしば見られますよね。ニュースの映像では大臣の失言の部分だけが切り取られ、失言が含まれる全体の文脈は取り上げられることはほとんどありません。

もちろん政治家たるもの発言には慎重でなければならず、失言の責任は取らなければなりません。しかしながら、責任の取り方については、政治家の辞任ありきであってはならないでしょう。発言全体の文脈や発言に至った経緯や環境などを改めて検証して、失言とされる表現の妥当性を考慮しなければなりません。また、そもそも揚げ足取りによる失言の責任追及よりも大事なのは、それまで審議していたはずの重要法案のはずです。

近年はインターネットやSNSが普及し、報道されない事実や情報についても一般人がアクセスすることも容易になっており、マスメディアの報道姿勢に疑問符が付く事例は多くなっていると言えるでしょう。

このように近年のマスメディアには、発言全体の文脈などの検証や考慮をせず、恣意的に発言の一部を切り取ることで、ただ単に政権を非難・批判したいだけと一般の人に思われてしまうような事例が頻繁に見受けられるのです。これは、ただ単に非難・批判したいがための揚げ足取りと言われても否定できないのではないでしょうか。そして、このようなマスメディアのように、ただ単に相手を非難・批判したいがために、揚げ足を取る人も存在することには留意が必要でしょう。

しつこい性格

ここまで挙げたように揚げ足を取る人の心理は多岐にわたりますが、いずれの場合にも共通するのは性格的なしつこさがあることです。

1度や2度くらいなら揚げ足を取られても、大したことはありません。しかしながら、繰り返し頻繁に揚げ足を取る人には、性格的なしつこさが存在している可能性が高いと言えるでしょう。

ですから、このような性格的特徴を有する揚げ足を取る人への対処は、慎重になる必要があるのです。

揚げ足を取る人への対処方法

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このように揚げ足を取る人の心理的な傾向は、様々で多岐にわたります。

それでは、実際にある特定の人から、頻繁に揚げ足取りをされた場合には、どのように対処すれば良いのでしょうか?そこで、揚げ足を取る人への対処法について、ご紹介したいと思います。

自分とは異なるタイプの人間だと認識する

揚げ足を取る人は、基本的に前述のような性格的なしつこさを有していて、しかも劣等感・孤独感・相手を見下す・相手を批判したいといったネガティブな心理を持っています。それゆえ、このようなタイプの人間に対して真正面から向き合おうとすると、イライラ感を募らせるなど自分自身のネガティブな感情が湧いてきてしまいます。このように自分の心を乱されてしまうという点で、揚げ足を取る人とは付き合いにくいと言えるでしょう。

ですから、何度も揚げ足を取ってくる人に対する対処法の一つは、自分とは異なるタイプの人間だと認識して、揚げ足を取ってくる人と分かり合うことは無理だと割り切ることです。つまり、仕事などの相手とは無理に仲良くなる必要もなく、自分とはタイプが異なると割り切れば、少しくらいの揚げ足取りは難なく受け流すことができるでしょう。

反撃は相手を刺激しかねない

揚げ足を取る人は、基本的に前述のような性格的なしつこさを有していますから、反撃をすると相手を無用に刺激してしまいかねません。揚げ足を取る人がプライドを傷つけられたと感じて、余計に攻撃意識を高めてしまい、今まで以上の揚げ足取りを仕掛けてくるかもしれないのです。

たしかにネチネチと繰り返し自分の揚げ足を取られると、目には目を歯には歯をではありませんが、揚げ足を取る人に対してやり返したくなる気持ちになることは容易に理解できます。しかしながら、反撃をすれば揚げ足を取る人を無用に刺激することになります。また、イライラ感などから感情的に反撃をした時点で、自分もまた揚げ足を取る人と同じレベルの人間に成り下がることを意味します。そして、揚げ足取りを受け流すという大人の対応を自分から捨て去る以上、それ以降の泥仕合を覚悟しなければなりません。

もちろん揚げ足を取る人に対する反撃を一切否定するものではありませんが、なるべくならば揚げ足取りを上手く受け流して見せることが大人の対応だと言えるのではないでしょうか。

無視をしても相手を刺激してしまう

揚げ足を取る人に対して反撃をすることは、揚げ足を取る人を無用に刺激して余計な攻撃意識を高めてしまう可能性があるのことは上記の通りです。とすれば、逆に揚げ足を取る人を完全に無視してしまうと良いのではないかと思われる人もいるでしょう。

しかしながら、揚げ足を取る人を完全に無視してしまう対応も、揚げ足を取る人を刺激してしまう可能性が高いのです。というのも、揚げ足を取る人の多くは、劣等感や自信の無さや孤独感などその心理は様々ですが、基本的に相手に反応して欲しい、あるいは構って欲しいからです。

ですから、揚げ足を取る人に対して完全な無視を決め込むことも、揚げ足を取る人の揚げ足取りをいたずらに助長してしまう可能性があり、注意が必要なのです。

適度な距離感

このように揚げ足を取る人に対して、反撃をしても無視をしても攻撃意識を強めてしまう可能性があります。それでは、揚げ足を取る人に対して、どのように対処すれば良いかというと、揚げ足を取る人の自尊心をくすぐりながら、適度な距離感を保つことが最も問題を生じさせない対処法だと言えるでしょう。

例えば、揚げ足を取られた際には「そうだよね」と同調したり、あるいは「気付かなかった。ご指摘ありがとう」と表面上であっても感謝を伝えることで、揚げ足を取る人の攻撃意思を挫くのです。それで揚げ足を取る人が静かになれば占めたものですが、それでも揚げ足を取る人が攻撃意思を示すのならば、仕事に戻ったり、トイレに立つなどその場所からサッサと離れてしまいましょう。

このように揚げ足を取る人とは、適度な距離感を保ちつつ付き合うことが、余計な反感を買って根に持たれることのないベストな対処法と言えるでしょう。

強く出るのは最終手段

こちらが適度な距離感を保ち大人の対応をしようとしても、中には執拗に揚げ足を取って絡んでくる人もいるかもしれません。頻繁に揚げ足取りをしてきて目に余る場合には、最終手段として強く反撃に出るのも一つの対処法と言えるかもしれません。

揚げ足を取る人がどれだけ周囲に迷惑や被害を巻き散らしているかを徹底的に突き付けて、強い怒りを態度で表明すると良いでしょう。

ただし、最終手段として強く反撃に出る場合には、前述したように揚げ足を取る人との間で泥仕合になる可能性もありますし、揚げ足を取る人に反感や根に持たれる危険性もありますので、その覚悟をすることが必要になります。

まとめ

いかがでしたか?揚げ足を取る人の心理的傾向や、揚げ足を取る人への対処方法などについて、ご理解いただけたでしょうか?

たしかに、自分のことは棚に上げて他人の揚げ足を取ってばかりいる人は、どのような社会組織にも1人や2人は存在します。しかしながら、このような揚げ足を取る人に対して、反撃すれば良いかと言うと、物事はそう単純ではありません。というのも、反撃をすれば、恨みを買って根に持たれる危険性があるからです。

そもそも、揚げ足を取る行為は、生産性が無く誰の利益にもならない行為です。とするならば、揚げ足を取る行為に反撃することも、また何の利益も生みません。ですから、揚げ足を取る人に対しては、のらりくらりと適度な距離を保つことをお勧めします。

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