妊娠中は、体の血液の量が増えるため、喉が渇きやすくなります。妊娠中の水分補給は、血流を良くし、新陳代謝を活発にするためにもとても重要です。
ここでは、妊娠中に積極的に飲んだ方がいい飲み物と、避けた方がいい飲み物について紹介します。
妊娠中の水分補給について
妊娠中の水分補給がどいうった効果があるのかを紹介します。
妊娠中の水分補給は大切!
妊娠したママの体は赤ちゃんを守るために、お腹周りなどに少しずつ脂肪を蓄えやすくなったり、新陳代謝が活発になったり、様々な体の変化が起きてきます。妊娠したことで、ママの体の血液量も増えてきて、新陳代謝が活発になることで汗もかきやすくなります。
よって、妊娠する前よりも水分補給が必要になってきます。脱水症状の予防のためだけでなく、サラサラの質のいい血液を赤ちゃんに送るためにも、上手な水分補給を心がけましょう。
水分の摂り方にも注意が必要
水分補給が必要だからと言って、ガブガブとひたすら大量に水分を取ればいいということではありません。水分の過剰な摂取は、体を冷やす原因やむくみの原因にもつながります。
また、妊娠中毒症の注意を受けている妊婦さんは、水分の摂り過ぎは気を付けなくてはいけません。
妊娠中避けた方がいい飲みもの
水分補給は大切なことですが、どんなものでもいいということではありません。基本的には、よほど大量に摂取しなければ問題はないと言われていますが、できるだけ避けた方がいい飲み物を紹介します。
アルコール
アルコールは胎盤を通して微量でも赤ちゃんも摂取することになり、赤ちゃんの発育に影響を及ぼすこともあるので、妊娠中のアルコール摂取は避けるようにしましょう。
カフェイン飲料
カフェインは、コーヒー以外にも紅茶や緑茶にも多く含まれています。コーヒーの場合、一日に2、3杯くらいなら飲んでも問題ないといわれていますが、ママの不安が残るようなら、避けた方が無難でしょう。
カフェインレスのコーヒーや紅茶など、ママのストレスにならない工夫をして、リラックスの時間も大切にしたいですね。詳しくは、妊娠中のカフェインの影響を紹介!摂取していい量は?の記事を参考にしてください。
硬水のミネラルウォーター
ミネラルウォーターは、糖分やカロリーの面でも一番体に良い飲み物のように思えますが、硬水のミネラルウォーターは、体質によっては腎臓に負担がかかる人やお腹が緩くなる人もいます。
近年は、いろいろな国やいろいろな種類のミネラルウォーターが出ているので、ご自分に合ったものを探して飲むようにしましょう。
ハーブティー
ハーブティーは体にいいお茶の代名詞のようなお茶ですが、ハーブの中にはときとして薬にもなるくらいの効能があるものもあります。
ハーブティーのなかにも、お腹が緩くなったり女性ホルモンに影響を及ぼすものもあるので、それぞれの効能を調べて、ご自分に合ったものを選んで飲むようにしましょう。
妊娠中に積極的に摂りたい飲み物
水分補給は大切ですが、摂り方や飲むものによって、体に良くも悪くも働きます。妊娠中に水分補給と同時に、妊娠中に必要な栄養も摂れる一石二鳥の飲み物を紹介します。
麦茶
麦茶は、日常生活で摂りやすい飲料水だと思います。麦茶はノンカフェインで食物繊維やミネラルも豊富なので、おすすめの飲料水です。
しかし麦は体を冷やす働きもあるため、できるだけ常温かホットで飲むようにした方がいいでしょう。
ルイボスティー
ルイボスティーも麦茶と同様にノンカフェインでミネラルや鉄分、カルシウムも含み栄養的にも妊娠中にはうれしい飲み物です。
人それぞれ好みはありますが、味のくせが強くないので飲みやすく、つわりの時期などは特に栄養的にも優れているのでおすすめの飲み物です。
ノンカフェインのコーヒーや紅茶
妊娠中だからと我慢ばかりでは、ストレスが溜まって、お腹の赤ちゃんにもよくありません。リラックスタイムの時など、やはりコーヒーや紅茶など飲みたくなるときもありますよね。
近年は、コーヒーや紅茶もノンカフェインのものや、ベビーフードのメーカーから妊婦さん用に作られたノンカフェインのコーヒーや紅茶も出ています。上手に生活に取り入れてリラックスタイムの時に飲むのもいいかもしれませんね。
妊娠中におすすめ商品を紹介!
いろいろなメーカーから、妊娠中におすすめの数々の商品がでています。その中からいくつか紹介したいと思います。
タンポポ茶、タンポポコーヒー
タンポポ根には、血行を促進する効果があります。タンポポ茶やタンポポコーヒーは、血流をよくして体を中から温めてくれることで、母乳の分泌を良くすることから授乳中のママたちにも人気のあるお茶です。
カルシウムや鉄、ミネラルも豊富に含まれていて、栄養的にもとても優れている飲み物です。妊娠中の悩みの一つに便秘がありますが、タンポポ茶の効果の一つに便秘改善の作用もあります。
タンポポコーヒーは、普通のコーヒーよりも苦みがなくお茶の感覚の方が強いので、コーヒー好きの方には少し物足りないかもしれませんが栄養価も高いお茶なのでリラックスの一時に、おすすめのお茶です。
ローズヒップテイー、ハイビスカスティー
ローズヒップティーやハイビスカスティーは、ハーブティーの中でもよく飲まれているタイプのものだと思います。ローズヒップティーやハイビスカスティーはビタミンがとても豊富で、ミネラル、鉄分なども含まれていて免疫力アップやリラックス効果が期待できます。
少し酸味があるので、つわりの時期に飲みたい人と苦手な人にわかれますが、つわりがひどくて気になる方は無理してまで飲む必要はありません。味の好みがあう方にとっては、栄養面もリラックス効果もあって、おすすめのお茶です。
黒豆茶
黒豆茶は、美肌効果やノンカフェイン飲料として親しまれている飲み物です。
血流を良くして、冷えの対策にもなります。また、便秘対策の効果もあり、余分な脂肪を排出する作用もあるので、体重管理の注意を受けている妊婦さんも嬉しい効果のあるお茶です。
小豆茶
小豆自体が健康食品として良く知られています。小豆茶としては、あまり知られていないものかもしれませんが、ポリフェノールやビタミン、ミネラルが豊富で血行促進効果もあり妊娠中には必要な栄養です。
小豆を食べるのも栄養的には摂取できますが、簡単に栄養が摂取しやすい小豆茶はおすすめの飲み物です。
ゆず茶
ゆずは、新陳代謝を活発にし血行促進作用もあります。また、妊娠初期の妊婦さんに不可欠な葉酸が含まれているので、体質によってはつわりの防止になる人もいます。
冬には、ホットで飲むと体の中から温まり、ゆずの香りはリラックス効果もあります。甘味と酸味もあるので、おやつ感覚でほっと一息つきたいときにうれしい飲みものです。
まとめ
水分補給は、細目に回数をわけて摂ることが大切です。避けた方がいい飲み物もとり過ぎなければ得に大きな問題になるものでもありません。毎日の生活のことなので、我慢しすぎてストレスをためない生活を送ることが大切なことだと思います。つわりの時期に、妊娠中におすすめの飲みもので好みにあったものが見つかれば、栄養もとれて、つわりのつらさから少しでも開放される時間ができて、リフレッシュにもなりますよね。
毎日同じものばかりでも飽きてしまうので、ご自分のお気に入りをいくつか見つけておくのもおすすめです。我慢しすぎずに、ご自分の飲みたいものをノンカフェインのもので代用したり工夫しながら、楽しい妊娠期間になるように、ご自分に合いそうなものを探してみてください。
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