蓄膿症が臭い!症状や予防方法を知っておこう!

蓄膿症の臭いってどんな臭い?ちょっと変な臭いがするんだけど、これって蓄膿症?そう感じたことのある人は男性や女性を問わずいるはずです。幅広い年代で発症することも分かっています。

しかし、自分の臭いというのは、自分では分かりにくいことや、他人にどこまで臭っているのか確認できないことがとても不安なのです。蓄膿症は、症状そのものに加えて、臭いの悩みもあることが厄介な点です。蓄膿症の原因や症状、臭いの種類、対処法などについてまとめました。

蓄膿症とは

蓄膿症1

蓄膿症(ちくのうしょう)は、鼻の奥にある空洞(副鼻腔)に膿が溜まって炎症が起きる病気です。病名を副鼻腔炎といい、慢性的に膿が溜まっていて、副鼻腔炎が起きている状態を特に蓄膿症と呼んでいます。性別に関係なく、男性も女性も子供も発症する可能性があります。

副鼻腔とは

副鼻腔は、目頭や眉間、鼻の奥、ほっぺなどの骨にある空間のことです。鼻に近いので、風邪をひいたときなどに炎症が移ったり、慢性化して膿がたまることがあります。

蓄膿症の症状

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蓄膿症になると、次のような症状が現れます。

鼻水、鼻づまり

副鼻腔の粘膜が炎症し腫れてしまうと、鼻への通りが悪くなります。鼻をかんでも出づらく、鼻が詰まった感じがします。鼻の穴を塞ぐ「鼻茸」といわれるできものができてしまうこともあります。鼻水は黄色っぽくドロっとしたものが出てきます。

「後鼻漏(こうびろう)」といって、鼻水がのどに流れてしまうこともあります。咳が出たり、口の中がネバネバするなどの不快感があります。

鼻が詰まってしまうので、臭いや味を感じにくくなります。

くさい、臭いがする

蓄膿症の臭いの元は副鼻腔に溜まっている膿です。細菌やウイルスなどが増殖して炎症を起こし悪臭の原因になっているのです。鼻水や鼻の奥がくさいと感じたり、口臭として臭うこともあります。鼻息からも臭いがします。

頭痛

頭痛や頭が重いと感じるのは蓄膿症の代表的な症状です。集中力が落ちたり、仕事がはかどらない、疲れやすいという人もいます。

蓄膿症の頭痛については、蓄膿症の頭痛の治し方って?原因を知って予防する方法も紹介!の記事を参考にしてください。

顔の周りが痛い

溜まっている膿や炎症によって粘膜が厚くなったり、他の場所を圧迫することで、目や鼻の周り、顔や歯が痛むことがあります。

蓄膿症の臭いって?

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蓄膿症になると、変な臭いがする、とすぐに自覚できる人もいます。しかし、自分がくさいのか分からない、どんな臭いか分からないという人もいます。

蓄膿症の臭いは次のように例えられます。

・下水管のような臭い
・ドブのような臭い
・生ゴミのような臭い
・納豆のような臭い
・腐敗臭
・動物園の臭い

鼻息からも臭うので、口を閉じていても他人に気付かれることがあります。

蓄膿症のここが気になる

蓄膿症のお悩みは、自分がくさいだけでなく、次のようなことを気にしてしまうことにあります。

・鼻の下を伸ばす。
・彼氏や彼女にキスが臭いと言われた。
・くしゃみがくさい。
・口臭が気になって、会話が気まずい。
・食べ物が美味しくない。
・電車やバスなどの狭い空間で人に臭わないか気にしてしまう。

こうして人との会話を避けたり、積極的に発言しなくなってしまうなど、心理的、社会的にも生活しづらくなってしまう人もいるのです。

蓄膿症の原因

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蓄膿症の原因で多いのが風邪です。風邪の炎症が副鼻腔にまで広がったり、風邪の細菌やウイルスが副鼻腔に入り込んでしまうことがあります。花粉症やハウスダストのアレルギー症状も慢性的であることが多いので、副鼻腔炎になる可能性も高くなります。

急性の副鼻腔炎

風邪やインフルエンザなどの急性の鼻炎から、副鼻腔にも炎症を起こすことがあります。

慢性の副鼻腔炎

急性の症状や、アレルギー性の鼻炎が長引いているために、膿が溜まったり、鼻水が増えたり、鼻づまりが一向に解消されないなど副鼻腔炎も慢性化してしまうこともあります。

蓄膿症の合併症

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必ず合併症が起きるわけではありませんが、脳や目に炎症が移ってしまった場合は、重症化してしまうことがあるので、必ず専門科を受診しましょう。合併症として見られる症状には次のようなものが報告されています。

・気管支炎
・髄膜炎、脳膿瘍
・眼窩内膿瘍、視力障害

蓄膿症の治療方法

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蓄膿症の治療の方法は主にお薬や漢方を利用します。除菌し炎症を抑えること、膿を排出することが主な治療方法です。

膿を鼻から吸引したり、薬剤を口や鼻から吸入するネプライザー治療などが行われています。抗生物質や抗炎症剤で細菌を退治しながら、鼻の通りをよくするお薬が出されます。

なるべく早い段階で病院に行き、治療を始めることが大切です。重症化、慢性化してしまうと治すのにも時間や治療費がかかってしまいます。なるべく症状が軽いうちにきちんと検査を受けて治してしまいましょう。

蓄膿症の予防方法

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日頃から気をつけておきたい蓄膿症の予防方法をご紹介します。

鼻うがい

蓄膿症を悪化させないためには、なるべく早く細菌や膿を出してしまうことが一番です。鼻をかんでもかみきれない鼻水などは、鼻うがいで洗い流すことができます。

病院で鼻洗浄をしてもらったり、市販の洗浄液を使ってお家でこまめに行うと良いでしょう。風邪の予防にもなります。

鼻水をすすらない

もともと鼻をかむのが上手でなかったり、あまり鼻をかまずに出てきた鼻水を拭いたり、すする癖がある人もいます。

しかし、それでは細菌やウイルスがいつまでたっても身体から排出されないので、治りが遅くなったり、慢性化してしまう可能性があります。出そうな鼻水はどんどん出してしまいましょう。

なかなか出ないからといって力一杯かもうとすると、粘膜を痛めてしまうこともあるので無理をしないでください。

風邪を予防する

風邪を予防することが、蓄膿症を予防することにもなります。手洗いは石けんをよく泡立てて、爪の間までよく洗って十分にすすぎます。うがいには緑茶を利用するといいようです。

お茶に含まれるカテキンの殺菌作用が、風邪の予防や口臭の予防を助けるといわれています。出がらしのお茶っぱでも効果が期待できるとのことです。

人が多い場所に行くときはマスクをしたり、風邪の予防としての鼻うがいも有効です。

蓄膿症は何科?

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蓄膿症になってしまったかな?と思ったら、なるべく早く病院に行きましょう。対応している専門科は次の通りです。

・耳鼻科、耳鼻咽喉科
・口腔外科
・呼吸器科

病院での治療と並行して、体質を改善する目的で漢方薬を飲んだり、お灸などを利用する人もいます。

まとめ

蓄膿症の症状や原因、治療法などについてまとめました。いかがでしたでしょうか。

蓄膿症は鼻の奥の副鼻腔に膿が溜まっている状態です。
風邪の炎症が副鼻腔にまで広がってしまったり、ウイルスが副鼻腔で増殖して膿を作り出してしまうことがあります。
鼻炎や花粉症などで常に鼻水が溜まっている場合も副鼻腔炎の原因になりやすいです。
膿から悪臭がするので、膿が排出されるまで臭いがし続けます。
鼻水はよくかんで、すすらないようにしましょう。
病院で早期に治療を進めることで、早期の回復が期待できます。
急性の蓄膿症を予防するためには、風邪を引かないようにしましょう。

風邪をひいて鼻水や鼻づまりがひどかったり、なかなか治らないときは、副鼻腔炎や蓄膿症の可能性があります。鼻と副鼻腔はとても近く、もともと副鼻腔は声が共鳴する場所です。この空洞が膿で満たされて、声が響かなくなると、鼻声になったり声が出しにくいような感じがします。鼻炎や花粉症を伴うと、なかなか治りにくいこともありますが、根気よく治療を進めていきましょう。

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