自己評価の書き方とは?事務職や営業職など仕事別の書き方を紹介!

自己評価は、自分の頑張りをきちんと伝え、正当に評価してもらうために必要なものです。日本人は自分を売り込むことよりも謙虚であることが美徳だとされる傾向にありますし、つい過小評価してしまう人もいるでしょう。

しかし自己評価において過小評価はマイナスであり、プラスにはなりません。日頃の頑張りを正当に評価してもらうためにも、正しい自己評価のやり方や書き方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

自己評価の意味とは?

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仕事において自己評価をする場合、そこには大きく分けて3つの意味があると考えられます。

給与面

何よりも重要なのは、給与面でしょう。自己評価によって、会社はその人がどれだけ仕事で成果を上げているのかを知ることができます。

そして、成果に応じた正当な評価として、給与の増減を判断する材料にするのです。仕事で成果を残せていれば給与アップにも繋がる自己評価ですから、非常に重要だと言えます。

人事異動など

また、自己評価によって判断されるのは給与面だけではありません。自己評価によって会社はその人の苦手分野、得意分野を把握することができ、適切な人事異動を行うための参考にすることもできるのです。

ですから、苦手なことを得意なように偽ったり、できてもいないことをできたこととして申告することはやめましょう。自己評価というのは、あくまで自分のしてきたことを正確に申告するためのものです。

自己評価の書き方

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自己評価の意味合いが分かったところで、次に大切なのはその書き方です。ここでは、自己評価を正しく書くためのポイントをご紹介します。

客観的な目線で

自己評価は自分について書くものですが、主観で書いてしまっては正確な事実を伝えることが難しくなります。自己評価を正しくするために忘れてはいけないことのひとつに、客観的視点があります。客観的に自分の仕事を見つめ直すことで、事実に基づいた評価を求めることができるのです。

自分では得意だと思っていることでも、成果に基づいてい無ければ説得力に欠けます。自己評価ではただアピールするのではなく客観的事実を伝え、それによって自分の得意不得意を判断してもらうことが大切です。

成果と行動を明確にする

自己評価で見られるポイントは、目標に対して何ができたかという成果と、目標を達成するためにどのように行動したか、ということです。目標達成することや成果を上げることはもちろん大切ですが、それだけを見られているわけではないのです。たとえ成果を上げられなかったとしても、目標のために行ったことは積極的にアピールするとよいでしょう。

また、目標達成のために取った行動と成果を客観的に知ることで、なぜ目標達成できなかったのかも見えてきて、課題解決の糸口にもなります。

端的に、具体的に書く

自己評価にはフォーマットがあるので、無駄にだらだらと書くのではなく、きちんとフォーマットに沿って記載することが鉄則です。また、フォーマットだけでなく、自分の成果を具体的に書くとこも重要です。自己評価では一つ一つの事柄に対して評価をしていくため、具体的かつ項目ごとにしっかりと分けて書いた方が読み手に分かりやすく、伝わりやすいわけですね。

同じ成果を出している人ならば、ファーマットに沿って分かりやすく書いている人の方が印象はよくなるでしょう。自己評価の書き方一つで評価が下がってしまうのではもったいないですから無駄なく読みやすいものを作成するように意識しましょう。

ポジティブな表現で

冷静に自分を見つめ直していれば、アピールできることばかりではないでしょう。反省すべき点もたくさんあると思いますが、反省点がイコールネガティブということではありません。自己評価では、ネガティブな表現はよくありません。ですから、自己評価する時には客観的かつポジティブな表現を意識しましょう。

もしもマイナス面について触れる場合には、マイナスをマイナスとして書くのではなく、失敗から学んだことなど、プラスに働いた部分を書くようにしましょう。書き方ひとつでマイナスもプラスに捉えることができます。書くのであればそれくらいして、決してマイナス面を書かないよう注意が必要です。普段からマイナス思考になりがちな人は特に気をつけて、意識的にプラス思考に転換するとよいでしょう。

過大評価や過小評価はしない

自己評価ではポジティブな表現が大切だとお伝えしましたが、過小評価は避けた方がよいです。職業柄、目標が見えにくいものもありますし、しっかりと評価をしにくいこともあるかもしれませんが、仕事にはそれぞれ理由があり、必要とされているものです。自信を持って評価することを心がけましょう。

反対に、できもしないことを書いたり、自分を過大評価することもいけません。あくまで客観的視点で、自分の成果を冷静に見つめなおすことが大切なのです。日頃から主観ではなく客観的な目で自分の仕事を見つめるクセ付けをしておくとよいでしょう。

 仕事別、自己評価の仕方

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同じ自己評価と言っても、仕事の種類によって目的や成果は様々です。ここでは分かりやすく、営業職と事務職についての2パターンで見ていきましょう。

営業職

営業職の場合、ノルマがはっきりしている職業なので、自己評価する時には成績と事実を明確にすることが大切です。

目標に対する達成度

営業職は結果が大切です。すべてとは言いませんが、結果を出してこそ評価につながるというものですから、自分が出した成果についてはしっかりとアピールしましょう、成果については具体的にどこがよかったかも書くとよいでしょう。また、ノルマ達成できなかった場合でも、達成できなかった原因を究明し、今後ノルマ達成のためにどうしていくのかという方針も明白にすることがポイントです。

また、自己評価にはより成果を具体化できる数字を入れるとよいでしょう。予算比、前年比、目標値などに対して何パーセント、何件貢献することができたのかを書くと、内容がぐっと分かりやすくなります。

次に向けての目標

また、評価期間内での達成度だや具体的な取り組みだけでなく、今後の方針についても触れておくことが大切です。次の年度にはどうしたいのか、どのような目標を掲げるのか、具体的に考えて記載するようにしましょう。ここでも、前年日や予算比○○パーセントという、具体的な数字が役に立ちます。

反省点もしっかりと

もちろん、できたことを書くだけが自己評価ではありません。自己評価は、自分の仕事での頑張りを会社に示し、評価し手貰うことが目的ですから、成功ばかりを書けばよいというものでもありません。仕事で失敗した点、予算比や目標値に届かなかった点にもしっかりと触れ、その原因究明や改善策を打ち出します。ダメだった点は今回の反省点として掲げ、次なる課題にしましょう。克服していくことでグレードアップすることもできます。

次回の目標を定める

営業職の自己評価では、今回の成績や結果、反省点だけでなく、次回の目標をしっかりと掲げることも大切です。この時も、具体的な数値を入れるとより分かりやすくてよいでしょう。また、目標を掲げたからには達成しなければ行けませんから、目標達成のために行うことも具体的に示すことがポイントです。

事務職

事務職の場合、営業職と比べて明白な目標が分かりにくくなります。その分、自分の仕事を過小評価してしまいがちになりますが、事務職には事務職の大切な役割がありますよ。

仕事の効率化などを成果として挙げる

自己評価する場合には、日々の仕事の中でどのように効率化を図ったかや、作業の効率化を図ったことでどれだけ無駄な仕事を減らせたかを見ていくとよいでしょう。また、作業だけではなく、納期をきちんと守ったり、定められた期間内でどれだけレベルの高い仕事ができたかということも評価のポイントになります。

予算比○○パーセント、前年比○○パーセント、というような数値化ができなくても、こうした目標の下、どれだけの結果を残せたかということは書くことができます。自分の仕事内容に合った評価を下していきましょう。

目標達成のためにしたこと

こちらは営業職と同じですが、目標が違えど、達成するためには何かしらの行動が必要になります。業務の効率化や納期を守るなどの目標のために行ったことを具体的に書くようにしましょう。どのような意識を持って仕事に取り組んだかや、実際に自分でコストや工数を削減できたのなら、それについて書くことも大切です。事務職は事務職で現場に貢献できていることがあるので、成果については自信を持って書きましょう。

職場環境の改善なども重要なアピールポイント

単純な目標達成だけでなく、社員教育やチームワーク、業務改善など、職場の環境をよくするための働きも重要なアピールポイントになります。特に後輩指導など、教育を担当している人は、どのように教育に当たったか、どのような点に力を入れたかなども具体的に記載するとよいでしょう。

人を育てたり、チームの環境をよくしたりすることは、結果として仕事の効率化にもつながります。立派な成果ですので、しっかりとアピールしましょう。

まとめ

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ここまで自己評価の書き方について触れてきましたが、自己評価というのは日々の自分の頑張りを振り返る大切な時間です。何気なく仕事をしているだけだと、なかなか自分のアピールポイントを探すのが難しくなってしまいますが、仕事に意味を感じながら向き合っていれば、何かしらの努力は成果はあるはずです。

日頃から、仕事に対して目的意識を持ち、日々意味を感じながら仕事と向き合うことで、自己評価にもその結果は生きてきます。急にこれまでの仕事を振り返るというのは大変なので、日頃から自分の仕事振りを意識し、定期的にメモを取るなど、振り返りに役立つ習慣をつけておくとよいでしょう。また、普段から自己反省会を行い、改善店を意識しておくことも大切です。

自己評価は昇進や給与アップのためだけのものではなく、スキルアップのよい機会でもありますから、普段から意識を高く持って向き合うことが大切ですよ。

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