詰めが甘い人の12の特徴を紹介!改善するにはどうすればいい?

詰めが甘いといわれる人はたくさんいます。仕事や勉強、恋愛などプライベートなどあらゆる事で、詰めが甘いとうまくいきません。せっかくがんばっていいところまで行っても、詰めが甘いことによって、最後に大失敗をしたり、今までの苦労が水の泡になってしまったり、後一歩だったのに大逆転を許したり。

とにかく、詰めが甘くていいことなんてありません。今回は、詰めが甘い人の特徴と、対処法をまとめていきたいと思います。

詰めが甘いとは?

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詰めが甘いとはどういうことを言うのでしょうか?詰めが甘いとは、作業の最後の局面で、まずい対応や行動をしてしまうことにより、せっかくうまくいきそうになっていることをダメにしてしまうことを言います。

詰めとは、もともとは将棋の用語で、物事の終局を意味する言葉です。将棋の対局で、王将がもうどこにも逃げれない最後の状態、場面を「詰み」と呼びます。

詰めが甘い人の特徴

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詰めが甘い人というのはどういう人でしょうか。こつこつと積み上げてきた努力を、たった一瞬の言動や失敗でダメにしてしまうのですから、仕事が出来ない人のことでしょうか。

詰めが甘いとは、そんな単純に仕事が出来ない人のことをさして言うわけではありません。それでは、だらしない人のことを言うのでしょうか。それも違います。詰めが甘い人の特徴を見ていきましょう。

計画性がない

詰めが甘い人は、計画性がありません。どんなことにでも、大なり小なり計画性というのが存在します。しかし、詰めが甘い人はこの計画性が甘かったり、いい加減だったりします。ひどいときは、全く計画性がない人までいます。

物事を成し遂げるためには、計画が大切です。結構最初の段階で計画を立てる必要があります。計画通りに進むことの方が少ないのが現実ではありますが、計画を立てていないと、急な変更点などへの対応もうまくいきません。

計画性がない人というのは、ただいい加減な人もいますが、自分自身に自信があり、プライドが高い人にも多いパターンです。

うぬぼれ屋さん

詰めが甘い人は、うぬぼれ屋さんが多いです。自分自身にうぬぼれるナルシストタイプや、自分の仕事に酔いしれるタイプなどいろいろと考えられますが、自分の作り上げた物に対しても同じようにうぬぼれてしまい、直すべき点、修正点を見逃し、疑いの目を向けられません。

どこを直したらよりよくなるか、もっと良くするためにはどうすればいいのか、といった考えを持たなければ、せっかくうまくいっていても、一つのミスでダメになってしまうことがあります。

情報を信じて鵜呑みにしてしまう

詰めが甘い人というのは、入手した情報を信じて鵜呑みにしてしまう傾向が強いです。情報がしっかりとした出所の信用できるものであれば、問題ありませんが、噂レベルの物から、あえて惑わすための罠の可能性だってあります。

そういった情報の真偽を確かめず、丸々全てを信じてしまっては、うまくいく物すらいかなくなってしまいます。入手した情報は、全て自分で調査をして、正しい情報かどうかの判断をする必要があります。

それなりに信用できそうな所からの情報でも、客観的な視点を持って、冷静に分析しなければなりません。そして、その上で、さらに本当に正しいのだろうかと常に疑いの目を持ち続けて、行動しましょう。

どんなことにも確認が不十分

詰めが甘い人は、あらゆる事に対して確認が不十分です。しっかりと資料を作ったのに、確認すればすぐに気がつくような数字の間違いをそのままでプリントしてしまっていたり、すごく努力して見栄え良くプレゼン資料を作ったのに、クライアントの肝になるポイントを読み落としていたり。

決して能力的に仕事が出来ないわけではありませんが、しっかりと確認作業をしていればすむようなミスを大事なところで連発します。そのため、結果的には仕事が出来ないと見られてしまいます。

根拠のないプラス思考

詰めが甘い人は、非常に前向きで、プラス思考の人が多いです。楽観的ともいいますが、いつも悲観的でマイナス思考よりいいという見方もあります。確かに、いつも消極的でマイナス思考の人と一緒にいると、こっちの気分までふさぎ込んできてしまいます。しかし、根拠のないプラス思考は時に、害悪でしかありません。

前向きでプラス思考の良いところは、やるべき事やれる事をしっかりとやった上で、これだけやったんだから、悪いはずはないという考え方で前向きでプラス思考になれるのです。そういった努力や確認、下積みを一際せずに、プラス思考であっても、あまりいいことはないでしょう。

いろいろなところで妥協する事が多い

詰めが甘い人は、妥協をすることが非常に多いです。妥協は全てが良くないわけではありません。妥協しないで突き進むのもいいですが、やれる事を全てやって全力を尽くしたのなら、妥協すべき所は妥協すべき時もあります。

しかし、何でもかんでも、妥協してうまく立ち回ろうとしすぎるのは良くありません。そして、詰めが甘い人に良くあるのが、何でも妥協してしまい、妥協点が多くなりすぎることです。

考える前に行動してしまう

ツメが甘い人は、頭で考える前に先に行動してしまいます。条件反射で動いてしまうのです。条件反射で動くことは、いいときもあります。毎日同じ事をする場合やルーティーンをこなす場合には、いちいち頭でいろいろ考える前に行動してしまう方がいいでしょう。しかし、それ以外の場合は、考える前に行動して失敗することが結構あります。

何も考えずに思ったことをぱっと言ってしまえば、場をわきまえない言動だと思われるかもしれません。また、考えずに行動すれば、考えてから行動したときよりもミスが多くなることが予想されます。ちょっと考えてからやれば防げたミスを何回も起こしてしまうようだと、信頼を失ってしまう可能性があります。

短絡的に考えすぎてしまう

詰めが甘い人は、物事を短絡的に考えすぎてしまう傾向があります。複雑な物事をシンプルに考えることにより、わかりやすくする場合などはいいでしょう。しかし、何でも短絡的な考えすぎるたり、楽観主義が過ぎると、複雑な物事の真の意味や本当に大切なことを見逃してしまったり、気づかなかったりします。

不必要なところを極力省いてシンプルにするのはいいですが、短絡的に考えることにより、大切なポイントを見落とす結果となりかねません。

すぐに楽をしようとしてしまう

詰めが甘い人は、すぐに楽をしようとしてしまいます。人間は誰でも楽をしたいものです。楽をして大きな成功を収められたり、楽をして成長できるのであれば、それに越したことはありません。しかし、世の中そんなに甘くはありません。

楽をしようとすれば、必ずどこかに、足りない点や見落としている点などができ、結果に影響していくものです。効率的に物事を進めようとすることはいい仕事術ですが、ただ自分が楽をするためだけに、手を抜くことは悪いことです。

すぐに飽きてしまう

詰めが甘い人は、一つのことをやり出しても、すぐに飽きてしまう傾向が強いです。

何か一つの仕事をしているときに、しっかりその仕事に集中して、脇目もふらずに最後までやり遂げるべき時に、途中で飽きてしまい、放り投げてしまったり、惰性で仕事に取り組んでいたり、形だけ体裁を整えておけばいいやという気持ちになってしまうのです。

抜かりが多く、ミスが多い

詰めが甘い人は、手抜かりが多く、ミスが多い傾向にあります。何でもぬかりなくやる人は、仕事が出来る人だと信頼が厚いですが、詰めが甘い人というのは、いろいろなところで抜かりが多く、脇が甘く、それが目立ってしまいます。

小さなケアレスミスや、単なる凡ミス、数字の入力間違いから、計算間違いまで、なんてことないような小さなミスを積み重ねます。一つ一つのミスはたいしたことはなく、それだけですぐに信頼を失うようなレベルでなくても、積み重なれば信頼は失っていきます。

蟻の穴から堤も崩れるではないですが、詰めの甘い人は、小さなミスだからと見過ごす傾向が強いのです。

報告、連絡、相談ができない

詰めが甘い人は、報告、連絡、相談をおろそかにする傾向があります。どんな仕事でも、言われることですが、報告、連絡、相談は基本中の基本です。

この「ほう・れん・そう」が出来ないと一人前の社会人とは言えません。そして、詰めが甘い人は、報告、連絡、相談がしっかり出来ていない事が多いです。

詰めが甘いのを脱却するために

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詰めが甘い人といわれる人には、いろいろな特徴があることがわかりました。それでは、詰めが甘い人と言われないためにはどうすればいいのでしょうか。

詰めが甘い人と思われないために、気をつけるべき事、やるべき事をまとめてみました。

事前の計画をしっかり立てる

何事をするにも、事前の計画をしっかり立てることが重要です。事前の計画を立てることで、おおまかな枠組みをしっかり捉えることが出来ますし、それにより、その仕事の意味づけや重要度、注意すべき点が見えてきます。

また、事前の計画は、進捗状況や進捗度合いによって、その都度修正される必要があります。計画が予定通り進んでいたとしても、細かなところで修正点や見直すべき点が必ず現れてくるはずです。実際に、行動に移してからわかることが必ずあるからです。そういった、計画の修正も途中でしっかり行ってください。

計画を立てるときに気をつけるべき事

また、計画を立てるときに注意すべき事で、いろいろな選択肢を用意しておくことです。予定通り進んで予想通りの展開になれば、最初の計画通りで全てうまくいくのでしょうが、そんなことは滅多にありません。いや、全くないといってもいいかもしれません。だから完璧主義者になる必要はありません。

いろいろな展開や条件を考えて、こういう展開ならこういう計画に変えようとか、こんな事が起こるかもしれないが、そうしたらこういう風にしようと前もって考えておくことは非常に有効です。

そうして考えていれば、突然予想外のことが起こっても、慌てずに考えて対処できるようになりますそうすれば、詰めが甘いといわれるどころが、頼りになるとさえ思われるでしょう。

努力していることを見せる

詰めが甘いと思われないためには、努力していることを見せる必要があります。

必要以上に努力していることをアピールするとかそういう意味ではありませんが、少なくても実際に努力している姿を見えるところでやって、たまには見せるべきです。

プラス思考を持ちすぎない

プラス思考はほどほどにするべきです。詰めが甘い人は、何とかなるという考えは捨てて、完全にやり遂げてやると言うくらいの気持ちでいてちょうどいいでしょう。また、定期的に厳しい先輩や上司にチェックをしてもらい、より確実に仕事をこなしていくべきです。

詰めが甘いと言われる人たちは、普通の人よりも厳しく活を入れてもらうくらいでないと、なかなか詰めの甘さを治すことは出来ないからです。

どんな情報にも疑いの目を持ち、過信はしないこと

どんな情報も、その情報源や真偽を疑う目を忘れないことです。どんなしっかりしたところが出している情報でも、根拠となるデータに信頼性がなければ、何の意味もありません。いや、意味がないどころか、そんな情報は邪魔にしかならないでしょう。

与えられた情報や資料はしっかり読み込み、それが本当に信じるに値するかどうかを自分で判断してください。それが、しっかりとしたメディアステートメントですら、疑いの目は持つべきです。

時には他の人の意見を聞いたり相談したり、その道の専門家に尋ねてみたり、問い合わせたりとあらゆる手段を使ってください。そして、それが使える情報なのか、信頼できるデータかをつねに考え続けるべきです。

楽をして、いい結果は生まれないことを肝に銘じる

楽をして、いい結果など生まれません。それをしっかり肝に銘じてください。

人間は誰でも楽をしようとしてしまいますが、そこで踏ん張れるかどうかで結果は変わってきます。詰めが甘いと言われる人たちは、楽を使用かなという気持ちが生まれたときに、しっかりと歯をくいしばってがんばってみてください。

楽をしたくなる気持ちが大きそうなときには、身近な人に活を入れてもらってもいいでしょう。もしくは、がんばれと定期的に応援してもらえれば、がんばれるならば、元気が出そうな人にお願いしてください。

報告、連絡、相談をしっかりすること

報告、連絡、相談を定期的に、的確な人にする事を徹底します。報連相は、上司や先輩のためにする物ではありません。自分のためになるからするべきなのです。手を抜いていれば報告することは出来ません。しっかりやっていないと連絡もままなりません。

相談すれば、今後の自分の指針になります。すべては自分の仕事のために、報告、連絡、相談ををするべきです。

途中経過を大切にすること

途中経過をおろそかにしても、結果を出せば問題ありません。しかし、詰めが甘い人が途中経過をおろそかにして、結果だけだそうとしても、必ずぼろが出ます。途中経過を大切にして、しっかり一つずつ、愚直に進んでいくことが大切です。

そうしないと、詰めが甘いのですから、いろいろな所でミスが出たり、見落としていた点が出たりしてきて、結果に影響してしまうからです。

常に危機感を持ち続けて、警戒心を持ち続けること

ある程度仕事に形が出来てきて、完成が近くなったり、先が見えてきたりしたときにも、常に危機感を持ち続ける必要があります。現状に満足せず、どうすればもっとよくなるか、どこを修正すれば、さらにいい結果を目指せるかを想像力を膨らませて考え続けてください。

詰めが甘い人は、これでいいやとか、まあいいかという気持ちを持ってはいけません。しっかりやったつもりでも、どこかでぼろが出るのが詰めが甘い人なんですから、そんな人が、まあいいやなんて感じでやったらどれだけぼろが出るかわかりません。

定期的に立ち止って、振り返る時間をとること

仕事でも何でも、一つの物事をやっているときに、一気に勢いで最終段階までやってしまうのではなく、適度に立ちとまって、落ち着いて振り返って見ることが必要です。集中して一気に仕事をするのもいいのですが、詰めが甘い人は、それをやると大事なところでミスをおかし、全てやり直しになりかねない危険性をはらんでいます。

だから、ポイントで、一度しっかり休憩をして、冷静な頭でゆっくり見直すことが大切です。

大切なことや忘れそうなことはメモを残すこと

大切なことや忘れてはいけないことはメモを残しておくことが必要です。当然のことといえば当然なのですが、詰めが甘い人というのは、こういった当然のことができていません。メモを残しているだけで、今までならうっかり忘れたり、ミスをしていたような点をカバーできる可能性があります。

自分でも特に詰めが甘いと感じている人は、大切なことでなくても、細かいことまで全てメモに残しておく気持ちでいても構いません。結構、効果的なことですので、試してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

詰めが甘い人は、しっかり対処法を読んで、自分に当てはめてみましょう。

対処法を一つか二つ試してみるだけでも、今までの仕事とは違った結果が出る可能性があります。ぜひ、一度お試しあれ!

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