考えすぎる人必見!考えすぎてしまう原因とデメリット、改善方法を紹介!

人間には様々なタイプの人たちが存在しますよね。そんな数多くのタイプの人間の中には、ちょっとしたことで、あれやこれやと物事を考えすぎてしまうタイプの人がいます。もしかしたら本記事を目にして、自分は考えすぎてしまうタイプだと思い当たる人もいるかもしれませんね。

考えすぎてしまう人の多くは、考えすぎることによってマイナス思考となってしまうことが悩みの種となっているようです。たしかに、マイナス思考・ネガティブ思考だと、心配事・恐怖心・不安といった負の側面ばかりに気持ちがとらわれて、精神的ストレスが溜まってしまいます。

そこで今回は、考えすぎてしまう原因、考えすぎによる弊害、考えすぎることへの対処方法について、ご紹介したいと思いますので参考にしていただければ幸いです。

考えすぎてしまう原因

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そもそも、どうして人は考えすぎてしまうのでしょうか?考えすぎることへの対処法を知るには、その前提として原因について知っておく必要があるでしょう。

そこで、まずは考えすぎてしまう主な原因について、ご紹介したいと思います。

恐怖や不安といった負の感情

人が考えすぎてしまう最大の原因は、恐怖や不安といった負の感情の存在だと言えるでしょう。

人が生きていれば、恐怖や不安といった負の感情は生じるものです。例えば、仕事で失敗をする恐怖や不安、将来や未来の不確実性に対する漠然とした恐怖や不安など、恐怖や不安を感じる要因は数多くあります。

そして、このような恐怖や不安を感じるからこそ、その恐怖や不安から逃れるために頭を回転させて回避する方策を考えるのです。また、恐怖や不安から更にネガティブなことを連想するマイナス思考は、実際に恐怖や不安が現実のものとなった際に予め最悪のケースを想定することによって、心のダメージを軽減する自己防衛本能と言えます。

例えば、男性が女性に告白を決断するまでにウダウダと考えすぎてしまうケースが多いのは、なんとか恋が成就するための方策を考える側面と、振られて心が傷つく場合に備えて心のダメージを軽減する防衛本能の側面があると言えるかもしれません。

いずれにしても、人が考えすぎてしまう理由として、恐怖や不安といった負の感情の存在が大きいのですね。

自分に自信がない

人が考えすぎてしまう原因の1つとして、自分自身に自信を持てないことも挙げられるかもしれません。

自分自身に自信が持てなければ、自分の担当した仕事内容にも不安や心配がつきまといますし、他人からの評価が気になって仕方ないでしょう。つまり、自分に自信が持てず自己評価が低い人は、本来ならば考えなくていい事柄まで余計なことを考えすぎてしまう傾向があるのです。

例えば、自分に自信がなければ、職場の上司や同僚といった周りの人の何気ない言葉を勘繰ってみたり、恋人のちょっとした行動や行為から浮気を疑ってみたり、と余計なことを考えすぎてしまうのですね。

完璧主義な性格

人が考えすぎてしまう原因の1つとして、理想が高すぎて完璧主義的な性格を挙げることもできるでしょう。

理想が高すぎて完璧主義的なところがあると、どうして上手く物事が進まないのか、どうして失敗するのか、と余計に考えすぎてしまうのです。世の中では物事が完璧であることの方が珍しいですから、いつまでたっても答えが出ることがないのですね。

また、理想が高く完璧主義的な人は自意識も高い傾向がありますので、物事が上手く進んでいるうちは良いのですが、物事が上手くいかなくなると周囲からの目線が気になりだします。その意味では前述の自分に自信がないケースと同様に、周囲の目線を気にすることで、余計なことを考えすぎてしまうわけです。

考えすぎによる弊害

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それでは、考えすぎてしまうことによって、どのような弊害が生じるのでしょうか?弊害が生じなければ何も問題はありませんが、何らかの弊害が生じるからこそ考えすぎることが悩みの種となるわけです。

そこで、考えすぎによる主な弊害についても、ご紹介したいと思います。

不安や恐怖がより大きくなる

考えすぎによる弊害として、もともと考えすぎる原因となった不安や恐怖が増幅して、より大きくなってしまうことが挙げられます。

というのも、もともとの不安や恐怖は現実の状況や出来事と比較的リンクしているのですが、考えすぎると段々と「仮定」の話が積み重なってしまうことで、本来心配しなくて良いことまで心配の対象となってしまうからです。

ちなみに、「仮定」の話が行き過ぎると、主観と客観がごちゃ混ぜとなってしまい、被害妄想といった精神障害に至る可能性も否定できません。

行動を起こせなくなる

考えすぎによる弊害の1つとして、具体的な行動や新たな挑戦を起こせなくなることも挙げられるでしょう。

将来や先のことを考えすぎると、前述のように不安や恐怖が大きくなってしまいます。すると、その不安や恐怖といった負の感情で身体がすくんでしまったり、諦めの気持ちが生じてしまい、行動を起こせなくなってしまうのです。

例えば、異性に対する告白について、振られる恐怖や「どうせ振られるから…」という諦めから、告白を取りやめてしまうケースは良く耳にしますよね。

自信を失って自己嫌悪に陥る

考えすぎによる弊害の1つに、考えすぎても問題が解決することは少ないことから、自信を失って自己嫌悪に陥ることが挙げられます。

考えすぎるケースでは、直面する問題を鮮やかに解決するような妙案が浮かぶことは滅多になく、たいてい考えが堂々巡りしてしまいます。1人で問題を抱え込んで、思考の迷路に入り込んでしまうのですね。その結果として、結論を導き出せないことで自信を失ってしまい、そんな自分が嫌になって気分が滅入り自己嫌悪に陥ってしまうのです。自分に自信がなくて考えすぎるタイプの人は、さらに自信を失う悪循環に嵌ってしまうわけですね。

精神的ストレスが溜まる

考えすぎることは前述のように不安や恐怖の増幅や自己嫌悪を招くので、精神的なストレスも大きくなります。そして、過剰なストレスは、自律神経の変調などを通じて身体の様々な部分に不調をもたらします。ですから、精神的なストレスの増大も、考えすぎによる弊害の1つと言えるでしょう。

考えすぎることへの対処方法

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それでは、ここまで説明した考えすぎてしまう原因とその弊害を踏まえた上で、どのように対処すれば良いのでしょうか?そこで、考えすぎることへの対処法について、ご紹介したいと思います。

自分の考えすぎる性格や癖を受け入れる

考えすぎることへの対処法として、まずは自分の考えすぎる性格や癖を認めて受け入れる必要があります。

考えすぎるのは、前述のように自分の性格に由来したり、あるいは自己防衛本能による思考を繰り返したことによる一種の癖(くせ)のようなものだったりします。ですから、まずは自分がそのような性格あるいは癖を持っていることを自分自身が受け入れることが、対処の第一歩となるのです。

シンプルに物事を捉えることを意識する

考えすぎることへの対処法の1つとして、なるべく物事をシンプルに捉えることを意識すると良いでしょう。

考えすぎる人の多くはマイナス思考の傾向が強いわけですが、それをいきなりプラス思考に変えようとしても変えられるものではありません。そこで、物事をシンプルに捉えることを意識することで、まずは思考がネガティブな方向へと向かわないようにするのです。

考え事や悩みを紙に書き出す

考えすぎることへの対処法として物事をシンプルに捉えるには、考え事や悩みを脳内で考えるのではなく、紙に書き出してみるのがコツです。

紙に書き出すことにより、情報の整理や物事の優先順位の把握が容易になり、客観的に物事を捉えることにつながります。

理想を高く持ちすぎず小さな成功体験を積み上げる

考えすぎることへの対処法として、理想を高く持って自らハードルを上げるのではなく、小さな目標を設定して成功体験を積み上げる方法を選択しても良いでしょう。

考えすぎる原因には、前述のように完璧主義的な性格や自信の無さがあります。それゆえ、理想を持つことも大切ですが、それよりも現実的な視点で物事と向き合って小さな目標の達成に集中することにより、余計なことを考えすぎなくて済むのです。また、小さな成功体験を積み上げることで、自信の無さの克服にもつながります。

十分な睡眠と適度な運動を心掛ける

考えすぎることへの対処法として、十分な睡眠と適度な運動を心掛けることも大切なポイントです。

考えすぎると精神的なストレスが溜まります。そのストレス解消法として睡眠を十分にとることは効果的であり、また睡眠をとることで考えすぎる状態を一旦リセットできる点でも有効だと言えます。

次に適度な運動をすることは良質な睡眠をとる上でもメリットがありますし、脳が運動をすることに集中するため考えすぎる状態をリセットできる面もあります。例えば、ランニングをはじめると、脳が路面や周囲の交通環境などに注意を払うため、それまでの考え事が一旦リセットされるわけです。もちろん無理に運動するのではなく、遊びに行っても趣味に没頭しても良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?考えすぎてしまう原因、考えすぎによる弊害、考えすぎることへの対処方法について説明してみましたが、ご理解いただけたでしょうか?

たしかに、人は小さなことにとらわれて、物事を考えすぎてしまうことがあります。そして、他人からの評価を気にしたり、他人の言葉の裏読みをしたり、と考えすぎることは人間関係にも影響を及ぼしかねません。

考えすぎる場合、その多くは人間関係による悩みでしょう。そもそも自分の人生は、他人のものではなく自分のものです。とすれば、自分の人生は、もっと自分主体で生きるべきでしょう。考えすぎる人は、本記事などを参考にして、もう少し肩の力を抜いて気楽かつシンプルに生きてみると良いかもしれませんよ。

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