天邪鬼な性格とは?特徴や心理、治す方法を知ろう!

世の中には、人の言うことにいちいち逆らったり、人の嫌がることをして喜んだりする人がいます。そんな人たちはひねくれ者として毛嫌いされることが多いですが、ひねくれた心を持った人のことを「あまのじゃく」ということがありますね。

あまのじゃくな人たちは、なぜいちいち逆らうようなことをするのでしょうか?場の空気を乱したり、人を困らせたりするあまのじゃくについて、その特徴と対処方を見ていきましょう。

天邪鬼とは

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あまのじゃくというのは、「天邪鬼」と書くこともあり、もともとは鬼の名前が由来だと言われています。

この鬼は、仏教では人の煩悩の象徴とされ、嫌われ者出あることが特徴です。邪心を持ち、何かをまねることが上手く、人の弱点や欠点を見つけてはからかうことが大好きなのです。

しかし、初めから鬼だったわけではなく、元はアメノサグメという人間だったと言われていますよ。しかし、鬼のような行いをしていたため、天の行いを邪魔する鬼という意味で、天邪鬼と名付けられたそうです。

ですから、あまのじゃくと言われている人は、わざと人に逆らったり、ひねくれ者であったりと言う特徴があるのですね。

天邪鬼な人の特徴

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では、天邪鬼な人は、どのような特徴を持っているのでしょうか?特徴を知ることで、彼らの考え方が分かり、上手に付き合うためのヒントが見つかるかも知れません。

自己顕示欲が強い

また、自己顕示欲の強さも特徴と言えるでしょう。

自己顕示欲とは、自分を目立たせルような行動を言い、たとえば寝ていないことをアピールしてくる人や、SNSでその日あったことなどをこまめに更新する人も自己顕示欲が強いと言えるでしょう。

少数派を好む

天邪鬼な人に見られる特徴として、大勢の輪に入ることを嫌う点があります。昼休みにみんなでドッジボールをしたり、お正月に福笑いをやったりと、大勢で楽しむ場に入ろうとせず、少し離れたところから見ていることが多いようです。

いつも1人でいることが多いので、周りから見ると「変わった人」「変なやつ」「頑固者」とみられがちなのです。

自分が大好き

天邪鬼な人は、自分が大好きで、自分が1番だと重っている節があります。だからこそ大人数に紛れて、人と同じことをすることに意味を感じず、人と違うことをして注意を引こうとします。また、結果的に自分が間違っていた場合でも、指摘されたことを素直に受け入れられず、孤立してしまうことがよくあります。人の注意を素直に聞けないところがあるため、ひねくれていると思われてしまうのです。

また、自分大好きであるため、基本的に自分中心で話をすることが多く、相手の都合や気持ちなどそっちのけであることも特徴の1つです。とにかく褒めてほしいという欲求も強く、人から褒められると饒舌になり、ますます話が止まらなくなるでしょう。単純と言えば単純ですが、人の話は聞いていないので、話している方は面白くありません。

相手の気持ちを考えない

天邪鬼な人は、何においても自分を1番に考え、自分が大好きです。そのため、自分以外の人に対しては関心が薄く、相手の気持ちに鈍感な一面があるのです。

ですから、急な用事で約束をキャンセルすると非常に怒ります。たとえそれがやむを得ない事情であっても不機嫌になるので、付き合わされている方は非常に疲れてしまうのです。これらのことは自己愛の強さ故ですが、度が過ぎると周り中から嫌われて、友達が1人もいなくなってしまうかも知れませんよ。

頑固である

天邪鬼な人は、自分の意見をどうにかして通そうとするので、頑固であるとも言えます。自分の考えを曲げないので、人の意見を聞き入れる柔軟さがありません。そのため、意見がまとまらずに、周りは苦労することになるでしょう。

また、天邪鬼な人の中には、ルールにこだわり、柔軟な対応ができない人も見られます。状況に応じて対応しなければならない場面でも「ルールだから」の一点張りで、融通が利かないのですね。

また、頑固で自分が正しいと思い込んでいるために、間違いを指摘されても応じない一面もあります。プライドが高いので、間違いを指摘されることでプライドが傷つき、逆ギレする人もいるでしょう。また、間違いを認めたくないがために、人のせいにすることもあります。ビジネスシーンでは大きなマイナス評価にもつながりかねない、危険な特徴と言えます。

意地を張る

意地を張るというのは、他人に対して競争心があることの現れですから、悪いことではありません。しかし、あまのじゃくな人は度を超して意地っ張りのため、周りから痛々しい人だと思われたり、白い目で見られたりしてしまうのです。

この意地っ張りは仕事でもプライベートでも変わりがありませんから、人間関係に深刻な影響を及ぼすこともあるでしょう。特に恋愛の場合には、意地っ張りであるが故に相手を不快な気持ちにさせてしまったり、甘えたいのに上手く甘えられなかったりして、恋人との関係が悪化してしまう原因にもなりますよ。

一匹狼

自分を愛するという性質故、天邪鬼な人には一匹狼が多い点も特徴です。進んで周囲に溶け込もうとしないので、声がかけにくく、周囲もフォローをしにくいのです。

プライドが高く、自分は人より優れていると思い込んでいるので、言動が少々嫌みに聞こえてしまうこともあるでしょう。何でも一人でこなそうとするので、チームプレイが求められる職場では、トラブルの原因にもなるでしょう。

感情表現が少ない

単純にひねくれているという以外にも、あまのじゃくに見えてしまう特徴があります。それは、感情表現の方法ですね。本当は楽しみにしているのに、それを素直に表現できないことで、「つまらなそう」と周りから誤解されてしまうのです。

こうした人は、楽しい場面でもつまらなそうに見えるので、あまのじゃくだと思われてしまう可能性があるのです。

心にもないことを言う

あまのじゃくというだけあり、自分の気持ちに素直になれないのが大きな特徴でもあります。本音を見せることは誰しも怖いことですが、それが度を超しているため、自分が思っていることと真逆のことを言って、周りからひんしゅくを買ってしまうこともあります。

プライドの高さが邪魔をして、あえて無関心な態度を取ったり、チームワークを乱すような発言をしたりするため、会社などでは孤立してしまうリスクもあります。

頭の回転が速い

天邪鬼の人は、ああ言えばこう言う、というように、いちいち難癖をつけてきます。人の言動に対して、反応が非常に早いのが特徴です。

しかし、自分からちょっかいを出してくることはなく、相手が何かしらのアクションを取らなければ、天邪鬼な人は何も言えない、仕掛けてこないとも言えますね。いくら頭の回転が速いといえども、自分からは行動することはありません。

揚げ足を取る

また、天邪鬼な人は、他人の言動に対して、揚げ足を取ることが好きです。ちょとした言葉違いやケアレスミスを指摘して、相手をやりこめることに楽しさを見いだしているのです。揚げ足を取るという行為には、相手よりも優位に立ちたいという思いや、他人の成功に対する嫉妬などが隠れています。時には自分が優位に立つために相手を蹴落とすこともあります。

しかし、仕事や人間関係において揚げ足を取るという行為は決しておすすめできるものではありません。ちょっとしたミスを指摘することは、本題から逸れていて、あまり重要なこととは言えません。仕事を妨害し、周りからもただのへりくつのようにしか聞こえません。

あまのじゃくな人の心理

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このように、非常に厄介なあまのじゃくですが、本人も、好き好んでひねくれた行動をしているわけではありません。あまのじゃくになってしまうには、その人なりの心理があるのです。

では、あまのじゃくな人は、どのような心理状態にあるのでしょうか?

不安感が強い

あまのじゃくであると人から指摘される以前に、自覚を持っている人は、自分が他人から嫌われていることも分かっています。

あまのじゃくはプライドが高いですが、自分さえよければ嫌われても構わない、というわけではなく、相手にどう思われているかを気にして、不安になってしまう一面もあります。

そのため、せっかく褒めても「自分なんて好かれるわけがない」と思い込んでいるため、素直に受け取ることができず、嫌みに聞こえてしまうこともしばしばあります。

相手の気持ちを確かめたい

また、あまのじゃくな人は、相手の気持ちを確かめたいという思いが強いため、わざわざ嫌われるような行動を取り、相手がどう出るのかを確認しようとします。それでいて、相手に嫌われていないか不安に感じるという、なんとも厄介な心理状態なのですね。

こうした行動は、相手に対する好意の裏返しですが、いつもそんな調子では、周りも疲れてしまいますよね。

安全探しをしている

あまのじゃくな人は、常に相手に逆らうような行動を取ることで、「自分はこういう人間だ」というアイデンティティを示しているのかも知れません。それを相手に認めてほしいがために、あまのじゃくな行動を繰り返すというわけですね。

こうした行動は、自分のことが好きかと執拗に確認してくる人にも共通しており、自分に自信のないことの現れであるとも言われます。

好きかどうかの確認の代わりに、あまのじゃくな行動を取って相手の様子をうかがっているわけですね。ですから、時々は相手に対して好意的な言動をすることで、自信を持たせることにつながります。

あまのじゃくな人を相手にするのは疲れますが、その裏には自信のなさがあるのだと理解してあげましょう。

素直になれない

世の中には、素直に自分の感情をさらけ出せる人もいれば、どうでない人もいます。しかし、あまのじゃくな人は、それが非常に極端なのですね。素直になりたいと思う気持ちはあっても、素直になることに大きな抵抗を感じてしまい、素直になれないのです。

素直になりたいのになれないという葛藤があるので、周りからすれば好きでひねくれているように見えても、本人は辛いこともあるのですね。

本音を出せない

また、あまのじゃくな人は、本音を出すことにも抵抗があります。他人に、自分の本当の気持ちを知られることが怖いと思ってしまい、本音を出せずにいるのです。しかし、誰に対しても本音を出せないというのは、非常に苦しいものですよね。1人や2人くらいは、思っていることを素直に言える人がいると、人生がとても楽になります。

本音を出したいのに出せないあまのじゃくな人は、そうでない人よりも葛藤していることが多いのかも知れません。

キャラ作りをしてしまう

こうした精神面での理由の他に、あまのじゃくな人は、キャラ設定をしてしまうこともあります。マンガやドラマなどには、素直になれないあまのじゃくな人物がよく登場しますよね。こうした行動は、特に自分を持っていない人が行いがちです。自分という確固としたものがないから、キャラ作りをしてしまうのですね。

また、本当の自分はこんな人間ではないと思い込み、勝手にキャラ作りをしてしまう人もいます。典型的なのが一匹狼でしょう。一匹狼というと聞こえはよいですが、それはマンガやドラマだからこそですよね。現実世界でひとりよがりな行動を取ると、単に迷惑ですし、周囲から嫌われる大きな原因になります。特に、自分に合っていないキャラを無理に演じてしまうと精神的ストレスにもなりますから、無理はしない方がよいでしょう。

逃げ道を探している

また、「自分はこういう人間だ」という印象を植え付けることで、自分にとって楽な環境を作ろうとしている可能性もあります。普段から甘ったれでダメな印象をつけておけば、困った時、簡単に人に頼ることができ、周りもそういう人だから仕方ない、と大目に見てくれるというわけです。

あまのじゃくな人は、普段から逆らうような言動をしておくことで、自分のワガママを通しやすい環境を作っている可能性があります。

こうした行動が見受けられる場合には、適度に忠告をすることが必要でしょう。「相手の気持ちを考えることも大切」ということを日々伝えておくことで、限界が来る前に対処できるかも知れません。いくらあまのじゃくな人だからと分かっていても、相手にする方にも限界がありますから、無理しすぎないようにしましょう。

恋愛におけるあまのじゃく

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また、あまのじゃくは男女の恋愛にも影響を与えます。男性であれ女性であれ、好きな人の前では思うように自分を出せなかったり、思わぬ言動をしてしまったりすることはありますよね。

こうした、恋愛におけるあまのじゃくには、ちゃんと意味があるのです。本当は好きなのに、素直に愛情表現ができなかったり、気持ちを伝えられなかったりして、せっかくの恋愛をダメにしてしまうのはもったいないですよね。

では、そんな真逆の行動を取ってしまう心理を見ていきましょう。

告白されると冷めてしまう

自分から好きになるのはよいけれど、相手から告白された途端、面倒になったり、好きな気持ちが薄らいでいったりする経験をした人は少なくないでしょう。

こうした気持ちの変化には、忘れない人の存在が大きく関係しているかも知れません、

叶わなかった恋の相手や元彼など、心の中に忘れられない人がいると、どんなに素敵な人から言い寄られても、素直に受け入れられないかも知れません。

そうした人への気持ちに整理がついていないから、新しい恋を始めることができないわけですね。

相手を見下している

また、自分を1番に考えている人の場合、言い寄ってきた相手に対し、「よくもまあ自分に声をかけられたものだ」と、心の中で見下してしまう場合もあります。

自分よりも大切な人がいないため、せっかく自分を大切に思って近づいてきてくれた人に対して、素直な気持ちで受け入れることができないのです。

恋愛あまのじゃくのメリット・デメリット

相手も恋愛あまのじゃくであった場合、いくらアプローチしても振り向いてもらえないという辛さもありますね。しかし、その分、好きでもない人と無理に付き合って傷ついたり失敗したりする可能性は低いとも言えます。

あまのじゃくを治す方法

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あまのじゃくは、周りだけでなく、本人にとっても気持ちのよいものではありません。周りから嫌われ、孤立してしまうこともあるでしょう。

そんなあまのじゃくを治したい人に、おすすめの方法をご紹介します。すぐには難しくても、少しずつ自分を変えていく努力をしてみましょう。

プライドを捨てる

あまのじゃくな性格を直すためには、素直になることを邪魔する、高いプライドを捨てることから始めましょう。プライドが邪魔をして素直になれず、周りも「プライドの高い人だから」と偏見の目で見てしまうので、余計に素直になるきっかけを掴めないのです。

初めは難しいかも知れませんが、プライドを捨てることで、周りも少しずつ話しかけてくれるようになるかも知れません。殻は自分から破るしかないのです。

傷つくことを恐れない

傷つくことは誰しも怖いことです。しかし、それを恐れて素直になれずにいては、いつまでも前に進めません。変わりたいと思っているのならば、傷つくことも覚悟して、素直な気持ちを出してみましょう。素直な部分を見せていけば、周りも徐々に理解を示してくれるでしょう。

否定しない

あまのじゃくな人は、人の言うことにいちいち反論する傾向にあります。ですから、あまのじゃくから卒業するためには、相手を否定しないことが何より重要なのです。

態度まではすぐに変えられなくとも、否定することを止めるだけで、かなりの前進と言えるでしょう。いつも否定ばかりしていた人が「まあ、いいんじゃない」と言えるだけでも、印象はかなり変わりますよ。

自分を好きになる

あまのじゃくな人は、自分が好きではないことが多いものです。何においても反論し、人に突っかかってしまう性格ですから、それで満足している方が心配です。

本当は素直になりたいのになれないから、自分を嫌ってしまうという面もあるのでしょう。ですが、いつまでも自分を嫌いなままでいては、あまのじゃくから脱却することは難しいでしょう。すぐには変われなくても、変わろうとしている自分を認め、少しずつ自分を好きになってあげましょう。

ありがとうはしっかり伝える

「ありがとう」という言葉は、人と人をつなぐ、とても素敵な言葉です。しかし、あまのじゃくな人にとって、ありがとうと口にすることは非常に難しいことかも知れません。

あまのじゃくでない人でも、素直に伝えるのは少し気恥ずかしい言葉ですからね。

しかし、あまのじゃくな人は、素敵な感謝の言葉でも、素直に受け止めることができませんから、口にするなんてもってのほかでしょう。だからこそ、勇気を出して口に出す練習が大切なのです。ありがとうが言えれば、あまのじゃくから抜け出す第一歩は踏み出せていますよ。

まとめ

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いかがでしょうか?あまのじゃくな人は、いつも人の言うことに逆らい、誰かを困らせては喜んでいるようなイメージがありますが、実は本人の中には、不安や自信のなさなど、ネガティブな感情があることが分かりましたね。

もちろん、人によっては本当に人を困らせることが好き、ということもあるでしょうが、あまのじゃくだからとすぐに嫌うのではなく、なぜそのような行動を取るのか、気持ちに寄り添って観察してみると、本当の気持ちが見え隠れしているかも知れません。

あまのじゃくな人と付き合っていくのは本当に大変ですし、仕事だけの関係ならばまだしも、友達や恋人、家族となると、簡単には関係を断ち切れないので苦労するでしょう。しかし、言うべき時にはきちんと叱るなどして、あまのじゃくな行動が許される範囲とそうでない範囲をしっかり教えてあげましょう。

上手く付き合っていけば、あまのじゃくな人とも信頼関係を築くことができるかも知れません。

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