鈍感力ってどういう意味?特徴やメリット、身につける方法を紹介!

鈍感力という言葉を知っていますか?鈍感と言うとあまり良い印象を持たれないイメージです。「あなたは鈍感な人だね」と言われたらあまり良い気持ちにはなりませんよね。確かに「鈍感」という言葉自体はあまり良い言葉では使わないと言えます。

しかし、仕事をしていく中ではこの鈍感力を持っていることでさまざまなメリットがあります。現代では前向きに生きていくために必要な要素とも言われています。2010年に渡辺淳一が著者の書籍『鈍感力』がベストセラーにより注目されつつある鈍感力はどのようなものなのかを考えていきましょう。

鈍感力って?

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「鈍感力」と言われてもピンとこない方も大野ではないでしょうか。では「鈍感」と聞かれたらどのようなイメージを持つでしょうか。

「鈍い」、「気が利かない」などマイナスなイメージが多いのではないでしょうか。

鈍感の意味は?

鈍感の意味を調べてみると以下のような意味が出てきました。

[名・形動]感じ方がにぶいこと。気がきかないこと。また、そのさま。「においに鈍感になる」「皮肉の通じない鈍感な人」byコトバンク 

やはり「鈍感」ということになると良い意味とは言い難いため、「鈍感力」と言われてもあんまりよさそうな意味に感じられないという人が多いようです。しかし、先述した渡辺淳一氏の『鈍感力』が注目されたことで、「鈍感力」そのものが良いものであるということが認知されてきました。

渡辺淳一氏の書籍『鈍感力』について

渡辺淳一が著者の『鈍感力』は2010年に発売され、そのインパクトなタイトルと内容が斬新であると話題になり、ミリオンセラーになるほどで、流行語大賞にもノミネートされました。本書では様々な角度から鈍感力があることの素晴らしさを解説し、スピード感や鋭さが大切であるという現代社会に疑問を投げかけた1冊です。

才能を開花させて成功したり、健康な身体を維持したり、円満な結婚生活を維持するなど、誰しも持つ理想的な人生を送るためには「鈍感力」が必要なのだと解説しています。敏感な人やスピード感のある人ももちろん良いのですが、「鈍感力」も身に付けておくべき能力だと言えるでしょう。

「鈍感力」のある人の特徴

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ではそんな「鈍感力」がある人とはどんな人なのでしょうか。鈍感力を持つことで良いことがあるのでしょうか。ここでは鈍感力がある人の特徴をご紹介します。

①周囲からなにを言われても気にしない

鈍感な人は周囲の雰囲気を読んだり、相手の気持ちを察すると言う事を行わず、他人に対して無関心なのが特徴です。それによって、余計な雑音にとらわれず物事を行うことができます。普通、人というものは何かを指摘されたり言われると、そのことを気にしてしまい仕事に集中できなかったりするものです。

しかし、鈍感力を持つ人はいちいち人の話に耳を傾けたり、興味を持つことをしないため、何を追われても気にしません。また、自分が間違ったり失敗したことを指摘されたとしても、反省はしますが、すぐに立ち直って物事を行うことができます。

②結果に執着しない

鈍感力のある人は自分が頑張って取り組んでいる仕事にも無関心で、あまり執着することがありません。自分の仕事の結果がどうなるのか、また、その仕事に対する評価というものは誰しもが気になるものですが、鈍感力のある人は結果や評価にも無関心で執着しません。

そのため、人からどう思われていてもマイペースに仕事をすることができます。結果を気にしてばかりではなかなか自分の能力を発揮することができません。鈍感力のある人は結果にとらわれないで、自分の想像力を働かせて、様々なアイディアを試すため、結果や評価を気にする人よりも仕事の成果を上げることができます。

③ストレスを溜めにくい

鈍感力のある人は周囲の人に無関心なため、気を使うと言う事が無くストレスを溜めにくいという特徴があります。普通、人間関係を築くにあたって、気を使うという人がほとんどで、それでストレスを感じることもあると思いますが、基本的に鈍感力のある人はストレスを感じません。

これは会社であっても同様で、上司に対しても無関心です。もちろん社会人生活を送るにあたって、仕事をしていくのは日常生活を良くしていくためにも必要なものですから、いづらくならないように、上司の指示に従って仕事を行います。その後、指示通りに従いますが、細かく上司の顔色をうかがうというようなことはしません。

このように余計に気遣いをすることがないのでストレスを溜めにくいでしょう。ただし、上司が難色を示していても気づかなかったり、上司に飲みに誘われてもはっきりと断ってしまうため、上司の気分を害してしまうこともあります。

④素直な性格

周囲の人には無関心ですが、基本的には素直な性格で、言われたことに関してはきちんと言う事を聞きます。そのため、仕事での評価は意外と悪くなかったりします。

ただし、素直に思ったことを口に出してしまうため、その言動によっては相手の怒りを買ってしまう可能性があります。もちろん空気も読めないので相手が怒っていることに気づいていないことも多いです。それでも憎めない相手ということで、嫌われにくいと言えます。

⑤悩みがない

鈍感力のある人は基本的に悩みがありません。基本的に立ち直りが早いため、何かあっても反省はしますが、悩んだりしません。結婚生活においてもその鈍感力をフルパワーに発揮し、マイペースに過ごしていきます。

相手に言われたことや指摘されたことは素直に言うことを聞いてやり、失敗すれば自分でいろいろやってみるところがあるため、社会人生活でも結婚生活でもうまくいくことが多いです。

⑥冷たい人に思われることもある

鈍感力のある人は周囲の人に対して無関心なため、自分にメリットがないことやデメリットに感じることはスルーしてきます。

周囲を気にしてばかりいて、困っている人に声をかけたり、手助けしたいと思う場面もあると思いますが、そういったことは労力が必要です。見返りがないと特にそう思うでしょう。鈍感力のある人は見て見ぬふりをすることができるため、面倒な事はしなくてもいいと思うのです。

ただ、中にはそんな様子を見て、「この人は冷たい人だな」と思う人も出てくるでしょう。先述した通り、周囲に対して無関心なため、そんな声も気にしませんが、周りからは「あの人は情がない」と思われてしまうかもしれません。

⑦何事も冷静に対処することができる

常に物事を見るときは一歩身を引いて判断し、冷静に対処することができます。感情的になって怒ったりすることはなく、冷静に対処することができるため、慌ただしくてもやるべきことをしっかりと行って1つ1つ対処していきます。

他人が愚痴をこぼしても淡々と仕事をこなしていくため、そんな姿が「頼れる」と思われることもあります。ただし、周囲の人の気持ちや空気に同調するのがとても苦手で、共感することができません。嬉しいことがあっても反応が薄かったり、悲しいことがあってもいつも通りであるなど感受性に乏しく思えるような面があります。

鈍感力を身に付けるには

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人間というものは完璧でないものですが、社会は完璧を求めてくることも多いでしょう。それに応えようとすると、ストレスを抱えてしまいます。

ストレスを抱える前に結果に執着せず、何を言われてもすぐに立ち直ることができる「鈍感力」を身に付けていきましょう。

①数ある情報の中から自分にとって必要なものだけを取り入れる

現代社会では情報があふれかえっており、1つのことを調べようとしても、ネットで調べればたくさんの情報が出てきます。また、別に聞きたい情報じゃなくても、人と接していれば、さまざまな情報が自分の元に入ってきます。しかし、そのすべての情報が自分にとって有益な情報とは限りません。

自分のモチベーションを下げるような内容も多いでしょう。私たちはそれらの膨大な情報を処理する能力を身に付ける必要があります。つまりすべての情報を信じて真に受けるのではなく、自分にとって本当に必要で、メリットな情報を選んで取り入れていくのです。

有益な情報=自分にとって都合の良い情報ではない

自分にとって有益な情報を取り入れるということは自分にとって都合の良い情報だけを聞いて、あとは捨ててしまうというわけではありません。

自分の信念や味方を調整してくれる信頼性の高い情報や自分を戒めてくれる情報は大切にしていきましょう。ただし、それは信頼性の高い情報というものに限ります。それ以外の根拠のない批判や悪口、ネガティブな情報などと言った自分にとってデメリットな情報には抵抗して、必要以上に振り回されないように強くなることが大切です。

また、それが正しい情報でも、今の自分には必要でない情報であれば、自分が影響されないようにしなければいけません。自分の行動や感情に悪い影響を与えるものから自分で守っていかなければいけません。

鈍感力=敏感で強い意志を持つ人が持っている

鈍感力を持つと言ことは感受性が乏しいと言う事ではありません。周囲の人に何か言われても反応しないとか、その問題や失敗に気づかないと言う事ではありません。実は鈍感力は敏感で強い意志を持つことで培うことができるのです。

世の中にあるたくさんの情報に対して、敏感に察知していきますが、悪い情報に振り回されることのない強い意志を持つことなのです。つまり、心に悪い感情が起こったとしてもその感情を制圧したり、コントロールができるくらい強い意志が必要なのです。たくさんの情報に振り回されて、その情報に感情がかき乱されているとストレスも溜まってしまいますし、疲れ切ってしまいます。

そのため、今自分にとってこの情報は必要な情報なのか、それとも悪影響になる影響なのかを判別して、必要が無ければ捨ててしまうというように判断力をつけることが大切なのです。

②習慣的に自己評価をする

会社の評価や周囲の人からの評価が自分の評価となっている人は、その評価で落ち込むことも多いでしょう。もし良い評価をしてもらえているときは嬉しく満足かもしれませんが、そうでない悪い評価のときはどうでしょうか。おそらく、実際はそうでないのに、「自分はダメ人間で生きている価値がない」などと落ち込んだり、自分を評価しない会社や人に対して怒りの気持ちでいっぱいになるでしょう。

このように、第三者からの評価で自分の評価が決まる人は、他人の態度や他人の言動や反応など、他人に気を使っていくことになりますので、ストレスが溜まり、疲れてしまいますし、自分の信念や能力が発揮できなくなってしまう恐れがあります。そのため、習慣的に自己評価を着けていくことが大切です。

自己評価をするときは第三者の意見に左右されずに自分が行ってきた仕事の結果などから評価していきましょう。このように自己評価することで、自分の意見を言ったり、能力を発揮していくことができるでしょう。

第三者からの評価を気にしなくても生きていける

第三者の意見や評価をすべて無視するのは賢くありません。客観的な意見や評価は、自分とは違った考え方や違った見方を知ることができ、受け入れれば自分の成長につなげることができます。

ただし、第三者からの評価だけで自分を評価するのはいけません。意見や考え方は十人十色です。感じ方も考え方も人それぞれですし、目指す先が血がければ考え方が違って当然です。自分の信念をしっかりと持って、自己評価を正しくできるようになれば、他人の言うことに振り回されたり、それによって精神が参ってしまうということもなくなるでしょう。

③嫌な事があっても気にしない

人の話は参考になる話がたくさんありますが、その中には聞いても意味のないものだったり、自分の悪口や嫌味であることもあります。特に噂話などは悪い噂であることが多いですよね。特にいつも嫌味を言うのが癖になっている人の話はそうであることが多いでしょう。もちろん話の中にある教訓や参考になる大切な話など自分にとってメリットのある話は取り入れるべきだと思いますが、それ以外の嫌だと感じる言葉は受け流しましょう。

例えば、上司から嫌味を言われたとき、その中に改善すべてき点や落ち度があり、自分にとって必要なことが含まれているかもしれません。もしくは上司の感情論で、こちらに非が無い場合もあります。前者の場合はその改善点をしっかりと取り入れて、後は気にしない心の強さを持ちましょう。相手に嫌味や怒ったりするときその人は余計なことを一言二言言うものです。そのため、その言葉に対して落ち込んで自分のことを責め続けるのではなく、気にしないで受け流したほうが、体力的にも楽ですし、時間も無駄になりません。

神経質で純粋な人ほど気にする

神経質で純粋な人ほど言われたことすべてを重く受け止めて責め続けて落ち込み続けてしまうのです。少し批判されたくらいのことでも自分でさらに悪い方向にとらえてしまい、自分を責め続けてしまうのです。落ち込むとなかなか立ち直れなくなってしまい、なぜそう言われたのか怒りがこみあげてくることもあります。

神経質に考えすぎて、ずっとネガティブな気分でいると、精神的にも肉体的にも疲れてしまいます。さらに自分への陰口や悪口が自分の耳に入ってきて落ち込むのです。自分への悪口や批判は気になる者ですが、自分も他人への悪口を言っているのではないでしょうか。そのため、少し悪口や批判を受けたからって、重く受け止めないで、受け流すことができるくらいのスルースキルと鈍感力を身に付けたほうがいいでしょう。

④完璧を目指さない

完璧主義者は神経質で細かいことに気が言って失敗すれば落ち込み、他人に対しても厳しくなりがちです。さらに最初からすべて理解していないと不安になったり落ち着かなくなって、仕事であれば、やっていくなかで理解していくことも、すべて最初から把握しようしてきます。そのため、仕事に手を付けるも遅くなって、いろいろな行動が遅くなりがちです。

「なんで出来ていないの?」と言われるのは、嫌ですが、その時に謝って次につなげていけばいいだけだと考えると行動も早くなるものです。わからないことや失敗は誰にでもあります。どんなに優秀な人でも完璧にこなすことはできません。ある仕事は完璧にこなしても、他の仕事で失敗してしまったということは当然あるのです。そのため、失敗や間違いがあったとしてもそこから新しい発見をすることも多いため、もし失敗や間違いで叱られたとしても「いい勉強になった」とプラスに考え、落ち込まないで、次に包んでいく鈍感力を持ちましょう。

鈍感力を持つ人は、素直に謝り、わからなければ聞いて、失敗や間違いで落ち込まない力を持っているのです。もちろん何度も失敗して怒られて改善できない場合は、その経験が身に付いていないということなので、失敗しないように努力することが大切でしょう。

完璧を求めることはストレスになる

完璧を目指すと落ち込むことが多かったり、少しのことでプレッシャーを感じやすくなってしまい、仕事に対しても臆病になってしまいます。

また、完璧を求めると、少しでも手を抜いた時に「これで良いのだろうか」と不安になったり、満足できなくなって、結局自分のなかでストレスになってしまいます。鈍感力を持つ人はある程度仕事のできをコントロールできたり、完璧にできなくても受け入れる精神力を持っています。

1つのことで永遠落ち込んでいるとストレスもたまりますし、次に進むこともできませんし、自分で自分の力を引き出すことができません。

⑤頭で考える時間を作らない

いつまでも失敗したことをくよくよ考え続けている人がいますよね。すごく真面目で失敗をするとすごく落ち込むタイプなのではないでしょうか。しかし頭でずっと考え込んでいても答えが出ないこともあるでしょう。

むしろずっと消極的に考えることで、気持ちもマイナスになってしまいます。鈍感力を持っている人は失敗してもくよくよと頭で考えることがありません。そのため、頭で考える時間を作らないことが鈍感力を持つ秘訣と言えるでしょう。

過ぎてしまったことを永遠と考えて落ち込むことは時間の無駄である

失敗や間違いはもう過ぎてしまった過去のこと。それをずっと引きずって考えてしまうでしょう。やっと忘れたと思っても、思い出して鬱になってしまったり、良いことなんてありません。

例えば、運転中にバックミラーを見ることがあっても、ずっとバックミラーを見て運転することはできません。

失敗や間違いから学んだあとは、すべて過去のこととして落ち込むことをやめて立ち直りましょう。

まとめ

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鈍感力をつけることはただ周囲に無関心で自分勝手に行うと言う事ではありません。自分に必要だと思う情報は取り込み、不必要で邪念になってしまう悪い情報は受け流すと言う事なのです。

鈍感力をつければ少しのことでもへこたれない強い心を持つことができるでしょう。ぜひ自分のスキルをあげるためにも鈍感力をつける努力をしてみてくださいね。

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