器用貧乏とは?意味や特徴を知ろう!長所と短所、解決方法も紹介!

4つ、5つと様々な分野において難なくこなす人は「器用貧乏」と呼ばれ、出世出来ないイメージがついてまわりました。しかし、本当にそうなのでしょうか。一部分では未だにあるかもしれませんが、時代の流れとともに、そのような傾向は薄れています。

一部の例を基に全体の事を思いこむことを、コミュニケーション心理学で「一般化」と呼びます。器用貧乏でも一般化が起こっている為、このタイプ人間が将来に不安や悩みを抱えたり、自分の能力に気づかずに埋もれてしまっています。

この記事では、器用貧乏をテーマに特徴や解決策をご紹介します。

器用貧乏について

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何でも要領よく出来てしまう器用貧乏は、ビジネスにおいて悩みも多くなります。例えば、器用という理由で、人から頼まれごとする機会も多く損だなと感じたり、転職する時に何を強みと言えるのか悩む人も多いです。

器用貧乏は、本当にマイナスな面しか持ち合わせていないのでしょうか。ここでは、器用貧乏の概要と特徴についてご紹介します。

器用貧乏とは

器用貧乏とは、何でもそれなりに出来る器用さがある為に、他人から物事を頼まれやすく、どれも中途半端に手を出して、ビジネスにおいて成功しない人のことを言います。何事も平均点以上にこなすけれど、何かの専門的な分野に長けず、極めることが出来ません。

例えば、企業貧乏は会社で、営業能力、語学能力、分析能力、コンサルタント、デザイン、エンジニア、企画など色んな分野のスキルが平均点以上ある為に、色んな分野に手を出せます。どれも始めるとある程度の事は難なく出来てしまうけど、どれかの分野に執着したり、特化出来ないのが器用貧乏です。

器用貧乏を短所として捉えやすい

このようなタイプの人が、悩み始めるのが転職を考えた時です。このような器用貧乏を短所として捉えてしまう場合があります。どこの企業も、中途採用の要項は、職種で区切られており、どれだけその分野で力を発揮できるかが始めに求められます。

しかし、器用貧乏の人は、どの職種も出来るけれども特化出来ません。その為、中途採用の面接や履歴書では、自分を上手く表現出来ない場合もあります。「私は器用貧乏だからダメなんだ」という理由で悩み始めても、誰も相手にしてくれません。器用貧乏は長所にもなるので、その道に長けることをオススメします。

器用貧乏の特徴

器用貧乏の特徴は次の4つが挙げられます。

  • ハングリー精神がなく、執着心がない
  • コツコツと努力することが苦手
  • 一つの事を極めるのが苦手
  • 周りから仕事を頼まれやすい

上記のような特徴は、全てネガティブに書かれています。しかし、これらは逆にポジティブに書くことも出来ます。複数のことを要領よくこなせるということは、頭が良く要点をすぐに抑え、新しい技術を簡単に身につけられる能力です。

このようにして、上記で挙げられた特徴は、下記のようなポジティブな言い方にも変える事ができます。

■ポジティブな面

  • 柔軟性が高い、柔軟な発想の展開が出来る
  • 新しいことにチャレンジできる
  • 切り替えが早い
  • 色んな分野に関心がある、幅広い分野の事が出来る
  • 人間関係を築く、周りから信頼を得やすい

このような特徴があるタイプの人は、何かの分野の専門家になることは向いていません。しかし、どの分野でもある程度の成果が出せるということは、今の時代オールランドプレイヤー、マルチプレイヤー、ジェネラリストと呼ばれて、活躍できる場があります。

専門家ほどの知識や技術はなくてもいいけど、マルチな人が1人いたら助かるというような職場に最適です。また、このようなマルチプレイヤーを求める会社も増えてきています。

器用貧乏の短所と長所

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1つのことに物凄く長けている専門職は、武器になります。しかし、器用貧乏のように、そこそこの成績のものが4つ、5つある事も武器になります。

器用貧乏は、自分で自分のもつスキルを上手く利用することで、成功する事ができます。ここでは、器用貧乏である短所と長所についてご紹介します。

短所

器用貧乏の場合、専門的な技術職を要するところでは働きにくいのが短所になります。専門家と同じ土台にたって、面接を受けた場合に専門性の強い環境では働けません。

何か専門性のある技術を磨くという事は「手に職」に繋がり、他の企業でも、ましては別の国にいっても、その分野に需要がある限り、職に心配する必要はありません。

手に職がない

器用貧乏の方は、専門家の方に勝つ事が出来ません。それは、その分野に対しての知識や技術が浅いことや、出来ない部分がたくさんあるからです。その為、専門的な職種を募集しているような企業で働くことは難しいです。

例えば、エンジニアの人であれば、現地の言葉が喋れなくても、記述されているソースコードを読めればいいのです。しかし、器用貧乏はソースコードが読めたとしても、書く事ができないなど中途半端な状態の為、エンジニアとして採用される機会は少ないです。

プログラミング言語は世界共通言語の為、どんな環境にいても作業を行う事ができ、この分野で実績を出せれば、仕事がなくなる事はないです。専門家はその分野に対して出来る事の幅が広い為に、器用貧乏の方では物足りない、技術不足と判断されて専門的なスキルを求めている場所では、不採用になる可能性が高いです。

給料が安定しない

器用貧乏は、給料が安定しない傾向にあります。器用貧乏の人は、自分の才能に気づいて伸ばすというよりも、自分には特化したものがないと考えてしまいがちです。考えた上で、専門性の強い職種を選んで失敗したり、選ぶ職を誤って自信をなくしてしまうことも理由として挙げられます。

その為、器用貧乏は、自分の能力を能力と気づかずに、オールウランダーとして成功するまで、給料のブレが見られる可能性があります。一方、専門職の方は、安定したスキルに応じて給料が支払われる為、給料に大きなブレがなく、すぐに仕事を見つけやすいです。

長所

短所は、見方を変えることで長所にも変えることができます。器用貧乏は、見方を変えると「柔軟性が高い」「新しいことにチャレンジできる」ということに繋がります。

進化論を唱えたダーウィンは「唯一生き延びることが出来るのは、変化できる者」だと言ってます。このように何事にも柔軟性のある人、器用貧乏のような人が生き延びられると語っていたのです。

柔軟性がある

器用貧乏は、物事に対する執着心が薄いために、どんなことでも柔軟に対応できます。時代とともに終わってしまった職業が沢山あります。しかし、器用貧乏は、時代の流れに沿って自分を変化できる強みがある為、どこでも生き延びることが出来ます。

例えば、器用貧乏の中にはYOUTUBEで動画をつくって広告収入を得ている人もいます。TVのような映像のクオリティでなくても面白い作品を公開できるようになっている時代です。企画もできて、動画もつくれて、自分で喋れてと多彩な能力を持つ器用貧乏は活躍できる場があります。

様々な知識を幅広く手に入れた柔軟性のある人は、専門職にはつける可能性は低いです。しかし、幅広い職種の中から自分の職を探すことが出来ます。やり方1つで、仕事の活躍の場としては困る事はありません。

幅広い分野で活躍できる

器用貧乏は、物事に対する執着心が低い分、興味ある事に対して恐れずにチャレンジすることが出来ます。その為、時代の変化に応じて、自分の可能性を見つけ出せます。昔のアイドルは、歌を出すことだけに専念している方が多かったですが、今では、幅広い分野で活躍している人を多く見かけます。

例えば、キングコングの西野 亮廣(にしのあきひろ)さんが一つの例です。彼はもともとお笑いでデビューしている方です。彼は、現在でも漫才をやり続け、絵本作家にもなり、自ら営業マンにもなり、街も作ったりと肩書きなく活躍の場を広げています。しかし、彼の場合は一つに特化している部分はありません。

その為、彼は器用貧乏の一芸能人とも言えます。例えば、絵を描くことが特技の1つであるけれども、絵の分野において彼より凄い人はいると認めています。その為、すばらしい絵本を作る為に、多くのデザイナー達が関わって絵本を作り上げています。

専門技術には勝てないけれど、それを統合したり助け合うことで、自分の力以上の大作が出来上がると考えているのです。自分の実力を見極めて、専門的技術において勝負をかけるのではなく、自分の弱点を補うという考えをすることで、成功に繋げる事が出来ます。

交友関係が広い

器用貧乏は色んな分野に幅広く手を出している為、交友関係が広い傾向にあります。また、平均点以上の成果が出せるので、人間関係は良好で、頼られることも多くあります。この交友関係が広いことも長所の1つです。しかし、この交友関係を上手に使えるかも成功するかの分かれ道となります。

例えば、先ほどのキングコングの西野さんの例であると、彼は専門職に長けた人と一緒に合作を作っています。このように、交友関係が広いことを仕事に生かせることも1つの長所になります。

器用貧乏の解決方法について

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「器用貧乏だね」と言われて嫌な気分になるのは、周りから器用貧乏が成功できないイメージを持たれている、もしくは現時点で成功していないからです。器用貧乏として生計を立てることが出来、成功していれば問題ないと思います。

器用貧乏が成功する解決策は「器用貧乏として活躍の場を見つける」もしくは「器用貧乏から抜け出してスペシャリストになる方法」があります。ここでは、解決策のポイントについてご紹介します。

器用貧乏として活躍する

周りから「器用貧乏だね」と言われたことがある人、この言葉は残念ながら褒め言葉ではありません。「器用なんだけど、特化したものがないので、残念だね」という意味が含まれています。手に職をつけていないと、安定した給料がもらえないと思われがちですが、器用貧乏の活躍の場は増えてきています。

広く浅く知識を広げることで、活躍できる仕事の場所は年々増えており、今の時代はむしろ器用貧乏の方が会社に適した人材とも言えます。自分は器用貧乏なんだと認めて、上手く自分の持つスキルを組み合わせて活躍できる場所を探しましょう。

中には、営業事務の補助や誰でも出来るスーパーのレジ打ちなどをオススメ業種とする記事もありますが、ハッキリ言ってもったいないです。器用貧乏は、新しいチャレンジやアイディアが豊富、柔軟性がある為、新規事業展開やディレクター業に向いています。

社内で新事業・新チャンレンジに活躍の場がある

会社も柔軟に施策を変えて成長していきます。その為、1つに特化した業務の会社はその分野に需要がなくなったり、その分野で失敗すると、その専門分野の人は必要なくなります。例えば、ゲームを主体としている会社のエンジニアの場合、ゲームがヒットしている間はエンジニアも必要になります。しかし、ゲームのヒットは長くては続きません。中にはヒットしない場合もあります。

会社がゲーム事業を止めて、新しい事業をやろうと判断した場合、その時点でゲームを専門にしたエンジニアは必要でなくなり、別の同じような会社を探さなければいけません。しかし、マルチプレイヤーの場合は、新しい事業でも適用できる場面が多くある為、会社内の移動が簡単に出来ます。

会社が存続する為には、いつでも新しいことに挑戦し続ける必要があります。例えば、1つのゲームがヒットしたとしても、この事業がいつまで続くかはわからないので、時代の流れに応じて新しい事にチャレンジします。

あなたがマルチ能力を発揮していた場合「彼なら別の業務でも大丈夫だね」という信頼を得る事ができ、会社内でも活躍の場を広げられます。新しい場所やまだ挑戦したことない新しい事にあなたのチャンスが見つかる可能性が高いです。

転職先で活躍の場を探す

会社のゲーム事業に需要がなくなった為に、転職をするか、新しい事業に移るか選択を迫られた場合に、「やっぱりゲームに関わりたい」という理由で転職を選ぶ人もいると思います。器用貧乏でも、中には仕事に関わる分野にこだわる人もいます。

このようなタイプの人は、転職先で活躍の場所を見つけましょう。例えば、ゲームサイトでマルチプレイヤーとして長年職務経験があった場合、色んな仕組みを知っているが故に、転職先でマネージャー候補、ディレクター候補として採用される可能性も高くなります。

中でも、新しい事業としてゲームを展開しようとしている会社が転職先となる可能性が高いです。新しい事業はやるべきことが多い為、1つの職種に長けている人よりも、色んな業務を知って要領よくこなせる方が求められる傾向にあります。

フリーランサーとして活躍の場を探す

会社に属していないフリーランサーは、手に職のある人が活躍の場を見つけると考えられがちですが、マルチプレイヤーでも活躍の場を見つけることが出来ます。マルチプレイヤーの方は柔軟さがある為、アイディアに長けている方が多いです。

その為、アイディアを仕事とする職にも向いています。例えば、今の時代ただのライターではなく、画像が加工できたり、キレイな写真が撮れる、管理画面上に記事をアップしてくれるような、ライターの方が需要があります。

また、動画を作る仕事の場合でも、ただ単にキレイな動画が撮影できる方よりも、企画を立てれて、自分で動画が取れて、喋れる人の方が、多少クオリティが悪くても活躍できる場所がたくさんあります。CM用の動画は作れなくても、「YOUTUBE」にアップできるクオリティは保て、オリジナルの番組を作って広告収入を得る方法もあります。

器用貧乏からの脱出方法

器用貧乏からの脱出方法は、専門職に特化することになります。器用貧乏のマイナス面として考えられている部分を改善することで、専門性に特化した職につくことができます。

ここでは、どのように改善するべきかについてご紹介します。

目標を持つ

まずは、器用貧乏であるが故の短所を認識することが重要です。器用貧乏は、1つのものに執着したり、こだわりをもつことがありません。これは、いわゆる自分の人生のビジョンがないことにも繋がります。

漠然と職を安定させたいから「手に職をつけたいな」と考えている人は、まず目標を持つことが重要です。何をすることが幸せなのか、よく考えましょう。ただ単にお金を稼ぎたいということであれば、マルチプレイヤーでも活躍したりお金を稼ぐ手段はたくさんあります。

しかし、何かの専門家に特化するということは、それをすることによってあなたが幸せを得ることにもつながります。「専門職=安定した給料」ではなく、それに対して幸せを得ないと、続けることが難しいです。「お金をもらえなくても、楽しいからやる」や「天職だ」というくらいに、自信を持てるものを目標にしましょう。

努力する

目標が見つかったら、言い訳することなく、それに対して努力を惜しまないことが大切です。例えば、デザインが好きだからデザイナーになると決意した場合、このような専門職で成功するということは、やはり大変です。

しかし、楽しいという気持ちがあれば、最初はお金が発生しなくても、やることに満足できて続けられます。続けていくうちに専門性が高まったり、実績をつけることで信用がつくれて、お金がついてくるのです。

専門性の高いものは、始めはお金が発生することは難しいです。例えば、有名な画家ピカソの作品はおよそ4万5点あると言われています。作品として公開されていない練習作業を含めたら、数え切れないほどの数を作っていたと考えられます。彼が最終的にお金を手に入れられたのは、このような努力をしていた結果ではないでしょうか。

おわりに

器用貧乏は、出世ができないような悪いイメージをもたれていますが、1つの才能です。器用貧乏は頭がよく、潜在意識が高いので、何でも要領よくこなす事ができます。この才能に気づかずに「私には長けているものがない」とマイナス面で捉えてしまうのは、もったいないです。

器用貧乏は、何か1つのことを極めるという気持ちを持つ事が難しいです。この気持ちを無理やり変化させるよりは、この能力を磨く為、新しいことにチャレンジして、多くのスキルを吸収する方向に進んでいった方が、あなたの性格や持ち味をビジネスに生かすことが出来ます。

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