人間は十人十色、遺伝や育った環境などで性格が異なってきます。でも、次男や次女、末っ子タイプがあるように、長女や長男に共通するタイプがあります。
同じ長女でも兄(長男)のいる人・弟のいる人・妹のいる人では、性格が違います。「長女は損ばかりしている」という女性もいます。「お姉ちゃんなのだから~」とガマンし続けてストレスが溜まり、キレやすくなる場合もあります。
長女の性格や特徴、そのデメリット、長女の恋愛傾向についてお伝えしますね。
長女の性格的特徴
長女といっても、育った環境や親子関係などにより子供の心理に与える影響が異なります。
同じ長女でも兄弟構成により性格が違ってきます。典型的な長女タイプは、文字通り第一子で下に弟妹がいる女性です。
[兄がいる長女はお姫様]
兄弟構成により、長女の性格がかなり異なります。
第一子が男性で第二子が女性という場合、長女は過保護になる傾向があります。第一子である長男が家族の期待を一身に背負い、「お兄ちゃん」として妹(長女)の面倒を見ます。
母親は長男を大事にします。父親も第一子の男の子を大事にしますが、「長男」ということで厳しく育てようとします。第二子に女の子が誕生すると、父親はとても可愛がり甘やかします。少々のワガママを許します。
第二子である長女は、母親に可愛がられ父親に甘やかされ、長男の兄に保護されます。
兄が二人以上いる長女は完全にお姫様
長男と次男では性格が異なりますが、妹を可愛がることは同じです。長男は妹の保護者であろうとします。次男にもその傾向があります。結果として、妹は長女でありながら二人のお兄ちゃんに甘やかされて、完全なお姫様タイプになりがちです。
逆に兄たちの保護者的態度にうんざりして反抗的になり、独立心が強くなることもあります。
兄弟がいる長女
長女が兄と弟に挟まれた中間子である場合、あるいは、長女の上に兄・下に弟妹がいる場合、長女は兄に保護されながら弟や妹の面倒を見ます。
兄弟の真ん中ならばお姫様
兄弟の真ん中であると、長女は兄からも父親からも保護され甘やかされます。お姫様気分でいられます。
兄と一緒に弟妹の面倒を見る
兄と弟妹がいる場合は、弟妹の面倒を兄と一緒に見ることになります。兄が長子としての役割や責任を引き受けるので、長女の負担は軽減されます。お姫様気分ではいられませんが、長女が第一子である場合よりも楽です。ただし、長子の兄がしっかりしていない場合は、長女が代わって長子の役割を果たすようになります。兄ちゃんと姉ちゃんを兼ねます。
[第一子である長女の性格]
「長女らしい」とか「長女っぽい性格」という場合は、長女が初めて生まれた子供です。
第一子として女の子が生まれると、父親も母親も大喜びしながら初めての子育てに不安も覚えます。試行錯誤しながら長女を育てていきます。厳格すぎることも甘やかしすぎることもあります。そこへ第二子として弟か妹が誕生します。
今まで両親の愛情と関心を独占してきた長女はとまどいます。両親の関心と愛情を取り戻そうとして、「赤ちゃん返り」をすることもあります。とまどいや寂しさを乗り越えて、一人っ子だった長女は「お姉ちゃん」になっていくのです。
①長女には「良い子」が多い
長女は比較的真面目で従順です。おとなしくて、親の言うことをよく聞きます。親に逆らって心配させるようなことは、めったにありません。子供の頃から「聞き分けがいい」のです。
「お姉ちゃんはおとなしくて良い子ね」とママやパパに褒められるのが嬉しくて、長女は両親の期待通りの「良い子」であろうとします。大人になっても真面目な努力家です。
長女は失敗を恐れる
長女は子供の頃から「良い子」を通してきたために失敗することを恐れます。幼い頃、ママパパから叱られた記憶が強く、大人になっても失敗できない・うっかり行動するのが怖い性格が身についてしまいます。
②長女はしっかり者で頼りになる
両親から「お姉ちゃんがしっかりしているから、助かる」と言われると、子供は嬉しくなります。「もっとしっかりしよう」と頑張ります。母の代わりを務めようとします。両親だけでなく周囲の人たちも「お姉ちゃんが弟妹の面倒を見る」ことを期待します。
長女は子供の頃から「しっかり者」として両親や周囲の人たちから頼りにされます。成長するにつれて、頼りにされることで自分の存在価値を確認するようになります。家族だけでなく、学校の友達や職場の仲間達からも頼りにされます。頼りにされることを、長女は喜びます。
長女は面倒見がいい
長女は子供の頃から弟妹の面倒を見ているので、人の世話をすることに慣れています。人に頼られることが大好きなので、頼ってくる人の面倒をよく見ます。困った人を放っておくことができません。意識することもなく、自分から助けの手を差し伸べます。
長女は一度面倒を見た人を忘れることがありません。いつまでも気にかけて、何かあれば助けに駆けつけます。
長女は頼られるとイヤと言えない
長女は人に頼りにされると、断ることができません。自分自身が困難な状況にいても、頼られると断りません。少々無理をしてでも人を助けようとします。
長女は「姉御肌」
長女にはサバサバして面倒見の良い「姉御肌」が多いようです。男性を励ましたり元気づけたりするのが上手です。女の友達も多く、いつもだれかの世話をしています。「姉さんタイプ」は人気があります。
飲み会や歓送迎会など「会」の世話役幹事役を快く引き受け、そつなくこなします。
③長女は責任感が強い
長女は、子供の頃から「お姉ちゃん」として両親や弟妹から頼りにされています。そのために責任感が強くなります。一度引き受けたことは途中で投げ出さず、最後までやり遂げようとします。
普段は慎重でも、大胆になることがある
責任感が強いので、長女は何事にも慎重です。軽々しく引き受けることはしません。しかし、「これは」と思うことには情熱を傾け積極的に取り組みます。普段のおとなしい態度から想像もできないほど大胆な行動をすることがあります。
長女は長男的な言動をすることがある
長女は自分が第一子という自覚があります。両親も長女を長男のように扱うことが少なくありません。家族に何かある時は、長女は長子としての責任を果たそうとします。長女としてリーダーシップを取ろうとします。
長男である弟を立てながらも、弟に責任を押し付けることはしません。
長女は理屈っぽい
長女は責任感が強いので、感情に流されず理性で行動しようとします。そのために言うことが理屈っぽくなります。男性のように理詰めで動く可能性が強くなります。
長女は計画的にお金を使う
長女は責任感が強く慎重なので、むやみに浪費することはありません。真面目にコツコツ働いて貯金し、計画的にお金を使います。
④長女は我慢強いのでストレスがたまる
長女は子供の頃から「お姉ちゃんだから、ガマンしなさい」と言われることが多いようです。弟妹と喧嘩しても叱られるのは長女です。パパやママは弟妹の味方をするので、長女は喧嘩を避けるようになります。
長女は言いたいことを言わずに我慢する
長女は我慢強く、いつも目上の人や自分より弱い人を優先させます。自分の言いたいことも言わず、いつも一歩引いて人を立てます。自分の悩みや苦しみや不平不満を内に抱え込みます。
長女は突然キレる可能性がある
長女は我慢することに慣れていますが、ストレス過剰になる傾向があります。長女には不器用なタイプが多く、上手にストレス発散ができません。ストレスが溜まりに溜まって、突然キレる可能性があります。
長女は自分のことは後廻しにする
長女は、子供の頃からお菓子や玩具を弟妹に先に渡します。自分はいつも後廻しにします。大人になってもこの傾向は変わりません。自分の夢や野望は後廻しにして、他人の希望を優先させます。
恋愛においても「遅咲き」と言われますが、幸福な結婚をする女性が多いようです。
④長女は気を遣う
長女は、今まで独占していた両親を突然妹や弟に奪われた経験があります。両親に嫌われることを恐れ、両親の愛情と関心を取り戻そうと努力します。おとなしい良い子になろうとして、必要以上に気を遣います。
大人になっても周囲の人たちに嫌われないように人一倍気を遣います。人間関係をとても大事にします。人の気持ちを思いやり面倒見がいいので、家族にも周りの人たちにも頼りにされます。そのため、さらに細かく気を遣うようになり、気疲れしてしまう可能性があります。
長女は言葉にも気を遣う
長女は言葉に気をつけることが多いようです。目上の人にはきちんと敬語を遣います。タメ口を利くようなことはありません。
人の気持ちを大事にして、心を傷つけないように言葉を選びます。
長女はぼんやり・おっとり
「長女はぼんやりさんでおっとりさん」と言われます。気遣いの良いしっかり者とは逆のようですが、長女の素顔が覗いたと考えられます。常に気を遣いガマン強く人に接していると疲れてしまいます。ぼんやり・おっとりすることで、気を抜いて休んでいるのです。
しっかり者で姉御肌の長女が「ぼんやりさんでおっとりさん」というのは、長女の魅力を増します。意外な一面を持っていることや弱点があることは、人間的な魅力になります。
⑤長女の夢は現実的
第一子の長女に対して、両親は比較的厳しい育て方をします。教育にも熱心です。堅実な人生を歩むように指導します。
長女は両親の期待に応えて真面目に努力し、実力を蓄えます。現実的な夢を抱き、夢を実現するために一歩一歩着実に歩いて行きます。夢を実現する可能性が高いと言えます。
長女は恋愛面でも真面目
長女は恋愛においても真面目です。遊び半分に男性と付き合うことはありません。恋人との付き合いよりも仕事や責任を優先させる傾向があります。女友達や職場の同僚や後輩の世話を焼くのに忙しく、男性に目を向ける暇がなくなることもあります。
⑥長女は甘えることが下手
長女は甘え下手です。両親が弟妹の面倒に忙しいので、自分が甘えると両親の負担が大きくなるとわかっています。甘えるのを遠慮しているうちに、甘えることが下手になります。その点、次女や末っ子は甘え上手です。
長女は人に弱みを見せない
長女は甘えるのが下手なので、人に弱みを見せません。意識しないで頑張ってしまいます。好きな男性にも強がって見せることがあります。
長女は本当は甘えたがり
長女は本当はだれかを頼り甘えたいと思っています。年上の仕事のできる包容力のある男性に憧れます。幼い時に甘えたかった父親の代わりを恋人に求めているようです。
長女は男にだまされやすい?
長女は甘やかしてくれる男性にメロメロになる可能性があります。しっかり者なのに口先上手な男に騙される危険性があります。
長女の恋愛
長女は恋愛においても長女らしい性格を発揮します。子供の頃の親子関係が恋愛傾向に影響を及ぼします。
[長女の恋愛傾向]
長女はしっかり者で面倒見がよく、我慢強い性格です。家庭的な部分もあるので、結婚の相手に向いています。しかし、しっかりしすぎて真面目すぎるので、年上のや同年の男性はアプローチしにくいようです。
むしろ年下の男性から頼られることが多くなります。ことに弟のいる長女は年下の男性の心理や気持ちをよく理解できます。
①長女は年上のデキる男性が好き
長女は子供の頃父親に思い切り甘えられなかったために、父親の代わりになるような年上の男性に魅かれる傾向があります。仕事ができて頼りになる尊敬すべき男性を好きになります。
長女は実はロマンチスト
長女は男っぽい理性的な人間に見られがちですが、内心は女らしいロマンチストです。お姫様に憧れています。「お姫様抱っこ」をしてくれるような頼れる恋人を求めています。「俺について来い」タイプの男に弱いようです。
頼れる男は長女の気持ちに気づかない
しかし、長女は甘えることが下手なので、年上の頼れる男性は長女の気持ちに気づくことが難しくなります。男性心理としては、素直に甘えてくれる女性の方が受け入れやすいようです。
長女は家庭でも職場でもリーダーシップを発揮します。長女が憧れる「俺について来い」タイプの男もリーダーシップを取りたがるので、対立することが少なくありません。
②長女は恋愛面でも慎重になる
長女は真面目で慎重ですから、恋愛面でも積極的にアプローチするのが苦手です。
好きになってくれた男性と恋をする
恋愛も受動的です。長女は、自分を好きになってくれた男性と恋をする傾向があります。男性に積極的にアプローチされると、断ることができません。「女は望まれて結婚するのが幸せ」という昔ながらの言葉が当てはまります。
③長女は突然相手がイヤになる
長女は我慢強く、何があっても責任を男性に押し付けることはありません。自分でトラブルを解決しようと頑張ります。男性に文句を言うこともありません。男性に不満があっても、じっと我慢します。
しかし、人間の忍耐力には限度があります。ある日突然、恋人や夫がイヤになることがあります。相手がイヤになったら最後です。関係を修復する方法はありません。
長女は言葉で攻める
長女はイザとなると思い切った行動に出ます。日頃から社交的でコミュニケーション能力が高いので、言葉の表現力も豊かです。理屈っぽい考え方をするので、相手の男性を攻撃する時は言葉で理詰めにします。理論的に男性心理の弱点を突くので、男性は怒って暴力を振るう可能性があります。
④長女は長男や末っ子と相性がいい
長女と相性が良いのは、長男と末っ子です。
長男長女は似た者同士
長男も長女も責任感が強く真面目です。お互いに気遣いが良く、思いやりがあります。家庭を大事にして、周囲の目を気にします。お互いの価値観や性格が似ているので、長男長女の恋愛はうまくいき、結婚に至ることが多いようです。
末っ子は長女を頼る
末っ子は自由奔放に振る舞いますが、リーダーシップを発揮することは苦手です。長女は末っ子を上手にリードして舵取りします。末っ子は兄や姉に頼りがちで、長女は頼られることが大好きです。末っ子と長女は相性が良いと言えます。
一人っ子と長女は相性が悪い
一人っ子は両親の愛情と関心を独占して育ったため、マイペースで感情表現が豊かではありません。頑固で人に譲らないところがあります。気遣いや人間関係を大事にする長女とは価値観世界観が異なります。衝突することが多くなります。
⑤長女は恋人に甘くなる
長女は頼られるのが大好きですから、恋人にも甘くなります。恋人のワガママを許し、ミスや失敗を咎めることをしません。恋人のミスや失敗をカバーしようとすることもあります。
長女は年下の男性に人気がある
長女は姉さんタイプ・姉御肌ですから、後輩など年下の男性の面倒をよく見ます。さりげなく仕事をサポートしたり助言したりします。男性のプライドを傷つけないように元気づけることができます。長女は年下の男性に人気があります。年下男性にもてるように見えます。
長女はダメ男にひっかかりやすい
長女は人の世話を焼いたり面倒を見たりすることに喜びを覚えます。人に頼られることが自分の存在価値だと思っています。そのことは良いのですが、気をつけないとダメ男にひっかかる危険性があります。「この人は私がついていないとダメなの」と思い込み、怠け者やだらしない男の喰いものにされることが少なくありません。
[血液型と相性]
血液の型と性格は関係性がないという人もいますし、血液型による相性を問題にする人もいます。一応、相性の良いと言われる血液型を御紹介します。
しかし、「馬には乗ってみよ。人には添ってみよ」と言います。付き合って初めて相性の良さがわかります。血液型を気にして、最初から先入観を持たないようにしてくださいね。
A型長女と相性がいいのは?
しっかり者で真面目なA型長女は、甘え上手なO型末っ子と相性がいいと言われます。しかし、長男長女は似た者同士です。A型長女とA型長男の組合せが最高という人もいます。
B型長女と相性がいいのは?
血液がB型の長女とA型の次男(末っ子)の相性が抜群に良いといいます。考え方や性格が似ています。A型は几帳面で真面目です。しかも次男または末っ子の場合は、兄や姉の失敗から学び慎重になります。B型長女はマイペースですが、頼られることが好きな優しい性格です。
O型長女と相性がいいのは?
包容力のある優しいO型長女は、真面目で慎重なA型男性と相性が良いようです。A型ならば、長男・次男・末っ子全部OKです。
AB型長女と相性がいいのは?
AB型長女はしっかりして理性的です。要領がいいけれど甘えん坊のA型末っ子とよく合います。ただし、AB型長女は頭の良い男性に魅かれるので、A型末っ子も頼ってばかりいないで自分の知恵と力でトラブルを解決して見せる必要があります。
「長女は損をする」のは本当?
長女が第一子である場合、幼い頃から「お姉ちゃん」は何かと大変です。「あなたはお姉ちゃんなのだから」と言われ、何かにつけて我慢をしたり譲ったりしなければなりません。弟や妹の面倒を見る必要もあります。両親の期待も大きくかかります。
でも、長女は損ばかりしているのではなく、得することも多いのです。
[長女であることの損と得]
第一子である長女は小さい時から大きな期待と責任を負わされます。両親の期待が大きすぎて親子関係にヒビが入ることもあります。しかし、両親は長子に一目置きます。何かというと相談を持ちかけたりして、早くから大人として扱います。
負担になることもありますが、長女であるという誇りを持てます。万一の時は、家族の中心となって家庭を支えるので、弟妹から頼りにされるだけでなく、尊敬されます。
姉妹はライバルで親友
長女と妹はライバルでもあります。妹は姉の失敗を見て学習し、同じ失敗を繰り返さないようにします。長女は姉の面子にかけて妹に負けまいとします。妹より優位に立とうとします。妹が優秀だったり特殊技能があったりすると、姉は苦労します。浅田真央ちゃんの姉の舞ちゃんも親子関係がうまくいかなかった時期があると言います。
姉妹がお互いの存在価値を認め合うと、これ以上にない大親友となり互いに助け合います。
長女の最大のメリットは「お下がり」を着なくていいことです。妹は姉のお下がりを着ることが多いので、逆に独自のオシャレにこだわるようになります。
頼りない弟には苦労する
弟が長男である場合、両親はどうしても男の子を大事にします。祖父母も長男である弟を大事にしますから、長女は寂しい思いをします。歌舞伎役者の長女として生まれた女優の寺島しのぶさんは、弟ばかり大事にされて子供の頃から悔しい思いをしたそうです。その悔しさや負けん気が、しのぶさんを大女優に育て上げました。
長男である弟が頼りないと、長女の責任は大きくなるばかりです。長女は弟のミスや失敗をカバーして、バックから弟を補佐します。事実上は長女が長男の役目を果たすことになります。大変な苦労ですが、家族に頼られているという実感があります。
[長女が気をつけたいこと]
長女は気配り上手で頼りになります。面倒見がいいので友達も多く、人気者です。しかし、頼りにされて喜んでいると、人に利用されて不愉快な目に遭います。
①我慢をしすぎない
無理なことや理不尽なことを我慢しないようにします。「イヤなこと」「できないこと」は、はっきりNOというようにします。ストレスが溜まってキレると、急に評判が悪くなります。周囲の目を気にしやすい長女には耐えがたいことです。さらにストレスが増します。
②必要以上に手を貸さない
長女は困っている人を黙って見ていられません。自分から進んで助けようとします。人間は楽することが大好きで、怠けやすい傾向があります。すぐに長女を頼るようになります。長女は人に頼られると嬉しくなりますが、相手は自分の力で責任を果たそうとしなくなります。知らない間に、相手の男性をダメ男にする可能性もあります。
③甘ったれのロマンチストであることを自覚する
長女は自分がしっかり者であることを知っています。でも、自分が本当は寂しがり屋の甘ったれで、ロマンチックな夢見る乙女であることを自覚していません。
自分がしっかりしていると過信して、口先上手な男にだまされる可能性があります。自分の本当の気持ちがわかっていると、心からわかり合える相手を見つけることができます。
[スウ姉さん万歳!]
「スウ姉さん」は、エレナ・ポーターの小説です。資産家ギルモア家の長女スウは幼い頃に母親を失い、主婦代わり母代わりになって父親と弟妹の世話をしてきました。
ピアニストになる夢が実現する寸前、父親の事業が失敗しました。スウはピアニストになることを諦めて、ピアノ教師をして一家を養います。父親は発狂し、妹は姉スウの恋人を奪い、弟は働きもしないで遊び暮らします。スウは「スウ姉さん」と呼ばれ、家族全員に頼られて苦労を重ねます。しかし、ついにスウを愛する男性にめぐり逢い、結婚します。
「スウ姉さん」は典型的な長女の物語です。自分の夢も幸せも全て諦めて、家族のために頑張り続けます。そして最後に最も大きな幸福を掴みます。まさに「遅咲きの花」です。「スウ姉さん」は長女全員へのエールです。
まとめ 長女は我慢強くて頼れる存在
人の性格は遺伝や育つ環境の影響を受けながら形成されます。兄弟構成も大きく影響します。「長女らしい」と言われるのは、第一子として誕生した女の子に共通する性格的な特徴です。
第一子である長女は両親の愛情と関心を独占して育ちます。やがて次の子が生まれ、長女は突然「お姉ちゃん」になります。両親の愛情と関心を次の子に奪われたように感じ、寂しく悲しくなります。
長女は両親の愛情を求めて、両親の期待する「良い子」になります。「お姉ちゃん」として弟や妹の面倒を見るようになります。両親に叱られるのを恐れ、弟妹と喧嘩することを避け我慢することが多くなります。両親や弟妹に頼られることで、自分の存在価値を確認します。
長女は我慢強くて頼りになる女性に成長します。真面目で責任感が強く、努力家です。目上の人を立て、仲間や後輩を上手にサポートします。姉御肌で人の気持ちを大事にするので、人気者です。
でも、長女は本当は寂しがり屋で甘えたがり屋です。父親代わりになる恋人を求めるロマンチストです。強がって見せたり、必要以上に我慢したりするのをやめると、ストレスも軽減します。本当にわかり合える恋人とめぐり逢い、幸せな結婚ができます。
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