ぎっくり腰になったらどうする?対処法と予防法を紹介!原因は何?

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この記事にたどり着いた方は、おそらく1度は「ぎっくり腰」になった経験をお持ちでしょう。ぎっくり腰になると、腰に突発的な激痛が走って、その腰の痛さで動くに動けず、家事や仕事どころかトイレなどの日常生活すらままならなくなりますよね。

そして、ぎっくり腰は得てして以前のぎっくり腰の経験を忘れた頃に突然やってくることから、精神的にもパニック気味になって、冷静な対処ができなくなりがちです。ましてや、初めてぎっくり腰になった人は、経験の無い痛みに対処の仕方が分からず、気が動転して冷静な判断もできないでしょう。

そこで今回は、ぎっくり腰になった際の対処法や予防法、ぎっくり腰の原因などについて、ご紹介したいと思いますので参考にしていただければ幸いです。

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ぎっくり腰とは?

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そもそも「ぎっくり腰」とは、どのような病気なのでしょうか?また、持続的に腰に痛みが生じる腰痛とは、どのような違いがあるのでしょうか?

ぎっくり腰の対処法を知るにしても、まずは「ぎっくり腰」という病気について詳しく理解する必要があります。そこで、ぎっくり腰に関する基礎的な知識について、改めて確認しておきたいと思います。

ぎっくり腰=急性腰痛症

ぎっくり腰は俗称にすぎず、正式には急性腰痛症という症状名の疾患です。そして、急性腰痛症は、不自然な姿勢をとったり、急な身体の動きによって、突如として腰に痛み・激痛が生じる症状の総称です。

例えば、重い物を持とうとした際や、作業をしようとして前屈みになろうとした際、あるいは階段を上り下りする際など、日常の中のちょっとした動作のはずみで、急性腰痛症が発症します。

急性腰痛症の発症直後は、腰部に生じる激痛のために、動くことさえできなくなる場合もあります。ただし、急性腰痛症は基本的に適切な対処をすれば、個人差はあるものの1~2週間程度の短期間で回復することが多く、遅くとも1ヶ月程度で9割以上の人が回復します。

慢性腰痛症との違い

このような急性腰痛症とは別に、急性腰痛症ほどの激痛ではなく慢性的で持続的な腰の痛みが生じている症状・状態のことを、慢性腰痛症と言います。

急性腰痛症と慢性腰痛症との違いとしては、次のようなものが挙げられます。

痛みの性質が異なる

急性腰痛症は、身体を動かせないほどの激痛・鋭い痛みで、基本的に遅くとも1ヶ月程度で回復する短期的な痛み・急性痛です。

これに対して、慢性腰痛症は身体を動かすことができる程度の持続的な鈍痛・重い痛みですが、完治・回復が見込みにくい痛み・慢性痛です。

痛みの発生時期の認識の可否

急性腰痛症は痛みの発生時期を明確に認識することができます。というのも、症状が突然に発生するからです。

一方で慢性腰痛症は、いつの間にか腰に痛みが現れていて、多くの場合で発生時期を特定することは困難とされています。

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ぎっくり腰の原因

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このように一口に腰痛と言っても、ぎっくり腰・急性腰痛症と慢性腰痛症との間には大きな違いが存在します。このような相違を踏まえつつ、それでは急性腰痛症・ぎっくり腰は、どのような原因で発生するのでしょうか?そこで、急性腰痛症・ぎっくり腰の原因について、ご紹介したいと思います。

急性腰痛症・ぎっくり腰の原因

急性腰痛症・ぎっくり腰を引き起こす原因は、前述したような日常の中のちょっとした動作のはずみです。しかしながら、日常の中のちょっとした動作のはずみは原因というよりも、いわば急性腰痛症・ぎっくり腰の発生のきっかけにすぎません。

急性腰痛症・ぎっくり腰の発生の背景には、急性腰痛症・ぎっくり腰の発生を招く様々な要因があり、具体的な要因としては次のようなものが挙げられます。

  • 長い時間の立ち仕事
  • 不自然な姿勢や体勢(中腰・前屈みなど)
  • 姿勢の悪さ(猫背など)
  • 運動不足や身体の柔軟性不足
  • 身体の冷え
  • 身体的な疲労
  • 精神的な疲労やストレス

これらの要因が長く続くことで、その間に腰部の筋肉が疲労したり、背骨(腰椎・脊椎)に歪みが生じます。

そして、腰回りの筋肉疲労や背骨の歪みが蓄積したところに、日常の中のちょっとした動作がきっかけとなって、急性腰痛症・ぎっくり腰が突如として発症するのです。

狭義の急性腰痛症・ぎっくり腰

狭義・狭い意味での急性腰痛症・ぎっくり腰とは、突発的な腰部の激痛といった急性腰痛症・ぎっくり腰の症状は見られるにもかかわらず、整形外科などの病院で検査をしても、腰部の損傷や異常が見つからず痛みの原因が不明な場合を言います。

腰部の損傷や異常が見つからないというのは、激痛が生じている以上は腰の筋肉や背骨(脊椎の椎間板や椎間関節)などに原因が存在するのですが、その原因が明確に特定できないということです。

このような急性腰痛症・ぎっくり腰の原因が明確に特定できない場合の多くは、腰の捻挫(ねんざ)・椎間関節の亜脱臼の可能性が高いと考えられています。捻挫は、関節の可動範囲を超える動きが関節で生じた際に発生する関節の損傷のことです。

腰回りの筋肉疲労や背骨の歪みの蓄積によって通常よりも腰部脊椎(腰椎)の椎間関節の可動域が狭くなっているところに、ちょっとした動作で可動域を超える動きが椎間関節に加わり、椎間関節の捻挫・亜脱臼が生じるのです。捻挫が発生すると、患部の周辺組織に炎症が生じ、痛みが生じることになります。

広義の急性腰痛症・ぎっくり腰

広義・広い意味での急性腰痛症・ぎっくり腰とは、腰部に具体的な疾患や異常が見られて、痛みの原因が特定できる場合を言います。痛みの原因となる腰部の具体的疾患や異常は、次のようなものが挙げられます。

腰椎椎間関節症

腰椎椎間関節症とは、加齢や過度の腰への負荷が原因となって、腰椎(脊椎)が変形したり、腰椎の椎骨に骨の棘が生じることにより、周辺組織に炎症を引き起こす疾患です。腰痛の原因として、最も一般的な原因の一つとされています。

腰椎圧迫骨折(椎体圧迫骨折)

腰椎圧迫骨折とは、腰椎(脊椎)の骨にあたる椎体・椎骨が、腰への過度の負荷や転倒などの弾みで外力がかかり、骨折してしまう疾患のことです。

特に高齢者や女性は、骨粗鬆症になりやすい傾向がありますので骨が脆くなっており、腰椎圧迫骨折の危険性も高まります。腰椎圧迫骨折が生じると、一般的に激痛が走ります。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、腰椎の椎骨と椎骨の間に存在して衝撃吸収の役割を担う椎間板という軟骨が変形して、一部が椎骨と椎骨の間から飛び出す疾患のことです。

腰椎(脊椎)は背骨・腰骨であり付近を脊髄などの神経が走行していますので、椎間板ヘルニアによる神経の圧迫で腰だけでなく足などにも痛み・しびれが生じます。椎間板ヘルニアは、坐骨神経痛などの原因にもなります。

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ぎっくり腰になった際の対処方法

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それでは、このような原因によって急性腰痛症・ぎっくり腰になったら、どのような対処をすれば良いのでしょうか?急性腰痛症・ぎっくり腰になると、その腰の激痛から精神的にパニック気味となって、冷静な対処ができなくなりがちになります。

そこで、急性腰痛症・ぎっくり腰になった際の対処法や治療法について、予め理解しておくことが必要になります。

発症直後の応急措置

急性腰痛症・ぎっくり腰が発症した直後は、多くの場合で腰に突発的な激痛が走り、その激痛で動くに動けません。ですから、発症直後の応急処置としては、まず身体を横にするなど腰に負担をかけずに自分が楽だと感じられる姿勢をとり、安静にすることが重要になります。

急性腰痛症・ぎっくり腰の発症直後は、往々にして少し動くだけでも腰に激痛が走りますから、ベッドに身を横たえるなど痛みが少なく感じられる姿勢を見つけて、半日から1日程度は痛みの経過・様子を見ます。

また、コルセットや腰痛ベルトを保有しているのであれば、コルセット・腰痛ベルトを腰に装着して腰の動きを一時的に固定化すると良いでしょう。

患部を温める

急性腰痛症・ぎっくり腰が腰の捻挫と考えると、足の捻挫の場合のように患部を冷やすべきだと考えられます。インターネット上では、患部を冷やすべきと主張するサイトも、逆に患部を温めるべきと主張するサイトも混在しています。

しかしながら、急性腰痛症・ぎっくり腰の場合に患部を冷やすことによって、改善効果が見られるという医学的な研究報告は多くありません。むしろ、近年は急性腰痛症・ぎっくり腰の場合に患部を温めると改善効果が見られるという医学的な研究報告が発表されており、患部を温めるほうが考え方としては有力となりつつあるようです。

ですから、水で濡らしたタオルをレンジで温めてから患部に当てたり、衣服に貼れるカイロを利用することによって患部を温めると良いでしょう。少し動けるような場合には、身体の動きに注意しながら、お風呂に入ることも患部を温めることにつながります。

ちなみに、患部を冷やしたからといって症状が悪化するわけでもありません。中には患部をアイシングすることで、痛みが緩和するように感じられる人もいるでしょう。

痛みが軽減したら、無理のない範囲で身体を動かす

急性腰痛症・ぎっくり腰による腰の痛みは、通常1日~数日程度で自然と軽減し沈静化してきます。このように痛みが沈静化してきて少しでも動けるような状態になったら、コルセット・腰痛ベルトを利用して腰の痛みに注意を払いつつも、日常生活の様々な動作を徐々に試しながら身体を動かすようにしましょう。

近年の医学的な研究報告や欧米の急性腰痛症の治療ガイドラインでは、全く身体を動かさずに安静にばかりしていると、かえって痛みの回復が遅れるばかりか痛みを悪化させる場合もあるとされています。

もちろん、痛みを我慢しながら無理に身体を動かすことを推奨しているわけではなく、あくまでも痛みとの兼ね合いで無理のない範囲で日常生活が再びできるように徐々に身体を動かすようにするということです。

様子を見ても痛みが軽減しなければ病院へ

応急処置としての安静や患部を温めたりしながら様子見をしても、痛みが軽減せず姿勢を変える度に激痛が走る場合は、整形外科病院を受診しましょう。整形外科では、レントゲン撮影などの検査を経て専門家である整形外科医の先生が診断を下します。

この点、整骨院や治療院などに通う方もいるかもしれませんが、まずは病院で検査・診断を受けるべきでしょう。

急性腰痛症・ぎっくり腰と診断された場合の整形外科での治療は、基本的に鎮痛薬・痛み止めの内服薬の処方、温湿布・冷湿布などの外用薬の処方が主になります。広義の急性腰痛症・ぎっくり腰のように具体的な原因が特定できなければ、薬物療法による経過観察をすることが一般的です。

一方で広義の急性腰痛症・ぎっくり腰のように具体的な原因が特定できる場合は、経過観察以外にも痛みの症状に応じて治療が行われます。例えば、椎間板ヘルニアの場合は、椎間板が飛び出て神経を圧迫することで痛みが生じますので、神経ブロック注射によって局所麻酔をして神経を一時的に麻痺させることで痛みを抑制します。

ちなみに、急性腰痛症・ぎっくり腰の激痛でパニック気味になるとしても、病院へ行くために救急車を呼ぶことは控えたほうが良いでしょう。急性腰痛症・ぎっくり腰は生命の危機に直面するような疾患ではありませんから、一般常識・モラルの問題として自分もしくは親族の運転や公共交通機関を利用して病院へ行くべきでしょう。

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ぎっくり腰にならないための予防方法

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急性腰痛症・ぎっくり腰には、ならないことに越したことはありません。急性腰痛症・ぎっくり腰に1度なると、一旦は症状が治ったとしても同じような状況で再発する可能性が非常に高いのです。

そのため、日頃から急性腰痛症・ぎっくり腰にならないための予防意識を持つことが大切です。そこで、急性腰痛症・ぎっくり腰の予防法について、ご紹介したいと思います。

腰に負担のかかる動作に注意する

仕事などで重量物を持ち上げる場合など、腰に負担のかかる動きをする時には、十分に注意する必要があります。このような場合は、腰を曲げて持ち上げるのではなく、腰は曲げずに膝を曲げて足の力で持ち上げるようにすると良いでしょう。

また、重量物を持ち上げる時には、お腹に力を入れて腹圧を上げることを意識すると、急性腰痛症・ぎっくり腰になりにくいので、実践してみてください。

姿勢に気を配る

仕事などで長時間にわたり立っていたり、中腰や前屈みなどの不自然な姿勢が続いたり、あるいは猫背などの姿勢の悪さなどの状況があると、その間に腰部の筋肉が疲労したり、背骨に歪みが生じて急性腰痛症・ぎっくり腰を発症しやすくなります。

ですから、仕事の途中で休憩を設けて同じ姿勢が続かないように、体操やストレッチをするなど身体を動かしましょう。

運動不足・身体の柔軟性不足の解消

腰回りの筋肉の筋力が低下すると、ちょっとした動作で腰椎・脊椎の亜脱臼・捻挫を起こしやすくなります。ですから、ウォーキングなどでも腰回りの筋肉を十分に鍛えることができますから、日頃から適度な運動を実施するようにしましょう。

また、腰痛改善のための腰痛ストレッチ体操・腰痛予防ストレッチ・腰痛解消ストレッチなどを実施して、身体の柔軟性を高めておくことも有効です。

疲労・ストレスを取り除く

身体的な疲労や精神的ストレスは、急性腰痛症・ぎっくり腰を発症させる要因の一つです。ですから、疲労やストレスを溜めこまないように、日頃から十分な休養や睡眠をとるようにしましょう。

疲労やストレスを感じ出したら、整体院で整体の施術を受けて身体の歪みを取り除いたり、マッサージを受けても良いかもしれません。また、再発防止の観点から、定期的に整体院での施術や鍼灸院での鍼灸治療を受けても良いかもしれませんね。

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まとめ

いかがでしたか?ぎっくり腰になった際の対処法や予防法、ぎっくり腰の原因などについて、ご理解いただけたでしょうか?

たしかに、初めてぎっくり腰になった人は、経験の無い痛みに対処の仕方が分からず、気が動転して冷静な判断もできないかもしれません。また、ぎっくり腰の経験者であっても、ぎっくり腰は以前のぎっくり腰の経験を忘れた頃に突然やってきますので、精神的にもパニック気味になって冷静な対処ができなくなりがちです。

しかしながら、ぎっくり腰の対処法はシンプルです。ぎっくり腰は1日程度安静にしていると、痛みが自然と軽減されるのが通常ですから、焦らずに身体を横にするなど自分が楽な姿勢をとることが大切です。そして、痛みがある程度治まってきたら、なるべく身体を動かすことが早期の回復につながるのです。

ですから、ぎっくり腰に突然襲われたとしても、焦ることなく冷静な対処を心掛けるようにしてください。

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