足裏がゴリゴリする原因は?足の炎症が起きている可能性も

「最近、疲れがたまっている」と感じている人の中に、足裏に異変があり、触ってみるとゴリゴリしている、という方はいませんか。疲れは、体内に老廃物をためこみます。

人間の一番下にある足裏は、その老廃物がたまりやすいのです。マッサージで気持ちよく解消しましょう。しかしまれに、深刻な病気の可能性もありますので、用心してください。

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足裏がゴリゴリする原因は?

足裏

足の裏のゴリゴリを強く押すと、「痛い!」と感じませんでしたか? しかし、しばらくすると「もう一度押さずにいられない」そんな感じではないですか。

「痛いんだけど、いじりたい」老廃物がたまると、このような症状が起きることがあります。

疲労物質カリウムについて

「筋肉をたくさん使うと乳酸がたまる」とか、「乳酸は老廃物の代表選手」といった話を聞いたことはありませんか。いわゆる「乳酸は悪玉」説です。しかし最近の研究では、この説は否定されています。

ある研究者が1929年に、カエルの実験で、筋肉を酷使すると乳酸がたまることを発見しました。それで「乳酸が疲労の原因物質だ」という説が定着したのです。それは長らく信じられてきましたが、2001年に、これを否定する研究結果が出たのです。

その研究によって、疲労の原因物質は「カリウム」であることが分かりました。しかし話はそれで終わらず、この研究では「カリウムに乳酸を加えると、筋肉の疲労が回復した」ということまで明らかになったのです。

つまり「乳酸」は「犯人でない」どころか、「善玉」だったのです。実に70年もの間、本当は体に良い物質を、悪い物質と考えてきたのです。

そのため、現在でも「乳酸は悪玉」と信じている人が少なくありません。

乳酸と乳酸菌は違う

余談になりますが、もうひとつの「誤解」の話をします。

「乳酸」と「乳酸菌」は別物なのです。テレビコマーシャルで、「乳酸菌を摂りましょう」と盛んに宣伝している通り、「乳酸菌」を摂ることで、健康に良い効果が期待できます。

しかし乳酸菌の飲料を飲んでも、疲労回復に役立つ乳酸は増えることはないのです。

疲れのメカニズム

現在では疲労の原因とされる物質は、「カリウム」と「リン」とされています。

カリウムは、普段は細胞内にあります。筋肉が使われると、カリウムは細胞の外に出ます。そして筋肉が使われなくなると、カリウムはまた細胞の中に戻っていきます。これが正常な動きです。

ところが筋肉を使いすぎると、筋肉を休めても、カリウムが細胞に戻らなくなることがあります。細胞の外にとどまったカリウムは、筋肉が縮んだり伸びたりする活動を邪魔するのです。それで、「十分休養を取った」と思っても、筋肉が思うように動かなくなるのです。これが「疲れのメカニズム」です。

カリウムの不足

とはいえ、カリウムは体に必要な物質です。カリウムは、心臓の働きを調整したり、細胞の状態を一定に保ったりしているのです。

またカリウムが不足すると、筋力が低下した、腸に悪影響を及ぼしたりすることも知られています。

もう1つの疲労物質はリン

激しい運動をすると、カリウムだけでなく、リンも体内に溜まります。リンの「悪さ」はこうです。

カルシウムは、筋肉の動きを助ける物質なのですが、リンはこのカルシウムとくっついてしまうのです。そのためカルシウムが活躍できず、筋肉の動きが悪くなります。また、リンを摂りすぎると、腎臓の機能が低下したり、骨が弱くなります。

しかしリンも「悪さ」だけでなく、「体に良いこと」をしているのです。リンの摂取が少なすぎると、骨や歯が弱くなったり、筋肉が低下したりします。

カリウムもリンも「摂りすぎはダメ」であるし「摂らなすぎもダメ」な物質なのです。

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足裏の役目について

疲労

それでは、足裏にたまった疲れ物質は、どうやって除去したらよいでしょうか。足裏の役割と、効果的なマッサージを紹介します。

血液の役割を知っておこう

血液

足裏の役割を知るには、血液の基本的な役割について知っておく必要があります。それで、先に血液についてお話しします。

血液は、酸素と二酸化炭素を運ぶ以外に、もうひとつ重要な役割があります。それは、細胞が作り出した「老廃物」を「ゴミ箱」に運ぶ役割です。

「老廃物」には「カリウム」や「リン」といった、疲労の原因となる物質も含まれます。「ゴミ箱」とは、腎臓や肝臓のことです。腎臓や肝臓は、老廃物を尿や便にして体外に出すのです。

足裏は第2の心臓

人間は細胞でできていますので、体中から「老廃物」が出る、と考えてください。ここで質問です。どこの細胞の老廃物を運ぶことが、最も難しいでしょうか?

答えは「心臓から最も遠い場所の細胞」です。そうです「足裏」の細胞なのです。細胞の老廃物は血液で運ばれますから、運ぶ距離が長いと負担が大きくなるのです。

そこで足裏が活躍するのです。血液を循環させているのは心臓ですが、心臓だけではパワーが足りないとき、足裏やふくらはぎが、血液の循環をアシストするのです。それで足裏やふくらはぎは、「第2の心臓」と呼ばれているのです。

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足裏のゴリゴリの予防方法は?

ツボ

「足裏のゴリゴリ」は、運動のしすぎや疲労のために、足裏が「第2の心臓」としての本来の働きができなくなり、疲れを引き起こす物質がたまった状態です。

ですので、足裏を入念にマッサージすることで、老廃物や疲労物質を、外に出しましょう。そうすることで、足裏がゴリゴリするのを予防することが出来ます。

足裏マッサージを行う

足裏は自分でマッサージしやすい場所です。

まずは、マッサージの基本「指圧」です。右の足裏を、左の太ももの上に乗せ、手の親指で押します。これを左右逆にして行います。

これは、暖かい部屋の中で行ってください。また、もみ始めは、「痛くない」強さでやってください。血流の悪い状態のところに、急に強い力を加えない方がいいからです。足裏も体全体も温まってから、徐々に指圧を強くしていってください。

「棒」を使うのも効果的です。ホームセンターで、直径1.5センチほどの「円柱」の木製の棒を買います。長さは15センチもあれば十分です。100円程度で購入できます。

棒の先端を足裏に当てて押します。ですので、棒の先端は「半球」状が望ましいのですが、カッターで角を落とすだけでも快適さは向上します。

「棒を買うのが面倒」という方は、油性ペンなど、比較的太めのペンをキャップをした状態で使ってください。とにかく「押す気持ちよさ」を体感してほしいのです。

青竹踏みも効果的

半分に割った竹の上を足踏みする「青竹踏み」は、日本古来のマッサージ方式です。

いまでは、プラスチック製のものが100円ショップで購入できます。表面に5ミリほどの突起が付いているタイプがお勧めです。

プロのマッサージ

最近は駅前などにクイックマッサージ店が目立つようになりました。中には足裏マッサージを行っているところもあります。料金の目安は、60分間で3000円といったところです。

クイックマッサージは、「自分マッサージ以上、医療保険適用マッサージ未満」と考えましょう。「最近、自分マッサージの効果が感じられなくなったな」と感じた場合にいいと思います。

逆に、「足裏だけじゃなくて、全身のこりがひどい」という方は、整骨院やカイロプラクティックなどを選びたいところです。料金は60分間で5000~10000円と、クイックマッサージ店より高めです。また、継続して通うようアドバイスされることもあります。

ですが、一度徹底的に施術してもらった方が、かえってコスパが良くなることもあります。クイックマッサージは「癒し」、整骨院やカイロプラクティックなどは「治療に近い」と考えましょう。

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足底筋膜炎の可能性も

白黒チェス

足裏のゴリゴリが、実は病気だった、ということもあります。足の使い過ぎで起きる「足底筋膜炎」です。「そくていきんまくえん」と読みます。

そもそも筋膜とは

「足底」とは、足裏の場所を意味します。「筋膜」とは、筋肉を覆っている「膜」です。「膜」といっても「第2の骨格」と呼ばれるほど、重要な「膜」です。

つまり、骨が弱くなると体を支えられなくなるように、筋膜が炎症などで傷ついても、体を支えられなくなるのです。筋膜を説明するときに「全身タイツのようなもの」と表現する専門家がいます。その通り、体のすべての筋肉を覆いながら「人の体の形」を保っているのです。

足底筋膜炎の原因は?

「足底筋膜」は、つま先とかかとをつなぐ筋肉を覆っています。「足底筋膜」は伸びたり縮んだりして、足底への衝撃を吸収します。生卵を1メートルの高さから落としたら割れてしまいますが、一般成人がその高さから飛び降りても、なんともありません。それは足底筋膜をはじめ、衝撃を吸収する機能が備わっているからです。

しかし「足底筋膜」を使いすぎると、硬くなってしまいます。ゴムを何千何万回と伸び縮みさせると劣化が早くなるのと同じです。それで「足底筋膜」が「炎症」を起こします。これが「足底筋膜炎」です。

足底筋膜炎になりやすい人は?

マラソンやサッカーをする人は長年にわたって走り続けているので、足底筋膜炎になりやすいといわれています。ただ、プロ選手は最も足底筋膜を酷使している人たちですが、「足底筋膜炎が大規模発生した」という話は聞きませんよね。それは、トレーニング方法や運動後のケアによって、発症を抑えているからです。

一般の人でなりやすいのは、50代以上の普段運動をあまりしていない人です。階段の上り下りが原因で発症することもあります。こうした人は、足底筋膜を酷使しているわけではありません。運動不足により足裏の筋肉が固くなってしまい、足裏の弾力性が失われ、その結果、簡単に足底筋膜が傷ついてしまうと考えられています。

足底筋膜炎の治療

足裏で足底筋膜炎が発症すると、やはり「足裏ゴリゴリ」が起こります。そして、とても痛いです。しかし医者に行っても大抵は「安静にするように」という指示と、湿布が処方されるぐらいです。それでも、足裏の異変で医者にかかることは無駄ではありません。

医師の診断で「メラノーマではない」ということが分かるだけでも、意味があるからです。メラノーマは、足のほくろの「がん」です。やはり、足裏ゴリゴリの症状が出ることがあるのです。

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メラノーマの可能性も

最近、新たに、足裏にほくろができたという方は、皮膚科を受診してください。ほくろの癌「メラノーマ」は、悪性度が高く、転移も早いがんなのです。

同じ足裏の異変でも、「疲労物質のたまり」や「足底筋膜炎」とは比べ物にならないくらい、深刻な病気といえます。

メラノーマの症状

メラノーマの特徴は、

①最近発見した
②盛り上がっていない平坦なシミのようである
③通常のほくろのように盛り上がっている
④色は、茶色、褐色、黒

などです。これらに加えて、「足裏が痛い」「足裏ゴリゴリ」といった症状が起きる場合があります。

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まとめ

一説には、足裏には、60ものツボがあり、ほとんどすべての臓器に影響を及ぼしている、ともいわれています。なのに足裏は、いつも踏みつけられてばかりです。その上、靴下を被せられ、あまつさえ、靴の中に閉じ込められているのです。

もっと足裏を気遣って、念入りなケアをお願いします。目指そう足裏美人!

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