生理が終わらない原因は何?考えられる病気や治療法、対策方法を知ろう!

「7日以上生理が続いている」「生理が終わったのにまた出血した」という方、子宮の病気なのではないかと不安になっていませんか。このような生理が終わらない状況のほとんどの原因は生活環境によるホルモンバランスの乱れによるものです。

しかし、長く続くようであれば病気の可能性もあります。通常の生理はどういうものか、また生理が長引く原因や対処法、治療法について詳しくご紹介します。

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生理が終わらない事について

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生理がなかなか終わらない時、病気じゃないかと不安になりますよね。まず始めに生理の仕組みや周期、量について正しい知識を身につけましょう。

その上で生理に異常があるのか確認していきましょう。

生理とは

女性の体は1ヶ月ほどかけて赤ちゃんをつくる準備をします。この時期に妊娠しなかった場合は、子宮内膜などの不要になったものを体から血液と一緒に排出します。これを生理または月経(げっけい)と呼びます。

古くなったものを体外に排出して、新しく排卵できるように準備をする為、生理は毎月やってきます。生理は10歳~15歳ぐらいから始まり、50歳くらいに閉経を迎えます。更年期頃になると月経トラブルが起こりやすくなります。

長い間の付き合いになるので、生理について知っておくことは、自分の体について知ることに繋がり、体調管理も上手く出来るようになります。

生理の周期

初潮を迎えてから、生理が安定してくると、決まった間隔で生理がやってきます。これを生理周期と呼び、生理周期によって心や体の変化も起こってきます。

生理周期は、25日~38日程度です。生理周期は人によって異なるので、基礎体温をチェックしたり、生理がきた日をカレンダーに登録し、投稿日を確認することで自分の生理周期を把握できます。

出血期間

生理の血を経血(けいけつ)と呼び、通常4日~7日ほど出ます。経血はストローよりも細い穴を通って外に排出される為、このように時間がかかります。そして、生理の2日目が一番経血量が多く、3日目以降から徐々に量が減りだします。

生理は体や心の体調によって左右されるので、これよりも短い方や長くなることもあります。1週間以上続く場合は、月経量が多く「過長月経」と呼ばれ、様々な要因が考えられます。特に、一時的なものではなく、毎月の生理に異常が続くようであれば、婦人科などの専門家を受診することをオススメします。

生理が終わらない原因

生理が終わらない原因は「過長月経」と「不正出血」が考えられます。「過長月経」は、生理が7日以上続き 出血量が多いことを指し、この状態であると様々な原因が考えられます。この過長月経は、2つのタイプがあります。子宮や卵巣などの生殖器に病気があるタイプは「器質性過長月経」、ストレスや女性ホルモンの黄体ホルモンや卵胞ホルモンのバランスが原因のタイプは「機能性過長月経」と呼ばれます。

また、「不正出血」は通常おこる生理現象以外で起こる女性器の出血のことです。基礎体温をチェックして、高温期に出血が起こっている場合は、不正出血を疑いましょう。この不正出血も器質性出血と機能性出血の2種類に分類することが出来ます。

子宮や卵巣、膣などに傷や炎症、腫瘍などに病気が現れることで起こる事を器質性出血と言い、ストレスやホルモンの異常により、起こる事を機能性出血と言います。

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生理が終わらない原因・対処法・治療法について

THINKING

生理が終わらない場合、不安になりますが、ほとんどの場合はホルモンバランスの乱れによるものです。生理が7日以上続く場合「過長月経」と生理の周期でない時に出血する「不正出血」が考えられます。この2つが起こる原因と対処法や治療法について詳しくご紹介します。

ホルモンバランスの乱れ

生理が長く続く1番多くの原因は、ホルモンバランスの乱れによるものです。女性の体はとても繊細で、ホルモンバランスは生活習慣の乱れが大きく関係して、簡単に崩れます。

ホルモンバランスが乱れる原因

  • ストレス
  • 体調不良
  • 不規則な食生活
  • 睡眠不足、睡眠過多
  • 運動不足
  • 過度なダイエット
  • 冷え
  • 加齢

経血の色を確認してみてください。茶色い血や黒い血が続く場合は、ほぼホルモンバランスの乱れと言われています。また、上記の項目の中から2つ以上当てはまるものがある場合は、ホルモンバランスが乱れている可能性があります。

特に10代~20代の若い世代の90%がホルモンバランス乱れにより起こります。ホルモンバランスの乱れが原因の場合は、過長月経が不定期に起こり、毎月起こるわけではありません。毎月、月経期間が長いという方は他の要因が考えられるので、婦人科を受診しましょう。

対処法

ホルモンバランスは生活環境によって大きく左右する為、まずは生活改善の見直しが重要です。3食バランスの良い食事を摂取、適度な運動、質の高い睡眠、ストレス解消、血行改善、禁煙を心がけましょう。

一時的な過長月経ではなく、毎月続くようであったり、ホルモンバランスによる不快症状に悩まされている方は、一度産婦人科を受診しましょう、

月経不順

月経不順の方の場合、生理がきたときに経血量が多くなる可能性があります。例えば2ヶ月、3ヶ月生理がきていなかった場合、その分の経血量がいっぺんに排出される為に、長引く可能性があります。

経血量が多いことを、「過多月経」と呼びます。この場合は、ナプキンの交換を1時間置きにしないと間に合わないほどの量が排出されたり、一度に大量の出血を伴う為、貧血や体調不良などの症状が起こる事がよくあります。この状態の経血にはレバー状の固まった血液が混じることが多いのが特徴です。

対処法

過多月経の場合は、子宮内膜症などの子宮の病気が理由の場合や、ホルモンバランスの乱れで起こる場合もあります。

月経不順が一時的ではなく、毎回不定期の場合は、一度婦人科を受診しましょう。

膣周辺の筋力低下

経血は子宮が収縮することで、体外に排出することが出来ます。その為、膣周辺の筋肉の力が弱まっている場合は、子宮の収縮運動も弱くなり、経血を上手く排出することが出来なくなります。

この場合の経血の特徴は量が少ないことです。毎月量が少なく、生理が1週間以上長引いている場合は、膣周辺の筋肉が低下している可能性があります。

出産で膣がダメージを受けたり、加齢により筋力が弱まることで、膣の筋肉の低下が見られます。自分の膣の圧力がどれくらいなのか、専門のクリニックで計測することが出来ます。自分でチェックする方法もあるので、自分の膣の筋肉が弱っていないか、まずは自分で確認してみましょう。

膣圧の自己チェック方法

  1. 脚を肩幅に開き、体をリラックスした状態にします。
  2. 指2本を膣内に入れます。
  3. 指を入れたまま、膣をギュッとしめるように力をいれます。
  4. 締め付けている感覚を指に感じた場合は、問題ありません。
    感覚が指に伝わってこない場合は、膣圧が弱まっていると言えます。

対処法

上記のチェック方法を通じて、膣圧が弱いという方は、トレーニングを行い膣の周りに筋肉をつけましょう。トレーニング方法は簡単で、息を吸いながら5秒間お尻の穴に力を入れ、5秒間その状態をキープします。そして5秒かけて息をゆっくりと吐きながら力を抜いていきます。

また、お腹周りのお肉やお尻周りのお肉を鍛えるのも効果的です。下半身の筋トレを行い、膣の周りの筋肉を改善することは、スムーズに経血を排出することに繋がります。

子宮筋腫

子宮筋腫は婦人科系の病気の中でも多い病気の1つです。成熟期の女性に多く発症し、40代にもなると4人に1人の割合で子宮筋腫が見られます。米粒程度の小さいものを含めれば、ほとんどの人が持っており、気付かずに生活していると言われています。

子宮の壁は平滑筋という筋肉で出来ています。妊娠の為に子宮を大きくしたり、出産の時に陣痛が起こるのも、この筋肉が関係しています。子宮筋腫はこの平滑筋の細胞が異常に増殖した結果に出来る良性腫瘍です。

原因は明らかにされていませんが、女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が影響しているのではないかと考えられています。この子宮筋腫が成長することで月経に影響を及ぼす場合があります。

子宮筋腫が影響を及ぼす内容としては、

  • 月経が1週間以上続く
  • 出血量が多い
  • 貧血が起こる
  • 動悸・息切れ

子宮筋腫は成長していく方向によって「筋層内筋腫」「しょう膜下筋腫」「粘膜下筋腫」の3つの種類に分けることができ、症状が一番現れやすいタイプは、子宮の内側に成長していく「粘膜下筋腫」のタイプです。

治療方法

子宮筋腫の場合、治療のはっきりとした基準はありません。5cm以上になった場合は手術を検討するという医師もいますが、手術で取り除いても、また出来る場合もあります。子宮筋腫は良性腫瘍なので、症状がなければ取り除く必要はありません。

症状がひどい場合には、医師に相談して治療を検討するべきであると考えられます。出血量が毎回多くて、貧血に悩まされる場合や、生理痛が激しい人の場合は、子宮筋腫を治療する対象になります。他にも、大きくなりすぎて頻尿や便秘、腰痛、腹痛に悩まされる方も対象になります。

治療方法は、薬物療法で女性ホルモンを一時的に停止する方法と手術で切除する方法の2つあります。手術するのが一般的な方法です。

子宮内膜症

20代~40代の女性を中心として、増えているのが子宮内膜症です。子宮の内側にある子宮内膜という場所は、受精卵が着床し、赤ちゃんが成長する場所です。赤ちゃんを作る準備をする際には、子宮内膜が厚くなり、妊娠しなければ、はがれ落ちて生理として体外に排出されます。

これを調整しているのが、女性ホルモンです。子宮内膜症は子宮以外の卵巣やお腹の中などの場所で子宮内膜に似た組織が増えて、はがれ落ちる動作を繰り返す病気です。通常、子宮の内側に出来たものであれば、生理として外に排出されます。

しかし、子宮内膜症の場合は子宮の外で増えていく為、小さな血液の固まりとして体内に残ったり、大きく成長して様々な障害をもたらすようになります。子宮内膜症になる原因は解明されていませんが、生理の血が逆流することで組織が子宮の体外に残り発症するのではないかと言われています。この子宮内膜症になった場合は、下記のような症状も併せて起こります。

生理中の主な症状

  • 頭痛、吐き気、嘔吐、発熱
  • 整理中の排便時の痛み、下痢
  • 性交痛
  • 生理痛
  • 月経時の出血が多い

月経痛がひどくて辛いというのは、主な特徴です。上記のような症状が生理の時以外にも感じるようになった場合は、子宮内膜症が進行している可能性が高いです。

治療方法

子宮内膜症は不妊の原因にもなるので、将来子供を欲しいと考えている方は、早期発見・早期治療がとても重要になります。病気の進行状態や症状、将来子供を希望するかによって治療方法は異なります。

治療方法は、ホルモン療法と手術です。女性ホルモンが大きく関係している為、薬物により女性ホルモンの分泌を抑えて症状を和らげます。薬物療法に効果がない場合は、手術により癒着した部分を取り除きます。

子宮内膜ポリープ

子宮内膜ポリープは、子宮内膜から内側に向かって、突き出た腫瘍のことです。ほとんどの場合は良性ですが、中には悪性のものもあります。形状はキノコに似て、1cmに満たない小さいものもあれば、10cm以上にもなる大きなものまであります。

子宮内膜ポリープは40代~50代に多くあり、歳を重ねるごとに増加していく傾向にあります。はっきりした原因は分かっていませんが、女性ホルモンが大きく関係していると言われています。

女性ホルモンのエストロゲンが過剰分泌を起している場合や、量が普通でも子宮内膜の感受性が高い為に子宮内膜の細胞増殖が進んでしまう場合もあります。しかし、エストロゲンが減少傾向にある40代~50代の年齢に掛かりやすい為、他にも様々な要因が関わっていると考えられています。

子宮内膜ポリープは自覚症状は少ないので、発見が遅れがちです。受精卵の着床が出来にくくなる事から、妊娠が難しくなり、不妊治療を受ける人が検査で発見される事がほとんどです。

治療方法

薬物療法は効果がない為、治療方法は手術での摘出が一般的です。自覚症状が見られない場合でも摘出して悪性腫瘍か確認する必要があります。子宮内膜ポリープの中でも、7割は良性のもので、残りの3割は悪性、がん化するものは悪性の中でも0.8%程度だと言われています。

また、手術を行うといっても内視鏡を膣から挿入して、電気メスで切除する簡単なものです。通常は外来で手術を行うことができ、入院することになったとしても、短期間で退院することが出来ます。

不妊治療を受けている方で、子宮内膜ポリープが見つかった場合、医師と相談して手術することを検討してみましょう。子宮内膜ポリープを切除して妊娠の確率が高まったというデータも報告されています。

子宮・卵巣がん

生理が長引く原因に癌が挙げられます。癌と一言で言っても、できる場所によって名前が異なり、子宮がんの種類で多いのは「子宮体がん(子宮内膜がん)」「子宮頸がん」その他に、「卵巣がん」などが挙げられます。

これらの癌でも不正出血や月経の異常が現れる場合があります。しかし、このような症状が見られる場合は既に進行している可能性が高いです。半年に1回は婦人科で定期健診を受けることをオススメします。

子宮体がん(子宮内膜がん)

子宮体がんは子宮内膜から発生した癌です。女性ホルモンのエストロゲンの影響が大きいといわれ、数値が高い方がかかりやすい病気です。

子宮体がんは、若い女性よりも比較的に高齢の方がかかりやすく、主な症状は、不正出血です。閉経間近にも関わらず、生理が止まらなかったり、長く続く場合は病気を疑いましょう。

■治療法

子宮体がんは子宮内に癌が留まった状態であれば、8割の方が完治できると言われている癌です。どんな病気にも言えることですが、早期発見・早期治療がとても重要です。治療の内容は、子宮、卵巣・卵管、リンパ節を摘出する手術が一般的な治療法です。

手術により摘出が困難な場合は、抗がん剤治療(化学療法)や放射線治療を治療に用います。また、初期の子宮体がんの場合は、ホルモン剤が治療に適用される場合もあります。

子宮頸がん

子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部から発生したもので、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染や喫煙が主な原因です。子宮頸がんの初期症状は、自覚症状がなく、病気が進行すると、接触出血や不正出血、おりものの異常、腰痛、下腹部痛などが起こります。

子宮頸がんの発生は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関係していると言われて、子宮頸がんの患者さんの9割からこのHPVが検出されています。他にも喫煙が癌の要因に大きく影響すると言われています。

このウイルスの型は複数型がある中の一部ではありますが、HPV感染を予防できるワクチンがあります。このワクチンは全ての型に対応しているわけではないので、定期的検診を受けることが予防法に繋がります。

■治療法

子宮頸がんの治療方法は、子宮体がんと一緒で手術と抗がん剤、放射線治療が一般的です。手術が難しい場合は、抗がん剤や放射線治療を用います。

卵巣がん

子宮の両脇にある卵巣で発生する癌を、卵巣がんと呼びます。卵巣の中でも発生する場所で種類がありますが、9割以上が上皮性に出来る上皮性の癌と言われています。卵巣がんの悪性度は低い傾向にありますが、大きくなると他の場所に転移しやすくなるとも言われています。

卵巣がんは初期の場合は、ほとんど自覚症状がなく、後に月経異常や不正出血、排尿障害、便秘、貧血、体重減少、下腹部の圧迫感やしこりを感じるようになります。このような症状が現れている時には、既に進行している可能性があります。

卵巣がんは40歳から見られるようになり、50~60代にピークを迎える病気です。

卵巣がんの原因と特徴は、

  • 初潮が早く閉経が遅い
  • 月経不順、無排卵月経、不妊症
  • 妊娠や出産経験がなし
  • 遺伝
  • 高脂質な食生活
  • 肥満、高血圧、糖尿病、タバコ

治療法

卵巣癌の治療方法は、子宮体がんと一緒で手術と抗がん剤、放射線治療が一般的です。手術が難しい場合は、抗がん剤や放射線治療を用います。

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おわりに

「7日間以上出血が止まらない」もしくは「生理終わったのに、また出血した」という方の場合、ホルモンバランスの乱れもしくは病気の可能性があります。

ほとんどは生活習慣によるホルモンバランスの乱れが原因ですが、この状態が毎月続くようであれば、病気の疑いもあります。

婦人科を受診して原因を確認したり、半年に1回は検査を行うことが、病気の早期発見の手がかりになります。

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