鼻水が黄色くなる原因は?対処法や病気について!

空気が乾燥してくる時期、花粉の季節、PM2.5など、体調の変化もあってくしゃみや咳、鼻水などに悩まされる方は多いと思います。

体の状態によっては、いつも出るような透明色の鼻水ではなく、黄色い乳白色のような色で出てくる時があります。これはどういったサインなのでしょうか?さっそく見ていきましょう。

黄色い鼻水

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鼻水の色や状態

さて鼻水には、よく観察すると色の違いや形状の違いがあります。何となく鼻をかんでいるだけでは気づかないこともありますが、実は鼻水の色や形状の違いで、体の状態を知ることが出来るのです。鼻水は体調を診るパラメーターにもなるのですね。

個人差はありますが、人によっては鼻水だけで1リットル前後出ることもあるといいます。

では以下に色や形状の違いで何が分かるのか紹介してみましょう。

透明の場合

鼻水が出てくる基本的な仕組みは、異物(菌)が体内に進入したことによって起こる防御的な生体反応です。とくに人間は通常、鼻で息を吸い込み、鼻腔(びくう)を通して酸素を肺に取り込みます。

その際に、鼻腔がフィルターとしての役割を果たして、例えば取り込んだ外気の冷たい温度を暖めたり、細かい異物を鼻毛などにひっかけてこれ以上先に進めないようにしたり、鼻腔の中にある鼻腺(びせん)という器官から、どろっとした粘着性の粘液を出して付着させ、鼻腔から外に排出しようと試みます。

これが、一般的な透明の鼻水となります。

水のようにサラサラしている場合

透明な鼻水のなかでも、ひたすらサラサラした鼻水が滝のように流れ続けることがあります。

鼻水はそもそも血液が変化したもので、細胞内液と呼ばれるものです。それが、鼻腔に入った異物を排出するために働くのです。

鼻水がとにかくサラサラと滝のように流れ出るのは、アレルギー鼻炎によく見られる症状です。これはアレルギー反応により過剰に起きるものなので、とにかく量が多く、症状がみられる時間も長くなるのが特徴です。

体内に進入されると困る異物があると認識したことによって起こりますので、中途半端に排出するのではなく、とにかく完全防御をとりたいと体は考えるわけですね。

白っぽいねっとりした粘着質の場合

サラサラとした鼻水に対して、ねっとりとして粘着性の高い鼻水がドロドロ流れ出す場合は、感染症などによって主に鼻腔や粘膜に炎症が起きていることによってそうなります。

感染源としては、細菌感染やウィルス感染が考えられます。感染症によって引き起こされるため、場合によっては発熱することもあります。また一過性の体温上昇の時にだけねっとりとした鼻水になることもあります。

黄色い(乳白色に近い)場合

黄色い鼻水は、感染症や炎症の程度が進んで、その炎症した部分に異物が溜まったことによって起きます。

異物を排出しようと働いた白血球が死骸となって、鼻腔に長く留まると、細胞内液は透明から白色となり、さらに黄色い(乳白色のような)状態へと変化していくことが分かっています。

黄色くドロッとした固まりの場合

黄色くドロッとした固まりになってしまった場合には、状態が副鼻腔炎(ふくびくうえん)になっていることが分かります。黄色い鼻水は、鼻腺から出たいわば膿(うみ)といえます。

この状態がさらに永く続き、慢性化した状態で、常に鼻腔に鼻水が溜まってしまったものが蓄膿症ということになります。こうなると、細菌を体外に排出する防御反応というよりも、炎症状態が治まらないため鼻腔の不潔な状態が続いているとみるほうがいいでしょう。

また蓄膿症を見分ける簡単な方法として、吐く息を確認するというものがあります。蓄膿症の場合、たいてい息は生臭くなります。

副鼻腔炎

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副鼻腔炎とは

目と目の間、鼻を構成する骨の奥にある狭間に「副鼻腔」と呼ばれる空洞があります。その部分に鼻水(鼻汁)が滞留して、炎症を起こしたり、傷口から膿が沸き出したりする、様々な症状を指しています。

副鼻腔炎は慢性化する傾向があるため、放置せずにできるだけ対処することが必要です。慢性化の結果、たびかさなる咳に悩まされたり、頭痛や目眩、嗅覚障害、顔面のしびれなどを併発する場合もあります。

またさらに症状が進んで重症化すると、視力が低下したり、高熱が続く、激しい頭痛などの末に命に関わる事態になるなど、細心の注意が必要になってきます。

詳しくは、蓄膿症が臭い!症状や予防方法を知っておこう!を参考にしてください。

白血球

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白血球の働き

そもそも副鼻腔炎とは、鼻に進入してきた異物(細菌など)を排除し、細菌感染を防ごうと白血球が防御に働くことから生じます。その白血球の集まり方が過剰になり偏った結果が副鼻腔炎となります。

感染を防ぐための白血球の働きが、別の症状を起こすのはなんともやりきれないことですが、万が一、黄色い鼻水が出てきた、様子がおかしいということに気がついたら、早めの対処や治療を心がけましょう。初期段階であれば、病院にかからなくてもいくらか自分の対応次第で緩和することは出来ます。

白血球が多くなることについては、白血球が多い原因は?症状や病気の可能性についてを参考にしてください。

処方

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黄色い鼻水を治すためには

それでは自分でケアできる方法や処方など、黄色い鼻水を治すための方法を見てみましょう。

休んで体力をつける

体力をつけることが何より大切です。炎症が起きており、それがなかなか改善しないために黄色い鼻水が排出され続けています。その上に過労が重なったり、ストレスが溜まれば、炎症の緩和にはなりません。できるだけ0時までは寝るようにし、朝早く起きて、新鮮な朝の空気を取り込むようにしましょう。

昔から早起きは三文の得と言いますが、早く起きて新鮮な空気を吸うことで心も体もリラックスできます。リラックスすると副交感神経が優先され、血流もほどよい流れとなり、炎症の緩和効果も期待されます。

滋養をつける

なるべく脂っこい偏った食事を避けましょう。できるだけビタミン分が多く、ミネラルがたっぷり入った食事をすることで炎症が緩和し、症状が改善されていきます。

また深夜遅くの食事を止めること、間食をできるだけ減らすことも大切です。体が元気でいられるような、免疫力の高まりやすい規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

刺激物はとらない

タバコやお酒をとるのは鼻腔にも粘膜にも悪く働きます。ヘビースモーカーなど常習的に喫煙している人はよく咳込んで、痰を吐き出すことが多く見受けられます。これもいわゆる炎症症状であり、喫煙が続く限りのど飴をなめても改善することはありません。

酒も粘膜を充血させることが分かっています。血行が良くなり、炎症を起こしている部位がますます腫れ上がります。人によってはそのことによって息苦しさを覚えることもあるほどです。

耳鼻科で吸引する

鼻水がひどくて改善しない場合には、耳鼻科にかかりましょう。鼻水(鼻汁)を吸引してもらえるだけでも、症状は緩和します。また必要があればステロイド剤などを処方されます。

養生

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粘液調整薬を服用する

よく見られるのはムコダインです。小児から大人まで鼻水の切れをよくして、鼻腔に滞留しないように対処します。長期間の服用も可能とされています。

抗生物質を服用する

鼻炎がひどくなると抗生物質を処方されます。よく見られるものでは、フロモックス、セフゾン、メイアクト、クラリスなどがあります。最近では長期少量投与療法に応じたタイプの抗生物質も登場しています。

中国医学や漢方から診た黄色い鼻水とは

中国医学や漢方の視点で診ると、黄色い鼻水は肺が弱っていることを示しています。肺とは、臓器としての肺ということではなく、肺という機能をする体の働き全体を表しています。
皮膚も肺として考えられています。なので、黄色くなるほどの鼻水が出ている場合、中国医学、漢方では皮膚にかゆみが出ていないか、発疹がないか、皮膚が汚れたりする汚染や刺激物がないかを同時に診ます。

また肺が弱って機能が低下すると、肺から前進にめぐらすための津液(いわゆる体液)がきちんと巡らず滞留するために、肺が水っぽくなる(ひどいと肺炎になる)、鼻腔が水っぽくなる(鼻水)、手や足が水っぽくなる(むくみ、浮腫)という症状へと悪化すると予測します。また水が全身に滞留していると考えると、頭痛や目眩、関節痛なども起こりえます。

黄色い鼻水が出てきた時に、足の甲やふくらはぎ辺りに注目して触ってみると、いつもよりふっくらと腫れていることが分かるはずです。

黄色い鼻水を改善する漢方処方

漢方薬の場合、同じ鼻水が出るという症状でも「証」により処方が変化します。しかしここでは、簡単にこういう漢方薬があるということで紹介してみましょう。

ドロッとした黄色い鼻水や慢性副鼻腔炎に効果を発揮するのは、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)です。膿を排出する作用、皮膚疾患に発散性を示す生薬、清熱や補血に働く作用も付与されています。副鼻腔炎だけではなく、中耳炎や扁桃炎など、慢性化し膿状になった細胞内液を改善する力が強い。

薄い鼻水やアレルギー性鼻炎によく処方されるのは小青竜湯(しょうせいりゅうとう)です。葛根湯(かっこんとう)や麻黄湯(まおうとう)に比べて発汗作用は弱く、水が滞留している状態を改善するような処方になっています。

熱感がなく冷えによる鼻水の場合には、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を処方します。滞留した水を排出し、悪寒を暖めて改善します。

まとめ

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まとめ

黄色い鼻水は、細菌感染をきっかけとして、鼻水が示す体の状態の中でも、鼻腔の炎症や膿の排出や滞留が慢性化した状態だということが分かりました。
また鼻水には症状に応じてサラサラした状態からドロッとした状態、透明色から黄色い色まで変化することも分かりました。

また対処としては、まずはゆっくり休むこと、養生のための食事を心がけること、そしてひどい場合には耳鼻科をはじめとして病院にかかることでした。

中国医学や漢方の診療に沿った考え方や治療法があることも分かりました。体の状態変化の中でも、おそらく頻繁に見受けられる症状ということっもあり、対処法も様々考えられているようです。自分にあった方法で黄色い鼻水と向き合いましょう。

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