耳の中がかゆい原因は?病気の可能性について!

耳の中がかゆい!そんなときありませんか?

耳垢が溜まったから?それとも他の理由があるのでしょうか?そんな耳の中がかゆいときに考えられるものをまとめてみました。あなたの耳の中のかゆみは何が原因なのでしょう?

耳の中がかゆい原因は?

耳の中

耳の中がかゆくなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

乾燥

・原因

寒い季節や乾燥した室内などでは耳の中も乾燥します。特に、日本人の耳垢はほとんどが乾燥したタイプですので、周りが乾燥した状態だと耳垢までさらに乾燥してはがれやすくなります。

そのような状態の耳垢が多く溜まっている場合には、耳の中がかさかさしてかゆく感じることがあります。

・対処法

耳掃除をして見ましょう。乾燥した耳垢は粉状になって取れる場合があります。耳の中を傷つけないように麺棒や耳垢とり専用の器具などを使って適度に取り去りましょう。耳掃除のしすぎは耳の中を傷つけ、他の疾患の原因にもなります。適度を心がけましょう。

アレルギー

・原因①花粉症

花粉症は主に花粉が原因のアレルギー反応です。くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が現れます。少し前まではスギ花粉が原因の主流でしたが、今ではその原因も個人によってさまざまあり、季節ごとにアレルギー反応を示す花粉が違う人もいることから、一年を通して起こる可能性のあるアレルギーです。

このアレルギー反応が耳の中の皮膚に起こると、耳の中がかゆくなります。

・原因②金属アレルギー

イヤリングやネックレス、またその他の金属によるアレルギー反応でも耳の中の皮膚がかゆくなることがあります。

・原因③イヤホンのしすぎや素材によるアレルギー

イヤホンや補聴器などを長時間使用していたり、イヤホンの素材によってアレルギー反応を起こすことがあります。

耳がかゆくなったり、場合によっては耳に菌が繁殖してかゆくなる場合もあるので注意が必要です。

またこれらのアレルギー反応は、赤みやかゆみだけでなく、外耳道湿疹といって、耳の中にまで湿疹や蕁麻疹などのアレルギー反応ができてかゆみを感じることがあります。特に普段から肌の弱い人や、アレルギー体質の人やアトピー性皮膚炎などを起こしている方に多く見られます。

・対処法

多くの場合は、アレルギーの原因となるものを取り除くことが第一です。そしてかゆみを抑えるためにステロイド系の軟膏などの塗り薬を処方されるか、アレルギー対策の抗ヒスタミン薬が処方されます。

皮膚炎

・原因

日頃からイヤホンや補聴器などをしている人に起こりやすいのが、接触皮膚炎です。

耳の中の皮膚が過敏になっていて、イヤホンや補聴器など耳に入れるものが耳の中の皮膚に接触することで起きる皮膚炎です。かぶれを起こしたり、赤みや湿疹がでてかゆくなります。

・対処法

まずは耳鼻科やアレルギー科のある医療機関に受診しましょう。皮膚炎を起こしている箇所にはかゆみや炎症を抑える軟膏などが処方されます。

外耳道真菌症

・原因

もともと殺菌作用や防虫作用のある耳垢ですが、外耳道に水などが入ったりすることで、外耳道が湿り、耳垢がふやけたりした結果、細菌が繁殖しやすい状況になり、感染を起こすことがあります。

場合によってはその菌がカンジタである場合や、カビが生えることもあります。特に夏などの高温多湿の環境では、耳の中はカビにとって繁殖に好都合な環境です。症状としてはかゆみや耳の中に塊を感じその量が多くなり詰まると耳の聞こえが悪くなったりします。

そのほかにもカビの生える原因として最近多いのが、イヤホンや補聴器によるものです。

最近のイヤホンや補聴器は臨場感や音質を高めるために機密性が高くなっています。そのために耳にしっかりと栓をしてしまっている状態になっています。しかもこの栓をした状態で何時間も過ごしたり、一日中着けていると耳の中の換気ができなくなり、雑菌が繁殖しやすい環境になるのです。その結果、外耳炎などを起こしてしまっている場合や、耳の中が湿った状態であるときにはカビが生えてしまうのです。

・対処法

耳の換気をよくしましょう。そしてなるべく早めに耳鼻科など対応する医療機関に受診しましょう。この外耳道真菌症の処置法は、原因であるカビを取り除くことがまず第一で、次に抗生物質などの軟膏を塗布するという方法が一般的です。

また、取り除いても繰り返すことも多いことから、完治までは時間のかかる疾患であることも特徴です。早めの発見、早めの処置で早めに治したいですね。

外耳炎

・原因

耳掃除のしすぎや何かの拍子に耳の中に傷をつけたり、または大量の汗などによって耳の入り口付近から鼓膜までの道に炎症を起こすことがあります。これを外耳炎といいます。

耳の中がかゆかったり、耳掃除の麺棒で黄色い粘り気のあるにおいのきつい液状のものがついていたら、それは細菌に感染している証拠です。細菌感染の原因の多くは皮膚に常在している黄色ブドウ球菌によるものです。炎症が軽ければかゆみが出るだけですが、悪化してくるとかゆみのほかに痛みや熱を伴います。

・対処法

耳鼻科などの対応する医療機関に受診しましょう。耳鼻科では外耳炎用の抗生物質の処方や点耳薬などが処方されます。しばらく耳かきは禁止です。外耳炎については、外耳炎の治し方を紹介!症状によって変わる治療方法とは?の記事を読んでおきましょう。

ストレス

・原因

日頃から過剰なストレスにさらされている人の中には、季節に関係なく、身体全身や皮膚の弱いところなどにかゆみを伴う湿疹や蕁麻疹などの症状が現れることがあります。耳の中のかゆみも同じようにストレスが原因で現れることがあります。

また、耳かきをすることが日課、もしくは耳かきをしないと気がすまないなどの精神的なストレスなどが原因でかゆくなることもあります

・対処法

まずは自分の置かれている状況がストレスが原因の耳のかゆみであることがわかっているなら、その原因を取り除く努力をしましょう。

また耳鼻科を受診することで精神的に安心することもあります。気になるようであれば一度対応の医療機関に受診するのが良いでしょう。

耳垢栓塞

・原因

耳の入り口から続く外耳道という場所に大量の耳垢が溜まることによって、耳に栓をしたような状態になることがあります。これを耳垢栓塞といいます。

耳垢栓塞になると、音が聞こえにくくなるほかに、湿った耳垢のタイプの人は、その外耳道についた大量の耳垢が固まり、さらに外から水が入るなどの原因によって耳垢がふやけ、膨張しかゆみを起こす原因にもなります。

・対処法

湿った耳垢は、きちんと掃除しましょう。湿った耳垢をそのままにしておくと、常在菌や雑菌が繁殖してにおいの原因にもなります。しかし、あまりやりすぎると外耳炎などの疾患になりかねません。麺棒などで取り除く程度に留めましょう。

喉の炎症

・原因

稀に喉の炎症が起きていると耳までかゆくなることがあります。

・対処法

炎症を起こしている喉の治療をすることが先決です。

耳の健康のために日頃から出来ること

りんご食べる女性

耳の健康に普段から気をつけている人はどれくらいいるでしょうか?身体の中、特に内臓などの臓器や手足の動きなどに気をとられて耳の健康にまで気をつけている人は少ないのではないでしょうか?

しかし耳は外からの音、情報を得るための重要で大切な器官です。この耳の機能がしっかりと働かなくなると人間はバランスを失ってしまうとまで言われています。

耳の中のかゆみだけといってもそれが原因で他の疾患を引き起こす可能性もあります。そうならないために日頃からどのようなことに気をつけて入ればよいのでしょうか?

病院に行く

耳のかゆみのほかにも、以下のような不調があるときは迷わずに耳鼻咽喉科などに受診しましょう。

  • 音が響いているように感じる
  • 耳が塞がっている感じがする
  • めまいがする
  • 耳鳴りがする
  • 耳が痛い
  • 耳垢が普段と違う

また、耳の健康に不安が無くても、普段大音量で音楽を聴くなどの習慣がある人は改めましょう。聞き続けることで聴力が衰えることがあります。

食生活に気をつける

耳の健康にはビタミンやミネラルが多く含まれた食品がよいとされています。ほうれん草やゴマ、海藻類などを意識的に摂る事を心がけましょう。

またバランスの良い食生活をすることでストレスや疲労を溜めない健康的な生活を送ることが出来るようになります。

まとめ

いかがでしたか?耳の中がかゆいといっても、さまざまな理由がありましたね。耳は大切な器官です。おかしいな?と思ったら自己判断をせずに対応する医療機関へ受診するようにしてください。

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