最近の女性は年齢を経ても非常に元気な方が多いですが、どうしても避けられないものとして更年期があります。更年期障害にはのぼせやほてりなど様々な症状がありますが、その一つが生理不順です。卵巣の働きがダイレクトに出てしまうため、いろいろな症状が出やすいのです。
更年期は加齢によるものなのである程度は仕方ない部分もありますが、ストレスや生活習慣の乱れなどが影響している点については今からでも対策が可能です。また、女性特有の病気を見逃さないためにも自分の普段の体調についてよく知っておく必要があるでしょう。
更年期が起こる理由と症状、改善策についてまとめました。
更年期障害とは
まずは更年期障害がどういったものなのかを知っておきましょう。
体調不良が起こる理由
更年期は性成熟期から生殖不能期への移行時期である45歳〜55歳くらいの時期のことを指します。この時期に起こる様々な症状をまとめて更年期障害と呼んでいます。
なぜ様々な不調が起こるのかについては、ホルモンが関係しています。更年期になると卵巣機能が低下し、卵巣から分泌される女性ホルモンが減少します。この変化に心理的ストレスの影響による大脳の変化が合わさり、自律神経の失調、精神症状等が現れ、更年期障害の症状が出るようになります。
卵巣の機能が変動しているためにこのような症状が出るので、完全に閉経を迎え卵巣機能が停止すればだんだんと症状は落ち着き、自然に治っていくものとされています。
更年期障害の主な症状
更年期障害で起こる症状は、卵巣ホルモンだけでなく個人の性格や環境が関わっているので多岐に渡り、個人差も大きく見られます。
代表的な症状は以下のものです。
- 身体のほてり(ホットフラッシュ)
- 汗が大量に出る(スウェッティング)
- めまい
- 憂鬱感や不眠、イライラ
- 肩こり
- 頭痛
- 動悸、息切れ
- 理不順、不正出血
更年期の生理不順について
更年期障害の症状の一つとして、生理不順が挙げられます。月経周期は通常であれば25~38日周期ですが、卵巣の機能が低下することにより周期や経血量が変化するのです。様々なパターンについて以下にまとめました。
月経の周期が乱れる
- 頻発月経…月経周期が24日以下になること
- 稀発月経…月経周期が39日以上になること
一般的には加齢に伴い月経の周期が短くなる方が多いようです。だんだんと周期が空き、数ヶ月に一度しか月経が来なくなりやがて閉経することが多いです。
ホルモンバランスにより変化するので、変化に対応し良くチェックしておくことが大切です。
月経量が変化する
- 過多月経…生理が非常に重く出血量が増える、月経痛がひどくなる
- 過少月経…ほとんど出血がない
病気があって過多が起きる器質系と通常の身体調節機能の変化により起こる機能性のものに分けられます。女性ホルモンの分泌が過剰になると過多月経がおき、分泌が不全だと過少月経が起こります。また、黄体機能の不全により過多、過少が起きることがあります。
器質性(病気が原因のもの)の例として、結核など炎症の後遺症があると過少月経となる場合があります。過多月経の場合貧血になる場合があるので注意が必要です。
月経期間が乱れる
- 過長月経…月経が8日以上続くもの
- 過短月経…月経が2日以下になるもの
どちらもホルモンバランスの乱れによるものです。ストレスが主な原因となるため、まずは原因の解明と除去が重要になります。
不正な出血がある
不正な出血は、妊娠に伴うもの、病気が原因である器質性のものなどがあります。
・機能性出血
月経とは別に起きる出血を指します。ホルモンバランスの崩れから起こるもので、本来であれば月経として落ちるはずの子宮内膜が、おかしなタイミングではがれ落ちることで起こります。
・器質性出血
膣炎や粘膜びらんによる出血があるものや、病気があってその影響で出血が起きているものを指します。
病気の可能性は?
更年期だから仕方ないと放置してしまうことも多いですが、生理不順には別の病気が隠れている場合があります。閉経後の生活を良いものにするためにも、病気の可能性についても知っておく必要があります。
子宮筋腫
子宮に良性の腫瘍ができるものです。子宮筋腫自体が生命の危機につながるわけではありませんが、放置すると非常に大きくなることがあります。
子宮筋腫の代表的な症状として月経量が多くなることと不正出血があり、更年期障害と間違えることがあります。
子宮腺筋症
子宮内膜(子宮の中にある上皮組織)に似た組織が子宮の筋肉の中にできる病気です。子宮全体が大きく硬くなるという症状があり、症状として過多月経が見られます。
子宮が大きくなるので、膀胱や腸など周りの臓器や神経を圧迫し非常に痛みが多い病気です。
子宮内膜症
子宮腺筋症に似ていますが、子宮内膜に似た組織が子宮以外の場所にできるものが子宮内膜症です。子宮腺筋症と同様に経血量が多くなる、不正出血などの症状が出ます。
子宮頸管ポリープ
子宮の入口である子宮頸管の上皮細胞が増殖し、良性の腫瘍ができる病気です。
がん化することはまれで、大きくなったとしても1cm程度なので放置しても問題はありませんが、妊娠を望む場合は手術で治療します。不正出血が主な症状として現れます。
子宮頚管炎
子宮頚管の粘膜で炎症が起こるものがこの病気です。膣炎などから感染して起こることがあります。
出産したことのある過多の60%以上が子宮頚管炎にかかった経験があるとされ、女性器の中で非常に感染を受けやすい部分であるといえます。不正出血や腰痛が起こる場合があります。
治療と対策について
治療と対策方法について知っておくことが大切です。
治療について
更年期障害による症状がひどい場合にはホルモンバランスを整えるホルモン療法や漢方薬での治療を行います。また、出血量が多すぎる場合には低容量ピルを使い出血量を減らす治療が行われます。
日常生活でできる対策
更年期の生理不順の対策として、生活習慣の見直しが効果的です。
・睡眠
充分な睡眠を取ることで疲れを取り、精神的な休息をとることができます。また、睡眠には血流を良くする効果もあるので、夜更かしは避けるようにしましょう。質の良い睡眠を取るよう心がけることも有効です。
・ストレス対策
更年期障害が起こる原因には卵巣の機能低下だけではなく、周りの環境なども大きく関わっています。更年期はちょうど家族のことや仕事のことなどいろいろとストレスが多い時期のため、余計に更年期障害の症状がでてしまうことがあります。
趣味や適度な運動をするなど、思い切ってストレス解消してみるのもよいでしょう。
・食事
女性ホルモンの不足が影響するため、食事で補うことを心がけましょう。大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをします。納豆や豆腐、きなこなどの大豆製品をとるとよいでしょう。
また、自律神経の働きを整えるビタミンBを含む豚肉やレバー、ストレスに対抗するビタミンCなどを積極的に取りましょう。また、副腎の働きを良くするれんこん、ごぼうがおすすめの食材です。
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まとめ
更年期は誰にでもやってくるものです。ここまで健康に暮らして来た証として穏やかに受け入れられるとよいですね。
しかし、子宮にはおおきな病気が隠れている可能性もないとは言えません。更年期だからこんなものかなと放っておくのもあまり良くありません。
あまり神経質にならず、ある程度は心配しつつ、という難しい所ですが、閉経後の人生を良いものにするためにもぜひ生活習慣の見直し、健康診断の受診をして下さい。
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