おばさん体型を改善する方法を知ろう!効果的なダイエット方法は?特徴や原因も紹介!

「おばさん体型」なる言葉が巷を賑わしていることをご存知でしたか?マスコミでも頻繁に特集が組まれこの体型を改善しよう!と声高々に騒がれています。

35歳前後、いわゆるアラフォー女性ともなると身体には徐々に変化が現れます。結婚し子供が生まれ家事や育児に忙殺される日々を送る中で、その“徐々に”進行する身体の変化を最初はほんの些細な事と受け止めるかもしれません。

しかしあるときふと鏡を見るとお腹まわりがボヨ~ンとし、猫背状態が背中の厚みを増したように見え、肩が凝るなんてことが頻繁に起こっているかもしれません。

いつの間にやら忍び寄るこの体型や姿勢変化に気づいた時はもう遅いなんてことを経験した女性も多いはずです。ではこうしたおばさん体型になる要因は何なのでしょう?そして変わってしまったスタイルを改善することは可能なのでしょうか?

本稿では中高年女性に観られる独特の体型変化を検証し、その見た目と中身が変わる原因や対策に迫ります。

最後までお読みいただければ崩れたボディラインを改善するヒントと、身体を変えていく過程での面白みが見つかるはずです。

おばさん体型の特徴

おばさん体型

おばさん体型というなんとも抽象的言い方では対処・改善法を探るに当たり弊害があるかもしれません。

そこで具体的にどこがどう変化しているのかを探っていきましょう。

ボディライン

ボディラインという言葉について明確な定義はありませんが、元々は下着メーカーが作り上げた用語で身体の輪郭を示す線という意味で使われるようです。おばさん体型とは年齢別にみたボディラインが崩れている状態を示します。

例えば鎖骨下から首周りにかけてのデコルテからバストトップや、腰からお尻そして太腿裏側にかけてのウエストーヒップライン等、ボディラインは身体の部位毎にいくつも存在します。そしてトータルで観たラインの滑らかさや程よい曲線が女性の(特に外見上の)美しさを表現していると言えるでしょう。

ボディラインは加齢に伴って徐々に崩れていきます。それは人間の特性上止めることはできません。しかしその崩れる速さを遅らせることはできそうです。地球に存在する重力のため筋肉がその機能を低下させれば、当然バスト・お腹周り・ヒップが下方に弛むことは否めません。

脂肪組織の不活性化

一般に成人女性の体脂肪率は20~28%と言われています。体脂肪率は文字通り身体に占める脂肪の割合を示したものです。女性の場合、どちらかと言えば身体の表面、皮膚組織直下に蓄積する皮下脂肪がたまりやすいという特性を持っています。

皮下脂肪は内臓脂肪に比べ代謝が悪く、一度蓄積すると分解されにくい性質があります。女性は男性に比べると筋力が弱く筋量が少ない分、外的から身を守るため女性ホルモンの分泌を活発化させて脂肪を蓄えようとするのです。

外見的にみても皮下脂肪が多いとお腹やお尻周りが弛んだ感じに見えてしまい、おばさん体型の定義に近づくことになります。内臓脂肪に比べて生活習慣病の罹患率は低いものの、限度を超える体脂肪や体重は身体に何等かの弊害をもたらすため、外見だけの問題に限りません。

エネルギー消費

これはタマゴとニワトリの議論にも通ずるものですが、おばさん体型ではエネルギー消費量はある程度維持されるものの生体内代謝は決して高まりません。

一般には新陳代謝が落ちている等と言われることがありますが、おばさん体型では正にその新陳代謝が低下しているのです。代謝(Metabolism)とは身体に入った栄養素を分解・合成し各器官が動くためのエネルギーに転換する仕組みを言います。

加えて年齢や生活習慣と共に低下する筋肉量のため、安静時での基礎代謝量も減少を余儀なくされます。筋肉を使わない生活で筋力が衰え内臓や筋肉の活性化ができない状態になるというわけです。

特に大筋群の衰えは顕著です。胸の大胸筋や背中の広背筋・脊柱起立筋が働きにくくなれば背中がまるくなる原因ともなります。脚、特に太ももの筋肉は体重を支えて身体を動かすために必須となります。

おばさん体型の要因

おばさん体型バック

おばさん体型の定義を理解したところで、次はその原因を探っていきましょう。

代謝が低下したり脂肪が蓄積する原因を探ることでその改善策がみつかるはずです。

心が満たされない状態:ストレス

人の身体の様々な変化にストレスが関わっていることはほぼ間違いのない事実でしょう。身体に締まりがなくなったり弛んだりする要因にストレスが関わっていないはずはありません。

ストレスの正体は、人間が生きて日々を送る限り発生する多種多用な外部からの変化や刺激です。それはあなたにとって嫌で悲しいこともあれば、面白かったり興味を持つこともあるでしょう。こうした好き嫌いはもちろん嬉しいことや辛いこと等、あなたの身体以外で発生する刺激をストレスといいます。

例えば実力派・演技派女優として名高い松下由樹さんが、げき太りで一時期話題になったことを覚えている方も多いでしょう。その後ダイエットに成功し現在では女性らしい体型を手に入れ益々演技に磨きをかけています。

一説によるとそうした体型変化は、長きにわたり交際していた男性との破局とも言われていました。松下さんにとってはそれがまさにストレスとして作用したと考えると、太った原因の辻褄が合うかもしれません。

いずれにせよこうした外的な刺激はその人の受け止め方で大きく変わります。日頃からストレス因子を意に介さない精神状態を維持することがおばさん体型の予防や改善に繋がるのです。

ストレスの仕組み

人はストレスの原因となるストレス因子があると身体に変調をきたします。例えば体型が徐々に変化する過程で日々何らかのストレスにさらされることになり、それが過食や運動不足等の生活習慣の変化にまで影響を及ぼすのです。

人がストレスにさらされると脳の下垂体から副腎皮質ホルモンが分泌され、それが腎臓に隣接する副腎を刺激しコルチゾールというホルモンの分泌を高めます。コルチゾールは別名(抗)ストレスホルモンと言われる程ストレスと関係が深いホルモンです。

過剰に分泌されたコルチゾールは脳内の神経伝達物質で食欲を抑える働きのあるセロトニンの作用を低下させます。こうなると血糖値が急上昇しそれを防ぐためにインスリンが過剰分泌され、脂肪合成を促進するコルチゾールの作用と共に、脂肪が蓄積しやすくなるという悪循環に陥るのです。

人がストレスを感じれば(ストレスかどうかはその人の受け止め方によりますが)抗ストレスホルモンが作用し太る原因となる過食に繋がるというわけです。さらにコルチゾールにより脂肪分解に関わる成長ホルモンの分泌までをも抑制することになり、益々燃えにくくなった脂肪はどんどん蓄積される方向に傾きます。

生活習慣の影響

一日をどのように過ごすかは健康的な生活習慣を送る上で必須の要素です。体型が変わるのはこの生活習慣に理想的な状況からずれてしまう乱れが生じるからに他なりません。

先にあげたストレスを主な要因として身体を動かす習慣も減ってきます。炊事・洗濯・掃除等の家事全般は運動という範疇からはかけ離れているためエネルギー消費を高める要因とはなりません。

仮に家事を運動として成立させるなら、身体の動かし方に専門的な知恵や工夫が必要となり素人が一人でできうるものではないでしょう。もし熟考するのであればパーソナルトレーニング等、専門家の助けを借りるべきです。

日々の生活は基本的には睡眠(休息)・食事(栄養)・運動(刺激)によって成り立っています。おばさん体型を標榜する人達に共通するのは3要素の内、運動刺激が絶対的に不足していることです。前述のような理由から家事を運動として成立させることは難しく運動時間を確保することが急務といえるでしょう。

おばさん体型の改善法

おばさん体型

おばさん体型の改善には外的な面の解消はもちろん、それ以上に精神面やその思考法を考えることが大きな要因となりそうです。毎日の生活をゆっくりと振り返れるような心の余裕をもつことも一手でしょう。

いずれにしろ外部の刺激により心を乱されないための方法が後々の体型改善に繋がることを理解してください。

過食を予防する手立て

単純な話ですが食べ過ぎを予防できればそれだけで体型は変わってきます。体重が減る過程で脂肪も減少し動きが洗練され、動作のひとつひとつにメリハリがつくといった生活動作中の好循環が促されるためです。

しかしその過食を予防しようとするときに妨げとなるものが子供や家族が食べるために常備するお菓子類や果糖が含まれる(清涼)飲料水等です。子供が残した食事を「もったいない」として食べる習慣もそうした過食に拍車をかける原因となります。

ダイエットを実施するにあたりその目的がダイエット、つまり○○kg減量するということでは正直継続は厳しいでしょう。ダイエットや○○kg減らすことはあくまで手段(方法)であり、その先の目標が定まって初めてダイエット成功の可能性が高まるのです。

ダイエットをする場合、その方法ややり方は二の次であり、最終目標を設定することが肝心です。おばさん体型を改善した暁には何をしたいのか?家族やパートナーとおめかしして素敵なレストランで美味しい料理を食べたいとか、海外旅行に行きたい等、目標をしっかりと定めることが重要なことを知るべきでしょう。

家族の協力を得る

一念発起したダイエットですが一人でいくら頑張ってみてもたかが知れています。『私はこうなりたい!痩せて○○したい!』等、自分の目標を声に出してご主人やお子さん達にしっかりと伝えましょう。

公言というと大層大袈裟ですが、頑張ろうとするあなたの姿勢を家族に伝えることで精神的なサポートを得ることが可能です。実質的なサポートまでは必要ありませんが、「いつも私を見守ってくれている人達がいる!」という環境はあなたの精神を強く、目標に向かう原動力になるはずです。

さらにそうした家族の見守る姿勢があなたのストレスを自然に軽減してくれるでしょう。家族の相手をおもいやる気持ちが高まれば、ストレス抑制に働く『幸せホルモン』のセロトニンや、『抱擁ホルモン』のオキシトシン分泌が高まります。どちらも摂食(食欲)中枢を抑制し過食を防ぐ働きがあります。

効果的なダイエット方法

日々の忙しい生活で運動をする機会を得ることは中々難しいと言えます。家族の理解を得てその時間を作れるように協力を得るか、難しいようであれば子供さんやご主人と外で遊ぶ機会を増やすことを心がけましょう。

ジム等で身体を動かせる場合、筋トレを主とするトレーニングと有酸素運動を組み合せることが最も効果的でしょう。いわゆる筋トレダイエットでは筋肉の適度な刺激を得られるようなウエイトの選択とフォームの確立が必要です。

可能であれば最初は専門家にメニューや重量を選んでもらうこともお薦めです。例えば専門家でなければ中々わからない大腰筋や内転筋といった股関節周囲筋の特別メニュー等、お得な情報も得られるかもしれませんし、何より人と話すことはストレスの発散にも繋がります。

最近は民間だけでなく自治体が運営する公共の施設でも様々なプログラムを用意しています。ヨガやピラティス、そして流行の加圧トレーニング等も取り入れるところもあり、格安で提供しているのでスケジュールをチェックしておきましょう。

また骨盤や肩甲骨を含めた体全体のゆがみをチェックしてくれるジムや治療院もあるのでネットや人づてに情報を確認しておくと良いでしょう。様々なダイエット法がある中でそれを選ぶのはあなた自身です。失敗しないことより色々と試してより自分に合ったものを選びましょう。

“ながら”運動にも知恵と工夫を!

中々時間のとれない現代の女性にとって如何に自宅で短時間に身体を動かせるかも、おばさん体型を脱するための大切な要素でしょう。例え疲れていても身体を動かす楽しみには変えられない、身体を動かすことで自分の中に新たは発見があると感じれば、それは継続し習慣化するのに十分な理由づけとなるでしょう。

小さいお子さんと一緒なら自分を四足動物に例えて歩いてみては如何でしょう。四足で歩くためにはその歩き方や筋肉の使い方を学習しなくてはなりません。普段の生活にはない動作は筋肉に新たな刺激を与え、動作に面白みを感じる一因となるはずです。

同様に脚を使わないお尻歩きも運動効果は高いですし、家族でやってみるとボディコミュニケーションの一環となり、お子さんの脳の発達を促す効果も期待されます。なにもジムへ出向きしっかりと動かすだけが運動ではありません。“ながら”エクササイズは逆に知恵と工夫を凝らすことでその面白さは格段に高まります。

大切なことはこうした変化を、身体を動かしながら確認できる癖をつけておくことです。鏡(洗面台)を背にして歯磨きをすれば、歯を磨いているところを鏡で確認したくなるはずです。するとどうしても身体を捻じったり曲げたりしないと歯磨きの状態を見ることができません。

脳が「それは運動ではない」と思うか「その動きは運動だね」と認識するかでその効果は全く違います。動かす筋肉への刺激も脳との繋がりも強力になりいわゆるゾーン(ZONE)に入った状態で運動することが可能なのです。

エネルギーを燃やす“導火線”

酵素ドリンク

人の代謝作用に大きく関わる栄養素として最近特に注目されているのが、酵素を含んだ酵素ドリンクです。

酵素が不足すると食物として体内に摂りこまれた栄養素が上手く使われなくなり、日常生活に必要なエネルギーの生産ができなくなってしまいます。

こうした食事で補えない成分を含んだ酵素ドリンクはダイエットにも効果的との指摘があります。

酵素の役割

酵素には生体内で免疫力を高めたり、各器官の活動を活発化させて痩せやすい体にする効果があります。皮膚組織の活性化にも関わるため見た目の肌艶にも大きく影響します。こうした酵素の働きを最大限に生かすダイエット法が昨今流行の酵素ダイエットです。

酵素は大きく2種類に分類されます。ひとつは食べ物の消化・吸収に関わる消化酵素であり、総称して内部酵素呼ばれています。一方栄養素を体内で働くためのエネルギー源に変える代謝作用を促す代謝酵素も存在します。

代謝酵素は摂りこんだ栄養素の分解・合成を促したり、肌のしみ・シワ・艶・髪の活性化、さらに免疫機能向上を促進させます。

製品としての酵素ドリンクには糖・タンパク質・脂質代謝、そして新陳代謝の働きを高める成分が含まれおり、食事以外から食物酵素を補えるように工夫された飲み物です。定期的に一定量を飲用すると代謝促進が望め、痩せやすくなるとしてダイエット中のドリンクとして注目されています。

まとめ:おばさん体型改善

お腹へこます

30代中盤から40代にかけて起こる体型やボディラインの変化はおばさん体型に共通する特徴です。お腹や腰周りに余分な皮下脂肪が付きやすくなり、二の腕の弛みが気になりだすことでようやくその変化に気づく人も少なくありません。

そうした体型変化やボディラインの崩れは日常の生活習慣と深く関係しています。仕事や家族の世話といった実際の行動に加え、人間関係や社会的ストレスにさらされ身も心も疲弊した状態で毎日を過ごしていては、身体の機能を改善しようとする意欲は高まりません。

おばさん体型改善には、こうした日常のゴタゴタ状態への心の受け止め方を変えましょう。過食を予防するためにダイエットの最終目標を設定することも大切です。さらに家族へおばさん体型解消宣言を公言し、精神的な協力を得られるようにしておくことも忘れないでください。

目標を達成するためにはあなた自身と周りにいる人達を巻き込み組織として進むことがなにより重要なのです。ひとりではできずともお子さんやご主人のサポートがあれば目標に近づくことが可能です。結果はひとえにあなたの熱意と行動力にかかっているといってもいいのです。

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