女性であったとしても、自在に少年声や、青年声などを自在に操ることが出来るイケメンボイスで大人気の声優さんや、歌い手さんは多いですよね。しかし、自分でやろうとしても、男性のような声は出ないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
しかし、実は喉仏がなかったとしても、練習法や発声を工夫することによってイケボ声を出せる可能性はあります。そうなると、カラオケなどでも男性アーティストの歌を力強い声で楽しむことができますよ。
自分はイケメン声が出ないのだと諦めることなく、ぜひ毎日ボイストレーニングをすることで男性声を出すテクニックを身に着けてみてくださいね。
この記事の目次
男声を出すためのコツって一体どういったものがあるの?
女子の憧れるミドルボイスやイケボは、一般的な女声のハスキーボイスとは違い、男性的声なので、一見出すのは非常に難しいように思えます。また、少年の歌声などは高いので声まねしやすいですが、大人の声はキーも低く、難しいですよね。
しかし、どういった歌手の声に憧れているのか、どのように発声練習をしていくべきなのかなどをしっかりと考え、自分の地声の状態からテクニックを磨いていくことで男声はだしやすくなります。
ぜひ、アニメなどのイケボ声優や、歌手に憧れる気持ちをバネに頑張ってみてくださいね。
自分の声が高いのか低いのかを確認して目標を明確にする
自分の声質や、音域と言ったものって案外本人が分かっていないものですよね。また、他の人から聞こえている声と自分の聞こえている声というのは少し違うものです。まずは、自分はどのくらいの声なのかを理解するようにしましょう。
そもそも声は、自分が聞こえているのは空気の振動の影響をほぼ受けていませんが、自分以外の人間は、空気の振動により伝わっているので、ノイズなども入りやすくなっています。録音をするなどして、どういった声に聞こえているのかを知ってみましょう。
自分の声を客観的に認識することで、まずはどのくらいの高さなのか、限界を知り、冷静にテクニックを磨くことが出来るようになります。
言葉の抑揚を弱く語尾をさげて話すようにする
女性と男性の喋り方って違うことをご存じの方は意外と少ないのではないでしょうか。よく聞くと分かりますが、男性は言葉の抑揚があまりありません。感情的ではない方だというと分かるかもしれませんね。
また、語尾は下がっていることが多いです。もちろんこれも方言などが入ってくると別ですが、まずはそれらを考えることなく、標準語の練習からはじめてみましょう。言葉のイントネーションを工夫することでかなり似ることが出来るようになりますよ。
また、声質を考えることはもちろんですが、これらは努力で変えることができるので、地道に訓練してみてくださいね。
声を胸で響かせるようにする
声を胸で響かせるというのはどういうことかと思うかもしれませんが、これは慣れてみてコツをつかむことができれば簡単です。声をすぐに出すのではなく、胸のあたりで振動を感じさせてみましょう。
特に大人の男性声というのは、低く、のびやかですよね。ミドルボイスなどは骨などに響く感覚があるかと思います。そういった重厚感のある声をだすには、響く声をだすことが出来るのが理想です。
それの練習のために、声をだすときに、薄っぺらいものではなく、胸で響くように工夫をしてみましょう。意識をしてみるだけでかなり変わるはずですよ。
部分的に男声を意識するようにする
男声をいつも意識するのって大変ですよね。だからこそやりたいのが、だしやすそうなところから男声を意識することです。
なかなか普通のタイミングで男声を出すことを意識するのは難しいですが、寝起きのかすれた声の間は男声であるようにふるまったり、料理を作っている時は男声をだしてみたりと、其時のシチュエーションで役に入ってみるのがおすすめです。
これにより、体にスイッチを入れやすく、どこにいたとしても男声を出せるようになります。最初は難しいかもしれませんが、気軽に挑戦してみてくださいね。
男声を出すためにどういった事に気をつければいいの?
男声を出す時に考えておきたいのが、何か自分が普段の生活で影響が出てしまうような悪いことをしていないかということかもしれません。確かに少し不安になってしまいますよね。確かに、身体のケアというのは重要なものです。
声帯にだけ負担がかかっていると思うかもしれませんが、実際はそこだけではなく、他の体にも力がはいってしまったりと、実は全身に影響が出る可能性があります。それらをほおっておくと、身体には大きな負担がかかってしまいます。
そういったことがないように工夫しておきたいのは、男声を出す練習のあとにしっかりとアフターケアもすることです。ぜひ気をつけて自分の身体を労ってあげてくださいね。
温かい飲み物を飲んで喉を緩めるようにする
まずは、練習をたくさんするとスカッとする炭酸や、冷たい飲み物を飲みたい所ですよね。しかし、これはおすすめできない習慣です。飲み物は直接喉を通るので、非常に影響がでやすくなります。
よく温かい飲み物を飲むことがおすすめされていますが、これは体内を温めてくれ、喉ももちろん温めてくれます。喉が温まると、その分広がりやすくなりますし自在に動きやすくなります。
筋肉などと一緒なので、冷たい飲み物を好んで飲む方は、一度温かい飲み物に切り替えてみてください。もし温かいものが苦手なのならば、常温のものにしてみるのもおすすめですよ。
首周りや上半身のストレッチをするようにする
次に、首の周りや上半身のストレッチを習慣にしてみましょう。首周りなどって声をだすときにどうしても力が入ってしまう所です。無意識に力が加わっているので、凝りやすくなっています。
また、首周りがこると、それにともなって上半身も凝りやすくなります。ここらへんの筋肉はつながっているので、一緒にケアをしてあげましょう。上手いマッサージが出来なくても、のびをするだけで違います。
また、湯船に浸かることで筋肉がほぐれるので、シャワーだけで済ませるのではなく、意識して湯船に浸かるようにしましょう。
練習中はものを食べたりしないようにする
練習している時に、小腹が空いて何か食べてしまいがちな方もいるかもしれません。しかし、声をだす練習の途中で物を食べるのはおすすめしません。喉の途中に物が残ることがあるからです。
何もない状態で練習することで感覚が研ぎ澄まされ、より自分の身体の状態が理解できるようになります。お腹はすくかもしれませんが、できれば練習が終わったらたくさん食べるようにして、それまではあまり何も食べないように心がけましょう。
録音して客観的な声はどういったものなのかを聞いてみる
最後に重要なのが、客観的な視点を持つことです。練習しているとついつい自分本位に妥協してしまいますが、そうなってしまうとなかなか上達することは出来ません。かといって、いつも誰かと一緒に練習するのは難しいですよね。
だからこそ、録音することで声はどのように響いているのかきちんと確認するようにしましょう。もしかすると、自分の理想とはまた違ったように変化してしまっているかもしれません。
最近では携帯でも手軽に録音することができるので、ボイスメッセージなどに録音してみましょう。音質があまり気に入らないのであれば、数千円くらいでも良いボイスレコーダーがあるので、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
男声を出すための練習法ってどういったものがあるの?
さて、男声の練習の時の注意点などが分かったところで早速練習をしたいとウズウズしている方も多いのではないでしょうか。男声を出すための練習法というのは、基本的に非常に地道なものです。最初は嫌になるかもしれません。
しかし、それらを乗り切り、地味にコツコツと練習を積み重ねることではじめて形になります。練習を無意識にしてしまうようなほど、毎日意識して練習をしてみてくださいね。
必ず練習の成果は出るので、諦めずに頑張ってみてください。それでは男声を出すための練習法について見ていきましょう。
喉仏を下げて声をだす練習をしてみる
発声法を工夫する前に、まずは音をだすときに男の場合は息がどこからでるのか感覚を身につけるようにしましょう。この時にポイントなのは、低音を意識しながら、声帯のどの筋肉が使われているのかを感じることです。
喉仏を動かすことが出来る方は鼻歌などをだしながら喉仏が下がっていく感覚を身につけるようにしましょう。女性にも喉仏のように突起物の存在があります。口の内部を動かすことでそれは下がります。
男性が声をだすときには喉仏はどのように下がるのかを注意深くみることで、どのように下がったらどのように声が変わるのか、色々試してみてくださいね。
口や喉をしっかりと開いて腹から声を出すようにする
しっかりと発声が出来ていないのに、無理に男声をだして歌おうとしても、何も出てきません。まずは発声練習をしっかりとするようにしましょう。口や喉がしっかりと開くようにするためには、腹式呼吸を身につけることが重要です。
また、お腹から声をだすためには腹筋をしっかりと鍛え、背筋なども鍛えるように心がけましょう。まずは体幹をしっかりと鍛えることで、安定した声が出るようになります。
また、口や喉がしっかりと開くように温めることでより音を正確に出すことが出来るようになります。基本を怠らずに腹式呼吸を身に着けてくださいね。
腹式呼吸によって低音を出せるように意識する
腹式呼吸は、お腹から声を出します。そのため、より声が響くようになります。その時に低音がでるように意識しましょう。声が響かせられるようになったら、それらが地声ではなく、低音にまで操れるようになりましょう。
最初は音階から始めて、だんだん狙い通りの音を捉えられるようになるまで頑張ってみましょう。これらを訓練することによって、胸式呼吸ではなく、腹式呼吸であったとしても、低い音を自在に出せるようになります。
また、そうなることによってより響き渡る大きな声を出せるようになるので、歌なども様になるようになりますよ。
その時だけは男性になりきって声をだすようにする
最初は恥ずかしいかもしれませんが、練習の間は男性になりきるようにしましょう。自分の理想の男性像を作り、その人が話しそうな言葉などを意識して話すようにするのもいいかもしれません。
気持ちが作られることによって、実は音質も変わってきます。これは、声に感情などがのるからです。練習の時だけはどういった男性なのかをしっかり意識して、男性になりきることがおすすめですよ。
難しい時には、好きなキャラクターなどになりきることで乗り切ってみましょう。案外やってみると楽しいものですよ。
男声になるために続けておきたい発声の練習ってどういったものがあるの?
男声になるためにどのような事をすればいいのか分かりましたが、具体的に発声の練習を最後に確認しておきましょう。感覚的なものではなく、頭で理解することで練習ははかどりやすくなります。
特に、感覚で出ないのであれば、実際に論理的に練習をしてみることがおすすめです。きちんとそれらを意識するようにすればでるようになるかもしれません。また、もし上手く出来なくても、必ず上達しています。
自己流でやってみるのではなく、きちんと論理を勉強し、それを元に効率よく学んでいくことは非常に重要なことですよ。それでは、発声練習について見ていきましょう。
まずはファルセットを上手く出来るようになる
まずは、ファルセットの練習からはじめてみましょう。ファルセットとは、芯のないフニャフニャしている裏声のことをいいます。低い声を出すのに裏声の練習をするのは疑問かもしれません。
しかし、自分が普段だしている声とは違う声の練習をする時には、裏声の練習が重要になってきます。そのため、ファルセットを上手に出せるようになりましょう。最初はなかなかだしにくいかもしれませんが、身体のどこから出ているのか意識することでかなり変わってきます。
また、一度声の出し方のコツが掴めれば、ファルセットを自在にだせるようになりますよ。
ファルセットを続けながらハミングをしてみる
ファルセットが安定してでるようになれば、ファルセットをだしながらハミングをするようにしましょう。最初はどこに意識を持てばいいのかいっぱいいっぱいになってしまうかもしれません。
しかし、何度も続けることで、ファルセットでのハミングが可能になります。ここで気づく方もいるかもしれませんが、ファルセットをしながらハミングをすることで、かなり音域を変えられるようになります。
ここまでは地道に成るかもしれませんが、ここまでできれば次からの練習はかなり楽しくなってくるので、辛抱して頑張ってくださいね。
ハミングの位置を自在に操り眉間などに集中させるようにする
ハミングが出来るようになったら、次はそのハミングを自分が自在に操れるように成ることが重要です。どういうことかというと、ハミングの位置を自分で変えることができるようになりましょう。
最初は何をしているのか分からないかもしれませんが、声が出ている位置が喉だとすると、その出ているハミングの位置を眉間にまで移動させてみましょう。この時もファルセットをしながらのハミングです。顔のいろいろなところに移動できるようになると、それによって声の高低が変わってくるのが分かるかもしれません。
しかし、ファルセットをしながらのハミングまでの基礎が出来ていないと、ここまで飛び級しようとしてもなかなかうまくいきません。まずは基本が大切だということですね。ハミングの位置を自在に操れるようになることで、かなり男声をだせるようになります。
ハミングによって声の高低を変えられるようになる
ハミングを動かせるようになったら、声の高低がどのように変わるのか、試してみましょう。そこまでくると、顔のどの部分をどのように動かせば高低が変わるのか分かってきます。
お目当ての声が出る場所はどこなのか、また、そこでどのように響かせることででるようになるのかを研究して、自分の理想の声の発声方法を学ぶようにしてくださいね。そこまでくれば、ハミングをしなくても狙いの声を出せるようになってきます。
まとめ
男声をだせる人って憧れますよね。特に、女性ながら男声もだせる人を両声類と呼んでいる人もいるように、非常にすごいことです。しかし、それらを身につけるためには様々な練習が必要です。
また、地道に練習をするのは大変かもしれませんが、毎日それらを欠かさずすることによって、必ずいつか成果は出ます。また、自分でも変化しているのが感じられるはずなので、諦めずに頑張ってくださいね。
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