「人見知り」「シャイ」「人と話すのが苦手」「コミュ障」色々な言葉があります。全てに共通しているのが、初対面の人との会話が苦手だと言うことです。
会話を続けることができない人と、自然に話が会っていつまででも無限に話すことができる人が社会には存在しています。
会話が続かない人の問題点や特徴はなんなのか?また会話を弾ませることが得意な人は何を意識しているのかについてそれぞれまとめましたので、コミュニケーション能力をあげたいと考えている人はぜひ参考にして見てください。
会話が続かない人の7つの特徴
会話が続かない人にはいくつかの共通する特徴をあげることができます。
会話が続かなくなっている原因にもなっているその特徴について確認していきましょう。
すぐに自分が主役になりたがる
いつも「私が!私が!」という話しかたをしていませんか?
特に意見を求められているわけでもないのに「俺だったらOOだけどね」「私なんて今週20連勤だよ」など相手が話している段階で聞くべきところなのに自分の話を初めて遮ってしまいます。
相手も話す勢いを失ってうまく噛み合わず、盛り上がりに欠ける内容になってしまいます。
相手の話の腰を折って自分の話に持ち込もうとする人は自己顕示欲が強く目立ちたがり屋、もしくは寂しがり屋で人に話を聞いて欲しいかまってちゃんという印象を持たれてしまいます。
この特徴を持っている人は例え悪気がなかったとしてもあまり人には好かれずに敬遠されてしまう傾向にあります。
まずは相手の話を聞くことを上手くなることを意識する必要があるでしょう。
相手の話に興味が持てない
人に対する興味が薄い人は話がどうしても淡白で、テンションも上がらず「へー」「なるほどね」「そうなんだ」で終わってしまうことが多々あります。
相手の話に興味が湧かないと話を広げようと言う気になりません。会話はキャッチボールと言うふうに例えられますが、まさにその通りでお互いにボールを投げ合ってそれを繰り返すことで成立するものです。
話を聞き流すだけで短い感想を述べて終わってしまうのは、ボールを返さずにカゴの中にボールを入れているボール係とかわりません。いつか向こうのボールがなくなって話は途切れてしまいます。
なんでもいいので自分の興味のあることと相手の興味のある共通点を見つけ出して会話をすることが重要です。
頭の中で考えすぎて言葉が出てこない
話がどうしても続かない人と言うのは「相手の話の内容を整理する→自分の中の答えを見つける→言葉選びを考える→話す」という一連の流れで会話を出していると思います。
しかしこの流れの中で話す内容を考えている時にわちゃわちゃなってしまってイマイチな回答になってしまっているパターンが多いように感じます。
無口な人や寡黙な人と呼ばれる人は意外とおしゃべりな人が多かったりします。
しかし苦手な人、好きな人、異性の前では余計なことを考えてしまって言葉が出てきません。
「このジョークが伝わらなかったらどうしよう」「このニュアンスでは相手は理解できないか」「これは余計な一言かな」「相手を傷つけるかな」など不安要素が膨らんで言葉を選びすぎてしまいます。
これが会話が続かなくなる原因です。相手もテンポが悪い会話の中では徐々に話す意欲を失っていきます。
褒められることに慣れていない
会話の中で「かわいいね」「かっこいいね」「すごい」などと褒められるシーンがあります。
特に初対面の相手との会話ではよくお世辞で相手の容姿や特技についてしっかり褒めることが多いですね。しかしこの時に中途半端な回答をして会話が窄んでしまうことがあります。
第一声に「ありがとう」も言えずに、喜んでいいんかもわからずに、相手にあまり褒めない方がよかったかな?と不安にさせてしまう反応を見せる人です。
これではなかなか話を広げることができません。相手を褒めると言うことは少なからずその人は自分に対して好印象を持っています。そして、距離をつかずけるために褒めて接近してきているのです。
なのにも関わらず感謝することもなく微妙な反応をすると相手が歩み寄って分だけまた距離を取ることになります。その反応の影響で結局牽制の仕合のような上澄みだけの会話になってしまって、会話がすぐに止まってしまうようになります。
沈黙を恐れている
沈黙を極度に恐れてしまい話が上手く繋がらず途切れてしまうこともあります。
関連性の低い会話や唐突に沈黙回避のために他の会話を振ると相手にも緊張感が伝わってしまい、話が続かなくなります。
「沈黙になってもいいや」くらいの心の余裕が心地いい空気感とリラックスして話せる関係を築けるポイントですのであまり喋り過ぎようとしすぎることも逆に緊張感を産むので要注意です。
自分の意見に自信を持てない
自分の意見に自信を持てていないことで「これを言ったらどう思われるかな」「この意見は変ではないかな」「この話を横で聞いている人に変な人だと思われないかな」など自分の言葉に自信を持って発言できないことで結局無難な回答に落ち着き会話がつまらないものになってしまいます。
会話も広がらずに、普通の感想だけを述べる会話になって終わってしまいます。
リアクションが少ない
話していてあまりリアクションを取らない人は相手に不安を与えている可能性が高いでしょう。
「話が伝わってるかな」「面白くないかな」「気分を害したかな」と不安になって会話がストップしてしまいます。
ほとんどの人が自分に自信がなかったり、過剰に自意識が高いためにリアクションにブレーキをかけていることが多い傾向にあります。
初めての印象がリアクションの薄い人になってしまうとどうしても次からもリアクションの薄い人という印象が強く残っているので話を盛り上げるのが難しく「つまらない人」という印象になってしまいます。
初対面で緊張してリアクションをセーブしてしまう人は、その後もかなり会話が無理上がりにくい印象を与えてしまいますので初めの印象は非常に重要です。
会話を弾ませる4つのポイント
会話を弾ませることが苦手な人にオススメの会話を弾ませるテクニックとポイントについてまとめました。会話を楽しくする4つの項目について参考にしてみてください。
失敗を恐れない
トライアンドエラーを繰り返すことが重要です。
自信がなかったり、話が面白くないという問題は割り切って思い切って話をどんどんぶつけていきましょう。繰り返し話をしてこれは面白くないのか、この人はこの話が得意なのか、と色々経験値を貯めることができます。
失敗を恐れていたらこの経験値すら貯めることはできません。
まずはどんどん話をしてみる意欲が重要です。省エネにならずに脂肪を燃やしてどんどん積極的に話に取り組んでいきましょう。
5W1H
話のテクニックとして5W1Hというものがあります。
これは自分の話をする時に「誰が」「なにを」「いつ」「どこで」「なぜ」「どうやって」をしっかり組み立てて相手に説明することで、より明確に相手に情報を伝えることができて説得力が生まれるというものです。
これを相手との会話を盛り上げるために応用することができます。
例えば上司が「最近ダイエットしていてね」と話を切り出したとすると
いつ「いつから始めたんですか?」
なぜ「どうしてダイエットしてるんですか?」
どうやって「ジムとか行かれてるんですか?」
など5W1Hの中で質問を構築し、より詳しい内容を掘り下げて聞いていくことで話を広げることができます。
相手が話を切り出してきたということはあなたに話を聞いて欲しい、自分がダイエットを始めたことを”話したい”と思っているということです。
どんどん相手の話を広げて、話の地図を広げていきましょう。
相手と自分の会話が7:3になるように
もっとも相手との話の中で”相手が”満足感が高くなる割合が7:3であると言われています。
これは話のプロであるキャバクラやホストなどで働いている人が実際に実感している割合になります。初めのうちは話を広げるために自分も話をしますが、相手にいかに話をさせるかが重要であると言います。
というのも、人間は自分が話している間は頭の中をフル回転させて会話をしているので、実感として自分が話している時間を短く感じていることが多いのです。
ですから自分の方が話を聞いている時間が長いなと感じている時は、相手が気持ちよく話せている場合で、成功であると言えます。
逆に自分が相手と自分が話している割合がトントンくらいかな?と感じる時は向こうは聞く時間が長かったなと感じている可能性が高いです。
7:3の割合を意識して話をするようにしましょう。
おうむ返しと笑顔
話の基本的なテクニックとしておうむ返しと相手とアイコンタクトをして笑顔で話をするというものが昔から提唱されています。
笑顔は相手に対する興味や好感を持っているという表れであり、相手の緊張を解きます。
さらにおうむ返しには「あなたの話を理解していますよ」という意味合いがあり、自分が理解していることを相手に知らせて相手に安心感を与える働きがあります。
笑顔のポイントはしっかり涙袋を膨れさせることと、口角をあげること。
おうむ返しは相手の話を要約して繰り返すとさらに説得力を増します。
例えば「映画館ってマナー悪い人いるでしょ。ポップコーン食べるのはいいけどこのシーンでもまだポップコーン食べるの!?って人とか。気になっちゃってさ。高い金払っても映画館はそういう人がいるから自分はDVDとかデータ放送とかで家で映画をみたいんだよね」
と言われたとすると「家で映画を観る派なんですね」と簡潔にまとめておうむ返しをするというテクニックです。
話の内容の要点をまとめて繰り返して述べることで共通認識が強くなりスムーズな会話がしやすくなります。
聞き上手になるためには重要です。
まとめ
会話を弾ませるためにはまず自信を持って相手とキャッチボールができるようになる必要があります。
いくつかのテクニックもなんども繰り返して身に染み込ませないと実戦では時間がかかりすぎて使い物にならないことも多いでしょう。
まずは勇気を持ってトライしてどんどん経験値を積んでコミュ力を高めていきましょう。
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