恋人同士になると、手をつないで仲睦まじく歩いている姿をよく見かけますよね。腰に手を回したり、肩を寄せ合って歩いていたりする姿も見ることがあります。恋人になったら、キスよりも、抱きしめ合うよりも、まず行うのが手つなぎかも知れませんね。恋人でない男女ではなかなか行わない行為だけに、恋人になったことを実感できるものでもあります。
しかし、中にはまだ付き合ってもいない相手に対し、手をつなぐという行動を取る人もいます。手をつながれた方は、よほど好意がなければ驚いてしまうでしょう。では、付き合う前の男女が男女が手をつなぐというのはアリなのでしょうか?ナシなのでしょうか?また、付き合っていないのに手をつなぐ深層心理についても読み解いていきましょう。
付き合っていないのに手をつなぐ意味
手をつなぐと言えば、仲のよい恋人がすることですよね。肩に手を回したり、腕を組んだりするよりもハードルが低く、見ていて微笑ましいものでもあります。しかし、中には付き合っていないのに手をつなぐ人もいるようですね。では、その理由は一体何なのでしょうか?
恋愛対象がどうかの確認
まだ恋人になってない状態で手をつなぐ場合、相手の気持ちを確かめたいという心理が働いています。もしかしたら、告白したいけれど、勇気が出せずにいるのかも知れません。だからこそ、手をつなぐことで気持ちを推し量ろうとしているのです。
この段階で手をつなぐことを拒むか受け入れるかで、相手に与える印象が大きく変わりますし、脈アリ脈ナシも判断できます。
ですから、もしも気がないのならばそれとなく拒否しましょう。そうすれば、相手は距離感を考え直すでしょう。反対に、受け入れてしまえば相手は脈アリだと判断します。距離を詰められたくない相手なら、安易に受け入れないようにすることが大切です。
告白の代わり
また、手をつなぐ行為には、告白の代わりを果たす役割もあります。恋愛に奥手で素直に「好き」と言えない場合です。好きな気持ちを伝えたいのにできないから、手をつなぐことで気持ちを伝えているわけですね。
しかし、相手は告白の代わりとして手をつないでも、女性側からすると何を意味するか分からない場合もあります。ですから、男性は付き合っているつもりになっていても、女性からするとそうではない場合も十分に考えられるという訳ですね。
手つなぎのメリット
では、付き合っていないのに手をつなぐメリットについて見ていきましょう。
相手の好意を確かめる
1つは、相手が自分に対して好意を持っているかどうか、推し量ることができることです。気持ちを伝える前は、相手が自分のことをどう思ってくれているか不安ですよね。不安なままでは勇気を出して一歩踏み出すのも難しいですよね。
さらに、手をつなぐことで、相手に自分のことを恋愛対象として意識してもらいやすくなるメリットもあります。手をつなぐということは付き合っていない男女感ではあまりないことなので、肌が触れ合うことは特別な意味を持ちやすいのです。
告白へのハードルを下げる
相手の行為を確かめ、恋愛対象として認識してもらえれば、告白して付き合うという次の段階へ進みやすくなりますから、勇気を出して手をつないでみましょう。ハグはハードルが高くても、手をつなぐだけならやりやすいですよね。
手をつないだ時に、相手も手を握り返してくれたら好感触ですよ。なかなか思いを伝えられない相手や、告白をためらっている時は、ぜひ試してみてくださいね。
手をつなぐ深層心理
では、手をつなぐことにはどのような意味があるのでしょうか?相手の心理を知ることで、どのような理由があり、2人の関係がどの段階なのか分かりますよ。
守りたいという気持ちの表れ
また、人混みなどで手をつないだ場合、純粋に好きな人を守りたいという思いで行っている場合も考えられます。男性に手をつながれると、つい下心があるのではないかと疑ってしまうかも知れませんが、この場合には、純粋に男として、女性を危険から守りたいという心理が働いていると考えてよいでしょう。
温もりを欲している
こちらも、恋愛感情とは別の理由ですね。彼女と別れて間もない頃などは、人恋しさに優しくされた女性の手を握ってしまうことがあるのです。男性はなかなか過去の恋愛を忘れられないものですから、目の前にいる女性に優しくされると心が緩んでしまうのでしょう。
男として見てほしい気持ちの表れ
好意を抱いている相手に対して、自分を男として見てほしい時にも手をつなぎます。手をつないで歩道側を男性が歩いたり、始めて行く店に案内したりと、女性をエスコートすることで男らしさをアピールしたい心の動きがあるのです。
また、男友達だとしたら、一歩関係を深めて恋人になりたい気持ちもあります。本当は好きなのに、その気持ちをどう伝えてよいか分からずに手をつなぐ、という心情ですね。
仲を深めたい
すでに恋人同士である場合には、さらに仲を深めたい時に手をつなぐことがあります。特に付き合って間もない場合には、関係を深めたいけれどどうしてよいか分からず、手をつなぐことで気持ちを示しているのですね。
軽いノリ
ただし、手をつなぐことは、必ずしも恋愛感情があったり、相手を守りたいという気持ちがあるとは限りません。ただ何となくよい雰囲気になったから、つい手をつないでしまう男性もいるようです。
男性には狩猟本能がありますから、異性に対してそのような反応をすることもある、と理解しておきましょう。少しだけ「この子いいな」と思っただけでも手をつなぐことがあるというわけですね。
遊び相手として見ている
手をつなぐということはスキンシップですから、拒むかどうかで相手の好意を推し量ることができます。何のためにチェックするかと言うと、手をつなぐことを拒まない女性を、彼女候補ではなく遊び相手として見ているからです。
本命でなくても気があるなら遊ぼうと思うのも男性心理です。人によっては遊ばれているだけの場合もあるので注意しましょう。
恋人のつもりになっている
さらに、まだ付き合ってもいないのに手をつないでくるということは、すでに恋人気分になっている可能性も十分にあります。付き合ってもいないのに、映画館や水族館などの薄暗いスポットで手をつないで来る場合には、勝手に恋人きどりになっている可能性大です。
こうした男性の場合、手をつなぐことを拒否しない段階で、自分たちは付き合っている、相手が好意を持ってくれていると思い込んでしまう危険があります。より深い関係を持ってしまう前に、きちんとした自分の思いを態度で示すことが大切なのです。
手をつなぐ時の注意点
ハグよりもハードルが低く、相手の好意を確かめたり距離を縮めたりしやすい手つなぎですが、行う時には注意も必要です。
タイミングを図る
お酒の席や食事の時などは、酔っているから勢いでやっているのでは?と思われてしまう可能性があるので避けましょう。軽率な人、酒に頼らないとできない勇気のない人、などとマイナスイメージを抱かれたら好感度は急降下です。
特にお酒が入ってる時に手を繋がれると「この人ノリで手つないでるのかな?」と女性からの評価はあまりよろしくないですね。また、初デート時も十分に距離を縮められないまま行うと逆効果です。ガツガツしているとか、焦っている、などと思われてしまうかも知れません。
手をつなぎたい意思表示はNG
思わずやってしまいがちなものに、「手つなご」など、手をつなぎたいことを口に出す行為です。相手の気持ちを確かめるという意味でよさそうですが、相手の了承を得ないと手がつなげないという、モテないアピールになってしまう可能性がありますから避けましょう。
男性側からしたら紳士的でよいかな?と思うことでも、女性は萎えてしまいますから注意しましょう。女性心理を押さえることが大切ですね。もしも手をつなぐ時には、さりげなく行うのがポイントですよ。
おすすめの手つなぎタイミング
では、さりげなく手をつなぐコツをご紹介しましょう。
人混みの中
初詣でも買い物でも、人混みの中を二人で歩いている時には、「はぐれないように」ということを伝えて手をつなぎましょう。これなら自然に手をつなぐことができますし、はぐれるリスクも回避できます。
店を出る時
お店を出る時に「じゃあ行こうか」という流れでさりげなく手をつなぐ方法もあります。歩き出すタイミングで手をつなぐととても自然ですよね。
別れ際
彼女と別の電車を使う場合は、「改札まで送らせて」という感じで手をつなげます。送ってあげることは紳士的ですし、手をつなぐのも不自然でないので一石二鳥ですよ。さらに、特に帰り際に手をつなぐと、家に帰ってからも胸のときめきが残るので効果的です。
彼女にとって一層特別な存在に感じられるようになりますから、ぜひ別れ際を狙って上手く手をつないで見てくださいね。次回のデートへの期待も膨らむので、よりよい状態で次のデートにこぎ着けることができるでしょう。
注意すべき手のつなぎ方
ただし、手をつなぐ相手や手のつなぎ方によっては注意が必要です。
男友達なのに恋人つなぎ
もしも恋人でもない男性が恋人つなぎをしてきた時には要注意です。そのような行為をするということは、女性が遊びの対象になるかどうか確かめている可能性が高いためです。恋人つなぎをしてくる男性は、まずは普通に手をつなぎ、拒否されなかったから恋人つなぎにしている可能性が高いでしょう。
そして、恋人つなぎでも拒否しなければ、さらに距離を縮めてくるかも知れません。好意を抱いている相手ならばよいですが、そうでないなら望まない関係に発展してしまう危険性が高いので、早めに拒絶の意思表示をしておくことが大切です。
強めのつなぎ方
また、優しく手をつなぐのではなく、少し強引に手をつないでくるなら、その男性は独占欲が強く、何事も自分の意志を優先させたいタイプかも知れません。自分だけのものにしておきたい心理が働いて、異性の友達はもちろん、同性の友達とも自由に遊べないなど、弊害が出てくる場合がありますから、手のつなぎ方は要チェックです。
手をつなぎたくない時には
手をつなぐのを断りにくい時には、電話などを理由に手を放したり、握られる前に軽く振りほどくなどを行って、それとなく拒絶の意思表示をすることで対応できます。
言葉ではっきり断りにくい時には、無言でさっと手を離すだけでも、男性には意図が伝わります。好意を抱いている相手なら、手を振りほどくことはしませんからね。
まとめ
このように、手をつなぐことは恋人同士なら日常茶飯事ですが、手のつなぎ方や、男性が手をつないでくる真意などは様々です。好意を抱いている人にされたら胸がときめいてしまいますが、好きでもない人からはされたくないものでもあります。
男性が手をつないできたら、そこに隠された真意を読み解くことで、面倒事を避けられるかも知れません。もしも好きな相手なら女性からも一歩踏み出して、関係を深めたくない相手ならそれとなく振りほどいて、しっかりと自分の意思表示をすることが、恋愛トラブルに巻き込まれない秘訣と言えるでしょう。
関連記事として、
・積極的な女性の性格や特徴、心理を紹介!積極的な方が幸せになれる?
・肩を抱く男性の心理を知ろう!女性はどういう風に思ってるの?
これらの記事も読んでおきましょう。