そうめんで太るのは食べ方に原因があった?太らない食べ方を知ろう!

夏の暑い時期に食べるそうめんはおいしいですね。料理の手間も省けて、それでいて、いろいろな食材をトッピングすると、とても、栄養のあるそうめんの料理ができます。

また、何もなくそうめんと薬味だけでもおいしく頂けます。しかし、そうめんも食べ方によっては太るとの情報もあります。

1食分を食べると、そうめんもなかなかカロリーが高いですから、置き換えダイエットか、そうめんの量を減らした食べ方をしないと、そうめんで太ってしまいます。

そうめんについて詳しく見てみました。

そうめんについて

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画像を見るだけでも美味しそうですね。つるーと口に入っていきそうな、夏はあっさりしたそうめんが美味しいです。

そうめんの歴史

そうめんの発祥の地は奈良県の桜井市です。そうめんは、奈良時代に唐の国から伝わってきました。

伝来した当時は、小麦粉ともち粉を混ぜて細く伸ばし縄のようにねじり合わせた索餅として、高温の油でこんがりと揚げたお菓子で、おもてなし料理や特別な日の料理として食卓に並びました。

鎌倉時代になるとそうめん作りが始まり、室町時代になると索麺、素麺の文字が使われるようになりました。この時代に現在のそうめんの原型、作り方、料理方法が形成されました。

主に寺院の間食として広がって、寺院や宮中の宴会などで食されていました。江戸時代になるとそうめん作りが盛んになります。

そして、播州でそうめん作りが盛んになり「播州といえばそうめん、そうめんといえば播州」と言われるようになりました。

戦国時代の豊臣秀吉が姫路城に入った頃から、庶民の口にそうめんが食されるようになりました。

そうめんの栄養素

そうめんの栄養価は白米に比べてあります。そうめんのカロリーは126calで、白米は168calですので、40calほど少ないです。

この数字は茹でたそうめん100グラムです。白米はご飯として100グラムです。そうめんの乾麺100グラムは356kcalです。

また、タンパク質は3.5g、白米のタンパク質は2.5gと1グラムほど多く、炭水化物は26g、白米のタンパク質は37gと11gほどが少ないです。食物繊維の水溶性が0.3g、不溶性が0.3gで白米は水溶性が0g、不溶性が0.3gと3倍も多いことがわかります。

また、カルシウムは6mg、白米のカルシウムは3mgなので2倍多いことがわかります。

あと、白米と比べての栄養素は以下の通りです。

・・・・・・・・・・・そうめん    白米

  • 脂質・・・・・・・・0.4g     0.3g
  • 多価不飽和脂肪酸・・0.2g      0.1g
  • 一価不飽和脂肪酸・・0g      0.1g
  • ナトリウム・・・・・85mg     1mg
  • カリウム・・・・・・5mg     29mg
  • 鉄・・・・・・・・・0.2mg    0.1mg
  • マグネシウム・・・・5mg     7mg

そうめんにはこの他にミネラルのセレン・クロム・モリブデンが含まれています。また、そうめんのカロリー表記ですが、そうめんの場合1人前350kcalの表記がされています。これは、そうめんはお腹いっぱい食べることができるのでこのように表記をしています。

ご飯はお茶碗いっぱいが一人前として表記されているので、250kcalの記載がされています。

そうめんは本当にカロリーが高い?

そうめんをゆでたのを150gだとカロリーは189カロリーです。お茶碗1杯が150gですのでカロリーは246カロリーです。やはり、そうめんのほうが白米よりカロリーは低いです。

ただし、満腹感を得ているような食べ方をすればカロリーは高くなります。ごはん、一杯分とそうめん茹でた150gを置き換えると、ダイエット効果が期待できます。

そうめんだけ食べて、他のものを食べずに薬味だけでそうめんを食べていれば、カロリーは少なくなります。しかし、栄養面ではいただけません。

そうめんを作る作業において塩分を多く含んでいるので、食べるときは、ミネラルの多い海藻類、キノコ類、ビタミンの多い緑黄色野菜をとって塩分を控える食べ方をする必要があります。

麺類の中でのカロリーをゆでた状態で100gを比べ、その中の糖質も見てみました。

・・・・・・・・・・・・カロリー・・・糖質

  • そうめん・・・・・127kcal・・・24.7g
  • うどん・・・・・・126kcal・・・25.1g
  • そば・・・・・・・114kcal・・・20.6g
  • パスタ・・・・・・165kcal・・・30.3g
  • 中華麺(ラーメン)140kcal・・・26.6g
  • ビーフン・・・・・125kcal・・・26.3g

となります。現在はカロリーだけでなく、ダイエットには糖質も関わっているとされているので、カロリーおよび糖質の数値も麺類ではそばが一番少ないようです。

炭水化物のうちで一番太らないダイエットは、発芽玄米の玄米ダイエットです。GI値が高いほど血糖値が上がり脂肪をため込みます。

  • パン・・・・・90
  • 白米・・・・・81
  • うどん・・・・79
  • ラーメン・・・72
  • そうめん・・・67
  • パスタ・・・・65
  • そば・・・・・58
  • 発芽玄米・・・54

ということで、炭水化物ダイエットでは発芽玄米のダイエットが一番血糖値を緩やかに上げてくれます。そうめんも、白米に比べれば穏やかに上がります。

どのような食事ダイエット方法でもそうですが、摂取カロリーより消費カロリーが少なければ、太ってしまいます。ダイエットの基本として有酸素運動を取り入れて、ダイエット成功の可能性を高めることが必要です。

そうめんの麺そのもののカロリーは、ほかの麺類に比べても決してカロリー自体低くありません。フライ即席麺は約300~500kcalーと、とても大きいです。

そうめんの中に含まれているミネラルについて

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そうめんの中に含まれているミネラルは、ダイエットに美容にとても良い効果を上げています。しかし、上のような画像の食べ方をしていたら太るでしょうし、栄養バランスも悪いです。

セレン

セレンはセレニウムと呼ばれる、ミネラルの一つです。強い抗酸化作用があり、ビタミンEの60倍入っていて、活性酸素除去のパワーは素晴らしいものがあります。

そこから得られる効果効能については次のような効果があります。

  • 免疫力の向上
  • デトックス効果
  • 老廃物の排出
  • 身体の細胞が老化するのを防ぐ
  • 新陳代謝を向上し血液の流れをよくする
  • 女性ホルモンを整えて生殖機能の活性化

そうめんに100gあたりセレンは6μg含まれていて、1日あたりの所要量の24%にもなるのです。また、タンパク質と同時に摂ると吸収率がアップします。

その、タンパク質もそうめんには含まれているので、セレンの効果を最大限に引き出してくれます。セレンは若返りやダイエット、美容や健康に重要な役割を果たしています。

そうめんは、ダイエット食品といってもよいのではないでしょうか?

クロム

クロムはダイエット向きに注目できる栄養素で、それだけでなく、血糖値に深く関わり血液さらさら効果もあります。

糖尿病やダイエットに効果的なインスリンなどを分泌促進し、血糖値をコントロールすることができます。クロムの効果効能には次のような効果があります。

  • 悪玉コレステロールを低下させ善玉コレステロールを増加させる
  • 糖質代謝を正常に機能させる血糖値をコントロールする
  • セロトニンの合成を促進する、食欲抑制作用を持つ成分
  • 糖を代謝する際に、エネルギー生産の促進
  • 脂肪燃焼を促し、筋肉の増強
  • 中性脂肪の減少

クロムは、すでにダイエットサプリとしても販売実証されていて、糖分の燃焼を促し食欲を抑えて脂肪を燃焼させ、筋肉を強くする健康効果があります。

そうめん100g当たり1μg含まれていて、1日の所要量の10%になります。

モリブデン

モリブデンは「血のミネラル」とも言われる、鉄の働きを促進するミネラルです。血は人間が生きている上で全ての源といえます。

身体中を駆け巡り、酸素や栄養素を細胞に届け、新陳代謝にも関わっています。この、モリブデンの効果は次のような効果を期待できます。

  • 貧血の予防改善
  • 消化酵素の働きを高める
  • 糖質脂質の代謝を高める
  • 身体に有害な物質を分解・排出する

近年は食道がんの予防に効果が期待できるとの研究結果もでていて、そうめん100gあたり3µgが含まれて、一日の所要量の12%を摂ることができ、ミネラルの中でも吸収率がよく、微量摂取するだけでも効果が期待できます。

そうめんは食べ方で太る

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そうめんにはダイエットに健康に良い栄養素が豊富に含まれていますが、太ってしまう理由は食べ方にありました。

そうめんを食べるときに、そうめんと薬味だけでおなかいっぱいに食べて他になにも食べなければよいのですが、そのほかに、野菜や果物お肉やハムなど食べていたら太ります。やはり、そうめんは炭水化物の栄養素が多いので、ご飯と同じに考えることが必要です。

ですから、ご飯をそうめんにご飯と同じ150gに変えて、おかずを用意するとバランス的にもよくなり置き換えダイエットができます。

そうめんは、主食類の中で低カロリーです。あくまでも、そうめんは主食と考えて、おなかいっぱいに食べるのではなく、ご飯やパンのようにおかずを食べながら食べることが大切です。

夕食にそうめんをお腹いっぱい食べない

夜ご飯で炭水化物をたくさん摂取していたらダイエットできるわけがありません。それと同じで、そうめんをいっぱい夜食べることは、ダイエットにつながりません。

そうめんを夜にいっぱい食べれば太るのは当たり前です。人間の身体は昼に交感神経が働いて脂肪が分解・燃焼されやすいですが、夜はあまり身体を動かさないので、余った炭水化物(糖分)は脂肪になりやすい仕組みになっています。

ですから、ダイエットするならそうめんがご飯代わりにある食事がよいです。おかずがなくても、そうめんは薬味だけで食べられる食品です。

しかし、それでは、身体は太ってしまいますし、栄養バランスも悪くなります。そうめんを食べるときは、野菜とタンパク質を多めに食べるような食べ方がよいでしょう。

冷やして食べると太る

夏の暑いときに氷水で冷やした中にそうめんを入れて、食べると食欲がなくてもつい食べ過ぎてしまいます。

身体を冷やすことは内臓を冷やします。内臓が冷えると代謝が悪くなります。そうすると、太りやすい身体になっていきます。食べ物を消化する消化機能が低下するため、胃腸炎や便秘を引き起こします。また体内に蓄積されるので、ダイエットをすることは難しく、太る身体に変化します。

夏は暑くてもクーラーをかけているので、手足の末端は冷え性になっている人が多いです。それなのに、冷たい食べ物が続くと、血行を悪くしむくみや水太りを招くことになるので、注意が必要です。

そうめんのダイエット方法

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そうめんのダイエット法を考えると、そうめんと薬味だけでなくサラダ風にアレンジし、そうめんを茹でて150gほどにして、お野菜を一杯入れタンパク質の肉を入れれば栄養面でもよく、おいしく食べれます。

うどんでもそうですが、薬味が少ないとやはり栄養バランスはとれません。ダイエットするならなおさら、工夫を凝らしたレシピで食べるのがよいのではないでしょうか?

そうめんの薬味には生姜、ネギ、のり、ごま、わかめ、納豆、とろろ、オクラ、しそ、鶏のササミ、卵など、サラダ風にするのであれば、旬の野菜をトッピングしたりできます。

卵などを一緒に食べるとビタミンB2が摂れます。ビタミンB2は身体にたまった脂肪を燃焼させるのに必要です。ダイエットにはそうめんと、ビタミンB2を意識することが必要です。

そうめん1束(50g)をゆでると135gで、カロリーは172calになります。ダイエットするには当然カロリー摂取より、カロリー消費が多くないと痩せません。

そうめんダイエット

また、そうめんを一日1~2回置き換える方法のダイエットもあります。この場合、そうめんを1人前食べ、他の物を食べません。

全てそうめんに置き換えると炭水化物ばかりになって栄養が偏りますので、必ず1食か2食にすることが大切です。

そうめんダイエットの注意点

冷たい氷水で冷やしたのを食べない。冷たいものばかりを食べていると、代謝が下がり痩せにくい身体になります。

そうめんダイエット効果アップには、炒めて食べる炒素麺(チャーそうめん)にして食べたりまた、サラダ風に野菜をトッピングして食べたりすることもできます。

そうめんダイエットは置き換えダイエットです。その、方法は次のようになります。

  • 置き換え方法にそうめんだけ1日の1~2回食べるやり方
  • そうめんの量を減らして、いろいろなものをトッピングして食べる方法

色々なものをトッピングする場合は、そうめんの量を減らすことが必要です。また、冷たいそうめんを食べるのでなく、常温や温かいつゆやスープで食べると、身体を冷やさなくて済みます。

身体が冷えると代謝が悪くなりますので、ダイエットには向かなくなります。また、運動を取り入れてやると、なお一層効果がアップします。

トッピングする食材を毎日変えれば、飽きることなく食べることができ、そうめんの栄養とともに健康にもよい働きをしてくれます。

炭水化物ダイエット

炭水化物ダイエットは炭水化物をそうめん25g~50g(乾麺)に変更します。野菜をトッピングしタンパク質を加えて夕方に食べるとそうめんダイエット、炭水化物ダイエットの効果が出てきます。

炭水化物を抜くダイエットはあまり感心できません。やはり、炭水化物は栄養的に必要です。炭水化物をカットしてしまうと、脳の栄養不足になり、正常な判断ができなくなります。

舞茸ダイエット

舞茸ダイエットは舞茸料理を取り入れるダイエットです。舞茸は熱によって分解されやすいので素早い加熱が必要で、黒い煮汁も使って料理します。

成分が水に溶けやすいので洗わないで料理します。炊き込みご飯や、みそ汁、なべ料理にとてもよいです。

この舞茸には、「MXフラクション」という成分があり、体内の中性脂肪や血液中の悪玉コレステロールの分解を促進する働きがあります。

これにより、代謝が上がり体内にため込まれた内臓脂肪を減らして、脂肪をため込まない痩せ体質を作ります。また、ご飯の代わりにそうめんにすると一層効果が上がり、健康にもよくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?そうめんについていろいろ見てきましたが、そうめんばかり食べていたのでは栄養が偏ります。

そうめんを食べて太るのはその食べ方にありますね。どのようなものでも、満腹感を味わって食べていたのでは、太る土台を作ることになります。

夏の風物詩ともいえるそうめんを、いろいろな素材と組み合わせ、味わいながら腹八分目で、健康にダイエットに食してはいかがでしょうか?

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