風邪の時にアイスクリームは食べていい?メリットと注意点を知ろう!

暑い季節はもちろん、一年中いつでも楽しむことができるアイスクリームは、甘くて喉越しも良く、食べやすいですよね。

そんなアイスクリームを風邪のときに食べる方も多いのではないでしょうか。冷たいからお腹を壊すのではないかと不安に思っている方もいるとおもいますが、実は、アイスクリームは栄養価が高く、風邪を引いたときにおすすめの食事です。

この記事ではアイスクリームにどんな栄養があるか、どのように食べるのが良いのかをご紹介します。

そもそもアイスクリームとは?

QOL日常生活私たちは普段冷たい氷菓子のことをひとまとめにアイスクリームとよんでいますが、実は4種類に分けることができます。アイスクリームの他にも、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓があり、ダイエットに詳しい方は氷菓やラクトアイスのほうがカロリーが低いと知っているのではないでしょうか。

確かにアイスクリームはカロリーが高いですが、これは乳固形分15%以上で乳脂肪分8%以上であり、乳脂肪以外の脂質が添加されていないものであるからです。つまり、代用品をたさずに栄養価の高い材料を使っているため、それに乗じてすこしカロリーが高くなってしまっているだけだといえます。

アイスクリームの栄養価とはどのようなものがあるの?

日本人に不足しがちな栄養価、カルシウム

アイスクリームの原料は皆さん御存知の通り、牛乳です。牛乳にはカルシウムが豊富に含まれていると知られています。実は、和食中心の生活をする日本人にとってカルシウムを取る機会はあまりありません。

その為給食などでも牛乳をだし、カルシウムを補っているのですが、骨や歯を強化するのを始めとして、体を作るのに必要不可欠な栄養素の一つです。

皮膚や粘膜を生成するビタミンB2

ビタミンの1種であるビタミンB2は、糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変えるなどの働きをします。アイスクリームの場合、脂質や糖質も豊富に含まれているため、同時に摂取でき、一石二鳥のめんも有ります。

不足した場合、皮膚や粘膜にトラブルが起きやすく、肌荒れやかさつきをおこしたり、髪もぱさぱさするなど痛みやすくなると言われています。特によく運動をしている人や妊娠中の方の場合は意識して多めにとるのがおすすめです。実はアイスクリーム1杯で1食あたりの基準値が満たされるため、アイスクリームを食べるだけで十分に摂取することができます。

優れたエネルギー源のひとつ、脂質

脂質はカロリーが高いため、悪いもののように思われがちですが、体を構成する重要な栄養素の一つです。

また、優れたエネルギー源になるため、風邪で弱っている方にはおすすめの栄養素でも有ります。高脂肪のアイスクリームの場合には質のいい脂質がしっかりと含まれているため、ミニカップにしたり食べる時間を工夫したりするだけでダイエット中の方でも安心して栄養をとることができますよ。

栄養の消化吸収を促すカゼイン

牛乳のタンパク質の中に含まれる栄養分の約8割を占める存在であるカゼインは、体内で吸収されるとすうしゅるいのペプチドに変化します。

このペプチドはカルシウムの消化吸収を促す他、鎮痛効果などもあるので喉が痛かったりする人は食べやすいアイスクリームを食べるのがおすすめです。また、食べ物の栄養を消化しやすく、吸収しやすいと言われているので体が弱っているときにはぴったりです。

新陳代謝を良くし、疲労感を回復するリン

リンはカルシウムと同じく骨や歯を作ることで有名です。ほかにも細胞を作る働きをしているため、新陳代謝を促し、筋肉を強化します。風邪に筋肉は関係ないように思えますが、少しの動作にも筋肉を使うため、筋肉を強化することによって風邪のときに少しの動作でも疲れることを防止する効果があります。

また、脳や神経の機能を正常に保つ働きもあるので、アイスクリームを食べることで摂取するのがおすすめです。

風邪をひいたときにアイスがおすすめな理由とは?

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アイスクリームの特徴といえば、冷たくて喉越しがよいことがあげられますよね。風邪のときは熱が高く、なかなか温かいものがのどを通らない方も多いかと思います。そんな方でも、ほてった体によく染み渡り、クールダウンしてくれる効果があります。

また、風邪のときは普通の食事がむずかしい方も多いのではないでしょうか。実はアイスクリームは栄養価が高い食品の1つだと言われています。原料は生クリーム、卵、砂糖など高カロリー、高エネルギーのため、風邪で弱った体でもすぐに熱量に変換しやすく、風邪を治すための抵抗力を強める働きがあります。その為、普通に食事が取れない場合でも食事の代用として食べることがおすすめです。

栄養補給にぴったりの食品だから

アイスクリームは高カロリーであるので有名ですが、これは他の氷菓子などに比べて乳固形分、乳脂肪の割合が高いからです。

その為、乳製品に含まれる栄養分は高く含まれているといえます。特にタンパク質、糖質に加えて良質な脂質が含まれているため、食欲がなくても手っ取り早くエネルギーを補給することができます。カロリー表示だけみてカロリーの低いアイスクリームを選びがちですが、良質な脂質は乳脂肪が高いほど多く含まれているので、体が弱っているときには成分表示にアイスクリームと書かれているものを選んでくださいね。

また、アイスクリームには糖分が豊富にふくまれています。素早いエネルギー補給の他、疲れやすい脳を回復させてくれます。他にも生クリームや卵にはタンパク質やビタミンが含まれているため、1人ぐらしなどでなかなか栄養の高いものを食べられない場合でも、栄養をとることができます。

タンパク質補給を手っ取り早くできるから

アイスクリームの原料である牛乳や卵などに豊富に含まれているタンパク質は筋肉や髪、皮膚を作ります。また、免疫の抗体を作る働きもあるので、風邪のときは特にぴったりな食品であるということができます。

アイスクリーム1カップでその日に必要なタンパク質の7分の1程度を簡単に摂取することができます。

風邪のときに起こしやすいストレスを減少させるから

風邪のときってなんでもないささいなことにもなぜかイライラしてすとれすが溜まりやすいですよね。ストレスが溜まると体内に活性酸素が増えてしまうため、免疫力も下がってしまいます。風邪が長引くことで更にストレスが溜まるので悪循環になってしまいます。

でも、チョコレートアイスクリームにはカカオマスポリフェノールが豊富に含まれています。チョコレートやココアに多く含まれていることから、ストレス緩和に役立つことは有名かと思いますが、それはアイスクリームに加工されても変わりはありません。

特に糖分も一緒に摂取するため、よりストレスが緩和されやすくなります。できればカカオ含有率が7割以上のチョコレートを使用しているものだと、より効果があるということができます。

子供の薬を飲む助けになるから

風邪のとき、子供が辛いのは薬を嫌がることですよね。最近は甘い錠剤や、薬用のゼリーなども販売されていますがまだまだ苦い錠剤が処方されることも有ります。そういうときに限って薬用ゼリーが切れている場合がありますが、そんなときにおすすめなのがアイスクリームを活用することです。

これは民間療法ではなく、小児科でも進められる方法であり、薬をのむときに少量のアイスクリームに混ぜる飲み方です。冷たいアイスクリームが舌を鈍感にするため、薬の苦味を感じにくくするといわれています。特に味の濃いチョコレートアイスクリームの場合、苦味がわかりにくいと言われています。

ただ、市販薬を独自に混ぜて飲ませるのではなくお医者さんとしっかり相談した上で服薬させてくださいね。

熱を下げるから

アイスクリームは冷たい食べ物なので、熱を下げる働きがあります。風邪をひいて熱が上がっているときには食欲が落ちやすいのであまり食べ物を食べることができません。

しかし、アイスクリームなら食べやすく、胃の中で体を内側から冷ます効果があるといえます。

喉越しよく摂取

喉が腫れているときには冷やすことなく温めるのがおすすめだといわれています。

これは外傷で腫れている場合も同じですが、冷たすぎることなく適度に冷たいものの場合腫れた部分が冷やされて気持ちいいですよね。喉の痛みもどうようであり、アイスクリームを食べることで腫れた扁桃腺などがちょうどよく冷やされ炎症をすこし静まらせることができます。

特に果汁がおおくふくまれているタイプは体に染み込みやすいため、乳成分の多いアイスクリームよりもおすすめです。ただ、喉を悪化させるような咳込みが起こる場合などもあるため、症状を悪化させることがないように注意して食べることが重要です。

アイスクリームは実はかぜをひいてなくてもからだにいいもの?

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アイスクリームは体に良いものなのでしょうか?

高カロリーなのに太りにくい

アイスクリームは高カロリーなのでダイエット中は食べないという方も多いのではないでしょうか?でも、実はケーキやクッキーなどの焼き菓子に比べて小麦粉を使用していないため、炭水化物は摂取しません。加えて栄養がたっぷり含まれているため、実はダイエット中こそおすすめのデザートです。

食べるのにおすすめなのは、午後の体温が一番高くなる15時くらいです。これは3時のおやつというように、体温が一番高くなることでカロリーの消費がしやすくなり、夕食まで適度に時間があるからです。

ただ、冷えは肥満につながるため、アイスクリームを食べても体が冷えすぎないように温かい飲み物を一緒にとったり、口の中でゆっくりと溶かしてすこしずつたべることで食べすぎないように気をつけてくださいね。

むくみ防止になる

夕方になるとむくみが気になる人も多いのではないでしょうか?むくみは体内の余分な塩分や水分が溜まっていってしまうことで起こる現象です。むくみに対処するためには、体内から余分な塩分や水分を排出する働きを持っているカリウムを積極的に摂るのがおすすめです。

特にフルーツにもカリウムが含まれているので、アイスクリームに加えて、バナナなどのカリウムを豊富に含んでいるフルーツを一緒に取ると相乗効果でむくみ防止につながります。

便秘予防になる

便秘に苦しんでいる女性は多いのではないでしょうか?ヨーグルトが便秘予防になるのは有名ですが、同じく乳製品であるアイスクリームも実は便秘予防につながります。

これは、乳製品には含まれている乳糖に腸内の善玉菌を増やす働きがあるためです。腸内環境がよくなっていくと、便秘が解消される他、予防になったり便秘から発展する生活習慣病の予防もきたいすることができます。

風邪の時アイスクリームを食べる注意点とは?

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風邪の時にアイスクリームを食べる時の注意点を知りましょう。

お腹を壊さないようにする

風邪を引いたときはあまりものを食べられないので、急に胃に冷たいものが入るとびっくりして、お腹を壊す可能性があります。更に乳製品なので、消化が悪いことも有り、普段から牛乳でお腹を壊しやすい人などは抵抗力が落ちているときに無理してアイスクリームをとるのはおすすめしません。

また、特に風邪の中でも胃腸風邪は胃腸に風邪のウイルスが感染している状態なので、負担が更にかかり下痢などを起こしてしまうこともあります。

熱が高いときにむやみに食べない

アイスクリームは体を冷やす効果があるために熱がでていると食べる人も多いかと思いますが、発熱によって悪寒がするようなときはおすすめしません。悪寒を感じるときにはむしろ保温をするのが大切なので、体を冷やすと風邪のウイルスが蔓延してしまう可能性もあります。

その為、熱が上がりきっている場合や、病み上がりに食べるのがおすすめです。特に熱が上がりきっているときは熱によってたくさん汗をかいているので、アイスクリームを食べることで水分補給もできます。

吐き気を起こさないようにする

風邪の中でも、特に胃腸風邪の場合には吐き気を起こす場合があります。吐き気を感じているときには無理に食べないのがいいと言われています。

胃腸の中の環境が整っていないため、無理に食べてもまたもどしてしまうからです。吐き気が治まっていったとしても、水分から徐々に取り始め、次に炭水化物などの消化の良いものをとるのがおすすめです。特にアイスクリームは消化が悪い食べ物なので、調子が良くなってくるまでは一度やめておくのがおすすめです。

免疫力を下げないように気をつける

風邪を早く治すためには熱を一度ピークまで上げてしまったほうがウイルスが死滅すると言われています。

ただ、熱が上がっている途中で無理にアイスクリームを食べ、体を冷やしてしまうと免疫力も一緒に低下し、なかなかウイルスがいなくならないという状況になってしまいます。もちろん一気に食べるのは厳禁ですが、少しずつ口の中で溶かし、刺激を殺して食べるのならもんだいないといわれています。

また、風邪薬の代表にアセトアミノフェンという成分が含まれていますが、この成分は糖分を吸収しやすいため、むやみに甘いものを食べると薬の効果が弱くなってしまうため、注意が必要です。

食べ合わせに気をつける

風邪を引いたときには薬を飲んで治すと思いますが、実は服用する薬とアイスクリームの食べ合わせが悪い場合があります。

一番は医師や薬剤師と相談するのが重要ですが、間違った飲み合わせによって薬の副作用が強くなったり、効果が弱くなってしまうこともあるので、アイスクリームはもちろん、他の食べ物も食べ合わせについてしっかり確認しておくことは重要です。

アイスクリームを更に効果的に食べる工夫とは?

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アイスクリームの選び方について知りましょう。

バニラビーンズを含んでいるアイスクリームを選ぶ

風邪のときに食べるおすすめのアイスクリームは断然バニラアイスクリームです。これは、バニラアイスクリームに含まれているバニラビーンズには多く栄養が含まれているからです。

ビタミン、ミネラル、動物性たんぱく質、脂質のほかに、リナロールという成分が含まれています。これは鎮静作用があり精神を落ち着かせてくれる他、リラックス効果もあるといわれています。たしかに、バニラの匂いを嗅ぐと自然と落ち着いてくるように思えます。

また、他にも抗菌作用や抗ウイルス作用があるため免疫力があがり、からだの機能をたかめ、より早くなおしていくことができるといわれています。

生のフルーツをたしてフレッシュにいただく

アイスクリームにはいろいろな栄養素が含まれていますが、ビタミンCは含まれていません。

その点生のフルーツにはたっぷりとビタミンCが含まれているため、アイスクリームにフルーツをたして食べたり、フレッシュジュースを一緒に飲むのもいいでしょう。特にアセロラは豊富にビタミンCを含んでいるのでおすすめですよ。

ドライフルーツを混ぜて大量にビタミンを摂取する

ドライフルーツは生のフルーツよりかさが少なくなっているので、風邪で食欲が減っている方にはドライフルーツがおすすめです。

特に、ドライフルーツは食物繊維が豊富なのでアイスクリームと一緒にとるのがおすすめです。ミネラルも豊富なので冷え性にも効果があり、アイスクリームで体が冷えるのを防止することができますよ。

ナッツ類を混ぜて体内環境も整える

抗酸化作用という言葉は老化に効果があるということで有名ですが、アーモンドを始めとしたナッツ類にはこの抗酸化作用をもつビタミンEを豊富に含んでいます。老化は肌にシミを作りますが、実は体内の血管や臓器にもシミをつくります。

しかし、このビタミンEによって、シミを抑えることができるほか、食物繊維が豊富であり、良質な脂質も含んでいます。もちろん食べ過ぎには注意ですが、風邪でぼろぼろになった肌のツヤなどを改善していくことができます。

まとめ

動ける身体を目指そう!

アイスクリームが風邪に効果があるということがわかったでしょうか?

弱っているときにこそ、栄養の高いものを食べ、季節に変わらず健康な生活を送っていきたいですね。

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