目がゴロゴロするので、瞼(まぶた)の裏を見ると、白または黄色のツブツブができていることがあります。これは「結膜結石(けつまくけっせき)」です。
結膜結石が角膜に触れると、角膜が傷つき、目を開けていられないほど痛みます。慢性の結膜炎があると、結石ができやすいようです。汚れたコンタクトレンズを入れっぱなしにしていることも関係があるようです。
結膜結石ができても、視力低下や失明など重篤な状態になる心配はありません。結膜結石の原因・症状・治療法についてお伝えしますね。
結膜結石の原因
結膜結石とは、眼瞼結膜の表面にできる、白または黄色の砂粒のような斑点です。石といっても、カルシウムや脂肪などの分泌物、組織内の老廃物などが固まったものです。腎臓結石や胆石とは成分が異なり、関連性も全くありません。眼疾患の1つです。
結膜とは、瞼(まぶた)と眼球の表面を覆っている粘膜のことです。
眼瞼結膜の中にある杯細胞は、カルシウムや脂質などを分泌して、涙ののりを良くしています。瞼の結膜表面に、なぜ、分泌物や老廃物などが固まってついてしまうのか、まだはっきりしていないようです。
慢性結膜炎があると、結膜結石ができやすくなります。感染やドライアイ、アレルギーが原因でできることもあります。しょっちゅう目をこすったりすると、結膜が刺激され、結石ができることもあります。コンタクトレンズが関係することもあります。体質や加齢も関係しています。
加齢が関わっているため、年齢とともに結膜結石ができやすくなるようです。
[結膜炎]
結膜結石の原因は、まだよくわからないと言いますが、慢性的な結膜炎があると、結膜結石ができやすくなります。結膜結石を根本的に治すには、慢性結膜炎を治療する必要があります。
結膜炎とは、白目と眼瞼の裏側を覆っている半透明な粘膜が炎症を起こし、白目や瞼の裏側が充血して赤くなる眼疾患です。
結膜炎には、細菌やウィルスの感染によるもの、アレルギーによるものなどがあります。アレルギー性結膜炎や慢性になった結膜炎が、結膜結石を生じやすくするようです。
細菌性結膜炎
黄色ブドウ球菌・表皮ブドウ球菌など、身体に常在する細菌に感染して起こる結膜炎です。
ネバネバした膿性の黄色い目ヤニが出て、白目が充血します。目がかゆくなります。感染力は強くありませんが、免疫力が低下している病人や高齢者、免疫システムの未熟な乳幼児は要注意です。
抗生物質の点眼薬をきちんと使えば、慢性化することなく、たいてい数日で治ります。点眼薬ではなく、眼軟膏を使用することもあります。軟膏は、入れた後、見えづらくなりますが、薬の成分が眼の表面に長くとどまるので、点眼薬より効果が高くなります。
ウィルス性結膜炎
アデノウィルスやエンテロウイルスに感染して起きる結膜炎です。感染力が強いことが多いので、何よりも人にうつさないように気をつけることが大事です。
ウィルス性結膜炎に効く薬はありません。細菌の二次感染を予防するために、抗炎症剤とともに抗生剤を点眼します。休養を十分にとり、体力をつけ、免疫力を高めるようにします。
治るまでに、たいてい1~3週間かかります。伝染しやすい眼病ですから、眼科を受診して、きちんと治療する必要があります。
(流行性角結膜炎)
いわゆる「はやり目」です。アデノウィルス8型に感染して、結膜から角膜にまで炎症が起こります。極めて感染性の強い結膜炎です。
潜伏期間が1~2週間あります。突然、目がゴロゴロする異物感が生じ、充血して瞼が腫れます。目ヤニや涙が多くなります。角膜が炎症を起こすと、視界がぼやけたり、かすんだりします。
(咽頭結膜炎)
いわゆる「プール熱」です。アデノウィルス3型に感染して起きる結膜炎です。病名の通り、プールで感染することが多いようです。
充血・目ヤニなどの結膜炎症状とともに、高熱を発し、喉が赤くなる咽頭炎が起きます。感染した子供の体質や体調によりますが、死亡する可能性もあるので、要警戒です。
涙や咳の飛沫から、簡単にうつります。
(急性出血結膜炎)
エンテロウイルス70型に感染して起きます。感染してから1日程度で発症します。
白目が出血するのが特徴です。充血が強く、目ヤニの量も多くなります。伝染力がとても強いので、家族や周囲の人にうつらないように気をつけます。
アレルギー性結膜炎
アレルギーとは、特定の異物に対する免疫システムの過敏反応です。アレルギーの原因となるアレルゲンは、カビやダニ、ハウスダスト、季節性のスギやヒノキ、ブタクサの花粉などです。このような異物が眼に入ると、アレルギー反応が起き、結膜が充血し、かゆくなります。白っぽい目ヤニが出ます。
日本人の15~20%がアレルギー性結膜炎にかかっていると言います。一年を通じてアレルギーが起きる場合と、花粉症のように季節的なものがあります。
コンタクトレンズの装着により、アレルギー性結膜炎が起こることがあります。
(治療方法)
アレルギー性結膜炎の治療は、対症療法になります。
眼や瞼がかゆいのを抑えるために、抗アレルギー剤・抗ヒスタミン薬を点眼します。症状が強ければ、副腎皮質ホルモン剤つまりステロイド剤を点眼します。
しかし、ステロイド点眼薬は白内障や緑内障を誘発する可能性があるので、眼科医も慎重になります。医者の指示に従って使用しないと危険です。
[ドライアイ]
ドライアイとは、目を保護する涙が不足したり、涙の質に異変が起きたりして、目の表面が乾いてしまう状態です。
涙は油層・水層・ムチン層の3層からできています。一番外側の油層が被膜として水分の蒸発を防いでいます。油が層の主成分は脂質です。まつげの生え際の内側にあるマイボーム腺から、脂質が分泌され、油層を形成します。
ドライアイになると、眼の被膜が不十分なので、結膜が傷つき、炎症を起こします。結膜結石ができることもあります。
ドライアイで結膜が傷つくと、傷から細菌に感染して角膜に炎症が起きることもあります。最悪、角膜移植が必要になる可能性もあります。角膜の損傷が重症化した時は、角膜専門治療を行う病院に行くことをオススメします。
マイボーム腺
マイボーム腺が詰まると、油層の形成がうまくいかず、水分が蒸発して、眼の表面が乾いてしまいます。
マイボーム腺が詰まる原因の1つは加齢です。加齢とともにマイボーム腺の機能が低下します。機能不全を起こしやすい体質もあります。
若い女性では、アイメイクやまつげパーマ、まつげエクステなどで、マイボーム腺が詰まることがあります。長時間のコンタクトレンズの使用や、汚れたコンタクトレンズの使用で、マイボーム腺が詰まることもあります。
マイボーム腺が細菌に感染すると、マイボーム腺炎、いわゆる「ものもらい」が起きます。マイボーム腺から脂質が過剰に分泌しても、結膜炎になります。
まばたき
まばたきすると、マイボーム腺から分泌される脂質が涙に溶けて被膜となりますが、すぐに破れてしまいます。でも、普通にまばたきしていれば、問題はありません。
パソコン画面、携帯電話の画面(スマホ画面)、タブレットなどを見続けていると、まばたきが減ります。まばたきが減ると、被膜が破れたままになり、水分が蒸発して、眼が乾いてしまいます。
加齢、または何かの原因で目の周囲の筋肉が衰えて、まばたきができなくなることがあります。まばたきがきちんとできず、瞼が完全に閉じないのです。まばたきがきちんとできなくなると、眼が乾きやすくなります。
コンタクトレンズ
コンタクトレンズを長時間装着すると、ドライアイになりやすくなります。また、ドライアイの人がコンタクトレンズを装着すると、悪化することが多いようです。
[アトピー性眼瞼皮膚炎]
アトピー性眼瞼皮膚炎は「アトピー性眼瞼炎」ともいいます。
目の周囲の皮膚がカサカサして、赤くまだらになったり、湿疹やただれ、むくみが生じます。重症化すると、上下の瞼の皮膚が固く厚くなります。
かゆみが強いので、つい目をこすったり、叩いたりします。眼瞼をしょっちゅう強くこすると、眼球に外的な圧力がかかり、結膜や角膜を損傷します。結膜炎が起きたり、結膜結石ができやすくなったりします。
結膜や角膜の傷に黄色ブドウ球菌や単純ヘルペスなどが感染して、感染症を引き起こすことがあります。感染症により、眼瞼皮膚炎や角結膜炎が悪化します。
顔のアトピー症が悪化してきたら、眼瞼皮膚炎にならないように、病院でよく相談するといいですよ。
[コンタクトレンズ]
コンタクトレンズの使用によるトラブルが増えています。トラブルの原因は、レンズの汚れ、長すぎる装着時間、目に合わないレンズの使用などです。
汚れたレンズを長時間装着すると、結膜炎や角膜炎、角膜潰瘍などが起きます。中には、自覚症状がなく、コンタクトレンズをはずすだけで、治るものもあります。でも、トラブルの再発を繰り返すと、結膜結石だけでなく、より重篤な眼病が起きることもあり、失明する可能性もあります。
結膜結石の症状と治療
結膜結石は、自覚症状のない場合も多く、点眼や洗眼で取れてしまう(脱落する)こともあります。基本的には、放置しても心配のない眼病です。ただ、結石のできる位置などで不快な症状が生じることもあるので、眼科医の診察を受けることをオススメします。
治療は、点眼薬(目薬)と手術です。どちらも外来で済みます。
[結膜結石の症状]
結膜結石は、眼瞼結膜の中にある杯細胞の分泌物(カルシウムや脂質)・老廃物が、加齢や結膜炎などにより、固まったものです。杯細胞は、涙ののりを良くする物質を分泌します。
結膜結石は1つだけでなく、複数個できます。人によっては、十数個できることもあります。
初めは自覚症状なし
初めは、瞼の奥にできるので、自覚症状がありません。白目との境目や涙丘という目頭に近い部分にできやすく、自分で見ても、白または黄色い砂粒のようなものができているのがわかります。
眼瞼結膜の中にある時は、多少違和感がある程度です。
異物感・涙目・痛み
結石が瞼の裏側に移動したり、結膜を破って露出したりすると、眼の表面、白目や角膜を直接こするようになります。こうなると、「目がゴロゴロする」「異物感がある」となります。結膜結石が角膜をこすると、痛みが生じ、涙目になります。角膜に傷がつくと、痛くて、涙が出て、眼を開けていることができません。
結石の周囲が腫れたり、充血したりすることがあります。
露出した結石は、まばたきで取れてしまうこともあります。市販の目薬を点眼しても、脱落してしまう場合もあります。しかし、異物感や涙目が2~3日続くようなら、眼科で治療を受ける必要があるでしょう。
[診断]
たいてい、眼科医が見ただけで診断がつきます。
しかし、角膜をこすって傷つける「眼瞼内反」いわゆる「逆さまつげ」という場合もあります。検査をして、正確な診断をもらうようにします。
眼瞼内反
いわゆる「逆さまつげ」です。瞼の内側の皮膚が眼球側に向かっている(内反)している状態です。そのため、まつげが常に眼球に触れるようになります。下の瞼に起きやすいようです。
乳幼児に多く見られ、たいてい、成長とともに治ります。しかし、高学年になっても眼瞼内反が続くと、まつげが固くなるので、結膜や角膜に傷をつけるようになります。慢性結膜炎や表層性角膜混濁が生じます。
異物感・涙目・まぶしさ・視力障害などの症状が出ます。
眼瞼内反は慢性結膜炎を起こすので、結膜結石の遠因とも言えますね。
[結膜結石の治療]
結膜結石の治療は、目薬の点眼と結石の除去手術です。外来で行える簡単な治療ですが、根本にある眼疾患や生活習慣を治療・改善しないと、再発を繰り返します。
点眼薬治療
治療薬というより対症療法薬と言えるかもしれません。洗眼で結石が脱落することがあります。
ヒアルロン酸などの角膜保護剤を点眼して、異物感や痛みなどの症状を緩和します。炎症があれば、抗菌薬や抗炎症剤を使用します。
数日、点眼薬治療を行っても、異物感や痛みが改善しない場合は、手術で除去します。
手術治療
外来の診察室で簡単にできる手術です。点眼麻酔薬で麻酔します。顕微鏡下で注射の針の先で結石を除去します。
点眼麻酔薬はよく効きます。手術中も手術後も痛みはほとんどありません。針先で1つずつ除去するので、結石の数が少なければ、短時間で済みます。結石が多いと、長時間を要し、また、完全に除去することはできません。
結膜を切開するため出血しますが、自然に止血します。縫合や眼帯は必要ありません。
根本治療
結膜結石の根底には、結膜炎があります。結膜炎を生じさせる眼疾や生活習慣があります。この眼病や生活習慣、結膜炎を根治しなければ、結膜結石は何度でも再発します。
結膜結石は加齢とともに発症しやすくなるようですが、老化を防ぐ方法はありません。ドライアイなどには、点眼薬で対応するようにし、症状緩和を図ります。
しかし、感染症による結膜炎は抗菌剤や抗炎症剤で治療することができます。アレルギーやアトピーなど体質によるものも、改善する方法があります。
眼科の治療薬には、点眼薬・眼軟膏・内服薬があります。医者とよく相談して、病気に合う治療薬を組み合わせて使うようにします。
眼科の治療は長期間にわたることが多いようです。医者とよく相談しながら、気長に治療することが大事です。もちろん、早期に治療を始めれば、慢性化することを防ぐこともできますし、短期間で治療効果を上げることができます。
結膜結石の予防
結膜結石は、まだ原因がはっきりしていないため、予防する方法も確立していません。結膜結石の根底には慢性の強い結膜炎があることは確かですが、結膜炎を起こす原因が多種多様すぎるのです。
でも、結膜炎を予防する方法はいくつかあります。その中で、一番注意することは、コンタクトレンズの使用です。
[目を触らないようにする]
汚い手で目を触ったり、こすったりしないようにします。手を清潔にすることで、細菌やウィルスによる感染症を防ぐことができます。
目を必要以上に触ったり、こすったりすると、外からの力が眼球を刺激して、結膜や角膜に障害が生じます。アトピー性皮膚炎やアレルギー症がある場合は、こすったり、叩いたりしないようにします。
アイメイクやまつげパーマ、まつげエクステ、アイライン・タトゥにも要注意です。マイボーム腺炎を起こして、ドライアイが起きやすくなります。まつげ美容やアイメイクで、少しでも違和感があれば、眼科医に相談するようにします。
[体質を改善する]
結膜結石ができやすい体質があるようです。アトピーやアレルギー体質の人、体質を改善して、症状を緩和するようにします。
食事・睡眠・運動不足・過労・ストレス過多に気をつけて、抵抗力をつけるようにします。抵抗力が強ければ、感染症も予防できます。
[スマホやパソコンを使う時は、ドライアイに注意]
スマホ・携帯電話、パソコンなどの画面を見続けていると、まばたきが減って、ドライアイになります。適度に休憩をはさんだり、涙を補う点眼薬を使用したりします。
[コンタクトレンズは正しく使う]
最近、コンタクトレンズによる目のトラブルが増えています。つけ置き洗浄や煮沸洗浄で汚れが除去しきれなかったり、1週間連続装用で汚れたままのレンズを入れっぱなしにしたりすることが、トラブルの原因になることが多いようです。
特に使い捨てレンズ、1週間連続装用使い捨てソフトコンタクトレンズや二週間交換ソフトコンタクトレンズのトラブルが増えています。
コンタクトレンズで起きる目の病気
(巨大乳頭結膜炎)
大きなブツブツ(乳頭)が瞼の裏にできます。かゆみやゴロゴロした異物感が生じます。目ヤニが増えます。コンタクトレンズがずれやすくなります。
レンズの汚れや長い装着時間が原因です。
(角膜潰瘍)
角膜の表面に傷ができます。充血・痛み・涙目・視力低下が生じます。最悪の場合は、失明します。角膜専門治療が必要になります。
長時間のレンズの装用、眼のカーブに合わないレンズ、レンズの汚れが原因です。
(角膜内皮細胞障害)
レンズの装着で酸素不足になり、角膜内皮細胞が減少します。角膜内皮細胞は、角膜の透明性を維持しています。自覚症状はありません。
長時間のレンズ装着で起きます。
(点状表層角膜症)
自覚症状はほとんどありません。レンズを外すと、治癒しますが、装着により再発します。再発を繰り返すうちに重篤化して、角膜上皮びらん・角膜浸潤・角膜潰瘍を発症します。角膜専門治療が必要になります。
レンズの汚れや長時間の装着が原因になります。
(ドライアイ)
コンタクトレンズの装着により、涙が不足して、眼が乾きやすくなります。
(感染症による結膜炎)
汚れたコンタクトレンズから、細菌などの感染を起こします。
(眼瞼下垂)
瞼を開ける筋肉(眼瞼挙筋)が衰えるために、上瞼が上がりにくくなり、眼が十分に開けられなくなります。瞼が垂れ下がったようになったり、目が細くなったりします。
先天性の場合もありますが、多くは加齢によって起きます。
コンタクトレンズを長期間、長時間に渡り装着していると、眼瞼下垂が起きます。
コンタクトレンズは眼科医に相談
コンタクトレンズを使用する時は、コンタクトレンズ外来で、眼科の診察を受け、眼病など異常がないことを確認してから、処方してもらうことがベストです。
コンタクトレンズを選ぶ時は、視力だけでなく、眼のカーブに合うなど、いろいろな点に注意する必要があります。通販などでカラーコンタクトレンズを購入するのは、危険です。
コンタクトレンズを使用している人は、定期的に眼科の診察・検査を受けて、眼の健康状態を確認することが大事です。定期健診を受けていれば、眼の異常に早く気づいて、治療することができるので、重篤な状態には至りません。
コンタクトレンズは、正しく装着する
コンタクトレンズを使用する時は、装着時間や消毒方法など、細かい指示に忠実に従う必要があります。いい加減な使用法だと、重篤な眼病を引き起こす可能性があります。
まとめ
結膜結石は、自覚症状がなければ、放っておいても心配のない眼病です。
眼瞼結膜の中にある杯細胞の分泌物や組織内の老廃物が、加齢や慢性結膜炎により固まったものが、結膜結石です。瞼の奥にできるので、自覚症状がないこともあります。瞼の裏に移動したり、結膜を破って突出したりすると、ゴロゴロした異物感が出たり、角膜が傷ついて、痛みや涙が生じます。
放っておいても結膜結石が脱落しますが、異物感や痛み、涙目が続く時は、眼科医による治療が必要です。治療は、薬の点眼と手術による除去です。外来でできる簡単な手術治療ですが、結膜結石の根底にある結膜炎などの病気を治療しないと、何度でも再発します。
結膜結石そのものは心配の要らない眼病ですが、その根底にある結膜炎の中には、重篤な眼病につながるものがあります。むしろ、根底にある角結膜炎などを治療することが大事です。
細菌やウィルスの感染症も怖いですが、最近増えているドライアイやコンタクトレンズ・トラブルも軽視できません。
眼の病気は早期に治療しないと、慢性化したり、失明の可能性のある重篤な眼病になったりすることが少なくありません。結膜結石ができたのを良い機会に、眼科の診察を受けて、隠れている眼病を徹底的に治療するのもいいですね。
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