眼が充血すると、見た目かっこよくありません。そして、相手に悪いイメージを与えかねません。
そこで、この目の充血は一体何が原因なのか、そして、どう対処したらいいのでしょうか?一般的な対処法をご紹介します。
この記事の目次
目の充血する原因
○コンタクトレンズなどの使用によるもの
○菌などによる炎症
○外部要因によるもの(花粉症、ペット、ハウスダストなど)
○内臓疾患によるもの
○その他、睡眠不足、スマホなどの過度の使用
以下、順を追って説明します。
コンタクトレンズなどの使用によるもの
最近ではこの充血での悩みの方が多いのではないでしょうか?いかにコンタクトレンズは薄くなったとはいえ、異物が入っているわけですから多少の負荷がかかっています。そういった意味では充血はやむを得ないと思います。
特に、長時間使用は充血を引き起こします。これは酸素不足が原因です。その他、処方箋無しでコンタクトレンズを購入していると、清潔に使用していない、眼球のカーブが合ってなくて、目の角膜に傷がついて充血してしまうものが上げられます。
この場合の特徴は、黒目の周りが丸く充血します。つまり、コンタクトレンズの円に沿って傷がついてしまう訳です。ソフトコンタクトレンズでも、若干固めのものがこの症状を引き起こしやすいと言われています。
菌などによる充血
主に、結膜炎や角膜炎などが挙げられます。結膜炎は外出時の風が強い時、ホコリっぽいところでの作業時などにゴミが入って炎症を起こし、充血してしまうものです。
これらは、長引くようでしたら医者にかかることが大事です。痛みを伴うこともあり、まぶたがはれたり、視力が低下することもあります。
見分ける方法として、目やにが大量に出たらこの炎症と考えてください。この目やには、ひどいと朝起きたときなど、目が開かないくらい固まることもあります。
また、角膜炎の場合は、角膜(黒目とその周り)に小さな濁りなどが見られます。このときは痛みを伴い、かすんで見えたりします。ただの充血と思って放置していると、大変なことになります。絶対に我慢しないでください。
外部要因によるもの(花粉症、ペットやハウスダスなどのアレルギー)
人によって差がありますが花粉やペット、ハウスダストによるアレルギーで充血やかゆみなどの症状が出ることがあります。
本来ですと血液検査で何がアレルギーの原因か調べ、ご自身のアレルギーを把握しておくべきです。中には何種類ものアレルギーをかかえている人もいます。そして、往々にしてかゆみを伴います。
花粉症による充血では、充血だけでならあまり問題ありませんが、かゆみを伴うためコンタクトレンズを使用していると、角膜との間に花粉が入り目がゴロゴロして角膜に傷がつくこともあります。そのような時は、用心しないとアレルギーと傷との双方の影響が出てしまいます。
内臓疾患によるもの
表面的には判断できないケースがほとんどです。判断の基準として、充血や痛みなどが長引くのであれば、眼科の診察を受けることをお奨めします。
目に影響が出る症状のほとんどが、肝臓、胆嚢が悪い場合です。主に、肝臓が悪い場合は、充血を引き起こし、目薬が効きません。
それとは別に、白眼の部分が黄色く濁る場合があり、黄疸を引き起こしている可能性があります。これは胆嚢異常がある場合で、全身の倦怠感や皮膚のかゆみなどが伴います。いずれも、すみやかに内臓系の医者にかかることが無難です。
その他、睡眠不足、スマホなど過度の使用
単純に睡眠不足で充血するケースや、スマホなどの長時間の使用による充血は、疲れ目と同じ理由によるものです。スマホやパソコンで主に出る症状として、ブルーライトによるものが挙げられます。
これは、画面から発生するブルーライトが、目の奥まで届き視神経に影響を及ぼすもので、放っておくと目に悪影響を及ぼします。
最近はこれを防ぐ為にブルーライトをカットするの眼鏡が発売されておりますので、随時使用することをお奨めします。
目の充血の対策方法
では、それぞれの対策方法について紹介します。
コンタクトレンズが原因の場合
長時間の使用は避けたほうが無難です。特に、O2透過性の低いコンタクトレンズは目の酸素不足を招くとともに、疲れを引き起こし充血する可能性も高くなります。
基本的に12時間装着が目安とされています。どうしても長時間使用する場合は、O2透過性の高いコンタクトレンズを選ぶことが賢明です。
また、きちんとその期間に合った間だけ使用します。つまり、2ウィークなら2ウィークだけ使用します。絶対にそれ以上は使用しないことです。その理由としては手についた菌や、ケースに残った菌が繁殖してしまうことが挙げられます。もちろん、保存液も清潔に保つことも重要です。
コンタクトレンズのカーブが合わずに充血を起こしている場合、しばらくコンタクトレンズの装着はやめておきます。無理に着けたままですと、悪化の度合いが高まります。この場合、傷がついてしまい、痛みを伴います。これらの症状は、しばらくコンタクトレンズを着けず、医者が処方する目薬を点けていれば、数日で治ります。
菌が原因の場合
充血の度合いが強い場合は菌によるものと思われるで、すぐに医者にかかることと、悪化させないように清潔感を保つことが重要です。
また、他の人に移る可能性もありますのでタオルは共通で使わないようにしてください。お風呂なども同様です。その人が最後に入り、お湯は流してください。
目を拭いたり、目やにをとる場合はティッシュで処理してすぐに捨てるようにしてください。これらは医者にかかりますと、ステロイド系の目薬がメインになります。きちんと決められた回数を点していれば、数日のうちによくなります。
外部要因が原因の場合
アレルギー性の場合、病院で処方してもらえば症状はだいぶ抑えることができます。
最近花粉などのその抗体もさることながら、食事による体質悪化が反応しているケースも多いようです。特に、質の悪い油などを日々取っていると、過剰なアレルギー反応を引き起こします。いわゆるジャンクフード類の過剰摂取です。
このような食生活が習慣となっている人は、薬で緩和させる以外に症状の改善は難しいと言えます。根本から治すなら、体質改善を含めた食生活の改善を心がけることが必要になってきます。
一概に、花粉が悪い、ペットが悪いと決め付けないで、果たして食生活がまともなのか、今一度考え直すことが重要です。
内臓疾患が原因の場合
外見だけで判断できないことがほとんどなので、医者にかかるしかありません。
特に肝臓の場合は、肝臓自体が神経がなく痛みを感じない場合がほとんどです。つまり、痛みを感じないがために、悪化しているケースがあるのです。酒、タバコ、体によくない食事等、思い当たる節がある場合は、早めに医者にかかりましょう。
その他、睡眠不足、スマホなどが原因の場合
睡眠不足では、単純に十分な睡眠をとることで解消します。疲れ目用の目薬でも良いでしょう。また、疲れというものは徐々に蓄積されてしまうので、早めの対処が望ましいかと思います。
簡単な対策として、蒸しタオルを目の上に乗せると疲れがとれます。ブルーライト対策は現在の職場がその使用頻度が高い為にやむを得ないことではあります。使うときは面倒でも専用の眼鏡をかける方がいいかと思います。
まとめ
★ コンタクトレンズなどの長時間使用をさける
★ 菌などによる炎症は病院でみてもらう
★ 外部要因によるもの(花粉症やハウスダスト)は、病院での薬か、体質改善をする
★ 内臓疾患によるものは、自分で判断せず、病院でみてもらう
★ 睡眠不足、スマホなどの過度の使用は避け、疲れを抑える
今回は、目の充血についての記事でした。すぐに治るだろうと油断していると重大な病気である場合もあるので、症状が長引く場合は注意しましょう。
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