健康診断の日に朝食は食べてはいけない?前日の注意点や正しく受診する方法も紹介!

小学校から大学までは健康診断が毎年ありましたよね。

会社にお勤めの方は、強制的に受けないといけませんし、フリーランスの人も定期的に健康状態を知ることは重要なことです。

健康診断を受けるのはいいですけど、食べ物や飲み物に関して制限があったりして気を使うことも多いですよね。実際にどれほどまで制限すればいいかわからない人も多いでしょう。

当日の朝食や水分補給、そして喫煙などは控えた方がいいのか。そして、その他の注意点に関して詳しく説明したいと思います。

当日の朝食について

朝食

実は、健康診断当日に平気で朝食を取っている人は少なくないようです。それって実際どうなの?って思っている方も多いのではないでしょうか。

これから健康診断の朝食に焦点を当てていきたいと思います。

朝食は取らない方がいい

健康診断の際に送られてくる案内書の中には、「朝食を抜いてください」などの食事に関する注意事項が記載されています。なぜ、健康診断の日の朝食は抜いたほうがいいのでしょうか。

実は、もしあなたが検査の日の朝食を取っていた場合に、一番影響を受けるのが「血液検査」なのです。特に、「空腹時血糖」という、糖尿病のリスクを検査するための値に影響が出ます。果たして「空腹時血糖」とは何なのか。

それは、名前の通り、空腹時の血糖値を測るものです。空腹で検査に臨んでいなければならないはずなのに、朝食を取っているのならば、この値は正常に出てこない可能性が高くなります。また、「中性脂肪」という脂質異常のリスクを調べる値も、同じく空腹時の値が必要となるのです。

この二つの項目にみられる共通項は、みなさんはもうわかっていますよね。そうです。「食事をとること」によって値が上昇するということです。検査自体は空腹ということを仮定して検査をしているわけなので、食事をしてすぐに検査をしてしまえば、値が上がってしまい、それこそ異常値と判断されてしまっても仕方ありません。このままだと、間違った判定のまま、糖尿病や脂質異常を疑われる結果になってしまいます。

また、健康診断というのは、基準値と比較するというのはわかりますよね。それ以外にも、前年や前々年の診断結果とも比較します。そんな中で、過去の診断条件と異なれば、正しい比較ができず、結果自体使えないものとなってしまいます。

従って、「空腹状態」で検査をするということは非常に重要なのです。

もし朝食を取ってしまった場合

もし、うっかりしてて朝食を食べてしまったとしましょう。

この時点でやらかしてしまってるわけですから、しっかりと申告する必要があります。黙って検査を受けるのではなく、病院の受付で、朝食を取ってしまったことを申告しましょう。先ほども説明したように、隠して検査を受けたとしても、誤った検査結果がでてしまうだけです。

悪いことをしたり、ルールを破ったりした時に、正直にいうのは勇気がいるとは思いますが、正直に言いましょう。

当日の水分はどうなの?

朝食をしっかりと抜いているあなた。しかし、そんなあなたにも誘惑が襲ってきます。それは、のどの渇きです。実際の所、水分補給はどの程度まで許されているのでしょうか?

基本的には禁止されない場合がほとんどです。しかし、重要なのは「何を飲むか」ということです。健康診断の案内書の多くには、「水やお茶は問題ない」と書いてあるでしょう。その通りに、水やお茶を飲むだけならいいのですが、それ以外のものを飲まないように注意しなければなりません。ただ、検査の内容によっては水分自体の制限がある、と言うケースもあります。その際は、利尿作用のある飲み物などには注意しましょう。

お酒は当然ですが、ジュースやコーヒーには多量の糖分やカフェインが入っているため摂取しないことをおすすめします。また、清涼飲料水の中でも、「ノンカロリー」や「カロリーオフ」なら大丈夫と勝手に自己判断を下す人もいるようです。事実、そういった清涼飲料水には多量の糖分が入っています。従って、基本的に水やお茶以外の飲み物は摂取しないようにしましょう。

健康診断の前日も注意が必要?

飲みすぎ

健康診断当日だけ気を付ければいいんでしょ~って思ってるあなた。

そんなことはありません。正しい検査結果を出すためには、前日の過ごし方が重要になるのです。

前日の食事も気をつけるべき

健康診断開始時間から計算して、約10時間前から食事を抜くことが基本となります。例えば、朝8時から健康診断が始まる場合は、「前日22時までに食事を終え、当日の朝食を抜く」ということになります。

と言っても、「22時までなら存分に食べてよい」と認識して、ギリギリまで過剰に食べたりに飲んだりしては、健康診断の結果に影響が出てしまいます。検査の前日は、消化の良い食べ物を早めの時間に取りましょう。また、前日は禁酒することをおすすめします。

検査内容によっては、食事が5時間前・3時間前までなら大丈夫だというケースもあります。前もって渡される案内書をよく読んで確認をし、基本的には暴飲暴食しないよう、消化の良い軽めの食事を取る様にしましょう。

前日に食べない方がいい食品

LDLコレステロールという、悪玉菌を調べるための血液検査があります。

従って、LDLコレステロールが多く含まれてる食べ物の接種は控えた方がいいでしょう。多く含まれているのが、

<脂っこいもの>

  • ラーメン、焼肉、ピザ
  • ファーストフード
  • 揚げ物

これらの脂っこいものは、中性脂肪が高くなる可能性があり、脂質異常と診断されるケースが多いです。特に、糖質と脂質を同時に取ることで、脂肪分の消化がしづらくなるので、脂っこいラーメンやピザは食べない方が安心です。

また、焼肉を食べるときには、レモンをたくさんかけることがおすすめです。なぜなら、レモンには消化を促す効果があるからです。

<甘いもの>

  • 菓子パン
  • 洋菓子
  • 焼き菓子

夜にケーキバイキングに行くなど、大量に甘いものを食べることで、血液検査や尿検査に影響が出る可能性があります。検査前日は、バナナやリンゴなどのフルーツだけを食べる程度にとどめておくのがいいでしょう。

前日にお酒はNG?

当たり前ですが、アルコールを摂取すれば、血液中のアルコール濃度が上昇します。その時の体調にもよりますが、数時間から長くて半日ほどのかけて、アルコール濃度が基準値に戻ります。従って、健康診断当日だけでなく、その前の日からアルコール摂取を控えないと、正常な値がでないことがあります。

特に悪影響を及ぼすのが、血液検査や尿検査です。その中でも、影響力が大である可能性が高いのは、血糖、肝機能、中性脂肪、尿酸です。補足ですが、脂質の高いメニューを前の日にとった場合でも、中性脂肪の数値に影響が出やすいです。

このように、数値が正常に測れないケースを防ぐために、基本的に健康診断から逆算して、10時間はあけるようにすればより正常な値が出てくることでしょう。この10時間というのは、健康診断の前の日の夜から10時間以上食事を取らないようにし、朝食を取る前段階で測定するという血糖値検査のルールに基づいています。従って、飲酒だけでなく食事自体もこのルールに則ることによって、より正常な値を検査することができるのです。

「どうせ少しなら大丈夫」と思っている人は多いでしょう。しかし、それ自体の行為は自分の首を絞めていることを認識する必要があります。健康診断というのは、自分の正確な健康状態を知るための検査です。飲酒等によって、正常な検査を自らの手で壊してしまっては、まったく意味のないものとなってしまいます。

安心してください。一日我慢しても、お酒は逃げて行きません。

糖質、カフェインが含まれる飲料水や喫煙に注意

おさらいですが、血液検査は、血液の中に含まれる血糖値なとを測ります。血糖値というのは、甘味料や砂糖などの、盗塁を含むものを摂取した際にも値は上がります。従って、前述したとおり、清涼飲料水などの糖分を多量に含んだ飲料水は、診断結果に影響を及ぼす事があります。だからといって、前日から控える必要はないでしょう。

しかし、何事も過剰なのはいけません。過剰摂取を控え、もちろん当日は飲まないように心がけてください。また、緑茶、紅茶、コーヒーなどのカフェインを含む飲み物も前日に大量摂取したり、当日に飲むことは控えてください。

そして、喫煙者の方は、飲酒と同じように前日から控えるべきでしょう。ニコチンというタバコに含まれる成分は、血管収縮を促進するので、血圧検査の際の数値が悪くなる恐れが高くなります。

安心してください。一日我慢しても、タバコは逃げて行きません。

過度な運動は控える

健康診断の前日だけ、規則正しくしてもしょうがないのですが、前日は特に、飲酒や過度な運動をせず、睡眠時間をしっかり確保して万全の態勢で診断に臨むことが重要であると言えます。

前日は、夜遅くまでの激し運動をやめ、なるべく早い時間に夕食を取ることをおすすめします。もし、激しい運動をしてしまうと、検査値に影響が出てしまい、健康体なのに病気を疑われる可能性も否定できません。運動による筋肉疲労が出ているケースだと、血液検査でCPKや肝機能の指標となるAST,ALTが高くなってしまうことがあります。肝機能に問題がなくても、過度な運動によって、筋肉に炎症が起きて、肝機能障害と診断されることも少なくないので、前の日は過度な運動を控えましょう。

また、激しい運動によって全身の筋肉が血液を欲すると、腎臓に血液がいかなくなるという現象が起こります。加えて、汗をたくさんかくので、体内水分量が減少してしまい、脱水症状を引き起こします。これによって、尿蛋白が(+)になる場合があります。運動による腎機能の低下は一時的なもので、短時間で回復はしますが、健康診断の検査結果に影響が出てしまう可能性もあるので、注意しましょう。

大腸内視鏡検査や胃カメラ、腹部エコーや胃バリウム検査がある場合は、胸やけやゲップ、便秘などして胃がムカムカしたり、腸が本調子でないと言う方は、健康診断前日の夕食を早めに済ませて、消化の良いものを選ぶことがベストでしょう。胃や腸に食物残差が残っていると、検査精度が落ちてきてしまう恐れがあります。

風呂NG&睡眠をしっかりとる

過度な長風呂も危険です。長風呂によって、身体が温まります。それにより、全身血管が拡張し、腎臓の方に血液が行かなくなります。また、お風呂で脱水症状を引き起こすケースもあり、尿検査における尿蛋白の項目に悪影響を及ぼす可能性もあります。

なので、お風呂に浸かるのは適度な時間だけにして、身体を休めて、深い眠りができるように準備してください。

また、前日から当日にかけての睡眠は重要です。極度の疲労感や睡眠が足りてない状態で検査をすれば、尿検査や血液検査で「異常有り」と診断されることも多いようです。なので、前日からの過ごし方も大事になることをしっかり頭に入れておきましょう。

健康診断のよくある疑問

案内書

これまで前日や当日までの注意点について説明してきました。

ここからは、健康診断に関する主な疑問について考えていきたいと思います。

健康診断の案内書が来たらまずやることは?

健康診断の受信前には、注意事項等が記載された案内書が渡されます。必ず、この案内書を事前確認してください。健康診断を受診する際に重要な注意事項など、大切なことが記されているので、必ずチェックしてください。

ここで断っておきますが、その案内書を前日や当日、ましてや行く前にチェックするのでは意味がありません。なぜなら、「健康診断の時に」気をつけなければならない事だけでなく、「健康診断までに」気を付けなければならないことや、やってはいけないことなどの禁止事項が記されているからです。

本記事を読んでいて、内容を理解しているから大丈夫と思っている人も要注意です。健康診断の内容によっては特殊なケースもあります。(特別な検査をする場合など)しっかりと案内書を読んでおけば、再診になるというケースを防げるかもしれません。見落としの無い様によく読みましょう。

生理の場合どうするの?

生理中だとしても、一部の検査を除けば受診可能

たとえ生理中であっても、健康診断自体は受けることができます。しかし、生理の経血が邪魔して、検査不可能のものが一部あるので、検査をする前に、しっかりと申告する必要があります。

検査不可能な検査として一般的なのが、尿検査です。なぜかというと、生理中の場合、採尿の際に血液が混入することがあります。これにより、尿蛋白と尿潜血の検査結果が陽性(+)反応を示す可能性が否定できないからです。

尿蛋白が(+)の場合ネフローゼ症候群や慢性腎炎などの病気が、尿蛋白が(+)の場合は、同じく慢性腎炎や尿路系腫瘍、尿路結石、尿路系感染症などの病気が疑われてしまう恐れがあります。

採尿の結果、尿中に血液が混入していた場合、経血によるものなのか、他の病気が原因で混じったのかを判断するのが検査結果だけでは無理なので、生理中は尿検査を受けることはできないのです。

尿検査をする場合は、健康診断自体の日にちを変更したり、もしくは尿検査のみを延期するなどして、生理中をさけて尿検査を行いましょう。

事前問診で生理中だと申告する

生理中の場合、一部の血液検査や便検査、婦人科検査などは検査として受け取らないケースもあるようです。このようなケースを防ぐためにも、事前に受診する医師伝え、判断に従う様にしましょう。

経血の場合の注意事項があります。経血によって血液が足りない生理中や生理直後などは、データ上、貧血という検査結果になることがあります。この経血量には、個人によってばらつきがありますが、自覚症状が出てきた場合、すぐに婦人科を受診することをおすすめします。

また、検査前の問診の際に生理であることを申告すれば、それらの変動を生理中によるものとして扱ってもらえる場合もあります。

再検査を後日に実施したり、尿検査のみを後日に提出することを受け入れてくれる病院もあります。経血自体の量にもよるのですが、生理開始から10日後、自分の目で経血が確認できなくなってから3日後経過してからであれば、尿検査をしても差し支えありません。

しかし、生理の終わりに受診していしまうと、目で判断できなくても、ごく少量の血液が混じることがあるので、注意しなければなりません。

当日の状態次第で申告した方がいいことは?

当日の状態次第では、医療機関に申告しなければいけないケースもあります。

・全身のうち、どこかに痛みがある場合

胃バリウム検査の場合、硬い板で体の位置を変えて検査をするので、痛みのケースによっては検査を行うことができないということも考えられます。その場合、医療機関によっては、胃内視鏡検査に変更してもらうことができます。

・風邪によって服用している薬や、プロテイン、サプリメントなどの健康食品がある場合

血液検査のデータに影響が出るケースがあります。

・肩こりや腰痛など、体に痛みがあったり、睡眠不足の状態の場合

血圧の値が高めに出るケースがあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今まで、前日に暴飲暴食をしたり、過度な運動をしたり、ましてや、平気で朝食を取っていなかったですか?

これからは、事前に渡される健康診断案内書を熟読して、誤った値が出ないように注意して受診しましょう。

関連記事として、

健康診断の前日に注意すべき食事のポイントは?健診前の駆け込み対策も

胃カメラの前日について!食事や飲酒に注意!

尿検査の前日に注意すること!食事や飲み物は?

これらの記事も読んでおきましょう。

  
  
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