許せない人をどうすれば許せるの?怒りや憎しみをプラスの感情に変える4つのアドバイス!

長い人生を過ごしていれば楽しいことだけでなく、ムカつくことや傷つくことも多く発生します。

そんな中でももっとも辛く苦しいものが、裏切りや傷つけられることで発生する憎しみや復讐心です。

例えば「一生の愛を誓った夫に裏切られていた」「親友に騙され多額の借金を背負わされた」「妻に大事にしていたコレクションを勝手に捨てられた」など怒りを通り越して、絶望や虚無感などが発生し精神を病んでしまうほどの傷を負ってしまうこともあります。

しかしいつまでもその怒りや憎しみを忘れられないことでさらに自分の人生をつまらなくしているのも事実。

どうすればこの負のスパイラルから抜け出すことができるのでしょうか?

今日は許せない人や出来事をどうすればプラスの感情に変換し、自分自身の人生や考え方を豊かなものにしていけるのかについて紹介していきます。

相手を許す7つの方法

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相手を許すことを目指して四苦八苦している人は、以下の考え方を参考にして相手を許せるマインドを会得して見てください。

本当は許したいけどどうしても許せない場合にどうすればいいのかを紹介します。

自分が被った損失を数えない

すでに被った損失はどうしたって元に戻すことはできません。

なので、その損失についていちいち考えるのはよしましょう。それを数えてしまうと、どうしても自分の傷や負の感情が強くなり相手への許せない気持ちが強くなってしまいます。

許せないタイプの人は他人が気づかないような損失まで見つけてしまって、他人が思っている以上に怒りを感じているものです。

それを考えないことが第一歩です。

自分が過去に傷つけたかもしれない人のことを考える

誰でも過去に1度くらいは他人を傷つけてしまったり、許してもらった経験はあるでしょう。

「自分は過去一度も他人を傷つけたり許される必要があるようなことはしていない」と豪語する人はそれに気づけていないだけで、世間で最もたくさんの人を傷つけてきた人でしょう。

比率で考えると、どうしても自分の傷の方が大きい、と思ってしまいますが大小関わらず他人に傷を負わせてしまったのは事実です。

その事実について深く理解できる人は自分の傷だけを見つめずに人の過ちも許すことができるでしょう。

相手のいいところを見つける

相手の行なった酷い行為についてのみ目を向けてみるとどうしても相手に対する憎しみが増幅するばかりです。

その憎しみの半分以上が自分の妄想である可能性もあります。

一旦その思考回路を止めて、異なる目線で相手のいいところを見つめましょう。

相手の都合のいい人間になることだけはしてはいけませんが、自分の憎しみや恨みなどを打ち消す上では相手の素敵な部分を見つけることは重要です。

感情を引いた時にどんな理論が残るのかを考える

相手の意見が行動に傷つけられてしまった時、どうしても感情的な部分を強く受け取ってしまうとこちらの反発する感情を大きくなります。

感情のままに相手に気持ちを返してしまうと、さらに大きな感情が返ってくるというイタチごっこになります。

その不毛な状況を脱するためには、どちらかが感情論を断ち切って理論での会話に移行する必要があります。

相手の言動を分解して、自分に対して感情を逆撫でするようなものを差し引いた時にどんな理論が残るのかを考えて、不用な傷を増やさないようにし「絶対に許さない」とすれ違って感情的になるのではなく相手の真意を理解しましょう。

距離を置き自分はその人とどうなりたいのかを整理する

最終的に自分はその人とどうなりたいのかを考えましょう。

親友として恋人としてパートナーとして家族として、今まで生活してきた時間を本当に壊してしまっていいのか、考えて行動しないと後戻りできなくなってから後悔してしまうかもしれません。そのことを今一度再認識しましょう。

どうしても許せないことをされた瞬間は頭に血が登って感情的になり、許せません。しかしちょっと距離を置いた時に冷静になって考えると許せることだってあります。

本当はその人とわかり合いたいのではないか、協力し合いたいのではないかという心の声に正直になりましょう。

自分に悪いところはなかったか?

本当に相手が全て悪人なのか?全ての責任が相手にあるのかについて再考しましょう。

自分にも何かしらの落ち度があるはずです。自分でも気づけていない可能性のあるその落ち度は相手が一番感じています。

これを相手から聞いてしまうとどうしても言い訳のように聞こえてしまうので、できれば自分で認識してそれを口に出して言ってしまった方がいいです。

このお互いの落ち度をお互いの口から吐いて共有することで許せるようになります。

まずは自分の落ち度を自分で認めることです。

時効になるまで待つ

人間誰しもが忘れるものです。

どんなに苦しいことでも楽しいことでも、その記憶を鮮明に覚え続けられるのは至難の技。稀に記憶力がいい人はこの記憶に苦しめられる可能性がありますが、この場合は治療が必要でしょう。

そうでない一般的な人は皆忘れます。忘れる時間には個人差があり、一晩寝たら忘れることや、数年でも足りないこともあります。

しかし何かしらの区切りがついたタイミングで忘れてしまうということが一般的です。

例えば浮気や不倫の問題であれば、自分に新しい恋人ができたり、結婚相手ができるなど。金銭的恨みであれば借金が返済し終わるまでや新しい事業が起動に乗るまでなどです。

その時がくるときっと忘れられますし、相手を許せるので今の生活に集中することも大切です。

どうすれば楽になれる?

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どうすれば相手を許せない苦しみから解放されることができるでしょうか?

自分の思考回路や周囲からの意見に傷ついてしまっている他人に少し助言を提示させていただきます。

許す必要はない

あなたには相手を恨む権利があります許さないという選択をすることで楽になることもある、ということを知っておきましょう。

近年では浮気をした旦那を許す妻が素晴らしいできた妻だ!と賞賛されたり美学として取り上げられたりしています。なんだか許せない人は器が小さくて心の狭い人という”聞こえない意見”が表に出ているようで許せない感情を抱いている人は息苦しいのではないかと感じます。

しかしきちんと裏切りを犯した人に罰を与えて自分の受けた苦しみ分の代償を払わせるというのも正しい行為です。

許されている人はそれなりに誠意を影で見せている人に限ると考えます。

簡単に許してもらえると思って好き勝手に行動している人にはそれなりの罰を与えることが正しい行いでしょう。

仏教の教えでも許すことが美徳とされていますが、逆に悪さをしたやつには罰が当たるとも説いています。無理に許してもそれは自分を苦しめるだけなので注意しましょう。

自分の意志を貫き通す

本当に許すことができない問題というのは、経験した人にしかわかりません。

他人にとっては「その程度のこと・・・」と思われようとも自分にとってはそれは全然”その程度で片付く問題”ではないのです。

決して楽になる方法ではないかもしれませんが、本当に自分が納得して許すことができなければ心から楽にはなることはないでしょう。

であれば、最後まで自分の意志を貫き通してその時が来るまで絶対に相手を許さない。敵意をむき出しにして戦う姿勢を示すことも重要です。

許す=その程度のことと相手に判断されると、また同じように被害に合わされる可能性もあります。許す必要のない相手を無駄に許しても自分が損をするだけなので、あまり寛容になることを意識しすぎて苦しまないようにしましょう。

あくまでも悪いのは相手です。

自分を肯定してくれる仲間を持とう

復讐心や、相手を憎んでいる時よく言われるのが「許しちゃった方が楽になるよ」や「復讐心いとらわれるな」などの綺麗事と言いますか、当たり前の答えです。

しかし、憎しみが増幅している本人からすれば(他人事だから無責任なことを言ってられる。そんな正論で片付けられるものではない。悪いのは相手であって自分ではない。)という気持ちがどうしても心の中には発生しています。

正直、許せない感情を抱いている人にとって、正論や復讐心への否定はマイナスでしかありません。許した方が楽で正しいことは誰でもわかっているけれど、それができないから苦しんでいるのですから。

なのであなたに必要なのは、「わかってくれる人」です。

自分の憎しみや復讐心に対して理解してくれ、自分の味方になってくれる人。その人がいるだけで自分の存在意義が発生し、その人のために幸せに暮らそうと前向きに進むことができます。

子供でも、ペットでも、親友でも、両親でも誰でも構いません。安心して悲しい思いを打ち明けられる存在がいてくれるときっとあなたの復讐心は消えて無くなるでしょう。

忘れられる時間を見つける

復讐心や怒りの感情はふとした時にぶり返してどんどん想像が膨らみ、無駄に神経を逆撫でして神経をすり減らします。機嫌が悪くなり、1日の幸福感が台無しになることも。

そんな状態が何年も続いてしまうと仕事もはかどりませんし、生活や精神状態にも支障が出てしまいます。

それを忘れるためには何か熱中できるものを見つけることしかありません。

オススメなのは体や手を動かすこと。同時に頭も使うものだとなおいいでしょう。自分の記録との戦いができるような作品造りや創造性のあることをして何かで発信して人から評価されることがオススメです。(カメラ・山登り・物作り・ダンスなど)

現在喜びや楽しみの種が存在していないのであれば、今からそれを撒いていきましょう。きっと数年後許せない気持ちを凌駕する楽しみに変わっているでしょう。

許せない人は損をするのはどうして

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許せない人は損をすると言われます。許せないのは自分の感情が相手によって傷つけられたからです。

それが許せないのは当たり前なのに損をしてしまうのはどうしてなのか、人を許さないことで発生するデメリットについて紹介します。

一生その人・その出来事に苦しめられる羽目に

許せない出来事というものは非常に脳裏にこびりついて離れないものです。

例えば理不尽な別れの言葉であったり、尊厳を傷つけられるような言動など、そのシーンは記憶に深く刻まれ、ふとした瞬間に何度もフラッシュバックします。

許さない限りこの記憶がいつまでも自分を苦しめることになるので、楽しい時間も楽しむことができなかったり結果的に関係ない時間まで損をしてしまうというものです。

人に対して疑心暗鬼になる

人に裏切られたり、深い傷を負ってしまったことで疑心暗鬼になり誰も信じられなくなります。

許してしまえる強さや心臓に毛の生えたような気にしない精神を持っている人は、表面的には許していないという態度を取りながら、過ぎてしまったことはしょうがない。人間誰でもひどいことをする瞬間はあるなどと楽観的に考えて、深い所では許してしまっている人が多いです。

この変換ができない人は関係ない人にも憎しみや恨みの念が生まれて、人間関係を悪化させてしまうこともあるでしょう。

周囲に理解されない

憎しみの感情は物事の大小ではなく、その人の人生に比例します。同じ悪意を受けたとしてもAさんとBさんとでは傷のつき方が大きく異なるということです。

例えばAさんが深く傷つき、Bさんがあっさり許してしまったとします。こうなった場合、周囲は初めのうちはAさんにもBさんにも同情しますが、そのうちいつまでも相手を許せないAさんを見て周囲は「あの人は根に持つタイプだ」「いつまでも気にして忘れてしまいなよ」などと意見する人も出てきます。

そうなるとさらに孤立感が発生し、負のスパイラルに陥ります。

許せない心がいつのまにか関係のない傷を増やす問題にまで発展してしまうのです。

まとめ

許せない人は自分の不幸の場合にはどんどん自分を苦しめ、幸せになった時にいつのまにか消えているもの。

恨みなどの感情は強くなるといつのまにか犯罪者へと豹変してしまう可能性も孕んでいます。

盲目にならないように自分自身を見つめ直して損をしないようにしましょう。

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