潔いってどういう意味?潔い人の特徴や潔よくなる方法を紹介!

人間には様々なタイプの人たちが存在しますが、多くの人から好感を持たれるという観点からすると、何事に対しても潔い人が挙げられるのではないでしょうか?「潔い(いさぎよい)」とは、卑怯(ひきょう)なところがなく、思い切りがよくて小気味がいいことを意味します。それゆえ、潔い人は嫌われることが少なく、むしろ周りの人たちに爽快感や清涼感といった気持ちをもたらします。

自分自身の生き方に迷いがある人や確固とした自信が持てない人などにとっては、このような潔い人の生き方は理想的なものとして映るかもしれませんね。

そこで今回は、自分も潔い生き方をしたいという人の参考にすべく、潔い人に多く見られる特徴や傾向を紹介した上で、潔い人になるための方法について解説してみたいと思います。

「潔い」という言葉の意味

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そもそも「潔い」という言葉は、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか?潔い人に多く見られる特徴や傾向などについて触れるには、その前提として「潔い」という言葉の定義を知っておく必要があるでしょう。

そこで、まずは「潔い」という言葉の意味について、再確認しておこうと思います。

「潔い」の意味

「潔い」という言葉の意味を複数の国語辞典や国語辞書で調べてみると、概ね次のような意味の形容詞であることが分かります。

  • 卑怯な部分や未練がましい部分がなく立派である様子。
  • 未練がましくなく思い切りが良い様子。
  • 心や行動にやましいところがない様子。
  • (物や風景などが)汚れがなく清らかな様子。

このように「潔い」という言葉は、基本的に心の持ち様や心の現れである行動に、策を弄したりする卑怯さがなく、未練がましくなくて思い切りが良い様子を意味します。

一方で現代日本語では、物や風景が汚れなく清らかな様子という意味で用いられることは少ないようです。

「潔い」の語源

「潔い」という言葉は、「潔し(いさぎよし)」の口語です。そして「潔し」は、「いさ」と「きよし(清し)」から構成されると考えられます。

この点、「きよし(清し)」の意味については、清らかで綺麗な様子の意味でほぼ争いはありません。しかしながら、「いさ」の語源・意味については、諸説あり明確となっていません。程度が激しく過剰な様子を意味する「甚(いた・いと)」から派生したと考える見解や、「勇む(いさむ)」から派生したと考える見解などがあり、この他にも語源について諸説あるとされています。

現在有力とされている語源の見解は、「潔し」という言葉が古くからは精神的な清廉さだけでなく、物や風景の清らかさを表現するためにも用いられていたことから、「甚(いた・いと)」が「いさ」に派生し転じ「いさ・きよし」となって、とても清らかな様子を意味するようになったとするものです。

潔い人に多く見られる特徴や傾向

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それでは、このような「潔い」という言葉の定義を踏まえた上で、潔い人たちにはどのような特徴や傾向が見られるのでしょうか?

そこで、潔い人に多く見られる特徴や傾向について、ご紹介したいと思います。

間違いに気づけば、すぐに訂正できる

潔い人に多く見られる特徴や傾向の一つに、自分のミスや失敗に気付いたら、自分の考え方に固執することなく、すぐに訂正できることが挙げられるでしょう。

一般的に人は自分の間違いや失敗に直面すると、多かれ少なかれ自分の中の自尊心やプライドから自分自身を正当化しようとしてしまう心理があるので、すぐに間違いや失敗を認めようとしない傾向があります。自分のミスや失敗が、自分のこだわりがある分野であれば、なおさら間違いをすぐに訂正することができません。

しかしながら、潔い人は良い意味で自分の意見や考え方にこだわりすぎることがなく、周囲の人の意見や考え方にも耳を傾ける余裕があります。そのため、潔い人は他人の意見を聴く過程で自分の間違いに気づけば、自分の間違った意見や考え方をすぐに訂正することができるのです。

自分に非があれば、謝罪をして責任をとることができる

潔い人に多く見られる特徴や傾向の一つとして、潔い人は自分に非があれば、謝罪をして責任をとる覚悟を持っている点も挙げられます。

前述のように一般的に人は自分を正当化しようとしてしまう傾向があります。そして、自分の間違いに気づいて考え方を改めることができても、中には他人に謝罪して責任をとる話になると途端に態度や言動を一変させてしまう人も存在します。

しかしながら、潔い人は自分の間違いに気づけば自分の考えを改めることに加えて、なにか相手に迷惑をかけていた場合には、すぐに謝罪して何らかの責任をとる覚悟も持ち合わせています。相手に迷惑をかけた際に謝って責任をとることは人として当たり前のことですが、当たり前のことを当たり前にできない人が増えているからこそ、潔い人の責任感や潔さが際立つという見方もできるかもしれません。

言い訳をすることがない

決して言い訳をすることがないことも、潔い人に多く見られる特徴や傾向の一つと言えるでしょう。

もちろん潔い人も人間ですから、間違いやトラブルの理由によっては言い訳や後悔をしたくなることもあります。しかしながら、潔い人は、どんな状況であろうとも自分の感情を抑制して、自己保身と受け取られるような言い訳をせず愚痴をこぼさないのです。

多くの人は自己保身や自己の正当化といった深層心理から、どうしても言い訳や愚痴が口についてしまいますが、相手側からすると間違いやトラブルの結果が生じているのに、その過程について言い訳をされると反省をしていないと評価せざるを得ません。

ですから、多くの人が言い訳をして相手との信頼関係を失ってしまうのに対して、潔い人は言い訳をしないことがポイントとなって相手との関係性をより深化させる可能性があるのです。

自分に対する自信を背景にした決断力がある

潔い人に多く見られる特徴や傾向の一つとして、自分自身に対する自信があり、その自信を背景にする優れた決断力があることも挙げられます。

潔い人は、自分自身に自信を持っている傾向があります。その自信は、自分自身を過剰評価するものでも過小評価するものでもなく、自分を客観視した上で自分自身を信じることができる力です。

そのような自信を背景にして、潔い人は物事をはっきりと判断する決断力を有しているのです。そして、その決断力は決して独善的なものではなく、周りの関係者と相談するなど様々な意見に耳を傾けた上での柔軟性を持ったものであることも特徴的です。

時には人から嫌われることを厭わない

潔くあるためには、時として他人から嫌われることもあります。それでも、潔い生き方をするために自分の信念を貫く性格の人が多い点も、潔い人に多く見られる特徴や傾向の一つと言えるでしょう。

男性女性関係なく誰でも人から嫌われることは避けたいものです。そのため、周りの人間関係を円滑にしようと思うあまり、自分の信念を曲げてでも周りの人の顔色を伺ってしまう人が少なくありません。

しかしながら、潔い人は無理に八方美人的な態度をとろうしません。当たり前ですが、世間には様々なタイプの人たちがいますので、全員に対して良い顔を見せることができないことを潔い人は理解しているからです。

このように、ある意味で人間関係について達観しているので、潔い人は時には他人から嫌われることもあると割り切って考えることができるのです。

潔い人になるための方法

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このように潔い人には様々な特徴や傾向が見られることが、お分かりいただけたと思います。それでは、潔い生き方をするためには、どうすれば良いのでしょうか?

そこで、潔い人になるための方法について、ご紹介したいと思います。

事実を受け入れて、引きずらない

潔い人になるためには、起こってしまった事実を受け入れて、引きずらないことが大切だと言えるでしょう。

どうしても人は起こってしまった事実に対して、後悔したり思い悩んだりしてしまいがちです。後悔をしたり思い悩むということは、それを自分なりに消化しきれていないということであり、それが言い訳や責任回避といった未練がましい態度へとつながります。

人は誰でも仕事や恋愛など日常生活において、失敗や間違いをしないことはありません。まずは失敗や間違いといった事実を受け入れ、それを繰り返さないように自分を改善していけばよいと考えましょう。そうすることが、潔い生き方につながるはずです。

自分自身に自信を持たせる

潔い人になるためには、自分自身に自信を持たせることも必要になります。その自信とは、前述のように自分を過剰評価するものでも過小評価するものでもなく、自分を客観視した上で自分自身を信じることができる力です。

そのためには、小さな成功体験を積み上げることが大切になります。誰でも大きな目標を一足飛びに達成することはできません。ですから、大きな目標を複数の小さな目標に分割して、その小さな目標を確実に達成していくことで自分に自信を持たせるのです。

全ての人と分かり合うことはできないと理解する

潔い人になるためには、時には人から嫌われることもあると理解する必要があります。前述のように当たり前ですが、世間には様々なタイプの人たちがいますので、全ての人に対して良い顔を見せることができません。

このことを心の底から理解しなければ、潔い生き方をすることはできないのです。

まとめ

いかがでしたか?潔い人に多く見られる特徴や傾向を紹介した上で、潔い人になるための方法について解説してみましたが、ご理解いただけたでしょうか?

潔い人は、謙虚でありながら自分自身を信じることができ、かつ何事にも責任感を持って取り組み、その結果に対して言い訳をするようなことがありません。このような人として信用・信頼できる態度や言動が、他の人にとっては卑怯なところがなくて思い切りが良い、すなわち「潔い」と映るのです。

もし自分の生き方に迷いがある人は、本記事を参考にして潔い生き方を目指してみてはいかがでしょうか。

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