あなたの周りにいつも理屈っぽくて、何かあれば正論を振りかざしてきて、理詰めで追い詰めてくるような人はいませんか?もしくはあなたがいつも理詰めで追い詰めたりしませんか?
理詰めで言ってくる人に対して、正論だと認めるときもあれば、反論したくなることもあるでしょう。つまりもしあなたが理詰めの人である場合、反感を持たれやすいという風に言うことができます。
そもそも理詰めな人とはどのような人のことを言うのでしょうか。理詰めな人にうまく対処することで人生をうまく立ち回ることができるでしょう。
理詰めをする左脳タイプか感情を優先する右脳タイプかをチェック!
理詰めをするタイプやそうでない人は実はどちらの脳をよく使っているかで見つけることができるようです。簡単にチェックできるため、チェックしてみましょう。
どっちの脳タイプかチェックしてみよう!
脳は左脳と右脳にわかれ、それぞれが別々の役割を担っています。
- 左脳…右側の運動、感覚機能。計算、言語認識、分析をする役割。
- 右脳…左側の運動、感覚機能。空間認識、直感、想像をする役割。
よくその人のタイプのことを「左脳人間」や「右脳人間」と言いますが、これはその人がどちらの脳を頻繁に使って、その結果としてどのような性質を持っているのかを簡単に表現したものとなります。
診断方法はとても簡単で、何も考えずに自然に手を組んだ時に、左右どちらの親指が上にきているかでわかります。手指は脳と密接に関係しており「外に飛び出た脳」とも言われています。そのため、よく使っている脳が手指の上になりやすいと言われています。
- 右の親指が上になる…左脳人間
- 左の親指が上になる…右脳人間
右の親指が上になるから右脳人間と思われがちですが、運動・感覚機能は先述したとおり、脳の反対側に機能するため、右脳な左親指、左脳なら右親指と言う事になるのです。
左脳人間
左脳人間の人は物事を理詰めで考えてしまいます。曖昧で適当な態度は嫌いで常に白黒をつけたくなります。常に筋道を立てて考えるため、頭の中は常に考えが整っています。プライドが高く真面目で、周りの人からはクールな人という印象を与えます。
また、左脳は言語能力を司る部分のため、トークに長けている人が多いです。特に理論的に話す場面では、相手を黙らせてしまうことも多いです。
ただし、いつでも自分に対してメリットになることだけを考えて行動するため、メリットが無ければ相手がどんな人であっても断るため、人が寄り付かず友達が少ない傾向があります。
右脳人間
右脳は直感や想像に長けているため、実際が同であるかよりも、直感や想像で物事を判断してしまうことが多いです。データが出ていても自分の直感の方が正しいと思い込んでいるところがあります。
行動はいつも直感的で感覚に任せているところにあるため、空気が読めない人やマイペースな人と思われがちな部分もあります。ただし、右脳人間は正直な人が多いため、周囲の人から好かれることも多いでしょう。
また、芸術的感覚にもとても優れているため、芸術家やアーティストとして活躍する人が多いです。ただし、コミュニケーションが苦手でしゃべることも苦手なので、プレゼンなど言葉で発表することが苦手な傾向があります。
理詰めな人の特徴とは?
左脳人間で理詰めで追い詰める人は何かと理屈っぽく周りから煙たがられる存在のように思えますが、そんな理詰めな人にはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは理詰めな人の特徴についてみましょう。
①常に「イエス」か「ノー」で考えている
理詰めの人は常に物事が「イエス」か「ノー」なのかはっきりさせたいと考えているところがあります。アンケートや心理テストなどで「イエス」か「ノー」で答えたことがある人は多いと思いますが、理詰めな人は常に頭の中でしそれが「イエス」なのか「ノー」なのかはっきりさせたいと考えています。
このタイプは女の泣き落としや同情をさそうような行動は効果が無いことがほとんどです。例えば、お世話になった人の顔に泥を塗るような真似や、長年付き合ってきた恋人を自分にとってメリットが無いと感じたら捨てるなど、普通なら非情とも思えるような行動を平気ですることができます。
なぜなら理詰めの人は常にその物事を続けたり行ったりすることのメリットを考えており、もしメリットが無ければ、「ノー」ということになり、ためらいなく切り捨てます。理詰めな人と接するときは利害関係が一致していないとうまくいかないと言えるでしょう。
②常に正論を振りかざしたい
理詰めな人は何事においても正論を振りかざしたいと強く思っています。どのような状況においても、正論を言うことが正義だと思っているのです。普通のたわいない会話の中では正論だけではうまくいくことは難しいです。また、理論的に話すのではなく、感情的に話すこともあるでしょう。
しかし理詰めな人はどんな状況においてもとにかく正論を言うことに命を懸けています。そのことで、自分は相手に正しいことを教えている、いいことをしているのだと勘違いしてその喜びに浸っています。
正論は確かに正しいものではなるのですが、場合によっては相手を傷つけてしまう場合があります。正論だけが本当に正しいことだと本気で思っているのです。
③常に上から目線
理詰めな人は自分の考えに絶対的な自信を持っており、完璧だと思っています。そのため、持論を振りかざし、上から目線で接するため、相手から反感を持たれたり、偉そうだと思われがちです。
周囲に気を配ったり、空気を読むということが全くできないため、KYな行動を平気でしたり、相手を怒らせるような気分にさせてしまうでしょう。
いわゆる大して何もできないのに上から目線で偉そうな人は理詰めであることが多いです。
④反論されることが恐怖でしかない
理詰めな人は実は反論されることに恐怖を感じています。論理的に話したり、正論を言うことで、相手を黙らせて反論させないようにしているのです。正論を言われると、誰しも言い返せないときがあると思います。
また論理的に話されると理屈っぽく感じられ、意味を理解することができず、曖昧になってしまいます。理詰めな人はこのような心理を理解しているため、正論で発言をして周りの人を黙らせてしまいます。
理詰めな人は反論されると思っていないため、反論されること自体が予想外でひるんでしまいます。自分は正直者で正しいことを言っているのだから自分の意見を聞いて欲しいと時には暴走行為に及んでしまう場合があります。
⑤経験値が低め
理詰めの人はいろんな経験をしているように思えて実際はそうではありません。その性格から友人や知人ができず、さらに社会や人間関係に揉まれて人間関係や精神的に成長することができなかったタイプだと言えます。
このような理詰めな人は「ピーターパーンシンドローム」と心理学的には呼ばれ、中二病のような傾向がある人が多いです。経験値が少ないことは本人が良く知っているため、ネットで調べたり、本や新聞で読んだだけの表面的で付け焼刃な知識を論理的に話してくるため、聞いている方はうんざりしてしまいます。
⑥メンタルが弱い
理詰めな人は論理的な思考をしているため、感情的な面になるととても弱く、メンタルもとても弱いです。
例えば、理詰めな人が言うことに対して論破すると、相手はさらに理屈的になり、正論をズバズバ言うことができますが、感情的に返答してみると、慣れていないため同様してしまい、うまく対処することができません。
理詰めな人は感情的に発言をすることがほぼ無いため、逆に相手から感情的に話をされると対処できなくて、心が折れてしまうことがあります。
⑦ベタなリアクションに弱い
理詰めな人は経験が無いため、何事においても理論的で知ったかぶりになってしまっています。その分、自分の理論通りに物事が動くと安心します。逆に自分の頭には無いことはベタな事であってもころっとひっかかったり、罠にはめられることが多いです。
もし理詰めな人のアプローチをするなら色々考えてするよりも、誰から見てもわかりやすいような古典的で簡単な方法を使うのが良いでしょう。
⑧発言に自信がない
自信満々に持論、正論を展開しているように見えているため傍から見れば、自信のある人なのだと思われがちですが、実は理詰めな人は発言に自信を持っていません。理屈っぽく話すと、相手は正しいことを言っているように感じてしまいます。そのため、それが正論だったり、正しいことを言っていたとしてもよくよく聞いてみると中身が無いことも多いです。
このようなタイプは、数値や具体例を持ち出して自分の言っていることが説得力があり、正論だと思わせるようにします。しかし、本当に自信がある人は論理的に話すのではなく、誰にでもわかるようにかみ砕いて説明します。
⑨同性からの評判が悪い
理詰めな人を不器用だけど素直でかわいいと思う人が一定数いますが、それは異性に対してで同性からの評判は悪いです。
特に会社の同僚などはやってほしい仕事があっても「なぜ自分がやらないといけないの。メリットはあるの?」と聞いてきた理してめんどくさく、うざったい存在になってしまいます。課やチームの空気をぶち壊すことが多いため、嫌われることも多いようです。
⑩年上の人から好かれない
先ほど同性からの評判が悪いと言いましたが、特に年上の人からの評判がすこぶる評判が悪いです。なぜかというのも持論を常に信仰しきって、年上の上司がダメ出ししてくると、煙たがったり、避けてしまいます。特に男性社員の場合そういった傾向があるようです。
また、理詰めをする男性の場合、恋人や恋人の親兄弟と意見が食い違ったら、なんとしてでも相手を黙らせようとして、取り返しがつかないようなトラブルを引き起こすことも多いです。
そのため、理詰めな男性とお付き合いを考える場合、注意が必要だと言えます。
⑪頭の回転が早い
理詰めな人は生まれつき頭の回転が非常に早いです。経験はすぐないですが、頭の回転が速いため次から次へと言葉を出すことができるため、討論などの場では相手を言い負かすことが多いです。
そのため、理詰めな人を相手に言葉で真っ向勝負するのはやめた方がいいでしょう。理詰めな人は勝つか負けるかで考えており、それを冷静に理詰めでとことん追い詰めていくので、あなたが疲れてしまいます。このような性格から家族からは疎まれ友人からは敬遠されてしまいます。もし、あなたが理詰めするタイプで人間関係をうまく築くことができない場合は、その理詰めな性格を直したほうが良いでしょう。
理詰めは悪影響を及ぼすことも多い
理詰めで接することは対人関係で悪影響を及ぼすことも多いです。自分は正しいことを言っていると本気で思っているからです。そんな理詰めをすることの悪影響について考えて見ましょう。
①子どもへ理詰めで子育てをする
あなたが子育てをしている母親や父親の場合、子供に対して理詰めで言ってしまったり、理詰めな子に育ててしまってはいませんか。理詰めで自分の考えで子育てをしてしまうと子どもが本当に適切な道へ行かなくなってしまう可能性があります。親としては子どもは優秀であってほしい、勉強や運動が得意な子に育ってほしいと思うものですが、それを子どもに強制してしまうと、本当に秀でた才能があるにも関わらず埋もれてしまうことになってしまいます。
理詰めをして無理やり自分が行ったことを聞かせようとしても、子供にそれはうまく伝わらず、ただ単に怒る親に対して怖がり敬遠してしまうでしょう。
②店員さんに対して理詰めで圧力をかける
店員さんに対してやたら偉そうだったり、横柄な態度を取ったり、理屈っぽくあれこれ言って困らせている人を見たことはありませんか。本当に些細な事であっても理詰めな人はオーバーにいって、正論や理屈を無理やり通し、店員さんに圧力をかけようとします。
さらに中にはわざと挑発をしようとするタイプもいます。なぜなら挑発をすることで、相手が怒り、さらにそれをねじ伏せて、妥協案を提示することで、自分は器の大きい人だということをあらわしているからです。
こういったタイプは自分がクレーマーになっていることに全く気付いていません。しかも、一度許せばさらに図に乗ってしまうので注意しましょう。
理詰めの人とうまく付き合う方法
理詰めの人とうまく付き合うにはあれこれ試行錯誤しても上手くいかないことが多いです。理詰めとうまく付き合うポイントをうまく抑えて付き合っていくのが良いでしょう。
①その言葉が意図しているものを見抜く
理詰めな人は先述したように頭の回転が早く、マシンガンのように次から次へと正論や持論を繰り広げていきます。普通の人はそれに圧倒されて、相手が言っていることの意図が何かがわからなくなってしまいます。
そうすると理詰めな人は相手に対して意思疎通ができていないと感じてしまい、さらに理論攻めをして、マシンガントークをどんどんと加速させて、相手はさらにわからなくなるという負のループになってしまいます。
お互い意味が無いやりとりになってしまわないように、なるべく早く理詰めな人が意図していることを見抜くことが理詰めで追い詰められることを防ぐことができるでしょう。
②逆切れをしない
理詰めな人は言葉を選んだり、空気を読んだりすることができないため、徹底的に相手に理詰めをしていきます。理詰めをされて疲れ切ってしまい、こちらが逆切れをすると、理詰めな人は鬼の首をとったかのように相手を口撃してきます。
そうなると、その場に乗じて、その時に話していたこととは関係のないことまで、ここぞとばかりに理論的にマシンガンのように話し始め、収拾がつかなくなってしまいます。
もしこれが恋人で会った場合、元々は相手に非があったとしても、最終的に逆切れをしたこちらに原因があるとして片付けられてしまうことにもなってしまいます。理詰めをされると、逃げたくなってしまいますが、逆切れだけはしないようにしましょう。
③必要以上に刺激しない
理詰めな人は人の逆切れに対しては徹底的に責め立ててきますが、逆に持論や正論に穴や矛盾があり、それを指摘されると、手が付けられないほど逆切れしてきたり、執念深く永遠と恨んでくるところがあります。
例えば、理詰めでネチネチといじめてくる男性社員などに対して、相手の理論の矛盾に気づいて指摘するチャンスが来た時、日ごろのストレスや恨みから、指摘してやりたいと思うものですが、このような相手は指摘したことに対して倍返しをしたり、さらに倍返しで今後やり返してくる可能性も高いため、結果として自分の首を絞めることになってしまいます。
理詰めな人を論破するときは「とどめ」を刺さずに穏便にできるようにすることが大切です。
まとめ
理詰めな人は徹底的に理論的に責めてきてめんどくさいものです。知ったかぶりをして薄っぺらい内容を話されるため、うんざりするかもしれませんが、そのことを指摘すると、余計にめんどくさくなってしまいますので、必要以上に刺激しないようにしましょう。
できれば理詰めな人とは関わらないほうが良いと言えるでしょう。