育ちが悪い人をたまに見かけることってありますよね。もしくは、近しい友人に育ちが悪いと思うようなこともあるかもしれません。「育ちが悪い」というのは、行動や仕草、もしくは考え方がそう思わせることがあります。
では、育ちが悪い人は具体的にどういった人のことを指すのでしょうか。その特徴についてご紹介していきます。周囲の人のこともそうですが、もし自分にも心当たりがあるようでしたら、周りの人から育ちが悪いと思われているかもしれませんね。ぜひ、注意するようにしましょう。
この記事の目次
育ちが悪い人の特徴〜生活編〜
育ちが悪いと思われる人は、まず日常の生活の中に特徴があります。それは自ら人を遠ざけてしまったり、人間関係を悪くしてしまうことがあります。
具体的には以下のことが挙げられるでしょう。
部屋が汚い
部屋が汚いというのは、人それぞれ基準があります。綺麗好きな人は本当に綺麗なものですが、反対に部屋が散らかっていても平気な人もいます。ただ、育ちが悪い人は部屋の汚さがひどい場合があります。
例えば流し台の掃除がされておらず、洗い物が何日も溜まっている。散らかっているというよりも衛生的に汚いという意味が強いでしょう。そういった部屋に友人を招いたとしても、引かれてしまうかもしれませんね。
お金に汚い
お金のやり取りはとてもシビアです。育ちが悪い人はお金の使い方が粗かったり、お財布が汚いなんてことが挙げられます。どちらも見ていて気持ち良いものではないですが、当の本人は気づいていません。
また、お金を持っている人やお金に対して偏った考え方を持っていることがあります。お金持ちに対しては執着や嫉妬とも言える感情を持っていて、それがしばし顔に現れることもあります。
一方で、自分が使うお金・金銭事情に関しては管理が甘いです。パチンコなどのギャンブルやタバコなどの嗜好品に多額のお金を使い、それでいて「お金がない」とよくつぶやきます。
さらにひどいケースでは、親や友人、恋人にお金の無心をすることが多々あります。お金をギャンブルで無くしたときなど、それが顕著に現れ、周囲の人を困らせてしまいます。
他人の部屋を自分の部屋のように使う
部屋が汚いことと共通する部分がありますが、例えば友人の家に上がった時、育ちが悪い人は自分の部屋のように使うことがあります。それは普通に使う分にはいいのですが、人ものもを勝手に触ったり、汚したり、靴を揃えなかったりするケースです。
せっかく招いてくれた友人も、こういった態度をされてしまうと、なかなか良い気分がするものではありませんよね。人間関係を悪くしていることに自分では気づきません。
ファッションが派手
育ちの悪さはファッションに現れることがあります。例えばやたらブランド物を身にまとう、露出が多いギャル系のファッションをするなどのことが挙げられます。
一方で、コンビニやちょっとした買い物をするときはスウェットやジャージなど、室内着のような印象が良くない格好をします。ちょっとしたことに対するファッション意識が低いため、育ちが悪いと周囲から思われるのです。
育ちが悪い人の特徴〜人間関係編〜
人との関わり方は人それぞれですが、良いに越したことはありません。良好な関係を結ぶためには互いにマナーを持つ必要があります。
育ちが悪い人には次のような人との付き合い方において次の特徴があります。
言葉遣いが荒い
相手のことを「お前」と言ったり、下品な言葉・品のない言葉をよく使う。挨拶が軽率である。お店で店員さんに対して、言葉遣いが荒い。こういった特徴は育ちの悪い人によく見られる傾向です。心的にも余裕がなく、周囲を深いにさせる言葉ばかりを使います。
言葉は周囲と関係を結ぶ上で重要なツールです。使い方一つで関係を良くすることもあれば、悪くすることもあり、その使い方には注意が必要です。相手を不快にさせるような言葉を使っている人は、次第に孤立してくでしょう。
頼ることばかり考えている
人と協力することはとても大事なことです。人は1人では生きてはいけませんから、互いに協力して、足りない部分を補うことが必要です。しかし、育ちが悪い人は、協力を依存として考えることがあります。
依存は自分では何もせず、相手に頼り切ってしまう姿勢のことをいいます。自分でできることも誰かに任せてしまい、頼ってしまう。そうすると、相手の負担も大きくなり、やがて周囲から人がいなくなってしまうでしょう。
それでいて、相手の都合を考えないことがあります。自分の感情を優先し、不安や悩みがあったら、すぐに頼ってしまう。自分でなんとかしたら?と周囲の人は思っていますが、本人には改善する気持ちがありません。
感情的である
物事に対して感情的であるというのは、育ちが悪い1つの特徴といえます。悪いことが起これば一度感情的になり、手がつけられないことがあるかもしれません。
人間関係で何かしらの問題が起これば、まず相手を責めます。自分には責任がないと放棄し、一切話を聞かないなんてことがあるかもしれません。感情で訴えてくるので、話も通じないこともあるでしょう。
また、近しい人間関係だけではなく、他人に感情の矛先が向かうこともあります。例えばコンビニやファミレスの店員に対して、ちょっとしたミスで感情的になり、相手が謝罪するまで責める。本人は感情を吐き出し気持ちがいいかもしれませんが、周囲の人はとんでもない迷惑を被っています。
自分のことばかり考えている
他人に頼ることと一緒に、自分のことばかり考えていることも特徴です。いかに他の人を利用できるか。それを悪気もなく行なっていることもありますが、そういった人はさらにタチが悪いでしょう。
反対に不利益があれば、自分だけ逃げてしまうこともあるでしょう。責任を相手に押し付け、自分は知らん顔。自分に矛先が向けば感情的になることもしばしばあります。
育ちが悪い人の特徴〜仕草・マナー編〜
育ちの悪さは仕草やマナーに最も現れるといっていいでしょう。
本人は自覚がなくとも、周囲の人から見ると常識から外れるようなマナーをしていることがあります。具体的には以下のことが挙げられます。
箸の持ち方が悪い
箸の持ち方が悪い人は育ちが悪いと思われてしまうでしょう。きちんとした持ち方ではなく、自己流の持ち方をしていて、それを当然のように思い、直す気もありません。
橋の持ち方が悪いと食事の食べ方も汚いことがあります。食べ物をきちんと持つことができず、ボロボロとこぼしてしまう。茶碗や皿以外に食べ物がこぼれてしまうのです。
音を立てて食事をする
食べる時に口を開けて、音を立てる。いわゆるクチャラーの人は育ちが悪いと思われてしまうでしょう。その音は周囲の人に不快感を与え、食事中の気分を害する可能性があります。
音を立てて食べるのは、長年の癖のようなものでなかなか自覚できないものです。周囲の人が注意しようにも、なかなか言い出しづらいことですから、自分で気をつける他ありません。
食べ方が汚い
食事のマナーは色々ありますが、最低限きれいに食べたいもの。育ちの悪い人は例えば魚を食べた時、汚さが際立ちます。骨の処理が甘かったり、身が残っていたり。
あとはご飯粒を残す人も育ちが悪いと思われてしまうかもしれませんね。色々な考え方がありますが、食べ物に対して感謝する気持ちがあれば、ご飯粒を残さず食べるのも姿勢としてとても大切なことです。
ポイ捨てをする
ゴミはゴミ箱へ。これはとても当たり前の感覚だと思います。しかし、育ちが悪い人は、ゴミへの感覚が薄く、ポイ捨てをしてしまうことがあります。それは例えばタバコのポイ捨てがあげられるでしょう。
タバコを吸っても捨てる場所がないから道端に捨てる。携帯灰皿を持てば解決するのにそれをしない。その人はゴミを捨てられて気分がいいかもしれませんが、周囲の人からは育ちが悪いと思われていることでしょう。
人前で化粧をする
様々な意見がありますが、人前で化粧をする行為に不快感を感じる人はいるのは確かです。例えばよく電車内で化粧をする女性を見かけますが、それに対して不快感を感じる人は多いのかもしれません。
不快感を感じる理由としては様々あります。化粧をしている時の表情や、化粧品の成分が空気中に漂う。きつい匂いを感じることで不快な気持ちになる人もいます。女として化粧は必要なことかもしれませんが、周囲の人が迷惑と感じることはやめた方がいいかもしれませんね。
育ちが悪い人の付き合い方・対処法
自分の身近に、もしくはたまたま育ちの悪い人に会った時、どういった付き合い方をすればいいのでしょうか。
悪影響を受ける可能性がある育ちの悪い人との付き合い方は、こちらが意識して行動を選ぶ必要があります。
距離を取る
例えば友人の中に育ちの悪い人がいた場合、距離を取ることをおすすめします。距離を取るというのは、極力連絡を取らない、連絡が来ても無視をする、などのことをします。
先に述べたように育ちが悪いということは、誰かに依存したり、利用しようと無意識に考えている可能性があります。こういった人は悪いことしかもたらさないので距離を取ることが一番の方法です。
一方で電車内など不特定多数の場所でそういう人に会った時は、近づかず、離れていくことをおすすめします。変に注意をしようものなら、相手は感情的になり反発してくるでしょう。
たまに電車内でのマナーを注意したら暴行されたというニュースが話題になることがあります。注意の仕方や状況はわかりませんが、注意したくなるほどマナーが悪かったのでしょう。ただ、真面目に注意してしまうと事件に発展してしまうことがあります。最善策はその場から離れることでしょう。
柄の悪い場所へ行かない
街の雰囲気は街によって違います。雰囲気が悪かったり、柄の悪い人が多い場所。ゴミが落ちていたり、衛生的に環境が悪い場所。こういった場所には近づかないことが大切です。
例えば先に述べた「ポイ捨てをする」という特徴。街が汚いということは、そういうことをする人が多いわけですね。そういう人が集まりやすい雰囲気が街にあるのです。
類は友を呼ぶ
人間関係は不思議なもので、同じ考え方の人が集まるようになっています。ことわざでも「類は友を呼ぶ」といいますよね。自分の身近な友人もまた、自分と同じような性格・共通点があるのです。
育ちが悪い人には育ちが悪い人が集まります。身近に1人、育ちが悪い人がいれば、その友人もまた似たような部分があると考えていいでしょう。その人付き合ってしまうと、悪い影響をもたらすこともあります。
育ちが悪い人と関わりたくないと思うのであれば、そういう人がいないような場所へ行くことが最も効果的です。なんとなく自分にとって居心地の良い場所や人がいる場所。そういったことを意識してみてください。
育ちが悪いと思われないために
一方で育ちが悪いと思われたくない、周囲の人間関係を良くしたい。
そう思う人もいるかもしれません。では、育ちが悪いと思われるような言動を改善するためにはどういったことをすればいいのでしょうか。
まずは気付く
自分のしている言動について気付くことが第一ステップです。例えば食べ方が汚い、箸の持ち方が悪い。こういったことに気づけるかどうかが、改善方法の第一歩と言えるでしょう。
育ちが悪いと思われるような言動をしていたとしても、周囲の友人は教えてくれないことがあります。日本人の気質と言いますか、人に注意するのが苦手な部分がありますよね。
人が言ってくれないのであれば、自分で気付くしかありません。そうすることで、自分の言動の改善点が初めてわかるようになります。気づけるかどうかが、改善の大きなポイントです。
真似る
次は自分が育ちが良いと思う人、周囲から人気のある人、もしくは周囲の友人が当たり前にやっていることを真似るようにしましょう。箸の持ち方なんかはすぐに真似ることができるのでやりやすいと思います。
言葉使いなどは直すのに時間がかかるかもしれませんね。しかし、少しずつ改善して行くことで、口癖を直せるようになります。行動を直すことができれば、周囲の反応が変わっていくはずです。
周囲の反応を見る
自分のしたことに対して、周囲は明確に反応してくれます。ポイ捨てをしたら嫌な顔をする人がいるように、周囲の人を見れば自分のしたことが良い悪いかがわかります。
もし、周囲の人の表情が暗かったり、気分がふさぎ込んでいるようであれば、自分は悪いことをしているのかもしれません。自分のテーブルマナーが悪ければ、相手の表情は暗くなるでしょう。
相手に気を使うことで、そういった反応に気付けるようになります。周囲との人間関係が悪いと感じたとき、自分の行動を振り返ってみてください。ヒントが必ず隠されているはずです。
「育ちが悪い」と親との関係
育ちが悪い原因は親の育て方・家庭に理由があります。子どもが最も影響を受けるのは育ての親であり、親の習慣が悪ければ、子どももその通りになってしまうでしょう。
例えば母親が父親の悪口・愚痴を日常的に言っている。こういう環境で育った子は、そのまま言葉を覚えてしまい、口が悪くなってしまいます。それは大人になっても変わることなく、口が悪いままです。
親の子育てが子供の性格や育ちに影響する。当たり前といえば当たり前ですが、当の子育てをしている親はそのことに気づいていないのです。
人生も仕事も育ちで決まる?
「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、幼少期の影響はその後の人生に大きな影響を与えます。幼少期の影響は親から受け、人間を形成します。子育てや環境に何かしらの問題がある場合、その子の人生は苦難なものになるかもしれません。
子供の将来を考えるのであれば、まずはマイナスな言葉を口にしない。それは愚痴や悪口などですね。言葉は考え方を形成し、習慣を作り出します。親が愚痴を言う習慣があれば、子供もいずれその習慣を身につけてしまうでしょう。
子供は親が意図しない部分で物事を真似ます。それは親の些細なことでも、です。それが後々どういった影響を及ぼすかはわかりませんが、生きていく上で子供のマイナスになるようなことは極力控える方がいいでしょう。
まとめ
育ちが悪い人は周囲に1人や2人いるものです。そういう人はしばし悪影響を与えることもあり、付き合い方には注意を払う必要があります。
一方でご紹介した特徴に心当たりがある場合は、改善することをおすすめします。周りの人が注意してくれることはまずありませんから、自分で気づいて改善する必要があります。
人間関係を良くするためには、最低限のマナーや振る舞いが必要です。もし人間関係で悩んでいたり、辛いと感じるのであれば、まずは自分を振り返ってみてください。
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