自分の目ではなかなか見えない場所、そうそれが頭皮です。
頭皮を鏡でチェックしてみたら赤かったり、美容院でスタイリストさんに頭皮をチェックしてもらった時に赤いと指摘されたり、頭皮が赤くなっているとどんなよくないことが起きるのでしょう。
今回は頭皮が赤くなることについての記事を書いています。頭皮が赤くて悩んでいる人はぜひ読んでみてください!
頭皮が赤いのは不健康である
ハゲという言葉、恐ろしいですね。でも、頭皮が赤い皆さんには他人言ではないんです。頭皮は、健康な状態であれば青白いのが普通なんです。頭だって血管通ってるんだし、普通赤っぽくなるんじゃないの?青い方が不健康そうじゃん!という声が聞こえてきそうですね。
頭皮は体の中で一番高い場所にありますし、毛細血管がたくさん通っているので、もともと血流が悪く白いのがふつうなのです。なのに、激しく運動をしたわけでもない、長時間入浴して血行が良くなって赤くなってるわけでもない、理由もなく赤いということは、頭皮が不健康な証拠なんです。
頭皮が赤い原因について
頭皮が赤くなる原因を紹介しています。原因を知ってしっかり予防しましょう!
①爪で頭皮を傷つけてる?
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人は、体のかゆい部分をかくとき爪を使いますよね。もちろんこの流れで無意識に頭皮を掻くときも爪を立てて掻いています。
お肌は刺激を受け傷がつくと、その場所を治そうと新陳代謝が高まります。そして皮脂の分泌スピードが高まり、過分泌の状態となります。そうなると皮脂が周りの毛穴を詰まらせたり、フケが発生したりして炎症がひどくなり、悪循環に陥るのです。
なので、頭皮を掻いて傷がついてしまった時などは、なるべく頭皮に触らずさらなる刺激による悪循環を防ぎましょう。
②紫外線によるダメージ
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紫外線はお肌の大敵で、それは頭皮にとっても同じことです。
頭皮は、体の一番高い場所にあるので紫外線も受けやすく、紫外線ダメージを自分でも感じにくい場所なのです。特に、様々な原因により頭皮の皮脂分泌量が適量ではなく、乾燥状態にある場合は紫外線ダメージはさらに深刻です。健康な状態で皮脂分泌も適量の場合であっても、紫外線は炎症が起こりやすいのに乾燥していたら尚更です。
今頃のような、夏場の紫外線の最もきつい時期は特に気を付けたいですね。
③現代人の敵、ストレス・睡眠不足・偏食生活
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これらのことは、皮脂の過剰分泌を招きます。
皮脂が過剰分泌されてしまい、ずっと洗い流されないままだと酸化して過酸化脂質になりお肌のターンオーバーを阻害します。
頭皮には、常在菌としてマラセチアというカビが住んでいます。マラセチアは、通常であれば頭皮に悪影響を及ぼす菌を食べるなどして、頭皮の状態を良い状態に保ってくれるための菌です。ですが、皮脂が過剰分泌している状態では、皮脂をエサとして繁殖してしまうのです。そうなると頭皮で炎症が起きるために頭皮が赤くなってしまうことがあります。
体にストレス、睡眠不足、偏食などで負荷がかかっている場合は、マラセチア菌の繁殖を招きやすいのでご注意を!
④シャンプーが肌に合っていない
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実は、これが頭皮の赤みを招く原因で最も多いかもしれません。
シャンプーは毎日する人がほとんどでしょう。ですので、そのシャンプーが頭皮に合っていない状態だとしたら、毎日頭皮に負荷をかけていることになります。
ノンシリコン、アミノ酸シャンプーなどお肌に優しい(らしい)シャンプーの宣伝が毎日流れていますね。ですが、ノンシリコンだからいい!アミノ酸シャンプーだからあなたの頭皮に合う!というわけではないんです。
今のあなたの頭皮が赤みをおびていて、さらにかゆみも出ているとしたら、一度毎日使っているシャンプーを疑ってみるといいかもしれません。女性の場合は、特に生理前など体の免疫力が落ちているときにしようすると、炎症がおこったり、かゆみが強く出たりします。
⑤洗浄力が強すぎるシャンプーを使っている
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これも④とほぼ近いのですが、洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていると、必要なはずの皮脂まで洗髪で持っていかれてしまい、頭皮の乾燥が起こり赤くなることがあります。
今自宅にいる方は、シャンプーの成分表を見てみてください。
・ラウリル硫酸ナトリウム
・ラウリル硫酸カリウム
・パレス-3硫酸アンモニウム
・ラウレス硫酸ナトリウム
・スルホン酸ナトリウム
ボトルの成分表にこんな文字はありませんか?これらは特に洗浄力が強いのです。ぱっと文字を見ただけでも、硫酸というところに引きますよね。
ちなみにシャンプーの成分の順番は、成分の配合されている量が多い順に書かれています。なので、1番にこれらの名称が出てくるシャンプーは相当に洗浄力が強いことがわかります。なるべく避け、自分のお肌に合ったものを探しましょう。
頭皮の赤み改善方法を紹介
では次に、頭皮が赤いのを改善する方法を紹介します。
●適度な運動と頭皮マッサージ
できることなら、毎日適度な運動を心がけることで頭皮の血行の促進に繋がり、お肌のターンオーバーが正常に行われるようになるので頭皮の赤みの改善に効きます。
ですが、忙しい現代人には毎日の運動は難しいですよね。代わりに頭皮のマッサージもオススメします。頭皮を指の腹で押して刺激を与えることで、血行の促進になり、必要な栄養素が毛細血管まで広がり行き渡り、お肌が健康になります。
●紫外線から頭皮を守る
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特に夏の暑い時期だけでも、日中帽子をかぶるか日傘をさす癖を付けましょう。もしくは日中に長時間で歩くことをさけ、朝方や涼しくなってから行動するなどもいいでしょう。一番身近で簡単なことなので、ぜひ頭皮を紫外線から守ってください。
●シャンプーの仕方を変える
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・シャンプー前に髪の毛をよくブラッシングする
・シャンプーをする時は、まずぬるま湯のシャワーで1分以上頭皮全体を洗う
・シャンプーの液は直接頭皮に付けず、かならず掌で泡立ててから頭皮、髪全体を洗う
・すすぎはシャンプー時間の2倍以上時間をとる
・コンディショナーを使うときは、頭皮には付けない
これらを気を付けて行ってみてください。
特に、コンディショナーは髪の表面に吸着しやすいように作られています。なので、シャンプー同様に頭皮にまでコンディショナーを付けてしまうと、頭皮にくっついたコンディショナーがなかなか洗い流せないので、赤みや抜け毛の原因となってしまいます。
●あんまりにもひどければ皮膚科で診てもらう
赤い頭皮は炎症を起こしているので、放っておくと脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患にも発展しかねません。強い痒みが続いたり、痛みまで出たり、フケが一気にでるなど明らかにおかしいなと思うことがあれば、早めにお医者さんに診てもらうのが1番です。
病院で処方された医薬品が一番効きますし、安心ですよね。
まとめ
◎頭皮が赤いとハゲる?
健康な頭皮は青白い。運動もせず、湯船で血行もいいわけじゃないのに赤いのは異常。
◎頭皮が赤い原因
①爪で頭皮を傷つけている??
かゆい部分を掻くとき、頭皮であっても爪を立てて掻いていると傷がつく。一度傷がついたら触らない
②紫外線によるダメージ
紫外線はお肌の大敵。それは頭皮にも同じ。乾燥していたらさらにダメージを受ける。気を付けよう。
③現代人の敵、ストレス、睡眠不足、偏食生活
これらがマラセチア菌の異常繁殖を引き起こすことも
④シャンプーがお肌に合っていない
お肌に優しいとうたわれているシャンプーがあなたの頭皮に合うとは限らない
⑤洗浄力が強すぎるシャンプーを使っている
必要な皮脂までもっていかれる危険性がある。
◎頭皮の赤み改善方法
適度な運動と頭皮マッサージ、紫外線から頭皮を守る、シャンプーの仕方を変える
以上、今回は頭皮の赤みについて迫ってまいりました。一番大事なのは、やっぱりシャンプーが合っているかどうか。毎日使うものだから見直すことも大事ですね!
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