首の後ろのしこりの5つの原因は?押すと痛いのは病気?

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何気なく首を触って、突然首の後ろにしこりができていることに気づいたら、さぞかし驚くことでしょう。しかし、実際にそういうことが起こり得るのです。

首は、身体の中でも大変繊細な場所であり、無防備な場所でもあります。左右前後に首を回せるよう、筋肉が薄く、骨も細い…にも関わらず、皮膚のすぐ下に頚動脈があり、数多くの神経が集まる脊髄が通っています。

そんな重要な場所だけに、安易に放置しておくと、あとで大変なことになる場合があります。ここでは、首の後ろにできるしこりの原因と治療法や対処法についてご紹介します!

首にできたしこりの原因や症状について明らかにして正しく対処していきましょう。

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首の後ろのしこりの原因

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首の後ろのしこりにも、痛みを伴うものから、痛くないものまで、いろいろと種類があり、原因となる病気も異なります。では早速、どのような原因があるのか、見ていきましょう。

脂肪腫

これは、名前の通り脂肪細胞の塊が瘤(こぶ)のようになって皮下組織に現れます。首に限らず、身体のどこにでも発症しますが、背中や首、肩まわり、お尻のまわりにできることが多く、腫瘍組織から染色体の異常が見つかっているものの、正確な原因は不明のままです。

脂肪腫は、幼少期に発生すると考えられており、少しずつ肥大化するので、40~50代以降になって、しこりとして現れることが多いようです。しこり自体は、固くなく、柔らかい感触です。

また、皮膚と筋肉の間に発生した場合、痛みはないのですが、筋肉と筋肉の間、あるいは骨の中など身体の深い部分にも発生することがあり、ごくまれに、痛みや運動障害の原因になることがあります。

しこりが急激に大きくなるものは、悪性腫瘍の「脂肪肉腫」の可能性もあるので、病院で検査しなければなりません。

症状

痛みなどは無いことがほとんどです。脂肪細胞が異常増殖しているだけなので特に自覚症状はありません。

出来る場所によっては腹部や内蔵に発生している場合、便秘や腹痛などの問題が発生する事がありますが、首などの外部の皮膚に発生している場合特に炎症なども見受けられません。

なんだか出来物が出来ているなーと放置する事が多くなっています。

しかし稀に痛みを発生させるものがあり、それは血管脂肪腫と呼ばれる、脂肪の腫瘍の中に血管が通っている特殊なタイプの腫瘍になります。

どちらにせよ良性腫瘍になりますので、放置しておいても構いませんが、次第に痛みなどの問題を拡大していく物もありますので、小さい内に処理してしまったほうが良いでしょう。

触ると柔らかく、適度に弾力があるのが特徴になります。

粉瘤(アテローム)

皮膚下の袋状の組織に老廃物(角質)が溜まってできたしこりを粉瘤(アテローム)と言います。これは、一見ニキビのようにも見えますが、真ん中に黒い点状陥没があるのが特徴です。

皮膚の表面に変異的に現れる袋状に形成される事が原因ですが、どうしてこれらの問題が発生するかについての詳しい原因は明らかになっていません。

後発する部位は首、背中、顔、四肢、指、腹部、稀に陰部などの部分に発生する事もあります。あらゆる皮膚部分に発生する可能性のある良性腫瘍ですので、覚えておいたほうが良いでしょう。

症状

しこりを押すと、中からドロっとした臭い液体が出てきて洋服や枕などを知らない内に汚してしまう事があります。しこりは固く、徐々に大きくなって痛みを伴うことがあります。外傷によって皮膚の表面が内部に押しやられると、そこに定着して発生する傾向があります。

大きさは、数mmくらいの小さなものから、大豆ほどのものと様々です。次第に大きくなっていく事もあります。しかし腫瘍のサイズについては形成されている袋状の皮膚の大きさに依存するので、限界まで内容物が詰まれば、穴から老廃物がでてくるので、急激に大きくなることはありません。

このしこりとなっている袋が、皮膚内部で破れると、袋の中身が皮膚下で周囲に漏れて、激しい炎症を起こし、急に赤く腫れあがることもあるので、注意が必要です。

なるべく早い段階で皮膚科もしくは形成外科で除去してもらうことが良いでしょう。顔など特に美容的にキレイに処理して欲しい部位に発生している場合は形成外科を受診しましょう。

リンパの腫れ

首の後ろのしこりで、最も多いと思われる原因はこれです。体内には、血液の不要物や水分などを運ぶリンパ液が流れており、そのリンパ液が流れている、リンパ管という管には「リンパ節」と呼ばれる、豆のような形をした器官があります。

リンパ節は、リンパ液に流れている細菌などから防衛する働きをしており、風邪や歯周病などで、リンパ液にウイルスや細菌が流れると、リンパ節がそれらを処理しなければならないため、一時的に腫れることがあります。

この腫れが、首の後ろのしこりとして現れるのです。

リンパ節の位置はちょうど顎の下が大きくなっています。基本的にはリンパ節が腫れているときはこの部分が晴れやすいですが、後頭リンパ節というちょうど首の真後ろの部分にもリンパ節はありますのでこの部分が腫れている可能性が高いでしょう。

症状

急性リンパ節炎の症状では痛みや発熱を伴うといった点も特徴です。

この場合、しこりが現れる前に、風邪や歯周病といった先立つ症状があるので、原因を発見するのは比較的容易ですが、外から見ても腫れがわかるときは、リンパ節の膿瘍化も疑われますので、早めに医師による診察を受けましょう。

稀に悪性の事もありますが、急性リンパ節炎は1ヶ月〜3ヶ月ほどで自然に治癒する良性の病気でもあります。

10代〜30代の年代に好発しやすい症状でもありますので、この年齢に当てはまる場合はリンパ節炎の可能性も視野に入れて見ましょう。

リンパ節炎の場合は内科を基本的に受診して、元となる感染症や細菌性の病気を抱えている場合は、それぞれ口腔外科、歯科、胃腸科、消化器内科、耳鼻科などを受診して元になる病気(風邪や虫歯)を治療していきましょう。

甲状腺腫瘤

甲状腺とは、喉ぼとけの下にある、蝶のような形をしたホルモンをつくる臓器です。甲状腺ホルモンは、身体の新陳代謝を活発にする元気の素とも言われているホルモンです。

具体的には、脳の活性化や、体温の調節、心臓や胃腸の活性化、新陳代謝の促進などの働きをしています。首の後ろにしこりができた場合、この甲状腺が腫れる「甲状腺腫瘤」の可能性があります。比較的女性に多く見られるのも特徴です。

基本的には首の前側が大きく腫れるようになりますが、これが影響して首の横側や後ろの方も腫れたりボコッと皮膚が盛り上がることもあります。

甲状腺腫瘤には、悪性の腫瘍(=がん)と、良性の腫瘤があり、悪性の場合、8割以上が乳頭がんと言われています。

症状

症状としては、首のしこりの他に、喉に違和感がある、声がかれる、首そのものが腫れるなどがありますが、自覚症状がない場合もあります。

また、この甲状腺腫瘤が発生するはっきりとした原因がわかっていないのが現状です。

一部ではストレスが原因ではないかなどと言われていますが、憶測の範疇を出ません。

この甲状腺の病気を専門的に診ている病院は、耳鼻咽喉科、内科、代謝内分泌科になります。もし血液の異常とともに首のしこりが発生している症状が確認される場合はお近くの内分泌科、耳鼻科などの病院を受診してみましょう。

悪性リンパ腫

リンパ組織が、がん化する「悪性リンパ腫」の場合も、腫れやしこりが症状として現れます。これは、白血病や骨髄腫と同じ血液の癌です。

どの臓器にもリンパ組織があるため、甲状腺や、肺、胃腸、脳脊髄など、リンパ節以外の臓器にも発生するのが特徴です。原因は不明ですが、一部では、ウイルスやピロリ菌などが関与するとも言われています。

リンパに発生している癌はリンパ管経由で内蔵や骨など多くの臓器に転移しやすい特徴がありますので、早く治療を開始して癌をこれ以上進行させない処置をしていく必要があります。

がんはステージによって5年後の生存率が大きく変わりますのでスピーディーな発見と治療が求められます。

症状

主な症状は、腫れ・しこりや圧迫感で、通常は進行性なので痛みがありません。原因不明の体重減少や、37℃前後の微熱が何日も続く、激しい寝汗、意識障害などの症状が現れる場合は、直ちに医師の診察を受けましょう。

悪性リンパ腫になる可能性は低いですが、これは極めて危険な病気ですので、気をつけるに越したことはありません。

詳しくは、悪性リンパ腫の生存率って?種類や症状、再発の可能性についてを参考にしてください。

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何科の病院へ行けばいいのか?~それぞれの治療法~

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首の後ろのしこりの原因となる様々な病気。同じ首の後ろの症状でも、それぞれ専門となる病院が異なります。適切な治療を受けるために、何科の病院へ行けばよいのか、そして、一般的にはどのような治療が行われるのかをご紹介します。

脂肪腫の場合

脂肪腫の疑いがある場合は、まず、整形外科に相談してみましょう。必要があれば、X線やMRIなどの検査をします。治療の方法としては、比較的小さく、痛みがないときは、大半が経過を見るだけで良いとされます。

しかし、身体の目立つ部分や、運動障害の原因となる場合には、手術をして取り除きます。小さなしこりであれば、日帰りで手術をすることも可能です。

しかし、5cm以上ある大きなしこりや、急激に腫れるしこりの場合は、悪性腫瘍の肉腫と見分ける検査をするため、組織を採取する手術を行います。

粉瘤(アテローム)の場合

粉瘤の疑いがある場合は、皮膚科で診察を受けましょう。通常は見た目だけで判断できます。治療の方法としては、切開で中身だけ取り除いても、必ず再発するので、手術をして袋ごと取り除きます。

しかし、炎症がひどい場合は、袋を摘出することが困難なので、切開のみになることがあります。この場合は、炎症が落ち着いた頃、手術をする必要があります。特に、首にできた場合は、傷跡も目立ちますので、できるだけ小さいうちに手術を受けるのがベターです。

リンパの腫れの場合

リンパが腫れている疑いがある場合、ほとんどがウイルスや細菌の感染が原因となりますが、原因となる感染症によって、受ける専門医が異なります。

悪性腫瘍などの、危険な病気ではないことを確かめるためには、まずは内科を受けるのが安心かもしれません。また、歯周病からの感染が考えられる場合は口腔外科、中耳炎や咽頭炎からの感染は耳鼻咽喉科で相談するのが良いでしょう。

多くの場合、原因となっている感染症が良くなれば、腫れは引いていきますが、なかなか腫れが引かない場合は、注意が必要です。こうなると、自己判断で悪性か良性かを見分けることが困難なので、異変に気がついたら、すぐに病院へ行くことをおすすめします。

治療法も、原因となる感染症によって異なりますが、細菌性の炎症の場合は抗生剤の投与が必要になります。

甲状腺腫瘤の場合

甲状腺腫瘤の場合は、内科あるいは内分泌科、甲状腺科へ受診に行きましょう。主な治療として、良性の場合は、経過観察をする場合が多いようです。大きなしこりの場合は、中の液体を注射器で抜いたり、手術をする、エタノールを注入して腫瘍を小さくするといった方法も見られます。

次に、悪性の場合ですが、ほとんどの場合、手術で治療することができるので、適切な治療を行えば、命に関わることは、ほぼありません。手術の他にも、大量のアイソトープ投与や、放射線によって、腫瘍を破壊する方法もあります。

悪性リンパ腫の場合

悪性リンパ腫の疑いがある場合は、内科で診察を受けますが、自己判断でわからない場合は、大きな総合病院へ行くことをおすすめします。

病院では、診断のため、リンパ節やしこりになっている一部分を切除するし、検査します。さらに、腫瘍の広がりを見るため、CT検査や骨髄検査なども必要です。そして、その広がりの程度によって、4段階の病期に分けられます。

治療法としては代表的なもので、化学療法があげられますが、腫瘍が首など限られた場所の場合は、放射線療法だけを行うこともあります。他の治療法では、抗体療法や、造血幹細胞移植があり、病気の進行状況を見ながら、これらを組み合わせて治療することが多いようです。

また、悪性リンパ腫になってしまった場合は、感染症に掛かりやすくなるので、注意しなければなりません。しかし、早い段階で発見し、身体が元気なうちに治療を始めることができれば、治すことも可能な病気です。

おかしいと思ったら、すぐに病院で受診するようにしましょう。

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もし首にしこりを発見したら

首 痛み

もし、首の後ろにしこりを発見したらまずどの様な対応を取ることが正解なのかを紹介します。

もししこりが発生しても、緊急的な問題であることは稀なケースになります。基本的には良性の腫瘍であることが多いので、慌てずに冷静に対応できるように、チェックするべき項目についてまとめていきます。

大きさを確認する

大きさがあまりにも大きかったり、急激に大きさが変化しているなどの状態が確認される場合は一旦皮膚科、内科、腫瘍内科などの診療科で診てもらいましょう。

多くの場合が経過観察で対処することになるかととも居ます。場合によってはその場で治療するかどうかを選択する可能性もあります。

日帰りで30分もかからずに部分麻酔での治療で済むことがほとんどです。

1.5cmを超える腫瘍が発生している場合に危険な病気を疑う様になるので、小指ほどの大きさになっているものは例え痛みなどが無くても検査をするようにしましょう。

症状を確認する

痛み、発熱、歯の痛み、歯肉炎、鼻炎、首の骨の痛みなど首の凝りの他に関連する様な症状が発生していないかどうかを確認してみましょう。

もししこりが発生する前後に上記の自覚症状が発生している場合、その問題が原因となってしこりが発生してしまっている可能性があります。

ですので、その元となっている病気や症状を先に治していく必要があります。

元の症状を治せばしこりが無くなると思われますので、放置せずに症状のサインを見逃さないようにしましょう。

悪性の要素が無いかチェックする

とにかく悪性の症状でないかどうかだけを最初に確認して置く必要があります。

悪性の腫瘍の要素としては以下の症状が確認されます。

  • しこりのサイズが1.5センチ以上
  • 腫れ(しこり)が引かない
  • 発熱・倦怠感など風邪に似た症状が発生している
  • 押しても痛みが無い

以上の条件に一つでも当てはまるようでしたら医療機関での検査をおすすめします。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。いずれにせよ、首のしこりを発見した場合は、とにかく早めに病院へ行くほうが良さそうです。どんなに遅くても、2週間経って症状が変わらない場合は受診してください。

医療が進んだ現代、早期に発見することで、治療の選択肢も大幅に広がりますし、快復までの時間も、悪化してから治療を始めるより、短くて済む可能性もあります。

また、そのような病気にならないためにも、ウイルス・細菌感染を予防する手洗いうがいを習慣づけたり、抵抗力を落とすストレスと上手く付き合うなど、日頃からできる予防法もあります。

健康の基本である、バランスの良い食事、質の良い睡眠、適度な運動を心がけて、万が一、病気になってしまったときも、早く回復できる体力づくりを心がけたいものです。

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