肋骨が出てる事を気にされている方は多いのですが、病気なのか何なのかわからないので放置されてる方もおおいはず?
肋骨が出ている状態と言うのは、姿勢が悪くなってしまっていることが影響している場合が多いです。その中でも反り姿勢と呼ばれる体型になっている人は、肋骨が見えながらも太っているように見えるという問題を抱えてしまっている事があります。
これは一体どういうことなのか、またその問題の解消方法についても紹介していきたいと思います。
肋骨の出てる原因と解消法を覚えて、スッキリボディを目指しましょう。
肋骨が出ていることで発生する問題
肋が浮き出ているというと痩せているガリガリな人の特徴であると思われがちですが、実はそれだけではありません。
肋骨が出ている状態というのは、本来の人間の正しい姿勢とは言えない状態となります。それによって太って見えてしまったり、あばらの形が変形していたり、呼吸がしづらくなっているなどの、痛みが発生してしまうなどの問題が発生します。
それぞれの問題の詳しい内容について紹介していきます。
太って見える
肋骨が見えているのに、太って見えている状態と言うのはどういったことかというと「反り姿勢」と呼ばれる姿勢になっていることで、お腹や腰が前に出ていて、頭が後ろに下がっている状態になります。
顎が上がって、お腹で歩いている様な肥満体型の男性を見たことがありませんか?
これは肋骨の下の二股に別れているちょうどみぞおちの部分。ここが開いている人に発生しやすい問題となります。
肋骨が左右に大きく開いている人は胃、横隔膜、肝臓など本来肋骨に守られているはずの臓器が下に下がってきてしまう事で腹部がぽっこり贅肉なども溜まりやすくなってしまいます。
結果的にそんなにご飯を食べていなくても、お腹が出やすかったり姿勢が反り姿勢になってしまって、さらにお腹が大きく見えると言う事に繋がります。
漏斗胸(ろうとむね)
漏斗胸(胸郭変形)という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
これは基本的には先天性の疾患となり、骨の形が変形して成長してしまうものになります。ちょうど肋骨や胸郭の胸の部分やみぞおちの部分が凹んでいて陥没してしまっている問題になります。
それによって呼吸が浅くなってしまったり、美容的にも見た目があまり良くない、風邪を引いた時に咳が長引く、喘息が酷くなる、食が細いなどの問題が発生してしまうのです。
10歳までの間に病院へ行って検査をする人が多くなっています。
この問題にも程度があり、胸の凹み具合が浅い人はそのまま大人になってしまい、成人してから気になりだすということも少なくない問題です。
早めの対策で手術を行わなくても症状を軽減する治療法などもありますので、子供の段階から治療をはじめていくことが有効でしょう。
病気が発生している可能性がある
昔はそんなに胸が出ていなかったのに、最近になって肋骨の出っ張りが気になる。
という場合には胸郭の中で内臓が病気になってしまっている事が原因となっているかもしれません。肝硬変、白血病、肺炎、結核、胃炎などの病気によって肋が開いてしまっている可能性があります。
不安を煽るようですが、もし肋骨が出ているが出ている時に以下の様な症状が発生している場合は注意が必要です。
- 起床時に疲労感が抜けていない
- 食欲不振が続いている
- 短期間での体重の増減があった
- 胸やみぞおちに痛みがる
- 身体のだるさがある
- 背中の真ん中あたりに痛みがある
これらの症状が発生しているばあいは一度検査を受けてみたほうが良いかもしれません。病気は初期の症状の内に治療することが重要になります。特に肝臓などの臓器が眠っている肋骨部分は痛みなどの初期症状が出にくい場所にもなりますので、痛み以外でのサインは非常に重要になります。
上記の症状をヒントにトラブルを早期に発見して対処していったください。
肋骨が出ている原因
肋骨が出ている原因は悪い姿勢や、骨格が歪んでいる可能性があります。骨格が歪んでいると全体の骨格にまで影響が出てくる可能性があるので注意が必要です。
悪い姿勢で肋骨が歪んでいる
肋骨や骨格が歪む事により、内臓が下腹部に落ち下腹がぽっこりしてる人が多くいます。骨格や骨盤や肋骨が開く事で胃が落ちて胃下垂になっているケースはよく見られます。内臓が下腹部に下がる事で、下腹部のお腹がぽっこりしだすと、ダイエットなどの食事制限で元に戻すのは困難です。
肋骨や骨格の歪みの原因の一つとして、悪い姿勢が挙げられます。猫背だったり反り腰だったりする事で、全体の重心が後ろ側になったり、日常的に腹筋を使わなかったり、背筋が固くなったりします。そういう悪い姿勢をきっかけに肋骨が開き内臓が下腹部へと落ちてしまい、下腹がポッコリ出たり、肋骨が開いた状態で浮かび上がったりします。
無意識の内に肋骨を開いている
睡眠時に横向きに寝る癖があったり、運動不足であったり、窮屈な態勢で長時間いたり、女の子座りを頻繁にしたり、集中していて気が付くと呼吸を止めてる事が多かったりと、日々の行動の中に無意識的にやってしまっている習慣が肋骨を開き出ている原因になったりします。簡単なチェックで自己診断をしてみましょう。
「自分がいくつ当てはまるかチェックしてみてください。」
- 深呼吸をすると胸元に違和感がある
- 食後に下腹部がぽっこりする
- 睡眠時、仰向けになると肋骨が出ている
- 食欲旺盛
- 気が付くと呼吸を止めていることがある
- 猫背
- ストレスがある
- 上半身を捻るとわき腹に違和感を感じる
- 運動不足
「自己チェックによる状態」
- 1~2個 肋骨の歪みが無く健全な状態
- 4~6個 肋骨が歪んでいる可能性がある
- 7~9個 肋骨が歪んでいて、いつ症状が出てもおかしくない状態
肋骨の開きが原因で起こる他の症状
肋骨が開いていると過食症に陥りやすいです。肋骨が胃を抑える事で満足感を得られていた食事が、肋骨が開く事で胃が解放され、たくさん食べたはずなのにまだまだ食べれる状態が続き、肥満へと繋がります。
また胃が下がる事で腸や他の内臓を圧迫してしまうので、胃腸の機能が低下し、消化不良を起こしたり、便秘気味になったりします。
肋骨や骨格を整え歪みを解消!
習慣病とも言える肋骨や骨格の歪み。ちょっとしたことを意識する事で改善できる方法もありますので、是非お試しください。
エクササイズ
急激な筋トレは体を痛める可能性がありますので、簡単なトレーニングで運動不足を解消しましょう。簡単にできる全身運動としてウォーキングをしたり、腹筋と背筋を10回ずつこなしたりすることで運動不足を解消できます。
腹筋をするときは、上半身の起こしを途中でやめても大丈夫です。肋骨の閉じるような感覚で行うと「あ、今効いてる!」と感覚的にわかるはずなので、そこまで起こせば、また上半身を戻しゆっくりと回数をこなしましょう。ウォーキング中も背筋を伸ばし、腹筋をたまに触りながら、キチンと腹筋を使えてるか確認しながら歩きましょう。
意識するだけで効果の差は断然違います。腹筋を意識する事で、傾斜筋なども刺激され開いた肋骨を閉じていく事が出来ます。
呼吸を意識しよう!
鼻で思いっきり酸素を吸い込み、口からゆっくりと吐き出しましょう。限界値まで酸素を吸い込んだ時に5秒~10秒ほど息を止めて、血液に十分な酸素を送り込みましょう。
これを2~3分繰り返してください。血液に酸素を送り込む事で代謝も上がり、運動の効果も上がります。また深く酸素を吸い込む事で肺が大きく膨らみ肋骨周りの筋肉を刺激します。
普段使われていない筋肉を刺激する事で、肉体が本来の姿に戻ろうとしますので呼吸を意識する事はとても大事です。
正しい姿勢で歪みを整える
現代人に非常に多くみられる猫背や反り返り。猫背や反り返りは腹筋も背筋も衰えていきます。座り仕事で長時間前かがみになったりする方も多いはずです。
急に「姿勢を治せ」と言っても中々難しい話なので、最初はコルセットや矯正ベルトを使用して徐々に体に慣らしていき、習慣に変えていきましょう。姿勢が悪いだけで内臓が圧迫され、体内に取り込む酸素の量も減ります。
それが原因で気が付いたら息を止めてた、なんてこともありますので、綺麗な姿勢を保つことは大事な事です。背筋を伸ばすだけでも腹筋と背筋がかなり刺激されます。
詳しくは、姿勢を良くする方法を紹介!筋トレやエクササイズが必要?を参考にしてください。
整体へ行き適切な治療を受ける
上述の様々な方法を試しても改善されない場合は何かしらの病気の可能性があります。その時は無理に続けず病院へ行ってください。内臓の活動を元に戻すために薬物治療が必要だったり、整体による矯正が必要な可能性もあります。
そこで無理をして症状を悪化させないようにしてください。セルフケアで解消されない場合は通院が必要な状態なので適切な治療を受けて早期改善することが大事です。
肋骨が出ないように予防する事が大事!
太っているわけでは無いのにバランスの悪い体型に見えてしまう肋骨の出っ張り。悩みを抱えている人も多くいます。
骨太など元々の遺伝的な体型じゃない限りは、普段の生活を気を付ける事で防げますので、ここでは予防法を覚えていきましょう。
運動をする
週に1日か2日、一度の運動時間1~2時間でいいので継続的に運動をしましょう。ウォーキングで1時間、ストレッチで20分などで全然大丈夫です。ウォーキングは有酸素運動であり、全身運動になるので非常におすすめです。普段使っていない筋肉を使い刺激しましょう。そうする事で肉体が活性化されます。
活性化されて代謝が上がる事で汗をかき体内の老廃物が体外へ排出されます。そうすることで体内環境が整い内臓の動きも活発になります。内臓の動きが活発になる事で、開いた肋骨から下腹部に落ちた内臓が本来あるべき場所に戻ろうと活動します。
ストレッチや筋トレをするときはキチンと腹筋や背筋と負担がかかっている場所に意識を向けて、たまに手で触り固くなって負担がかかっているかを確認しましょう。ストレッチをするときは鏡で自分の全身か上半身を見ながら肋骨周りの筋や筋肉が刺激されてるイメージですると効果が上がります。
運動の後はシッカリと深呼吸をして体内に酸素を取り込んでください。上述したように体内に酸素を取り込むと内臓の働きが活発になります。また肋骨周りの筋肉も刺激されますので肋骨が開き出てくることを予防できます。
綺麗な姿勢で、綺麗な体型を維持する!
綺麗で正しい姿勢を意識する事で、全体的に筋肉を使用します。そうする事で痩せやすい体を手に入れ、健康的でスレンダーな体型になる事が出来ます。若い方でも年配の方でも姿勢が綺麗な方はスタイルがいいのも特徴的です。それだけ綺麗な姿勢を保つ事は体力を使うのです。
また偏った姿勢を解消する事で肩や腰などの大事な関節への負担も軽減され、慢性的に悩んでいた体の痛みも減ります。雰囲気的にも明るいイメージになり、周囲へ与える印象も変わります。
姿勢を正すと言う事は手軽に誰でも始められますが、無理をすると逆に体を痛める事になりますのでコルセットや矯正ベルトで徐々に矯正していきましょう。綺麗な姿勢は意外と筋肉を使いますので、維持するだけでダイエット効果もあり、いい事づくめです。
何事も習慣化
ここまで色々なことを書いてきましたが、それらを習慣化する事で肋骨や骨盤の歪み、開きは解消・予防できます。美しく健康的な肉体を1日で作り上げる事は不可能です。日々の小さな積み重ねが今日のあなたを作ります。不摂生をしたり不規則な生活を送ると、慢性的な体調不良に悩まされます。
逆に規則正しく、バランスのいい食事をすることで、健康的な肉体を手に入れます。肋骨が出てきたり、開いたりするのは、悪い習慣が大きな原因の可能性があります。ですが、簡単な意識付けで解消したり予防できますので、健康的な肉体を手に入れる為に、いい習慣を心がけましょう。気持ちまでポジティブになり、何事にも意欲的になれたりします。
漏斗胸の場合は病院に相談
漏斗胸を矯正する対策法、運動法があります。1日30分程度毎日続ける方法などで対策を行うことが出来ます。
しかし、患者の年齢や症状の状態などで、有効な対策法が変わってきます。ですので、一度お医者さんに相談することが重要になります。
小さいお子さんですと胸郭と肋骨を繋いでいる軟骨に柔軟性がありますので、運動療法などでの治療が有効になりますし、大人の場合や子供でも症状が重い場合には手術が必要となるケースもあります。
整形外科、形成外科などの病院へ行き診断を行ってみてください。
その他漏斗胸でなくても、上記で紹介したように病気が潜んでいる可能性もあります。ですので、すこしでも違和感を感じた場合には検査をおすすめします。
まとめ
肋骨が出てくるのは、肋骨が開いてきてるのが原因です。肋骨が開く原因は、運動不足や悪い姿勢、睡眠時の寝相、普段の呼吸の仕方、筋力低下、代謝不良などなど悪い習慣が原因で肋骨が歪み骨が出てきます。肋骨や骨盤の歪みは、体に痛みを起こしたり、体調不良を起こしたり、太っていないのにスタイルが悪く見えたりします。
運動をする事で代謝を上げたり、筋トレで低下した筋肉をつけたり、ストレッチで肋骨周りの筋や筋肉を刺激したり、悪い姿勢を治す事で肋骨の開きやでっぱりは解消できます。忙しい日々の生活の中で時間を作る事は大変ではありますが、「健康の為!」と気持ちを割り切って、時間を作り運動などに取り組む事が必要です。解消法を試しても効果が望めない時は、別の病気の可能性があるので病院平気適切な治療を受けてください。薬物治療や整体が必要な治療の可能性もあります。
また運動不足を解消したり、姿勢を正す事を習慣化する事で肋骨が出てくる事を防ぐことができます。いい習慣はいい事が沢山あります。肉体を活性化し、若々しく健康的な見た目を手に入れるだけではなく、周囲への印象も良くなります。また本人自身が明るく前向きな気持ちになり、何事にも意欲的に取り組めるようになります。好きな服を来てオシャレをする事で鏡に映る自分を見るのも楽しくなります。
肋骨が出ているとTシャツ1枚を着る時でも気になってしまいます。シッカリと予防して好きな服きて、オシャレを楽しみながら健康的な毎日を過ごしましょう。
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