足指を広げると得られる効果とは?ストレッチを行い健康に!!

長い一日が終わり、うちに帰って靴を脱いだ瞬間の開放感ってとても気持ちがいいですよね。長時間歩いた夜に足が火照って眠れない経験をした方もたくさんいると思います。

足はあなたの体重の全てを支える『第二の心臓』とも言われる大切な身体の一部です。ここで自分の足の指を見てみましょう。靴の形のまま固まってはいませんか?足にトラブルはありませんか?

もし足の指が変形していたり、その兆候がある場合は足の指を広げてストレッチしてあげることが有効です。足の指の関節や血行は固まりやすいので、時々広げてストレッチしてあげましょう。では具体的な足の指の広げる事の効果を紹介していきます。効果を意識しながらストレッチすることで効果は向上するのでしっかり理解してから行っていきましょう。

足指を広げることについて

足の乾燥

みなさんは足にトラブルを感じたときに、どう対処していますか?足を冷やしたり、セルフマッサージをすると多少は改善されたりしますよね。

でも、時間が無い方やセルフマッサージの方法が分からない方はいませんか?そんな人は足指を広げてみましょう。

・足指を広げる効果とは?

足指を広げるだけでいつも縮こまっている指が伸びて、血流を改善することが簡単にできます。血流を改善するだけで老廃物が流れ、むくみも解消されます。それだけでなく、足の指を広げる運動をすると靴の中で指を動かすこともできて、しっかり歩けるようにもなります。

しっかり歩く、それは外反母趾を改善し姿勢も変わってきます。足指を広げる・・それだけであなたの身体が変わります。

・足の運動機能の向上

足の裏のは身体の体重を常に支えている大事な部分です。この部分で細かく体重を感じ取りバランスよく体重を分散させて足の裏全体で体重を支えています。しかしこのバランス感覚が低下すると運動機能が著しく低下してしまいます。

歩行が困難になってしまったり、転びやすくなったり、すぐに体が疲れてしまったりします。定期的に足の裏をほぐすことで足の疲れが解消され足裏のアーチも正常になり、バランス感覚が養われます。

足の指をしっかり広げる運動を行うことで指の神経がしっかり通り足の指が器用に動かせる様になることでも地面をしっかりつかめるようになるのでバランス感覚が向上します。

・怪我しにくくなる

足の裏のバランス感覚が向上することで転ぶ機会も少なくなりますし、階段の踏み外しや捻挫などの怪我をしてしまう危険が少なくなります。

足の指が固まってしまっているとつま先に意識が向かなくなってしまうことによりつまずき点灯しやすくなることがあります。それらの問題を回避できます。外反母趾やO脚などの問題も回避できるきっかけにもなるので是非行っていきたいストレッチです。

O脚や股関節や膝の関節の痛みなどの問題はその関節自体に問題があるのではなく足の裏から来ていることも多くあります。まずは体の体重をしっかり分散できるようにバランス感覚を向上させることが最大の予防法でしょう。

・むくみの解消

足の沢山通っているリンパ液の流れを良くしてむくみを解消します。足のむくみの原因となっているのがリンパや乳酸などの物質が溜まってしまうことなのでしっかりこれらを体に向けて流していきます。

足の指や裏が固まってしまっていると自然には流れないので手で促して上げる必要があります。これを行うだけで次の日の疲労回復の具合がぜんぜん違うので日課にすることをおすすめします。

・冷えの防止

足の指や裏のストレッチを行うことで血行が良くなり、冷えの症状を改善できます。むくみやすい、冷えが起きやすいなどの人は恐らく足の指が硬くなってしまっている人が多いと思います。

冷えで冷たくなてしまうと、筋肉や関節などの部分は更に固まってしまいます。足の指を広げることで合わせてツボを刺激することにも繋がりますので、血流が促進されます。冷えもむくみの下半身太りに繋がる問題でもありますので女性は特に予防していきたいですね。

・水虫の予防

足の指を定期的にしっかりマッサージ、ストレッチを行うことでしっかり足の裏や指を見る機会が増え水虫などの足の裏に発生する問題をいち早く発見することが出来ます。

特に水虫は早期に発見することで短い期間でしっかり完治させることが出来ます。逆に水虫は進行してしまうとなかなか治らない問題でもありますので、しっかり足の裏を見る習慣を付けられるのはいいでしょう。

意外と男性だけではなく女性にも水虫の問題を抱える人は多くなっているので十分注意していきましょう。

足指のセルフチェックで足美人へ!

足の病気

まずは自分の足指がどういう風になっているか知っておきましょう。自分自身の足指をチェックしてみてください。異常が見られる場合は既に歩き方まで変になってしまっていたり腰や膝などの影響が出ている可能性もあります。

何か問題となるような状態になっていないか確認していきましょう。

足指のタイプについて

・浮き指・・・足指が反っており、地面についていない状態です。浮き指は自覚症状のない人が多くなっています。足の甲側に足の親指を持ち上げた時に90度以上指が反る場合浮き指の可能性があります。

・屈み指・・・サイズの合わない靴を履いていたときなどに起こる、指が折れ曲がった状態です。現在痛みがない場合でも更に時間を重ねると痛みが発生してしまうことがあります。

・寝指 ・・・足の指がねじれて、爪が横を向いてしまう状態で主に足の小指や薬指に多く見られます。隣の指にまで潜り込むくらいに指が寝てしまっている場合はかなり悪化している状態になります。

これらの問題での体への影響

自分の足指を見て、この3つのうちどれかに当てはまった方はたくさんいると思います。この3つに共通する事があります。それは、『足指でしっかり地面を捉えることが出来ない』ということです。

足の指で地面を捉えることが出来ないということは、どうしても踵に重心が偏りがちになります。その結果、踵を中心に歩いてしまうので姿勢が悪くなり腰痛や肩こり、膝の痛みまでも出てしまいます。

また、きちんと足の指を使えていないため筋肉が退化してしまい、より重心が踵に寄ってしまうという悪循環にもつながってしまいます。その結果筋肉に凝りが発生し、血行が悪くなり足の冷えなどにも繋がることもあります。さらにその冷えで体の体温調節機能が不調を起こし、長期的に問題が発生してしまうことで体がストレスを感じてしまい、自律神経失調症やうつ病にも繋がるきっかけになってしまうともいいます。

足の指の状態を良くするだけでも体調は良くなるのでしっかり正常な状態に改善していきましょう。

足の指の筋肉チェック方法

ここで簡単な足の筋力チェックを行って、どの指の筋肉が退化しているのか把握していきましょう。

1、床に座った状態で膝を立て、足の親指に下から片手の人差し指をかけていきます。

2、人差し指は下から上に親指を軽く持ち上げるようにして、親指はその力に反発するように上から下に力を入れます。人差し指が親指の押す力を感じられたらOKです。

3、親指が終わったら人差し指、中指、薬指、小指・・・と順に試していきます。

足指の筋力が弱まっている方は、薬指と小指の押す力を手が感じられなくなってきます。足指に力をいくら入れても力が入らない方は、足指の筋力が退化してしまっています。この足指の筋力の低下が、足全体の環境を悪くしてしまう原因でもあります。

足指を広げて血行改善!

足

では、ここで足指のトラブル改善方法と、筋力を取り戻す運動をご紹介します。たった5分であなたの足が変わる簡単なケアを是非試してみませんか?

今回は足のトラブルを改善できるケアをご紹介します。

・足指を広げてスッキリ5分間ストレッチ

いつもは窮屈にしている足指を広げてあげることで、トラブル改善に効果があります。

それだけでなく、むくみや足のだるさは血流が悪くなり、末端である足に老廃物がたまりおこってしまいます。足指を広げ血流を良くすることで、むくみやだるさも改善されます。また、冷え性にも効果がありますので時間があるときに是非行いましょう。

やり方を紹介します。

1、足の指と手の指を握手するようにします。指の付け根までしっかりと深くいれるようにします。

2、手指を閉じて、5秒間しっかりと足指全体をギュッと包むようにします。5秒経ったら足指を伸ばすように手指をゆっくり広げます。

3、足指が痛気持ちよく伸びるところで5秒間キープします。

4、この運動を交互に3セット行います。

これだけで足の血行が良くなり足全体がポカポカしてきます。そして、次のステップに移ります。

1、足指と手指を握手したままで足を左右に倒します。

2、親指が気持ちよく伸びるのを感じたら、小指のほうに倒して小指を気持ちよく伸ばします。

3、左右に倒した後は、足首をゆっくり時間をかけて大きくまわします。

4、そして足指を下のほうに引っ張り、足の甲を伸ばした状態で10秒間キープを行います。

この運動を繰り返して3セット行います。終わった後は、徐々に足がスッキリするのを感じられると思います。

慣れてきた方は足と手を握手するのではなく、足指の上から手指を重ねるようにします。同じ方向の方がやりやすいので、左足を行うときは左手指を足指の間に入れていきます。ヨガなどでも行われる運動ですので是非行っていきましょう。

・筋力を取り戻すタオル運動

エクササイズを行って筋力の低下を防ぎましょう。繰り返し行っているうちに、足指の筋肉もついてきます。

やり方を紹介します。

1、フェイスタオルを1本用意します。膝を立てた状態で床に座り、タオルの端を足指の下にくるように置き、反対側の端は自分の身体から遠いところへ置きます。

2、足指全体を曲げ、伸ばしてタオルを自分のところへ引き寄せます。反対側の端が自分のところへたどり着いたら、足を変えて左右交互に行います。初めはとてもキツく、筋肉が退化してうまく足指を使えていない方はつりそうになります。

3、つりそうになったら無理せず、休みながら左右交互に2セットを目標にします。慣れたらタオルの上に中身の入った500mlのペットボトルを置いて行います。

この2つの運動を行うと足指のトラブル改善になり、筋力を取り戻すことで足全体を使って歩けるようになります。しっかり歩ければ、姿勢の改善にもつながりますので腰痛、肩こりなども解消できます。

足の裏、気にしていますか?

水浴びの足

次に多いトラブルが、外反母趾や偏平足に代表される足裏からくる悩みです。長く歩くと疲れたり、歩いている最中に足の親指が痛くなった経験はありませんか?

外反母趾は、つま先の細い靴を履いていたり、サイズの合わない踵の高い靴を履いていることで引き起こされます。親指が、くの字に他の指のほうに曲がってしまい痛みが出てしまいます。

偏平足は足の裏の土踏まずがなく、平らな状態です。土踏まずは歩く衝撃を吸収する働きもありますので、偏平足のまま長時間歩くと、疲れやすくなり足が痛くなる原因にもなります。

・足裏アーチのチェック方法

この外反母趾と偏平足に共通するものが『足裏のアーチの崩壊』です。簡単なアーチのチェックをしてみましょう。

1、ご自宅にあるボールペンを1本用意します。足を肩幅に開き楽な姿勢で立ちます。

2、その状態でボールペンを土踏まずに入れてみましょう。

3、ボールペンが楽に入る方はアーチが正常です。ボールペンが入る隙間のない方はアーチが崩壊してる、土踏まずが無い状態です。

足裏には骨を筋肉で持ち上げるように親指から小指へ1本、踵から親指方向に1本、踵から小指方向に1本、計3本のアーチがあります。アーチは筋肉と腱がクッションになっているので、歩いているときの衝撃を吸収する働きがあります。

足裏に負担のかかる歩き方をしていると、姿勢が悪くなり身体のあちこちに弊害が出てきてしまいます。

足裏アーチの作り方!

足裏1

足裏アーチとは、指の付け根と小指の付け根、かかとの3点を結んでできる理想的な足裏の形のことです。足裏アーチの形が良ければ、疲れにくく、むくみにくい足になるのです。そんな足裏アーチを作る、とてもシンプルな方法を2つご紹介します。

①足指じゃんけん

試しにグーチョキパーと足指を動かしてみましょう。スムーズに動きますか?

この足指でじゃんけんをする動きが足裏全体のトレーニングになりますので、時間があるときに5セット行います。

グーの時は思いっきり指を曲げ、パーの時は思いっきり指を広げましょう。チョキは少し難しいので慣れるまではグーとパーだけでもOKです。

足が動かないように足指だけを意識して動かします。一日1セットでも効果はありますので継続して行ってください!

②土踏まずマッサージ

1、足の親指の付け根から土踏まずに向かって手の指で押していきます。

2、次に、足裏全体を手のひらで包み込むように押していきます。

あまりすることが無い足裏へのマッサージですが、足の血行が良くなりアーチの改善にも効果があります。入浴後などに試してみましょう。

最後に、夕方になると靴がキツくなってしまったり、立ち仕事で足が疲れている方へむくみを改善するリンパマッサージをご紹介します。

1、まずは、クリームなどを塗って滑りを良くした状態で行います。ここで大事なのが、ふくらはぎのリンパを流して老廃物をスッキリさせることです。

2、足の裏全体を満遍なく押していきます。特に、土踏まずのあたりを痛気持ちいいくらいの強さで押します。

3、そして膝を立てた状態で、ふくらはぎを手で包み込むようにしながら下から上に動かします。上から下には戻らないように下から上へ一方通行で行います。余裕がある方は握る力を強くしていきます。

4、ふくらはぎをプルプルと気持ちよく揺らして終わりです。

このとても簡単なセルフマッサージを行うと老廃物が流れ、血流を良くすることでむくみの改善につながります。ふくらはぎのむくみについては、ふくらはぎにむくみが出来る6つの原因と改善方法についての記事に、詳しく書いてあるので読んでみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は足のトラブルとその解消法についてご紹介しました。

足の指を広げて血行を良くし、使えていなかった足指の筋力を復活させることで足のトラブルは改善します。足のトラブルの改善は歩く姿勢にもつながり、腰痛や肩こりに効果があります。就寝中に足の指を広げられる商品などもありますのでそちらを利用するのもおすすめです。

足は身体を支える大切な身体の一部です。足を大切にすれば、長い長い人生はより豊かなものになります。さぁ、足のケアをはじめませんか?

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