性格を変えるメリットは?その方法や物の見方についての心理を紹介!

誰しも自分の性格が嫌になる瞬間があるもの。物事から逃げ出したり、感情的になってしまったり。冷静になって自分を振り返ると、自分自身が嫌になってしまうことがあります。

そんなとき、自分の性格を変えることができたら…そう思うかもしれません。何事にもポジティブで前向き。行動力があって、自信もある。では、性格を変えることはできるのでしょうか。そのメリットや方法について見ていくことにしましょう。

性格を変えるメリットってなに?

性格を変える

性格を変えるメリットは人それぞれですが、具体的には次のようなことが考えられるでしょう。

実際に行動してみて性格が変わるようになると、良いことがもたらされるかもしれません。

人生をより良い方向へ持っていくことができる

誰しも理想とする人生があります。身近なところで行けば仕事の成功や年収アップなどがあるかもしれませんね。このような理想とする人生に近づけることができるかもしれません。

反対に今、目の前にある問題は、あなたの思考や行動の結果と言えるでしょう。ネガティブな性格であればさらに問題ばかりを起こしたり、問題から逃げ出した結果、より物事が大きくなってしまうなんてこともあるかもしれません。

人生で得られる結果というのは、日々の行動を改善した延長線上にあります。そして行動改善の根本には性格を変えることが求められます。これまでと違う性格を身につけることができれば、より良い人生を歩むことができるでしょう。

悩みを解決することができる

例えば何か悩みを持っているとき、性格を変えることで、現状抱えている悩みを解決することができるでしょう。それは恋愛や家族、仕事などあらゆる悩みを解決する手助けしてくれるはずです。

悩みは解決方法がわからなかったり、性格的な部分がきっかけで起こることがあります。物事に消極的な性格であれば、そもそも悩みを解決しようとも思わないかもしれませんよね。そして、そのことで頭がいっぱいになってしまうこともあるでしょう。

どんな悩みでもものの見方を変えることで、大きくも小さくもすることができます。そして、そのためには性格を変えることを含めた、思考パターンや視点の改革が必要なのです。

周囲の人間関係が変わり始める

人間関係で悩んでいる人は多いと思いますが、相手を変えることは難しいです。あれやこれをしてといってもそう簡単に相手は変わることがありませんから、自分が変わるほかないのです。

しかし、性格を変え、自身を成長させて行くと周囲の人間関係が変わり始めます。それは相手に対する見方もそうですが、付き合い方、付き合う人が変わり始めます。そうすると、人間関係の悩みが小さくなっていきます。

どんな本にも言われていることですが、相手を変えることは難しいです。ですが、自分を変えることはとても簡単で、今この瞬間からでもできます。周囲を変えるより自分を変える。その気持ちが人間関係を良くする第一歩なのです。

では、どうやって性格を変えていく?

行動

では、性格を変えたいと思ったとき、どういった方法があるのでしょうか。

より良い人生や人間関係を築きたいと思ったとき、次のようなことをしてみてください。

付き合う人を変えてみる

自分の性格は周囲の環境によって形成されます。例えば人格形成において最も影響を受けるのは親であり、親の価値観や行動パターンが身に染み付いていることがあります。幼少期から経験を共にし、心理的影響を受けているのですから、当たり前といえば当たり前ですよね。自分史に必ず原因があるのです。

性格を変えたいと思ったとき、今の人間関係のままでいるのではなく、付き合う人を変えてみることをおすすめします。そうすることで、これまでの自分の性格との違いに気づくようになり、行動パターンを変えられるようになります。

例えばポジティブになりたいと思ったら、そういう人が集まりそうな場所へ行き、実際に会った人と友達になってみる。そして、その人がどういう言葉や行動、思考パターンの傾向があるのかを見て真似て、実践してみる…といった具合です。

性格を変えるのには時間がかかりますし、受け入れられない部分もあるでしょう。良いと思ったところを取り入れ、自分のこととして消化していくと、性格が変わり始めるでしょう。

行動パターンを変えてみる

自分がどうなりたいかイメージしたとき、その理想やゴールがあるかと思います。ポジティブになりたい、行動力のある人間になりたい、人間関係・対人関係を良好にしたい…これらを得るためには行動パターンを変える必要があります。

行動パターンとはその人が無意識に行なっている行動のことで、まずはこのことを自覚する必要があります。例えば、初対面の人と話すとき無意識に構えてしまうなんてことがあるかもしれません。

そういったとき、これまでの自分は構えてしまうような行動をしていたけど、次は質問をして相手の話を引き出そう!と思い、行動してみるのです。今までの自分とは違う行動が徐々に性格そのものを変えていきます。

性格は行動パターンや習慣によって変えることができます。これまでの自分と決別し、少しずつ違う行動をしていくこと。一瞬一瞬が成長の材料であると思うだけでも、 大きなきっかけになるでしょう。

物事の視点をたくさん持ってみる

悲しい出来事や辛いことがあった時、人はついつい悲観してしまうものです。しかし、いつまでもくよくよと悩んでしまう性格を直したい。そう思った時は、物事の視点を多く持ってみることをおすすめします。

例えばトーマス・エジソンは実験の失敗を1万回した時、記者に失敗についての考え方を聞かれました。その時、エジソンはこう答えています。「1万回失敗したのではなく、うまくいかない方法を1万通り発見したのだ」。

1万回うまくいかないという事実は確かにありますが、それを失敗と捉えるのではなく、成功のための道のりに必要だったものと捉える。この考え方・視点、そしてゴール設定は普段の生活にも応用することができるでしょう。

何か問題にぶつかった時、後悔するようなことがある時、これらは自分にとってどんな意味があるのだろうかと立ち止まって考え、これまでと違う捉え方をしてみてください。

なんのために性格を変えたいと思う?

why

理想とする自分になりたいと思ったとき、性格・心理を変えることは重要です。自分の性格が変わり、振る舞いや行動に変化が起こると周りの反応や現実が変わるからです。

しかし、今一度考えて欲しいのは「どうして性格を変えたいと思うのか」ということ。この動機がしっかりしていなければ、性格を変えることは難しいでしょう。

性格は1日や2日で変わるものではありません。例外として強い衝撃や感銘を受け行動や思考法が変わることもありますが、一般的には時間がかかるものです。

ですから、どうして性格を変えたいのかについてきちんと考えることが、第一歩といえるでしょう。モチベーションにしても、それを維持するためには明確な目的が必要なのです。

人間関係を良くするために

職場の人たちにしても友人たちにしても、様々な人間関係があるかと思います。そして、そこに何かしらの不満や不安があったとき、それを改善したいと思うのは人として当たり前のことだと思います。

ただ、先に述べたように相手を変えることはできません。自分を変えて始めて周囲が変わるからです。人間関係を良くしたいと思った時、まずはこのことを理解する必要があるでしょう。

そして、自分がどういった人間関係を結びたいのかを考えてみましょう。周囲の人と連携をとって協調性がある関係や、気兼ねなく悩みや不安を打ち明けられる関係性がいいのか。具体的なことを考えてみます。

では、そうなるためにはどうしたらいいのか。どういう振る舞いが相手に良い印象を与えるのか。それを考えて行動してみましょう。その方法は様々な自己啓発本にも書かれていますが、行動して初めて結果が変わります。

仕事・ビジネスで成功するために

今までよりもお金が欲しい。仕事で成功したい。こういうことを願う人は多いと思います。ただ、そうするためにはもちろんですが、行動を変える必要があります。口に出しているだけでは当然結果は変わりませんよね。

性格を変えるというのはビジネスや仕事に対する姿勢や考え方を変えることでもあります。そして、姿勢も考え方も学ぶためにはやはりその道で成功している人を真似ることが一番でしょう。

それは本を読むというのが一番手近な方法ですが、実際に会ってみたり、連絡を取ってみるというのもいいでしょう。最初は躊躇するかもしれませんが、意外とすんなり行くことも多いはずです。

何かを変えたいと思うと、その回答が不思議と目の前に現れるようになります。あとは行動するだけ。自分のプライドを捨てて、前に進むことができれば、成功する日も近いでしょう。

健康になるために

体の不調を訴えていて、健康になるために性格を変えたい。少なからずそう思う人がいます。不調の原因はこれまで生活習慣の結果であり、性格を変えなければ不調は続くでしょう。

健康になりたいと思い、性格を変えるためには習慣を変える必要があります。そして、その根本にはいつまでも健康でいたいという強い意志がなければなりません。

例えば色々なダイエットをしても失敗してしまう人は、強い意志が欠けているのかもしれませんね。もしくは生活改善に意識を向けておらず、小手先のテクニックだけで痩せようとします。

性格を変えられれば、どんなダイエットをしても痩せられるでしょう。それと同じように健康になろうとして、意志を持ち、行動を変えていけば望んだ結果を得ることができるでしょう。

性格を変えるための物の見方

物の見方

性格を変える理由は人それぞれですが、その中には感情的な自分を直したいという人がいます。ちょっとしたことでイライラしてしまったり、落ち込んでしまう。こういった情緒不安定性は気分の起伏が激しいです。

そこで考えて欲しいのが「物事」と「感情」の切り分けについてです。例えば人はある物事が起きた時、感情が湧きあがります。その感情が大きければ怒ったり、自分を見失ってしまうなんてことがあります。

しかし本来、物事と感情は別物です。例えばお皿を割ってしまった時、「今日はツイていない」という人がいますが、お皿を割ったことと今日の運勢に相関関係はありませんよね。

これは他のことでも同じです。仕事にミスをしたからといって、あなたがダメな人間でもありませんし、誰かに悪口を言われたからといって、自分の感情とは全く無関係です。

物事と感情の切り離しを意識して物事を見るようになると、感情の起伏が少なくなってきます。物事を冷静に見れるようになるからです。これは重要な考え方の1つです。

自分の感情に気づく

物事が起きた時、自分の感情のままに行動してしまうと、周囲の人が遠ざかってしまうことがあります。ストレスが溜まり、イライラしていたら人に当たってしまうなんてこともあるかもしれませんね。

どんな時でも、自分がどう感じているかを客観的に見れることが大切です。イライラしているときは、イライラしていると自覚することができれば、どうしてイライラしているのか、どうしたら解消できるのかということを考える余裕が生まれます。

自分の感情を自覚することは、自分の感情をうまく処理するために必要なことです。それは性格を変える上でも必要ですし、重要な指針となるはずです。

日記を書く

自分の感情に気づくための方法として日記があります。紙に自分の気持ちを書き出すことで今の自分の状態を客観的に見るきっかけをくれます。普段、自分を客観的に見ないという人はぜひ試してみてください。

日記の内容は頭の中に浮かんだものでいいでしょう。仕事のことか人間関係のことかわかりませんが、それに対してどう思っているのか。また、どうしたら問題を解決できるのだろうか。そういったことを書いてみてください。

日記の良い効果として、心が軽くなるということが挙げられます。心の不安は書き出すことで不思議と軽くなるのです。継続することで問題に対して、落ち着いた正しい対処法を取れるようになります。

精神疾患との関連性

性格と精神疾患はしばし相関関係があります。たとえば精神病にかかる前の性格にある程度の性格的な要素や傾向がみられれば、病気の発病のリスクが高まります。ネガティブなタイプは鬱になりやすい…それは身近にいる人を見ていてもわかるかもしれませんね。精神科では認知行動療法や心理療法といった治療・カウンセリングが実施されます。

性格を変えることとアドラー心理学

心理学

自分本位や逃げ腰、他人の評価ばかり気にするといった、自分の嫌な性格や気質・短所を変えられないと思う人は多いでしょう。嫌なことが起こるたび、自分を責めることがあるかもしれませんね。しかし、アドラー心理学という分野では性格は変えられると考えます。

アドラーという心理学者を聞いたことがある、という人もいるかもしれませんね。この心理学では性格はライフスタイルと考えます。ライフスタイルとは生活習慣とも言えますが、性格もまた習慣や環境によって変化させることができるのです。

性格を変えたいのであれば、まずは生活習慣を変えること。それはこれまで述べてきたように、会う人や生活環境そのものを変えることです。

セルフイメージの改革

誰しも「自分は○○である」というセルフイメージや自分自身の役割を持っています。このイメージはこれまでの経験や周囲から言われたことを元に形成され、大きな影響を与えています。

ただ、ここで気づいて欲しいのはそれを決めているのは自分だということ。例えば「自分は人見知りでネガティブである」と自己分析している人は、そういうように振る舞うようになります。

一方で人見知りでネガティブだと思っている人が「自分は社交性があり、ポジティブである」とゴール側の自分を心の中でイメージし、そのように振る舞うと、そのようになっていきます。

ポイントは人はいつでもこの振る舞いをできるということ。今この瞬間からセルフイメージを変え、行動を変えれば、いつでも性格を変えることができるのです。

まとめ

性格を変えたいと思った時、その想いの強さが結果を左右します。例えばダイエットをしたい!と言っているにも関わらず、食べてばかりいる人は痩せることができませんよね。

それと同じように「性格を変えたい!」と言うだけでは何も変わりません。これまでの行動パターンや選択、習慣を変える必要があり、継続・実行して初めて結果が変わるのです。

自分の性格を変えたいのであれば、まずはどうして変えたいのかという目的をはっきりさせ、その思いを原動力に日々の習慣を変えていってみてください。続けていけばきっと変えることができると思いますよ。

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