抜歯後の食事の注意点は?親知らずを抜くと起きる弊害も紹介!

歯医者

歯を抜いた後は麻酔が残っていたり、場合によっては痛みがあったりと、なんだか落ち着きませんよね。歯を抜いた部分は歯茎が柔らかく、舌先で少し触っただけでも心もとない気がします。

でも、そんな状態でもお腹は空くもののです。歯を抜いたばかりで歯磨きもきちんとできませんし、食べ物が当たって痛かったらいやだな・・・など、気になる点はいくつもありますよね。

では、歯を抜いた後に食べるオススメの食事についてご紹介します!また、どんなところに注意すればよいのか、いつから食べても平気なのかも、合わせてお話しましょう。

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抜歯における弊害

haisha

抜歯する場合は、どの歯を抜くかによっても結果が変わってきます。

普通の歯を抜く場合はあまり問題ありませんが、親知らずを抜く場合には注意が必要です。親知らずを抜くと、そのあと大きく腫れ上がるという話はよく言われますよね。

まるでおたふく風邪のようにぱんぱんに腫れ上がるだけでなく、人によっては顎まで腫れるために口が満足に開けられなくなります。口が開けられないということは食事もロクにできないということですから、何をどうやって食べるかが非常に大切になってくるのです。

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歯を抜く時の注意点は?

唇

抜歯した当日の食事には、細心の注意が必要です。抜歯当日の注意点について、まずは以下の点を守って過ごすことが大切です。

注意点

①処方された薬をきちんと飲む

抜歯をした時には、感染予防を目的として抗生剤が処方されることがほとんどです。口の中の雑菌が抜歯をした箇所に入り込むと強い痛みを伴うこともありますので、しっかりと処方された分は飲みましょう。それでも痛みが強い場合には痛み止めを飲みます。

②うがいはしない

抜歯をした箇所は非常にデリケートで、傷口を守るために血が固まってかさぶたを作ります。激しくうがいをしてしまうとかさぶたができず、傷口が剥き出しになってしまうので避けましょう。目安としては、抜歯から24時間はうがいをしないことです。少々抵抗があるかもしれませんが、歯磨きも歯磨き粉なしで行います。

③出血が止まらない場合

抜歯後なかなか出血が止まらない場合には、ガーゼやティッシュを丸めて挟むと、およそ30分ほどで出血は止まります。出血してしまう原因は上記のうがいが主ですから、口の中の血がきになってもうがいはしないでください。

また、痛みは通常、抜歯後3~4日で徐々に引いていくものですが、痛みが長引いたり、日に日に強くなるようであれば一度施術を受けた歯科医を訪ねましょう。感染や急性歯槽骨炎を起こしていることが考えられます。くれぐれも我慢したり放置したりしないようにしましょう。

食事をする場合

まず、抜いたところは非常にデリケートですから、指や舌であまり触らないようにしてください。ちゃんと出血が止まっているかどうかの確認も重要です。食事を摂るタイミングとしては、止血していれば抜歯後30分抜ほどでも食事は十分に可能です。

ただし、抜歯した場所は弱いので、歯磨きやうがい同様、食べ物も極力当たらないようにします。少々不便ですが、歯を抜いたのと反対側で食べるようにしましょう。

また、痛みが強いとなかなか食事をする気にもなれないかもしれませんが、傷の治癒には体力が必要ですから、辛くてもできるだけ食べるように心がけてください。

食事の注意点

①温度感覚の麻痺

抜歯後は麻酔によって口周辺の感覚が麻痺しています。痛みを感じないことはもちろん、温度感覚も鈍くなっているので、熱いものを食べる時にはいつも以上に注意を払いましょう。あまり熱さを感じなくても、実はやけどしている可能性があります。意識して冷ますようにするか、ぬるめの食事をすることがオススメです。

また、口の感覚が麻痺しているため、物を噛む際に口の内側を噛んでしまうこともありますよね。日常生活でもうっかりやりがちなことですが、いつも以上に注意深く食事することが大切です。慌てず急がず、ゆっくり食べられるよう、食事の時間には余裕を持っておきましょう。

②傷口を触らない

抜歯をする時は、歯茎を縫い合わせることもありますが、特になにもしない場合もあります。その場合は歯茎が剥き出しになるため、保護の役割として黒みがかったジェル状のものが歯茎の穴に溜まります。

食事の際には食べかすが穴に落ちることがありますが、無理に取り除くとこのジェル状のものまで取ってしまい、炎症などの原因になります。軽く口をゆすぐ程度にして、あまり刺激しないようにしてください。

③避けるべき食品

抜歯後に食べてはいけないものなどの制約は、基本的にはありません。しかし、抜歯によって口腔内はデリケートな状態になっていますから、歯ごたえのあるものや噛む力が必要な食品は避けた方が無難です。

また、固くなくても辛い物やアルコールなど、傷口を刺激するものはやめておきましょう。特にアルコールの摂取によって血流がよくなるため、出血につながることもあります。治癒の遅れにつながりますから、当日の飲酒は避けてください。

刺激が少なく食べやすい食品としては、おかゆやうどん、ゼリーなどが挙げられますが、柔らかい分隙間に挟まりやすいので、口の中のケアには気を付けましょう。

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親知らずを抜く場合の注意点

歯茎 白い

抜歯をする中でリスクの高いものが親知らずです。曲がって生えてしまったり腫れ上がって痛みを伴う場合には、抜いてしまうのが1番ですが、抜歯に伴うリスクをきちんと理解しておくことが大切になります。

親知らずを抜く時に留意すべき点は、以下のようなものがあります。

抜歯後の腫れ

親知らずを抜いた場合、その箇所が腫れ上がることがよくあります。腫れが引くまでの時間には個人差がありますが、だいたい2日~14日ほどかかり、振り幅はかなり広いと言えます。

腫れが引くまでに時間のかかる人の場合だと、口が開きにくいなどの弊害が起こります。

抜くのに手間がかかる

親知らずは口の最も奥にあるため、骨の中に潜り込んでいたり、そもそも機器が入りにくかったりというリスクがあります。

抜くのに時間がかかるだけでなく、1度では抜けずに複数にわたって施術を受けることも視野に入れておきましょう。

ドライソケット

ドライソケットは急性歯槽骨炎とも呼ばれ、抜歯後の傷口が塞がりにくいために痛みが長引く状態です。本来、抜歯後にできる穴は歯茎で覆われるようになっていますが、骨密度や歯の生えている場所により、術後の穴が塞がれずに剥き出しの状態が続くことになるのです。

傷口を指で触ったり下で舐めたりと、抜歯後に刺激を与えてしまうことで引き起こされる場合があります。ドライソケットは長引くと、1ヶ月ほど続く場合もあるので要注意です。気になる時には早めに歯科医の判断を仰ぎましょう。

顎まわりの麻痺

親知らずを抜く場合に起こりやすいものとして、顎周辺の麻痺が挙げられます。親知らずは生え方によっては、下顎の骨に潜り込んでいる場合があります。このような親知らずは傍を走る神経に触れている可能性があるため、抜歯後に神経が麻痺してしびれが残ることがあるのです。

このしびれは短時間で解消されることもありますが、長期間の経過観察が必要になる場合もあり、非常に厄介です。

上顎洞炎の感染

上顎の親知らずを抜歯した場合、鼻とつながる上顎洞という空間が口腔内ともつながる場合があります。虫歯や歯周病などが進行して菌が上顎洞にまで達すると、上顎洞炎を発症する可能性があります。

主な症状としてはうずくような痛みや歯や目の痛み、鼻汁などが挙げられ、慢性的になると片頭痛などを引き起こすこともある、厄介なものです。

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抜歯後の食事は?

りんご

歯を抜いた後は、抜いた場所が穴になっているので、食べかすが挟まりやすい状態になっています。歯がなく、歯茎がむき出しになっているので、固いものなんて食べられませんよね?

では、抜歯後に食べるオススメの食事とはどんなものがあるのでしょうか?以下でメニューごとにご紹介します。

・ゼリーなどの柔らかいもの

こんにゃくゼリーなど、弾力の強いものは避けましょう。比較的柔らかいゼリーであれば食べやすく、挟まることもないのでオススメです。そこそこお腹にたまるのもありがたいですね。

・りんごの擦りおろし

りんごに限らず、すりおろしておいしく食べられるものがオススメです。果物はそのままで食べると固くても、すりおろせば簡単に口にすることができるのでよいですね。

・バナナミルクセーキ

通常は飲み物ですが、抜歯後はスプーンですくって流動食のように食べるのがよいでしょう。一度に口に含まず、少しずつ食べるようにします。

・ヨーグルトやプリン、葛湯など

お腹には溜まりませんが、とても流動性があるのであまり負担をかけずにおいしくいただけます。特に葛湯は葛によってそれなりの満足感を得られるのでよいですね。

・豆腐

絹ごし豆腐や卵豆腐がオススメですが、湯豆腐や卵あんかけなど、工夫次第で飽きずに食べることができそうです。

・茶碗蒸し

自宅で手作りされる場合には、少々寂しいですが具なしにしましょう。市販品を買ってくる場合には、食べる前具材を取り除くことをオススメします。ボリュームは減りますが、傷口への負担が少ない方を優先しましょう。

・うどん

やけどの危険性も考えて、汁はぬるめにしておきましょう。麺は柔らかいのでそのままでもよいですが、じっくり煮込んでから1センチほどの大きさに切って食べると安心です。少しでも口に運びやすくすることが目的です。

・お粥

三分粥と言い、お米1に対して水20くらいの割合で作るのが理想的です。柔らかめのおかゆですね。コンソメなど好みに合わせて味をつけるのもよいでしょう。

・ポタージュスープ

じゃがいもやとうもろこし、かぼちゃなど、好みの野菜をすりつぶしてスープにします。栄養も摂れますし、スープなら口に運ぶのも簡単ですから、一石二鳥ですね。食べられそうであれば、パンなどを浸して柔らかくしてから食べるのもアリです。

・ポテトサラダ

ごろごろ感を残さず、きっちりとすりつぶします。マッシュポテトのようにしてサラダにすればおいしくいただけますね。かぼちゃのサラダ芋きんとんなども柔らかいのでオススメです。

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まとめ

どれもこれも流動食のようで少々物足りないかもしれませんが、抜歯後はケアが非常に大切です。抜歯後の傷口はとてもデリケートで、十分に注意してあげないと不用意に傷つけてしまい、二次被害が出ることもありますから、気になっても触らないのが鉄則です。

特に親知らずは、抜かなくても弊害があり、抜いたら抜いたでリスクが高く、とても厄介ですよね。ハイリスクな分、抜歯前には医師と十分に意思確認をし、食い違いのないようにしましょう。とは言え、抜歯前後のケアを正しく行えば怖いことはありません。むしろ抜いたことによって快適なマウスライフが待っているのです。

口の健康は毎日の生活と深く関わってきますし、1日3度の食事の度に悩まされるのはいやですよね。口の健康を保つことで、ストレスのない快適な毎日を送ることにもつながりますから、日々のケアはしっかりと行いたいものです。

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