少しくらい手を抜いてもいいのに、相手が見ていない所でもきちんと手を抜かずに頑張れる人っていますよね。もちろんそういった人はすごいなと思う一方で、そんなに頑張りすぎると疲れてしまうと心配になるのではないでしょうか。
また、自分ではもっと気楽に生きていきたいのに、自己肯定感が低く生真面目な生き方しかできないと言う方もいるかと思います。そういった方々からすれば、一体どういった点を変えれば生真面目ではなくなるのか疑問なのではないでしょうか。
この記事では、生真面目とは一体どういった特徴があるのか、そして、どのように対処していくのが良いのかについて見ていきたいと思います。
この記事の目次
生真面目な性格の人って一体どういった特徴があるの?
生真面目な性格だといっても、一体どういったものなのかパッと思い浮かぶ方は案外少ないのではないでしょうか。もちろん生真面目にはある程度何かしらのイメージはありますが、生きづらい生真面目や、いい生真面目など、色々な種類があるかと思います。
また、自分自身が生真面目なのかどうか迷ってしまっている時にはまずはどういった所が社会の中で生真面目だと言われているのかを認識することが大切です。それでは早速、生真面目とは一体どういった特徴があるのか見ていきましょう。
責任感が強く、すべてのことにきちんと取り組む
何をするにおいても、誰かしらがきちんと責任を持たなければ、進んでいきません。しかし、大人になるに連れて面倒くさい事はあまり関わりたくないと言う方が多いのではないでしょうか。
しかし、生真面目な方は責任感が強いです。そのため、何か自分が関わっていることに対しては進んで計画性を持って主体的に関わったり、全てのことに関わろうとします。もちろんこれが上手く対応できる人であれば問題ありません。
しかし、人によっては能力が足りずに、オーバーワークになってしまったり、あまりにも忙しくなってしまって収集がつかなくなってしまうこともあります。
自分に対しても他人に対しても厳格で厳しい
生真面目な人は、手を抜くということを知りません。そのため、何をするにおいても真面目に取り組みます。それをするのが普通のことだと思っているので、自分に対しても、人間関係において周囲に対しても非常に厳格だったり、厳しい所があります。
例えば、会社や学校のルールは決して破らないようにしていたり、もちろんそれが正しい場合もあります。しかし、あまりにも頭が固く、理由なくただルールを守るために厳しく行動したり、意味が分からないものもただ守ろうとしたりしてしまう所があります。
もちろん柔軟性だけがあっても問題ですが、あまりにも厳しすぎることで、協調性無くあっぷあっぷしてしまい、返って自分が疲れ切ってしまったり、ストレスを感じてしまう所もあります。
物事を全て完璧にしたいと願う完璧主義者
何かをすすめるにおいて、ルールを破りたくない生真面目な人は、全てが予定通りに進み、物事が全て完璧な状態で終わることを理想としてします。もちろんそれは何か予定外のトラブルなどは考慮に入っていません。
また、完璧主義者なので、それを達成するためにはあらゆる努力をすることができます。大変な所があったとしても、自分から進んでどうにかして解決するために色々なアプローチを考える事ができます。
そのため、何か理想としているものや、骨格がある時には非常に力を発揮してくれるということができます。
自分でなんでもする実力や、エネルギーを兼ね備えている
生真面目な人は、基本的に人に任せることがあまり得意ではありません。そのため、自分でなんでもする力を身に着けています。もちろん最初から持っているわけではありません。
しかし、何か必要だと思った時にそれを取得するために努力し、毎日コツコツと頑張ることができるエネルギーを持っています。そういった努力の結実として、自分で様々な能力を持っています。
そのため、人に任せることが苦手であっても、自分だけでどうにかして賄うことができますし、実際自分で物事を解決することができます。
生真面目な性格の人って一体どういったところが短所なの?
生真面目だと言われると、褒められている反面、少し馬鹿にされているような気持ちになりますよね。特に、そこまで頑張っているつもりもないのに、揶揄されるように言われるとなおさらなのではないでしょうか。
もちろん言葉のニュアンスにもよりますが、生真面目というのは、あまりにも真面目すぎて求めていないことをしてしまったり、余計な力を割いてしまっていることなどがあるため、悪口として使われてしまうこともあります。
それでは、一体どういった点が生真面目な人の短所であるのか見ていきましょう。
他の人からの評価よりも自己評価が低い
生真面目な人は、完璧主義な人が多いということは見ていきました。これはどういう事かというと、自分の評価も完璧ではない限り、低いものと捉えてしまうということです。
もちろん生真面目な人からしたら、自己評価が低いことによってよりいっそう頑張ることができますし、何よりも自己評価が低い事で、友達など他の人をあげているということもあります。しかし、他の人から見ると、それは卑屈な態度にとられてしまいます。
より能力が高いのに、なぜだかそうやって卑屈に自己評価が低いのは、周りの人からしてみれば、気遣いではなく嫌味のように感じてしまいますよね。また、せっかく褒めてもそうやって否定されるのは嫌な気持ちになってしまうと言えます。
ストレスに対して上手く対応できないのに、ストレスをためやすい
生真面目な人は、自分自身が疲れている時などに上手くストレス解消をすることができません。もちろん休息をとることができますが、自分がもう無理だというギリギリのラインになるまで原因を我慢してしまうため、ストレスを溜め込みやすくなっています。
しかし、それにも関わらず様々な出来事に対してすぐに負担を感じてしまいがちです。これは、完璧主義者だからです。そのため、ストレスを日々の生活において非常に溜め込みやすいということができます。
そのため、ストレス解消が苦手なのにも関わらず、ストレスを頻繁に溜め込みやすいという最悪な循環をしてしまうことが多いと言えます。
頑固だったり、柔軟性が低く、素早い対応ができない
頑固である面は、職人だったりする場合には非常に重要な観点です。しかし、その代わりにあまりにも頭がかたいので、柔軟性が弱く、新しいことなどについていくことができないという短所があります。
もちろん新しいことに飛びつくことが全てではありません。しかし、大人数の人が言いだしたらころっと変わる所があったり、突然の出来事に対応することが出来ずに結局大きな損失を出してしまうなど、損をしてしまうことがたくさんあります。
頑固であることは悪いことではありませんが、頑固であるべきところと、柔軟であるべきところの境目を上手く作ることができないのが生真面目な人の短所であるということができます。
時間などに対して厳しくそれが崩れると上手く対応できない
生真面目な人はタイムスケジュールなどを作ることが上手ですし、そういったものを守ることも上手です。普通の人がサボってしまうようなことであってもあまりサボらず、継続して努力を続けることができます。
しかし、その一方でそれらが崩れると上手く対応することができません。それこそ一日程度のズレであったら問題がありませんが、事故や事件などで対応することが難しくなった時に、優先順位が分からなくなってしまいます。
その結果、見える範囲で一からどうにかしようとしますが、効率が悪くなるので結果的に対応が遅くなってしまったり、失敗してしまいます。
気をつけておきたい生真面目な人が起こしやすい症状って?
生真面目な人の特徴や、短所について見ていきました。もちろんこれらは人によるものではあります。しかし、全体的に生真面目な人は、変化が多い環境などでは大変であると感じますよね。
そんな生真面目な人は実は様々な症状を起こしやすいと言われています。もちろん精神的なものであるので、対策をすることができたり、きちんと対応できれば問題ありません。しかし、知らず知らずのうちにそう陥ってしまっていることもあります。
それでは早速、生真面目な人が起こりやすい症状には一体どういったものがあるのかについて見ていきましょう。
目標を失ったらとたんにやる気を失ってしまう事が多い
生真面目な人は完璧主義者であることが多いです。そのため、人生においても、何かしらの目標をもってそれに向かってがむしゃらに頑張っています。しかし、受験や仕事などで、それらが達成することができたら、途端にやる気や興味を失ってしまう事があります。
もちろん、人生において大きな目標があれば問題はありません。しかし、生真面目な人はより定量化できる目標を立てやすいので、こういった事が起こりやすいと言われています。特に、受験後の燃え尽き症候群などになりやすいと言えます。
それまでとは違い、気力を失い生きることに希望をなくしてしまう
それまでは積極的に頑張ることが出来ていたのに、それが出来ずに、気力を失ってしまいます。もちろん、少し位気力を失ってもその後新しい目標ができれば問題はありません。
しかし、そういった人の場合には、生きることに対しても希望を失ってしまいます。もう自分が生きる意味はないのではないかと落ち込んでしまうからです。また、その状態になっても自分を責めてしまうこともあります。
しかし、そういった状態になって1人で殻にこもっていても、何も解決することはありません。
そうなりそうになったらまずは専門家にきちんと相談すること
まずは、きちんと専門家に相談するようにしましょう。もちろん親や、友人と話をしたりすることで新たな道や、目標ができれば問題はありません。しかし、それでもなかなか解決されないのであれば、精神科などにかかることも重要です。
決して精神科に掛かる人は弱い人ではありません。ただ、一時的にそういった所にかかることで、より自分自身が強くなったり、見つめ直すことができると考えて、病院に行ってみるのもおすすめですよ。
生真面目で損をしないように自分から対策をとる
生真面目であることは、長所でもありますが、同時に様々なところで損をしやすいとも言えます。しかし、そういった時に、自分の中でしっかりと先に対策をとるようにしましょう。
もちろんズルなどを覚えることをすすめるわけではありませんが、ストレス解消法をしっかりと自分の中で決めていたり、もっと他の人の考え方ややり方を取り入れたり、学んだりする機会を増やすのもいいかもしれません。
また、無駄に思えるような時間であっても、趣味などは自分の生活を豊かにするものであり、かならず自分の身になりますよ。
生真面目で損をしないためには一体どういった対策をすればいいの?
生真面目であると、精神的にあまりよくないことが起こりうる可能性があると見ていきましたが、果たして日頃からどういったことに気をつけていけばいいのか、生真面目な人からしてみればいまいち想定することができませんよね。
また、何かアクションをしようと思っても、何が良いのか分からないのではないでしょうか。しかし、はじめからすごいことをする必要はありません。少し考え方をかえるだけで、後から変わってくるものはたくさんあります。
それでは早速、日々心がけていきたい対策とはどういったものがあるのかについて見ていきましょう。
完璧ではない自分の側面も認めてあげる
まずは、自分自信も、他の人も決して完璧ではないということを理解しましょう。自分が完璧ではないと思ってはいると思いますが、決してそれは自分だけではありません。そのため、全てを完璧にすることはできません。
どうしても認めることができない側面もあるかと思います。変えたい短所に対して、いつも自分はいけない人間だと思ってしまう所もあるかと思いますが、他の人から見れば、そこが可愛らしい愛嬌になっていることもあります。
まずは自分自身は完璧ではないし、それに対してしっかりと認めてあげるようにしましょう。そして、短所であっても自分の一部であり、自分の中でしっかりと存在しているものだと受け入れるようにしましょう。
他の人と比較するのではなく過去の自分と比較をする
ついつい他の人と比較してしまいますが、他の人と比較しても、もとから持っているものや、環境が違うので意味がありません。また、自分が見えていないところで死ぬほど努力をしているのかもしれません。
まずは、過去の自分と比較するようにしましょう。いつも頑張っているあなたは、過去の自分より格段に出来ることが増えているはずです。また、思っていたよりも自分自身は、おとなになっているのではないでしょうか。
色々なことがあると比較をしてしまうことがあるかと思いますが、それをぐっと我慢して、今の自分がどれだけ成長しているかということに焦点を置くようにしましょう。
他の人を意識しすぎずに肩の力をぬいて生活する
何か生活をしていると、どうしても周りの人の目を気にしてしまうのではないでしょうか。それは食生活などでも、どうしても周りの人を気にして食べるのを我慢したりということがあるかもしれません。
しかし、他の人はそこまで他人のことを気にしているわけではありません。案外見ていないものです。まずは肩の力を抜いてみましょう。案外楽であることに驚くかもしれません。
自分自身がやりたい事を気にせずに挑戦してみると、だんだんそれに慣れて、人の目を気にすることが苦痛になってくるかもしれませんよ。
色々なことに気を回さずに、集中するようにする
人が周りにいると、人の目を気にして集中できないことがあるかもしれません。しかし、一度他のこと全てを遮断して集中してみればどうでしょうか。
これまでよりも色々なことははかどりますし、色々なことに気を回さないでいい分、ストレスも溜まらないかと思います。また、その分何かに集中し、さっさと終わらせることで効率もよくなりますよね。
ぜひ、他のことに目を向ける前に一つのことに集中してみてくださいね。
まとめ
生真面目な人について見ていきましたが、どうだったでしょうか。自分が生真面目ではないと思っていたけれども、案外そうであったことに驚いた方もいるかもしれません。また、生真面目であることが良いことだと思いこんでいたけれども、損をしていると感じたかもしれませんね。
もちろん生真面目であることが悪いことではありません。しかし、もっといい立ち回りかたや、生き方はあります。ぜひ、自分自身がどういった生き方をしていきたいのかを考えて、より自分が生きやすい幸せになれる方法を実現していってくださいね。
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