若いころ苦しんだ皮脂も、40代になるとガクンと皮脂量は低下します。ですから若いころ苦しんだ皮脂分泌量が多い人は、40代になるとその恩恵を受けます。
現在はコスメに、ダイエットと美を追求する人が多い社会の中、またこの現代のストレス社会において、お鼻のテカリも気になる一つです。
お鼻のテカリの改善法は一体あるのでしょうか?お鼻のテカリの改善方法をみてみました。
鼻のテカリについて
お鼻のテカリには皮脂腺が関係しています。皮脂腺は皮脂を分泌する器官で、手や足の裏以外に全身にあって、その皮脂の量は部位ごとに違いがあります。
全身の皮脂腺の分泌量が多いのは、一番が頭でその次に多いのがお顔で、その次に多いのが手足の順に分泌量は多くなっています。
皮脂は部位の中でも中央部が多く皮脂を分泌し、お鼻はお顔の皮脂が多い中でも中央なので、もっとも多くの皮脂分泌が行われています。
このような多くの皮脂が分泌される、部位を脂漏部位と呼びます。1平方センチメートルあたり約400個の皮脂腺が存在しています。
お鼻のテカリで悩んでいる場合は、オイリー肌ではなく乾燥肌ですので、乾燥肌対策をすることが大切です。皮脂はお肌に潤いを、与えているお肌の敵ではなくお肌の味方です。
鼻のテカリの原因
お鼻は体の中心にあり、皮脂腺の皮脂の分泌が多く存在していて、お顔のTゾーンは皮脂が多く分泌されるため、お鼻のテカリが多いのです。
お鼻のテカリとなるのは、一定量の皮脂の分泌よりも、過剰に分泌された場合、お鼻のテカリとなってきます。
鼻のテカリの原因
根本的な原因は油分過多の食事をしている場合や、また洗顔でお鼻を気にして、強く洗いすぎる場合などがあります。
また脂取り紙で頻繁に皮脂に刺激を与え、取り除いている場合などは、お肌が乾燥するため皮脂がもっと皮脂を出さなければと、お肌のためにどんどんだしてきます。
ここで注意しなければならないのは、過剰な皮脂だから洗顔で、強く皮脂を洗い落とすため、お鼻をごしごし洗ったり、脂取り紙で頻繁に皮脂を取り除くと、刺激を与えることになります。
ですからこのような動作はかえって、お鼻のテカリの原因になります。しかし皮脂はお肌にとって大事なものです。この皮脂は
- 皮膚の中の水分の蒸発を皮脂は防いでいます。
- 雑菌の増殖や侵入を抑えるため、皮膚の表面を弱酸性に保っています。
- 肌質を滑らかにする丁度、天然クリームのような役目をしています。
鼻のテカリの直接的原因
▼テカリを隠すために、ファンデーションを厚く塗ると、余計に皮脂の分泌を促すことになり、メイク崩れの原因にもなります。
▼鼻の黒ずみを取りたくて、頻繁に毛穴パックをすると、必要な角質や皮脂を、無理やりはがすことになり、皮脂の分泌を促します。
▼角栓や皮脂の汚れを取りたくて、お鼻をごしごし強く洗いすぎると、角質や保湿成分を洗い流すことになり、そうすることで乾燥肌になってしまいます。
▼脂とり紙で頻繁に皮脂をとると、お肌を傷つけたり必要な脂分を、取りすぎることになります。
▼ストレスを受けることで、ホルモンバランスを崩し、男性ホルモンの分泌が多くなり、男性ホルモンの分泌が多くなると、皮脂の過剰分泌が起こってきます。
このようなことをしていると、益々お鼻のテカリは増えてきます。テカリを無くすための皮脂対策は、お肌を乾燥させない、保湿が一番大事なのです。
鼻のテカリをとる改善方法(スキンケア偏)
まずお鼻のテカリのスキンケア紹介として、お鼻のテカリが気になるために、強い洗浄力の洗剤を使って洗いすぎると、かえって皮脂分泌量が増えることを、頭に置くことが大切です。
鼻のテカリをとるスキンケア
お鼻のテカリをとるスキンケア方法として、自分の肌質を知ることが大切です。オイリー肌だと思っていたけど、実は乾燥肌だったということはよくあります。
肌質
洗いすぎによることで必要な、水分まで奪われることになります。皮脂が多いのに角質層の水分が足りない状態になることを、乾燥性脂性肌(インナードライ肌)といいます。
インナードライ肌というのは、角質層の水分が少ない状態の肌で、折角水分を与えてもお肌の機能低下がもたらすため、セラミドが原因で水分を保持する、ことができないということです。
スポンジのような役割の肌に水分を吸収させる、セラミドが不足することで、乾燥性脂性肌(インナードライ肌)になってしまうのです。
このインナードライ肌を起こす原因は、年齢肌がありお肌のターンオーバーが年齢によって、正常に機能しなくなったために、セラミドが不足する状態になるのです。
反対に敏感肌ではターンオーバーが早すぎるために、時間のかかるセラミドが作られるのが、正常に機能しないため、未熟な早い周期で角質層に上がってきます。
ターンオーバーが早すぎると、肌細胞が成熟した十分なセラミドを、作ることができなくなるのです。未熟なセラミドのために、敏感肌ではトラブルを起こします。
鼻のテカリをとる、スキンケア対策方法
お肌の水分量が安定してくると、皮脂量も落ち着いてきますので、お肌の保湿が一番大事です。ということは洗顔と保湿を、見直すことが大事になってきます。
乾燥肌なのにオイリー肌と思っている人は、注意してください。間違ったスキンケアのやり方をしていませんか?オイリー肌用のスキンケアと、乾燥肌用のスキンケアとは違いがあります。
洗顔方法の対策
洗顔時のポイントとしては、石鹸は良く泡立てて、泡で洗顔することが必要です。手でごしごし洗うのではなく、泡で押すように洗顔することが大切です。
また洗い流す時も、水をかけるようにして洗い、手でこするように洗わないことです。
洗顔せっけんの選び方
洗顔には石鹸タイプト、液体、粉末タイプとあります。石鹸タイプは石油系の成分が殆ど入ってなくて、天然の界面活性剤で作られています。
ですから固形石鹸をおすすめしたいです。その他に自分の肌に合った成分が良く、弱アルカリ性か弱酸性かについても、自分のお肌に合ったものを選ぶことが大切です。
オイリー肌の時には、汚れを弱アルカリ性の方が、汚れを強く落としてくれるので、弱アルカリ性を選ぶことが良いでしょう。
洗顔のやり方
洗顔の回数は朝・夕の2回が良いでしょう。どうしても日中洗顔したいときは、ぬるま湯で洗うのが良いです。
きめの細かい泡を立てるため、泡立てネットを利用して泡を立てると、早く泡を作ることができます。
その泡を鼻、額、頬、あご、目の周り、口周り、フェイスラインと、皮脂の多い所から泡を載せて、泡に汚れを付着させるような気持で、手と泡とお肌で洗います。
手が顔肌について摩擦を起こさないように、お顔に泡をのせて泡のクッションで洗い、濯ぐまでの時間は短ければ短い方が、お肌に負担を掛けずに洗顔できます。
短すぎて汚れが落ちないイメージがありますが、泡がお顔についている間は皮脂が、洗顔料に吸着されていますので、遅くても30秒が目安ですすぐことが必要です。
濯ぎはぬるま湯で、泡の残りやすい所は特に入念にすすぎ、回数は30回ぐらいが良いですが、回数にこだわらず、洗顔が落ちているかどうか見極めます。
但し手でこすってはいけません。ぬるま湯をお顔に叩くようにすすぐことが大切です。洗顔が終わったら、水分をタオルに染み込ませるように、軽くポンポンと叩いて、水分をふき取ります。この時タオルでこすることはお肌を傷めます。
保湿の方法
洗顔が終わったら即保湿をします。放置しておくとお肌がひきつるように、乾燥してきます。乾燥してから保湿をすると、吸収力が悪くなります。
化粧水を乾燥しやすい部分だけでなく、お鼻の周りやお鼻のてっ辺のTゾーンにつけますが、つけ方としては化粧水の手を、5秒ほど肌に付着させてつけていきます。
化粧水を10円玉ぐらいに取り出して、両手に広げてお顔に吸い付けるようになじませます。化粧水をお顔に吸収させたら、後はクリーム乳液をを吸収させますが乳液は、10円玉の量を手に取り温めるようにお顔に馴染ませていきます。
お肌になじむのは10分
スキンケアがお肌になじむには、10分程の時間が必要です。スキンケアがお肌に浸透しないうちに、下地クリームやファンデーションを塗ると、スキンケアの水分や成分が、お肌に染み込まないで、下地クリームやファンデーションに、吸収されることになってしまいます。
ですからスキンケアをお肌に浸透する時間を、10分程待ってから下地クリームや、ファンデーションを塗ってくださると、化粧崩れが遅くなりお鼻のテカリもなくなってきます。
お鼻のテカリ防止化粧下地がありますので、それを使うとテカリで化粧崩れしたり、テカリが目立つのが緩和されます。
テカリ防止化粧下地を塗って、ファンデーションを塗ります。ファンデーションはパウダータイプのものを塗る方が、リキッドやクリームタイプのものより、油分が少ないです。
収れん化粧水の使用
収れん化粧水を朝のスキンケアに使用することが、お鼻をテカラせない対策にもなります。この化粧水はお顔全体に使えますが、お鼻の部分だけに使ってもかまいません。
鼻のテカリをとる水洗顔
水洗顔とはお肌より少し冷たいお湯で洗う方法です。洗顔せっけんを使うことなく、水洗顔しますから、経済的ですが汚れが多少残ります。
しかし保湿成分を育てるには、洗顔料を使わないことで、皮脂を落とすことなく、肌が不健康な状態に陥るのを、食い止めて肌に潤いを持たせてくれます。
鼻のテカリをとる食事の注意
栄養素を食事からとるのが良いのですが、毎日摂るのが難しいと思われる方は、サプリメントなどを利用すると良いです。
また甘いものや油っこいものを、食べすぎにも注意が必要です。皮脂が増え毛穴が目だったり、状態が悪化する可能性も否定できません。
鼻のテカリをとる生活習慣の乱れ
お肌の環境を不安定にする、睡眠不足や運動不足はお鼻の、テカリの原因になります。体内のホルモンバランスの崩れから、男性ホルモンが増えると、お肌から分泌される皮脂量が、増えると言われています。
また生活習慣の悪化から血流が、悪くなるとテカリが悪化したり、お肌の代謝が悪くなると、皮脂の分泌量が調節されないため、テカリが気になることもあります。
鼻のテカリをとる改善方法(メイク偏)
お鼻のテカリはベースメイクとスキンケアでやることが大切です。ルースパウダーとはフェイスパウダーの一種のメイクアイテムです。
ルースパウダーは粉上になっていて、ナチョナルメイクをするときに、欠かせないメイクパウダーです。
ベースメイクのやり方
ベースメイクにテカリが期待できる化粧品に、お化粧下地とパウダーファンデーションを取り入れて、お鼻のテカリをカバーする方法が良いでしょう。
ファンデーションを使う前に、お化粧下地としてテカリ防止下地を、使うとテカリが防げます。お鼻だけのテカリが何時も気になる方は、お鼻だけのテカリ防止下地を使い、思春期の頃の、お顔全体のテカリが気になる方は、お顔全体のテカリ防止下地を、使う方が良いでしょう。
パウダーファンデーション
ファンデーションを使う場合は、リキッドタイプやクリームタイプの、ファンデーションを使うよりも、パウダータイプのファンデーションを使う方が、テカリは目立たないです。
油分の多いリキッドタイプや、クリームタイプのファンデーションを、皮脂の多い部分に使うと、余計にテカリが目立つことになるので注意が必要です。
ベビーパウダー
赤ちゃんが使用しているベビーパウダーを使うと、皮脂を吸収し毛穴詰まりしにくい効果があります。ファンデーションの代わりにベビーパウダーを使うと、お鼻のテカリはなくなります。
情報によりますとスキンケアした後に、下地クリームなど付けずに、直接ベビーパウダーを塗ると良いという説もあるようです。
ベビーパウダーをスキンケアに、ちょっと加えることで、お鼻のテカリなどを防いでくれて、フィニッシュパウダーとして、ベビーパウダーを使用すると、サラサラのお肌になります。
ファンデーション代わりに使う時は、日焼け止めクリームを塗った後に、ベビーパウダーを使うと、自然な仕上がりが期待できます。
忙しいときのメイク直しの方法
短時間で化粧直しをして、お鼻のテカリを治す方法はどの様な、方法があるのでしょうか?夏場など特にお鼻のテカリだけでなく、おでこや頬がてかっています。
忙しく毎日を機内で過ごしている客室乗務員さんたちは、一体どのようなメイク直しをしているのでしょうか?
汗にまみれた姿で客室乗務員さんたちは、お客様と接してはいません。その客室乗務員さんたちがやってられる、メイク直しを見てみました。
時間のないときのメイク直し
このような時はティッシュOFFします。寄れてしまった部分は清潔な指でトントンと肌になじませることで、素早く化粧直しができます。
しかし仕事や外出先で崩れに崩れた場合は、紙おしろいを利用すると良いでしょう。パウダーのパフはこまめに合わらなければ、皮脂や汗で雑菌が繁殖しやすいので、使い捨ての紙おしろいは、衛生的で手軽にお直しできます。
夏場はしっかり日焼け止めを朝塗って、小まめに塗りなおすのが大事と言われても、中々お化粧をした上から、日焼け止めクリームを塗る事も難しいので、使い捨ての紙おしろいの紫外線カット効果のあるものを選べば一石二鳥です。
思春期の鼻のテカリについて
思春期の頃は成長ホルモンが、非常に多く分泌される時期なので、ホルモンの関係で皮脂分泌が多い傾向になります。
成長ホルモンの関係
成長ホルモンの働きは、身長や体格が成長すると共に、男子は男性らしく、女子は女性らしい体つきにする働きがあります。
成長ホルモンは私たちの体に、無くてはならないものですが、思春期には皮脂が多く出る脂性肌となるため、お肌がテカテカして、またニキビもでやすくなってきます。
思春期のお鼻のテカリは、男性ホルモンが増えることで皮脂が増えるため、余り気にしすぎて皮脂をとりすぎると、お肌を守るためまた皮脂が過剰分泌し、悪循環になってきます。
思春期のお鼻のテカリは正しいケアーを、シンプルにやる事が大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?お鼻のテカリについて見てきました。お鼻のテカリについては、皮脂腺を通して余分な、皮脂がでてくることが分かりました。
お鼻のテカリの改善方法も、脂っこい食事は控えて、洗顔も余り刺激を与えずにやることが大切で、スキンケアーも余り肌に刺激を、与えることは良くないことがわかりました。私が
皮膚科でお湯洗い方法の指導をうけて、実践していますがお湯だけで洗って、オールインワンジェルで保湿しても、肌はとても潤いを与えてくれます。
この方法で肌のトラブルがなくなっていますので、個人差もありますので違いはあるかもしれませんが、この方法はお鼻のテカリにの、スキンケア方法としてはおすすめです。
関連記事として
・鼻をほじる癖がある人は要注意!その危険性と対策方法を紹介!
・低い声の出し方を知ろう!低音ボイスのメリットやトレーニング方法を紹介!
これらの記事も読んでおきましょう。