あなたは周囲の人から「口が悪い」と言われたことはありませんか?
もしくは「あの人口が悪いな」と思うような人はいませんか?自分では気を付けているのに口が悪くなってしまうということはよくあります。特に女性の場合、言葉遣いに気を付けているのに、つい乱暴な言葉を使ってしまって後悔すると言う事があると思います。
では口が悪い人にはどのような特徴があるのでしょうか。口が悪い人と接するときにはどのような対応をしたらいいのでしょうか。
ここでは口が悪い人の性格や特徴、口が悪いのを直す方法をご紹介します。
口が悪いってどういうこと?
口が悪いとはそもそもどのような意味があるのでしょうか。まずは”口が悪い”という言葉自体の意味について調べてみました。
口が悪いの意味は?
”口が悪い”の意味を調べてみると以下のような意味が出てきました。
人や物事をずけずけとけなすような話し方をするさま。byコトバンク
人をけなすような話し方をする人や、憎まれ口や汚い言葉、きつい言葉を話す人、言葉遣いが荒々しい人に対して使うことが多いです。
面倒見が良かったり、優しい人なのに言葉が荒々しい人に対して、「あの人は根は良い人なんだけど、ちょっと口が悪いんだよね」などと使うことが多いです。
類義語は?
具体的に”口が悪い”とはどういうことなのか類義語や連想させる言葉を挙げてみることで、ある程度口が悪い人のイメージが湧きやすいと思います。
類義語では毒舌や辛口な人、言葉遣いが下品、憎まれ口などが挙げられます。毒舌や辛口と言えば、有名人で言えば有吉弘行さんやマツコデラックスさんなどをイメージするとわかりやすいと思います。
連想させる言葉としては、皮肉屋や中傷する、けなす、歯に衣着せず、ボロクソ、辛辣、毒を吐くなどがあげられ、”口が悪い”と言う言葉自体あまり良い言葉とは言えないでしょう。
口が悪くなってしまう人の心理的特徴
普段言葉遣いに気を付けていても、口が悪くなってしまうときはありませんか?まずは口が悪くなってしまう心理を見てみましょう。
つい口が悪くなる瞬間はありますか?
いつもは丁寧な言葉遣いをしたり、汚い言葉は使わないようにと心がけていても、感情が高ぶってしまったときに、言葉遣いが悪くなり、後悔してしまったことはありませんか?
マイナビウーマンによると、女性の8割近くがつい口が悪くなってしまう瞬間があると回答しています。男性に比べて女性のほうが言葉遣いに気を付ける人が多いため、特に意識しているのだと言えるでしょう。
①ストレスが溜まっている
ストレスが溜まってイライラしてしまうと、些細なことに対して怒りを覚えてしまい、キレて乱暴な言葉を使ってしまう場合があります。ストレスが溜まってイライラしているときはどうしても気持ちに余裕がありません。
そんな時に自分が気に入らないことや、嫌なことがあると、つい口が悪くなってしまうのです。
②ホルモンバランスが原因
男性と違い、女性は生理周期というものがあり、生理前や生理中などホルモンバランス乱れているときはイライラしてしまったり、情緒不安定になりやすくなります。
妊娠中や産後に情緒不安定になってしまったり、イライラしやすくなったりしてしまいますが、それもすべてホルモンバランスが原因です。
このようにホルモンバランスが乱れているときに、嫌なことがあったり、癇に障ることがあった時に口が悪くなってしまうのです。
③興奮状態になっている
興奮してつい口が悪くなってしまうことがありませんか?例えば、スポーツ観戦をしていて、盛り上がって応援に熱が入って口が悪くなってしまったり、彼氏や友達と喧嘩して口が悪くなってしまうことはありませんか?
このように興奮状態になってしまったときに、口調が強くなったり、思ったことを口にてしまいやすくなるのです。
口が悪い人の特徴は?
では普段から口が悪い人にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは口が悪い人の特徴についてご紹介します。
無神経
口が悪い人の多くが、自分が口が悪いことに気づいていないことが多いです。ずばずばと言いたいことを言って、その言動で相手を傷つけたことに気付かなかったり、気にしないところがあります。
自分の言動で誰かが落ち込んでいても、自分が原因だとは微塵も思っておらず、「なんであの子は落ち込んでいるの?」と不思議に思ったり、気にしないため、口の悪い人の言動に傷つくのは損だと言えます。
もし、自分の言動で相手が落ち込んでいるとわかっても「なんでそんなことで落ち込んでるの?意味わからない」などさらにその人を否定するような発言をしてくる傾向があります。
口が悪い人は無神経で相手の気持ちを考えることをしないため、相手を傷つけるような発言をしても全く気にしないのです。口が悪い人の言葉で傷ついても、その人は何とも思っていないので、軽く聞き流すくらいにしたほうがいいでしょう。
自分が偉いと思っている
以前は口が悪いと思わなかったのに、最近口が悪いと思うような人がいたら、その人は自分が偉いと思っている可能性があります。
例えば、同僚で今まで口が悪くなかったのに、昇進した途端同僚に対して言いたい放題言ったり、ズバズバとプライドを傷つけるようなことを言い始めたら、昇進して地位があがったことで、自分は偉いと感じてると言えるでしょう。
自分が偉いと感じていることで相手に対してい方が乱雑になってしまい、口が悪いと思われてしまいます。このタイプの人は、自分は偉いから、周囲の人に気を使う必要ない。むしろ周りのほうが上司である自分に気を使わないといけないと思っている人が多いです。
今まで気遣いが出来ていた人が立場が変わった途端乱暴な言葉遣いをするようになったら、自分は偉いんだと思っていると言っていいでしょう。
物事に対して批判的
口が悪い人は物事に対して批判的であることが多いです。人はそれぞれ考え方が異なり、肯定的に考えている人もいれば、批判的に考えている人もいます。批判的な人は物事の見方が偏っており、ネガティブに考えてしまうため、どうしてもキツイ言葉になってしまいがちです。
もう少し優しく言えばいいのにと周囲が思うくらい発言がきつくなってしまうのです。偏見で物事を見ていることが多いため、あまり褒めたりしませんし、批判的な言動が多いのです。
このような人はどんな話をしてもネガティブで口が悪いため、話し合いなどの場で疲れてしまいます。出来ることならあまり関わらないほうがいい相手だと言えるでしょう。
周囲の人より優位に立ちたい
口が悪い人には無意識に言っている人だけでなく、わざと汚い言葉使いをする人もいます。ズバズバ言いたい放題いったり、口の悪い言い方をして、周囲の人よりも優位に立っていると思っているのです。
実際はそういうわけではないのですが、きつい言動をすることで、相手がひっこんでしまい、それを見て自分は優秀だとか、相手よりも考え方が優れていると勘違いしているのです。
そのタイプの人は自分に自信が無いが故に口が悪くなっているのです。自分に自信が無いことを周りの人に悟らせないために、わざわざ粗暴な言い方をして、周囲の人を傷つけたり、困らせて、優位に立っていると感じて安心しているのです。
このようなタイプの口が悪い人には必要以上に付き合う必要はありません。言い返したら10倍になって返ってくるため、めんどくさいことにならないようにそっとその場を立ち去ったほうが良いでしょう。
何も考えていない
口が悪い人のなかには何も考えずに言っている人もいます。頭から浮かんだ言葉を言っていいのか悪いのか考えることなく、そのまま言葉として出しているのです。若者言葉やネットスラングを何も考えずに使うようなものです。
このタイプの人は悪気はないのですが、何も考えずに言うため、何度も同じような発言をするため、相手を怒らせたり、周囲の人たちをヒヤヒヤさせてしまいます。
例えば、女性に対して「ちょっと太った?」などと声をかける人はいませんか?よっぽど仲が良くて、冗談で言っているような関係であれば、お互いそんなに気にしないかもしれませんが、そんなに仲が良いわけでない相手にそんなこと言われたら怒りや悲しみしか感じません。
これも言っているほうは自分が思ったことをそのまま口にしているだけで、悪口だと思っていないので、そんなに気にする必要はありません。もしくは「そういう言い方はデリカシーが無い。マナー違反だよ」と伝えることで、反省はしてもらえるでしょう。
言葉遣いの直し方
口が悪いと自覚している人の多くは言葉遣いを直したいと考えているでしょう。気づいているのであれば、言葉遣いを直すチャンスです。口が悪いことを自覚しているのであれば、直せる可能性が高いですので、言葉遣いを改善していきましょう。
深呼吸する
イライラしたり、ストレスが溜まっているとつい暴言を吐いてしまいがちです。
怒りに任せて暴言を吐いてしまったり、思ったことをそのまま言ってしまいがちになるので、深呼吸をしてみましょう。深呼吸をするだけで、冷静になり、落ち着いて話すことができるようになるでしょう。
ゆっくり話す
話し方は人それぞれで、マシンガンのように話す人もいれば、おっとりとスローペースで話す人もいます。話し方が早いと、頭の中で考える時間がそれだけ短くなるということですので、もし口が悪くなってしまう場合は、いつもよりもゆっくり話すようにしましょう。
ゆっくり話すことで頭のなかでどの言葉を使おうと考えることができますので、丁寧語を使ってしゃべらないとと考えたり、相手のことを考えながらしゃべることができるようになるでしょう。
新聞や本を読む
口が悪い人は語彙力が乏しいことが原因で、粗暴な言葉を使ってしまう傾向があります。そのため、普段口が悪い人がいざ言葉遣いを気にしたところで変わりの言葉が浮かんでこないため、そのままの言葉遣いになってしまうのです。
語彙力を鍛えて、丁寧に話すことを心がけることで、ある程度言葉遣いは改善されるでしょう。
人間観察をしてみる
口が悪い人の中には誰それ構わず同じ言動になってしまいます。その人に言動を気にしない人もいれば、気にする人もいます。そのため、その人がどのような性格なのか人間観察をして気配りができるようになると、傷つけるような言動は言わなくなるでしょう。
また、言葉遣いが綺麗な人を観察して、同じような言動にしてみることで、ある程度言動は柔らかくなりそうです。
まとめ
いかがでしたか?口が悪いと周囲の人から良い印象が持たれにくいです。付き合いが長い人であれば、より性格を知ってもらえますが、初対面の人やたまにしか会わないような人からは「口が悪いからちょっと」と思われてしまいます。
特に女性の場合は口が悪いことは男性に悪い印象を与えてしまいますから、恋愛に発達しにくいと言えるでしょう。外見や中身だけでなく言葉遣いもモテるために大切な要素です。もし口が悪いことを自覚しているのであれば、改善していきましょう。
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