デリカシーってどういう意味?ない人の特徴と心理、改善方法を紹介!

ママ友に「私の旦那って本当にデリカシーがないのよね」と言われた時に、あなたはその意味が分かりますか?日本ではデリカシーは、人への心配りやマナーといった意味で使われています。

女性よりも男性の方が鈍感な為、男性は知らず知らずのうちにデリカシーに欠けてしまうことが多いと言われています。ここでは、デリカシーとは何か、その意味について詳しく記事にしていきたいと思います。

デリカシーについて

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「デリカシーがない」と言っても、彼らは相手を嫌な気持ちにさせようと意地悪でやっているのではありません。その為、彼らはデリカシーに欠けているという事に気付いていない場合が多いです。

ここでは、デリカシーの概要と長所と短所、デリカシーがない人の言動についてご紹介します。自分や周りの人が当てはまっていないか、ここで確認していきましょう。

デリカシーとは?

デリカシーとは英語のdelicacyからきている言葉で、英語辞典で意味を調べると優美、優雅、上品さ、かよわさ、精密さなどの意味を持ち合わせています。他にも、他人や自分のマナーに対して神経の細かいこと、気配りや心配り、思いやりといった意味合いもあります。

日本語で「あの人はデリカシーがない人ね」というのは、マナーに対しての気遣いない、人への配慮がない人という意味で使われています。相手の事を全く気にかけることない発言をしたり、相手の事を傷つけてしまう程、言いたい放題言ってしまう人はデリカシーがない人と言えます。

デリカシーのない話題をする人は、仕事だけでなく、プライベート、子供の関係など様々な話題に及びます。女性に比べて男性の方が鈍感な傾向にある為、いつの間にか男性でデリカシーのなさを発揮している場合が多く見られます。

婚活や合コンなどの失敗談を検索してみると、デリカシーのない発言をする人が嫌われる傾向にあります。また、別れた方がいい相手の見分け方でもデリカシーがない人は上位にランクインします。デリカシーは人付き合いを円滑にするのにとても重要なものであると言えます。

使い方と類語・ 関連語

■使い方

  • デリカシーのない発言をする
  • デリカシーに欠けている
  • デリカシーの欠片もない

■類語・ 関連語

  • 他人の家に土足であがるような
  • 無礼
  • 無神経
  • 失礼
  • 礼儀を知らない

デリカシーの使い方は、口語では基本的には否定的に使われますが、読み物で登場する場合は肯定的な文章で使われている場合もあります。

おでこは心の広さを現わし、小さく格好よく引きしまった鼻はインテリジェンスとデリカシーの表象であり、下がった目じりは慈愛と温情の示現である、という場合もあるであろう。 参照:破片 寺田寅彦

デリカシーのない人の長所と短所

デリカシーがないと言うと、マナーや相手の配慮に欠けているという意味になるので、いいイメージを持っていない方も多いと思います。しかし、デリカシーがない人にでも長所と呼べる魅力があります。ここでは、長所と短所を見ていきましょう。

長所とは?

デリカシーがない人の長所は裏表のない性格であることです。周りの人間関係に興味がない人が多いので、どこかのグループに属したり、人に媚びるような性格ではありません。陰で悪口を言うタイプでもなく、思った事をそのまま発言してしまいます。

本人に悪気はない場合が多いので「デリカシーがない」と周りに思われながらも、裏表のある性格が嫌いな人にとっては、このようなタイプの人は付き合いやすいと思われる一面を持ち合わせています。

壁を作らない性格なので、人と仲良くなるのが早かったり、発言に対して「あの子だから、許されるよね」という無邪気な子だと周りから思われて人気ものになる場合もあります。しかし、無邪気と思われるのは若いうちだけであり、年齢を重ねてもデリカシーのない発言をすると敬遠される可能性が高いです。

短所とは?

短所とは、万人に受け入れられるタイプではないという事です。「あの人は、人の傷つく事ばかりを言う」と思われてしまうと、関わり合いを持たないように敬遠されてしまう傾向にあります。

誰でも、自分のコンプレックスに思っている部分をつつかれたり、悩みになるようなネガティブな事を言い続ける人とは、一緒にいたくありません。デリカシーにかける人はネガティブな発言もサラリッと言えてしまうので、その回数が多いほど多くの人に一緒にいたくないと思わせてしまいます。

考えかたを変える努力をして、ネガティブな発言を避けることで、長所である「裏表のない性格」が磨かれれば、誰からも好かれる存在になれるでしょう。

デリカシーがない人の言動

デリカシーがない人々が、よく発してしまうセリフには下記のようなものがあります。

  • 「君達の仕事は遊びみたいだもんね」
  • 「本当にセンスないね」
  • 「太ったよね」
  • 「まだ結婚していないんだ、残っちゃったね」
  • 「子供欲しくないの?」
  • 「イライラしているみたいだけど、生理なの?」

また、食事中に汚い食べ方をする、恥ずかしさもなく食事中におならやげっぷをする、皆の前でプライベートな事を話すなどの体験談もあり、これらもデリカシーがない行動に該当します。

デリカシー診断・占い

デリカシーがないかどうかというのは、自分では気付きにくいものです。デリカシーがないかどうか分かる無料の心理テストがあるので、一度チェックしてみましょう。

10問の質問に答えて、あなたがどのくらいデリカシーを持っているかを診断することが出来ます。結果の数値が低ければ低いほど、デリカシーがない人になります。

診断はコチラ:ミラーズのデリカシー診断

デリカシーがない人の特徴と心理状態

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デリカシーがない人は、空気を読むことができなかったり、相手との距離感を掴むのが難しい傾向にあります。

また、言葉を選ばずにストレートに発言してしまう事があるので、相手を傷つけてしまいます。ここでは、デリカシーがない人の特徴や彼らの心理状態についてご紹介します。

周囲の雰囲気が読めない

周りの雰囲気が読めない人、空気が読めない人はデリカシーに欠けると言えます。例えば、友人が彼氏と別れてしまった時に「俺じゃダメかな」と言ってしまう男性や「彼ってお医者さんだったよね?友達紹介してもらえないかな」と発言する女性は、デリカシーがないと思われてしまいます。

更に相手を落ち込ませる発言をしたり、落ち込んでいるにも関わらず自分本位な発言をすると、相手にイラッとさせてしまいます。他にも、協調性がなく周りの雰囲気にあわせずに自分中心な言動になると、足並みが乱れて相手に不快感を与えてしまいます。

容姿に関する話題を出す

人は誰でもコンプレックスを持っていることがあり、そのほとんどが容姿に関するものです。例えば「足が太い」「太っている」「顔にほくろがある」「老け顔が気になる」「肌荒れしやすい」など容姿に悩みを持っている方はたくさんいます。

容姿を褒めることに対しては誰も悪い気はしないですが、相手を貶すようなことを言ったり、いじって笑いにかえることは相手を傷つけてしまう場合もあります。

デリカシーがない方は、躊躇することなく容姿に関する話題に触れる為「なんか、太った?」「そのホクロとった方がいいよ」「なんか一気に老けたね」といった事を言ってしまいます。気兼ねなく言い合える仲のいい友人であったとしても、言葉を選ぶ必要があります。

相手が悩んでいる事に対して、励ますのではなく、自ら相手を悩ませてしまう種をつくるのはデリカシーに欠けている人と言えます。相手の事を心配して声をかけたいのであれば、「最近仕事頑張ってるよね。疲れていない?」など別の言葉を選びましょう。

他人に興味がない

デリカシーがない人は、周りの人に興味がない人も多いです。興味がないので、見たことや思ったことをそのままストレートに伝えてしまいます。興味がないからこそ、陰で悪口を言ったり、表裏のある行動をするといったことはなく、シンプルで素直な性格とも言えます。

相手を傷つけてやろうといった事は思っていない為、本人に悪気がないケースがほとんどです。逆に裏表のないサッパリとした性格が付き合いやすいと気に入られる可能性もあります。

批判的な事を言う

大人になると経験も豊富になり、自分なりの価値観というものが出来上がってきます。その価値観を持つことは当たり前の事ではありますが、自分の価値観にこだわりすぎて人の違った価値観を批判するような人は、相手に悪い印象を与えてしまいます。

例えば、何か議論をしていた場合に「君の意見は間違っている」「そういった考え方はよくない」「遊びでやっているんじゃないんだよ」「結婚しなくて不安じゃないの?」「子供欲しくないの?」などと自分の価値観と違うものがあると、それを批判するような意見を出します。

自分がこう考えているから、相手もこうに違いないと思ってしまうと、デリカシーのない発言が多くなってしまいます。例えば、30代の独身女性は結婚の話題に関して敏感な部分もあります。家族や親戚に会えば「誰かいい人はいないのか」といわれたり、女子会に参加すれば「恋愛の話で持ちきり」といったように結婚の話題が多くて正直飽きている人も多いと思います。

また、中には「結婚はゴールではない」「結婚という形に拘らず、相手と一緒にいれればいい」という色んな考えを持っている人がいます。そういう人に対して「結婚しないのは不幸せだ」というような自分の価値観を押し付けてしまうとデリカシーがないと思われてしまいます。色んなタイプの人がいて、思考は人それぞれと柔軟に人の考え方を受け入れていく努力をすることが重要です。

良かれと思って言っている

デリカシーがない人は時には、良かれと思って発言している場合があります。例えば、ギャグとして相手をいじっているつもりで発言している場合もあります。しかし、相手に真剣に捉えられてしまったり、本人にはギャグにできない内容もあります。

人と仲良くなるには、ある程度本音を言い合える関係であったり、冗談を言える関係を作ることが重要ですが、あまりにも段階が早すぎると相手にドン引きされてしまいます。

デリカシーのない性格を改善する方法

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若い頃には、デリカシーのなさも「無邪気」や「サッパリした性格」などと周りが良い意味で捉えてくれる場合もありますが、年を重ねるにつれてデリカシーのない人は「痛い人」と思われてしまう傾向にあります。

また、コミュニケーション力が必要な仕事に関しては、上司から信頼を得られず、評価にも支障がでてしまう事もあります。ここでは、デリカシーのない性格を改善する方法についてご紹介します。

相手を意識するクセをつける

デリカシーがない人は、自分の価値観に重きを置いて、他の意見を受け入れていない傾向にあります。また、周りにそもそも興味がなく、他の人の言動を気にしていない場合もあります。その為、まずは周りの意見に耳を傾けることが重要です。

身近にいる周りにいる人が普段どんな事を思っているのか、どんな行動をしているのか見る癖をつけるところから始めましょう。人の言動を観察することで、相手がどんな事を意識しているのか、どんな事が好きで嫌いなのか、自然と分かるようになってきます。

積極的にコミュニケーションを取る

次に重要な事は、積極的にコミュニケーションを取ることです。色んな人と会話をしてみて、相手の表情や反応を注意深く観察しましょう。例えば、あなたが「何で結婚しているのに、子供作らないの」という発言をした場合に、相手がどんな顔をして返答するのかみることで相手との距離感をつかめるようになってきます。

人によっては、このような質問をしても何とも思わずに返答してくれる人もいますが、距離のある相手の場合は、「プライベートなことにそんなにつっこんで欲しくないな」と思う人もいます。

相手が返答に困っていたり、不快に感じているようであれば「ごめんね。プライベートな事聞いちゃったね、そんなのタイミングだよね」とすぐに話題を変える機転を利かせることも重要です。

相手が不快な様子であったり、返答に困らせた場合は、次回別の人に同じ質問をする場合は、聞き方に気をつけたり、相手との距離感を察知して聞いても問題ない質問かとどうかよく考えましょう。

相手の事を知っていれば知っているほど、自然と質問の仕方も変わってきます。コミュニケーションをしっかりと取って相手のことを知るようにしましょう。

悩み系の話題は避ける

デリカシーのない人は、他人との距離感を掴むのが難しい傾向にあります。仲の良い友達に対して思った事を発言しても、何とも思われない事もありますが、ある程度距離のある人との会話では、不快に思わせてしまうこともあります。

親友と呼べる間柄でない限りは悩みになりそうな話題は避けて、相手が相談してきたら話を聞いてあげるようにしましょう。例えば、相手が結婚生活10年目で、子供がいなくて犬を1匹飼っているという情報があったとします。

その人に対して「どうして、子供作らないの?」という質問は避けるのが無難でしょう。子供を作る作らないの価値観やシチュエーションは人それぞれで、人に言われ続けて悩みを抱えている場合も多いです。

デリカシーのない人と付き合う対処法

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デリカシーのない人は男性に多いです。付き合った男性にデリカシーがない場合、きちんと対処しないと、結婚しても傷つけられることになります。

ここでは、デリカシーのない人と付き合う対処法についてご紹介します。

対処法①:本音を言う

デリカシーのない人は、相手の感情を察することが出来ません。相手は悪気なく会話をしていますが、不快な思いをしたらその旨をきちんと伝えるようにすることが大事です。自分の感情を伝えることで、相手が改善しようと努力してくれる場合があります。

例えば、触れられたくない話題になった時には「プライベートの事なんで・・・」や「人には色々な考えがありますからね・・・・。この話題は盛り上がらないんで、他の話題にしましょうか」というように、言いたくないという事をやんわりと伝える方法もあります。

仲のいい友達や恋人同士であったとしても「太った?」や「センスない」などの発言は言われたら傷つくと思います。このように言ってくる人に対しては、「その一言傷つくな」と伝えましょう。

デリカシーがない人は、すぐに直るものでもありません。色んな人に言われ続けて「これは言ってはいけないんだな」という事を学んできます。その為、不快な思いをしたのであれば、その事を都度指摘していくことが重要です。

対処法②:適当に付き合う

デリカシーのない人が周りにいて、その人の言動が改善されないようであれば、適当に付き合うことをオススメします。「この人はこういう人なんだ」や「こういう感性の人もいるんだな」と相手の事を受け入れ、何を言われても「彼(彼女)はそういう部分があるから、しょうがないね」と気にしないようにしましょう。

このように開き直ることで、彼らの言動にいちいちイライラしたり、ショックを受けることもなくなります。「この人は私には関係ない」と心理的対処法で乗り切ることができる場合もあります。

対処法③:相談所を利用する

友人関係や親戚の人でデリカシーがない人がいる分には、たまにの付き合いなので問題ないかもしれませんが、職場関係の人や上司でデリカシーがない場合は、毎日顔を合わせる必要があるので、ストレスに感じる方も多いと思います。

例えば、「女性の仕事は楽だね」や「君らの仕事は遊びみたいなもんだからね」「どうせ、妊娠したら仕事辞めるんでしょ」といったような仕事上で男尊女卑をするような発言をする場合、このような人とは関わることを出来るだけ避けて、距離を保つことをオススメします。

しかし、距離をとってしまう事でアナタの評価に影響したり、あまりにも我慢できないような場合であれば職場を変えたり、上司の会話を録音して相談所を利用するのも一つの手です。

まとめ

デリカシーがない人と付き合うと、不快に思うことも多く時にはストレスになります。その場合、距離をとって「この人はこういう人なんだ」と時には開き直ることも重要です。また、彼氏や身近な友人の場合は、ハッキリと傷ついていることを伝えて改善してもらうように促しましょう。

上司や職場関係の人で、距離がとれずに我慢できない場合は、仕事を変えたり相談所を利用するといった方法で対処していきましょう。

  
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