あなたの周りに、秘密主義の人はいますか?秘密主義と言うと、何事も隠されて、周りはあまりいい気がしないかも知れません。血のつながった家族ならまだしも、友人や恋人同士でそのようなことがあると、「なぜ?」と不思議に思ったり、不安に感じたりすることもあるのではないでしょうか?
しかし、秘密主義の人の心の中は、本人にしか分かりません。分からないからこそ周りもイライラたり不安になったりますよね。そこで、秘密主義の人がどのようなことを考えているのか、少しでも理解を深めるために、秘密主義の特徴や心理について、詳しく見ていきましょう。
秘密主義の心理
では、なぜ秘密主義の人は、自分のことを話したがらないのでしょうか?それには、性格的なことを除いても、様々な理由が絡んでいます。
では、秘密主義者の心理的特徴について見ていきましょう。なかなか理解しがたい秘密主義ですが、きちんと心理に向き合い、理解しようと心がけることがポイントです。
プライドが高い
秘密主義の人にはプライドの高い人が多く、自分のプライドを保つために人に情報を明かさないという点があります。自分の気持ちや考えていることを相手に話すということは、それによって自分の弱みを握られてしまう可能性もあるわけです。誰しもがそんなことをするわけではないので、少し不快に感じてしまうかも知れませんが、これが秘密主義者の心情です。
また、秘密主義になってしまうのは、ただプライドが高いだけでなく、自意識過剰な面腿っています。そのため、ちょっとした慰めの言葉やからかいの言葉などに過剰に反応してしまい、不快に感じてしまうのです。だからこそ、普通の人が軽い気持ちで話をするように、自然に何でも人に話すことができないのです。
トラウマを抱えている
誰かに秘密や弱みを話すことで、弊害もあります。もしも過去に自分の秘密を話したことでつらい目に遭っていたら、それがトラウマとなって口を閉ざしてしまうかも知れません。
もう二度とつらい思いをしたくないがために、心の内を明かそうとしなくなるのです。何も話さなければ傷つくこともありませんから、精一杯の防衛戦とも言えるでしょう。
ですから、秘密主義だと感じる人に対して、不用意にトラウマ部分を刺激するような言動をとってはいけません。ますます心の距離が広がってしまいます。
他人の干渉を嫌う
秘密主義者な人は、やはり他人に自分自身のことをあれこれ知られたくないという心理が働いています。必要以上に自分の情報を伝えたり、それによって相手に踏み込まれることを避ける傾向があるのです。
他人に干渉されたくない理由としては、単純に人と関わるのがあまり好きではない、という場合もありますが、自分に自信を持てないことも原因の1つです。自信のない部分を知られたくないが故に、口を閉ざすことになり、結果的に秘密を多く抱えることになるというわけです。
人を信用しない
秘密主義の人の中には、自分以外の人間を信用していないケースもあります。信頼関係をきちんと築けないために、安心して自分の話を打ち明けることができないのです。
特に、噂話の好きな人や口の軽い人に対しては、かたくなに秘密を守ることでしょう。絶対に知られたくない秘密がある場合はもちろんそうですが、詮索されることが嫌いな人にとっては、しつこく話を聞きたがったり、聞いた話をすぐに人に言いふらす人は信用できません。
不信感をいただかれてしまったら、その人はあなたに話をしてくれなくなるでしょう。信用を得るのには時間がかかりますが、失うのは一瞬です。秘密主義な人を相手にする場合には特に、誠実な態度で、慎重に人間関係を築いていくことが大切ですよ。
1人を好む
秘密主義の人は、自分1人の時間を持ちたがる傾向にあり、1人でご飯に行ったり、出かけたりすることが苦になりません。悩みごとがあっても、誰かに相談するのではなく、自分自身でじっくりと考え、解決策を見いだしていくことができます。
そのため、誰かに干渉されたり、質問攻めに遭ったりすることを嫌がるのです。誰にでも受け入れらないことがあります。秘密主義の人と付き合う場合には、より一層、接し方や距離感に注意しましょう。
自分の話をしたがらない
秘密主義の人は、他人と関わったり、群れたりすることをあまり好みません。
それは、自分のことを他人に知られることに抵抗があるためで、だからこそ会話でも聞き役に徹することが多いのです、世の中には、自分の話ばかりで、人の話を聞くことができない人がいますが、秘密主義の人は反対に、聞き役に回ることがうまく、そうすることを好みます。自分の話をしなくてよいため、人の話を聞いている分には楽なのでしょう。
また、秘密主義の人が話したがらないのは、ただ単に話したくない気質ということもありますが、人前で話すことが苦手場合もあります、聞き役に徹していたのに、いざ自分が話す側になってしまうと口ごもってしまいがちです。上手く話せないと緊張しますし、それによって場の空気が乱れたり、人からばかにされてしまうこともあるでしょう。
話のうまい人や話題の中心いなっったりする人の中には、自己主張の得意な人が多いですが、秘密主義の人は自己主張が苦手です。自分の考えや主張を人に分かってほしいと思い、いつも自分のペースで話を進めるタイプと違い、一歩引いて、人の話に耳を傾けている方が性に合っているのでしょう。
ですから、そういう人に対して無理に話を振ってはいけませんし、話を振られた時には素直に話薬に回ることをオススメします。
秘密主義と恋愛
男性にも女性にも、秘密主義の人はいます。
ここでは、対人関係の中でも、男女の恋愛における秘密主義についてお話しましょう。恋人にまで秘密を隠されていたらよい気持ちはしませんが、では一体なぜ、恋愛にまで秘密主義を持ち出すのでしょうか?
もしも秘密主義の彼氏や彼女を持った時のために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
恋愛初期は慎重に
気になる人ができたり、好きな人と両思いになったりすると、ついつい友達に話したいと思ってしまう女性は多いのではないでしょうか。女性は男性と比べておしゃべりが好きですし、同じ情報を共有したいという気持ちもありますよね。
しかし、恋愛はとてもデリケートで不安定な問題です。特に恋愛初期や、まだ片思い、相手のことが気になるものの、恋にまで発展していな場合などは、恋愛相談するタイミングを慎重に計りましょう。
同性の友達というのは、相談相手としては非常に心強いですし、気楽ですよね。似たようなことで悩んでいる友達がいたらなおさら、恋愛の成就を目指して一緒に頑張りたい!と思うでしょう。しかし、人に話したことによって恋愛成就から遠のいてしまうこともあるのです。
相談相手を選ぶ
女友達というのは、一緒に遊んだり、恋愛の話で盛り上がったりするのにはとても素晴らしい存在ですよね。彼女たちがいてくれるおかげで、楽しい時間がぐんと広がり、心の支えになることもあるでしょう。
しかし、恋愛になると話は別です。普段は仲良くしていても、実はよくない感情を抱いている場合もあれば、同じ人を好きになってしまったことによって関係がこじれてしまうこともあります。また、本当にあなたのことを思ってくれる友達だとしても、その意見がすべてではありませんよね。特に恋愛初期は不安も期待も大きく、心が揺れてしまいやすい時期です。そんな時期に周りから様々な意見を聞いてしまったら、自分の心が揺らぎ、最善の判断ができなくなってしまうかも知れません。
結局のところ、最期に決断をくだすのも、その決断に左右されるのも自分なのですから、周りの意見を取り入れるタイミングは慎重に見極めましょう。特に、付き合う・付き合わないや、別れる・別れないなど、恋愛の始まりと終わりに関することは他人任せにしてはいけません。人は影響を受けやすい生き物です。自分では大丈夫と思っていても、思わぬところで判断が鈍り、謝った決断をくだしてしまうことだって十分に考えられます考えられます。
同性の友達は時に最良の相談相手ですが、最期は自分が本当はどうしたいのか、冷静になってきちんと考える時間を持ちましょう。いくら親しい友人達でも、あなたのことをすべて分かっているわけではありませんし、恋愛のエキスパートでもないのですからね。
遊び心
こちらは男性に見られる場合が多いですが、年齢について尋ねた時、素直に教えてくれない人っていますよね?「いくつに見える?」と質問返しにするのは、女性ではよく見られますが、時として男性でも起こります。男性の場合、こうした行動の根底にあるのは、子供時代の遊び心だと考えられます。好きな子ほどいじわるをしてしまったり、からかってしまったり。男性ならば少なからず経験のあることではないでしょうか。
職場や飲みの席などでこうした会話が繰り広げられた場合、その男性はあなたに対して好意を持っていて、だからこそ質問に答えないことでからかっている、という可能性はあります。質問に答えなければ、そこからさらに会話が広がり、より長い時間、会話を楽しむことができますよね。
しかし、すべてにおいてこれが当てはまる訳ではありません。人によっては、本当に応えるのが面倒なだけかも知れません。特に男性は、無駄なことを嫌いますから、特に好意を抱いていない相手に対しては、余計な会話を嫌う傾向にあります。ですから、相手の男性があなたに好意を持っていないのなら、深入りは厳禁です。面倒くさい女だと思われてしまうと、普段の生活で良好な関係を築くことすら難しくなってしまいますからね。
まずは、秘密主義だと感じる男性と自分の距離を測り、心を開いてくれているのか、好意を持ってくれているのかを見極めることが大切です。
脈あり・脈なしを見極める方法
このように、はっきりとした答えがもらえない場合、それは秘密主義故なのか、ただ単にからかわれているだけなのか、判断が難しいですよね。こっちが脈ありだと思って行動を取っても、それが勘違いだった場合は相手にされないだけでなく、関係も微妙になってしまいます。そうならないためには、男性の脈ありサインを見逃さないことが大切です。
【1.男性との距離】
近くに寄ってくる非常に分かりやすいサインとしては、男性との距離があります。好きな相手の場合には、やはり少しでも近くにいたい、関わりを持っていたいと思うでしょう、だからこそ、男性があなたのそばにいることが多いようなら脈ありサインです。
気づいたら隣に座っていたり、すぐそばにその人がいることが多いのなら、少なからず、あなたに対して好意を持っていることは確かでしょう。
【2.目が合うかどうか】
目が合う目が合うというのは、相手があなたに感心がある証拠になります。気になる人や好意を抱いている人のことは、どうしても気になりますよね。ついついその人の方を見てしまったり、人知れず見つめてしまったりすることが多いため、高確率で目が合うのです。好きな人と度々目が合えばうれしいですし、気持ちもついつい上がってしまいますよね。
しかし、ここでも早とちりには要注意です。目が合うと言っても、たまたまということもありますので、目が合ったと思ったら、数秒間見つめてみてください。その時、相手が視線をすぐにそらさなければ、脈ありサインと捉えてよいでしょう。
反対に、すぐに目をそらされた場合には、脈なしと考えた方がよさそうです。偶然目が合ってしまったので、すぐに反らせただけでしょう。または、その気がないことをそれとなく示している場合もあります。好きな人に視線を送るというのはかなり恥ずかしく、勇気のいるものですが、脈ありサインを見極めるためにも、ぜひ挑戦してみてくださいね。
【3.話題を振ってくるかどうか】
話題を振ってくるこちらも分かりやすいサインです。一緒にいて、あなたに話を振ってきたり、メールをするような展開に導くようなら脈ありです。好きな人とはより深い話をしたいですし、長時間話していたいですよね。
だからこそ、相手が話題を振ってこなければ、残念ながら脈なしのサインでもあります。また、メールについても、男性は好意があればずっとやりとりをしたがります。女性のようにあえて連絡を絶って様子を見るなどはしませんので、相手がメールを長々と続けるようなら、脈ありと考えてよいでしょう。
ただし、ただ単に誰に対してもフランクな男性もいますから、要注意です。日頃の様子を観察し、誰彼なく話しかけるひとなのかそうでないのかを見極めた上で、相手の気持ちを推し量るようにしましょう。
意外な秘密主義者
秘密主義者というと、自分の手の内を明かさない人、というイメージが強いですよね。
実際、そう感じるからこそ、相手を「秘密主義者かも?」と感じるわけですよね。しかし、世の中には意外な秘密主義者がいます。適当キャラで有名な高田純次さんは、「秘密主義」という本の中で、これまでの様々な出来事について赤裸々に語っています。
中でも、適当キャラと呼ばれることに対する高田純次さんの苦悩や、どうやって自分のキャラと向き合っていくのかなど、見る側の人間には分からなかった心の内が正直に語られているのは非常に気になるところです。テレビでは語ることのできない、ありのままの心の内を綴った「秘密主義」は、一見の価値ありです。
このように、世の中には自分の気持ちを解放したくてもできない故に秘密主義になる人もいれば、他人との関わりの中で、これまでの経験が積み重なって秘密主義似なる人もいます。原因や心理は人それぞれですから、一概には言えませんが、周りの人間がとやかく言えるようなことではありませんよね。
誰だって、心の中に秘密や言いたくないことの1つや2つは持っているものです。それを根掘り葉掘り聞かれたら、誰だって憑かれてしまいますし、嫌になってしまいますよね。なんでも管でも秘密にされるのはよい気分がしませんが、勝手に踏み込んではいけない領域があるのだということとをきちんと理解し、互いに尊重し合うことが上手く付き合っていく鍵と言えるでしょう。
企業における秘密主義
時に、企業でも情報が伏せられていることがあります。人事や新しいプロダクトなど、重要な情報でありながら直前まで伏せられているのは気分がよくありませんし、仕事をする上でも非効率的ですよね。
また、いわゆる企業秘密とされる、企業情報についても、隠す会社と隠さずに提示する会社がありますよね。もちろん、巻単に明かしていけない情報もあるでしょう。しかし、情報を隠すと、あとでばれた時に面倒になることも事実です。実際問題、情報隠しでニュースになっている企業をいくつも見ますよね。企業を守るのは秘密にすることではなく、情報を隠さず、的確に事実を伝えることなのです。
秘密主義の会社は実際にありますが、内部告発者によって秘密が暴露される事例も起きていますよね。会社にも様々な事情があるでしょうから難しい問題ですが、従業員が不信感を抱くことなく、安心して働けることが大切です。
秘密主義の弊害
秘密主義の人は、自分1人の世界にこもりがちです。そのため、家でも学校でも会社でも、孤立してしまう可能性もあります。
また、誕生日のような些細なことでも教えてくれない、携帯電話を見られるのを非常に嫌がる、選挙などでも、誰に投票したかを頑なに言わないなど、頑固とも思えるほどの拒否反応を示すため、人との間に壁が生まれてしまうことにもなりますよね。さらに困るのは、例えば夫婦でカードを持っていたとして、その明細や使い道を教えたがらない場合も考えられます。お金の問題が絡んでくると、嘘をつかれているのではないか?と不安になってしまうこともありますよね。
このように、過度な秘密主義は、本人にやましいことや悪気がなくても、周りからはよい印象を持たれないことがあります。人間関係に摩擦が生じることもあるので、自分のこだわりと他人への譲渡のバランスを考えて過ごすことが円滑な人間関係を築く上では重要になります。
まとめ
いかがでしょうか?秘密主義者と言うと、何でもかんでも隠し立てをして嫌だと思ってしまうかも知れませんが、その人にはその人なりの理由や意味があることを理解しましょう。
秘密主義者の人は、ずかずかと踏み込まれるのが嫌いです。人に秘密を言いふらされることに不安を感じています。だからこそ、こちらが誠実な態度を示して、相手を尊重し、しっかりとした信頼関係を築いていくことが大切です。信頼をおける人物だと思ってもらえれば、秘密主義の人も、あなたにだけは話をしてくれることがあるかも知れません。
自分の感覚がすべてだと思わず、普通の人と接するのよりは少しだけ慎重に、丁寧に関係を深めていきましょう。家族であれ☑、友人関係であれ、恋人関係であれ、お互いを尊重し、きちんとコミュニケーションを取っていくことが大切なポイントなのです。
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