視界がキラキラする!その原因や症状、対処方法を知ろう!

突然視界にキラキラしたものが現れたら、だれでも驚いてしまいますよね。「キラキラが見える」という人もいれば「チカチカが見える」「糸が見える」「歯車が見える」と表現する人もいて見え方はまちまちです。目をつぶってもキラキラは治まらないこともあります。

こんな症状がでたら目の病気か、脳の病気かと心配する方も多いのではないでしょうか。人によっては視界キラキラの後に頭痛がおきるので、特に心配になってしまいますよね。

そこで今回は、視界のキラキラがどういうものなのか調べてみました。そしてこの「視界キラキラ」はなぜ起こるのかその原因はどのようなものがあるのか、さらに予防法も調べてみました。参考にしてくださいね。

視界のキラキラとはどんな症状?

女性の目

視界のキラキラはどういう症状が多いのでしょう。人によって見えるキラキラが異なるようです。

ものが見づらくなることから始まることも

最初はなんとなく真ん中あたりが見えづらい、と思うところから始まります。そして視界の中心部に何か光のようなものが見える、またはまぶしいものを見た後のような感じがしてさらに物が見えづらくなります。

視野がゆがむこともあり、目を凝らしてもパソコンの文字などが読みづらくなります。

ギザギザの歯車のような光が見える

そのあと幾何学模様のキラキラした光や、歯車のような形をした光が視界の端から現れます。その光は、だんだん大きくなり目の中心部まで広がってくる感じです。

その後視界いっぱいにキラキラ、ギザギザした稲妻に似た閃光が広がります。その間ものが見えづらい状態が続きます。パソコンの文字ももちろん読むことができませんし、危険で車の運転もできません。

目をつぶってもキラキラの症状は治まりません。個人差はありますが時間にすると5から30分くらい続きます。最後は視野から光は消えていきます。

引き続き頭痛が起きる場合もある

視界のキラキラがやっと消えたと思ったら今度は、頭痛が起きる人が多いです。痛みは激しいことが多く、吐き気がする、または嘔吐する人もいます。

仕事中に起きると、そのまま仕事を続けるのは困難になります。目が原因のキラキラでは頭痛はほとんど起きません。

糸くずや虫が見える

光というより、透明の糸くずのようなもの、あるいは黒い糸くずやごみ、または虫のようなものが見えます。目を動かすとそれらも一斉に、同じように動きます。

暗いところで何かが光る

暗い場所にいて頭を振ったときなどに、突然光が見えたり、光が流れていくように見えたりします。目には光が当たっていないのに、光った感じがします。

青空を見ていると白い点が光る

青空をじっと見ていると、白い小さな光が見えてきます。チカチカと光ながら動いているように見えます。

脳の症状である視界のキラキラ

脳

脳の症状のひとつである視界のキラキラは、どういうメカニズムで起こっているのでしょうか。

視界のキラキラが起こる仕組み

目に現れる症状なので、まず眼科に駆け込む人が多いようですが脳の血流や脳血管が原因で起こるものもあります。

脳の中には、「視覚野」と呼ばれる部位があります。これは後頭部にあります。後頭部の脳血管の血流が一時的に悪くなったあと、血流が回復し一気に血液が流れたときに神経を刺激するために生じます。

血流が悪いとき、視界にキラキラが見えています。血管が収縮しているのです。

その後何かのきっかけで、血管が拡張して一気に血流が良くなると頭痛が始まります。意外にも緊張から解放されてほっとしたとき、血管が拡張して起きることもあります。リラックスすると副交感神経が優位になっているため、血管が拡張するからです。

視界のキラキラが起こる要因は?

血管が収縮してしまう要因は様々なものがあります。

まず最初にストレスが考えられます。ストレスで緊張が続いていると、脳の血管が収縮してしまいます。

またたばこの吸いすぎやコーヒーの飲みすぎも原因となる可能性があります。これらのし好品は控えめにしたほうがよさそうです。

また睡眠不足も原因となることが多くなります。ストレスで眠れない、という状態は症状が起こりやすくなります。逆に過眠といって寝すぎてしまうことも要因となります。

そのほかホルモンバランスの乱れも要因になることがあります。

視界キラキラは片頭痛の前兆?

頭が痛い

視界にキラキラしたものが出現し、消えたと思ったら今度は頭痛に襲われる人が多くいます。この場合痛みが激しいことももいます。頭が痛いだけでなく気分が悪くなり、嘔吐して寝込む人もいます。

この時、視界のキラキラは「閃輝暗点(閃輝性暗点ともいう)」というものです。中枢性の光視症で、片頭痛の前兆として有名な症状です。

片頭痛とは

片頭痛は「偏頭痛」と表記することもあります。片頭痛は頭の片側だけでなく両側がズキンズキンと脈打つように痛むのが特徴です。動くと痛みが増します。

また照明などがいつもよりまぶしく感じたり、身の回りの音が気になることもあります。

片頭痛もちは男性よりも女性に多いと言われており、その数は男性の4倍というデータもあります。女性に多くなるのは、女性ホルモンの影響があるからではないかと考えられています。

片頭痛のしくみ

片頭痛は頭の中の血管が拡張し、炎症を起こすことで生じる頭痛です。

「セロトニン」というホルモンが、過剰なストレスで一時的に増えすぎると血管を収縮させてしまいます。一気に増えたセロトニンは今度は減少していきます。そうしてセロトニンがなくなってしまうとそれまで収縮していた血管は、拡張してしまいます。

そうすると血流が途端によくなります。

この時に血管は炎症を起こし。血管周りの神経を刺激します。このことで頭痛が始まるのです。痛みを鎮静してくれる働きがあるセロトニンは減少してしまっていることも痛みを増幅させる原因になります。

閃輝暗点以外にも前兆がある

片頭痛の前兆として有名なのはこの「閃輝暗点」ですが、他にも前兆があります。頭痛の起こる2日前くらいから、妙に食欲がわいたり、イライラしたりすることがあります。また生あくびがよくでる、疲れやすいなどを感じる人がいます。

片頭痛の原因と対応・予防法

片頭痛の原因や、片頭痛になったときの対応、そして予防法を知っておきましょう。

片頭痛の要因は

ストレスもそうですし、意外な食べものが原因となることもあります。「チョコレート」「チーズ」「赤ワイン」などが有名です。これらに含まれる「チラミン」という物質が血管を収縮させてしまうからです。また赤ワインに含まれるポリフェノールは血管を拡張させます。

そのほかの要因として、高血圧であることや温度差、換気のされていない空気の悪い場所にいることも挙げられます。

片頭痛になったときの対応法

暗くした静かな部屋で横になって休むことが一番です。しかし職場などにいると、なかなかそうもいかないですよね。では他に何か対応法はあるでしょうか。

薬を飲む

まず挙げられるのはお薬を飲むことです。市販の鎮痛薬を飲んでもいいのですが、あまり効かないこともあります。

病院では、片頭痛の人には「トリプタン系の薬剤」が処方されます。閃輝暗点のある頭痛に悩まされている人、頭痛持ちの人は、一度脳神経外科を受診するといいですね、

トリプタン系薬剤は、頭痛の始まる時に服用することがポイントです。拡張しすぎた血管を収縮させ、三叉神経に作用して神経ペプチドという物質が放出されるのをおさえてくれます。また大脳に刺激情報がいかないようにする作用もあるので、片頭痛による嘔吐や音・光過敏も押さえてくれます。他にも処方薬はあるので医師とよく相談してみましょう。

冷やす

こめかみや額などを冷やすと楽になります。お風呂に入って温まると頭痛が悪化することがあるので注意しましょう。

ツボを押す

片頭痛に効くツボがあります。薬が手元にないときなど、試してみましょう。

「百会(ひゃくえ)」という頭のてっぺんにあるツボ、「風池(ふうち)」という耳の後ろにあるツボです。

また後頭部をマッサージすると、閃輝暗点のあとの頭痛を避けられる場合もあります。

コーヒーを飲む

コーヒーのカフェインが血管を収縮させて、頭痛を楽にしてくれることがあります。気分が悪くないようでしたら、飲んでみてもいいですね。ただし飲みすぎないようにしましょう。

脳梗塞や脳腫瘍にも注意

視界キラキラのあと、激しい頭痛が起こるのは片頭痛の前兆である「閃輝暗点」であることがほとんどです。これは20代から40代の女性に多いという特徴もあります。

しかし中年以降、初めて視界がキラキラする閃輝暗点が起きた人や、閃輝暗点のあと頭痛が起きない人はちょっと注意が必要です。

なぜならこれが脳梗塞や脳腫瘍などの血栓による、一時的な「脳循環障害」である可能性もあるからなのです。

結構年になってから閃輝暗点に初めてなったという人や、閃輝暗点のあとは頭痛がしない、という人は脳神経外科など病院を受診しましょう。MRIやCT検査などを受けて脳疾患がないか調べてもらうことが大切です。

脳貧血でもキラキラが見えることがある

朝礼などで長時間立っていて気分が悪くなったり、横になっている状態からいきなり立ち上がったりしたときに、ふらふらしたり目の前がまっくらになったり、視界にキラキラしたものが見えたりすることがあります。

これは起立性低血圧といって、血圧が低いため血液が全身にいきわたらず、脳にも十分な血液がいきわたらないために生じます。そのためふらついたり目の前にキラキラしたものが見えることがあるのです。

血圧をあげる薬を飲んだり締め付けのやや強い弾性ストッキングを履いたりして対応します。

目が原因の場合

目の検査

視界に光るものが見えたり、ゴミのようなものが見えたりと閃輝暗点のようで実は違う症状や現象、病気の場合もあります。これらは目が原因のものです。

飛蚊症

飛蚊症は「ひぶんしょう」と読み目の病気のひとつです。光というよりは視野に糸くずやごみのようなもの、虫のようなものが見えるものです。目を動かすとそれらも一緒に動きます。

飛蚊症は加齢現象のひとつであり、硝子体の変化によるもので生理現象であることがほとんどです。また、生まれつき飛蚊症になりやすい人もいます。

しかし注意が必要なのは「網膜剥離」という病気です。飛蚊症が網膜剥離の前兆であることがあるのです。

網膜剥離とは

網膜とはカメラでいうと「フィルム」にあたるところです。目の奥に広がる膜状の組織です。

「角膜」「水晶体」がレンズに該当します。網膜は、角膜や水晶体から入った光を脳に伝えます。網膜は物を見る「神経の膜」なのです。

この光を感じる神経の膜、網膜が、眼球の壁側から剥離する病気が「網膜剥離」です。強い近眼の人、20代、または50代の人に起こりやすいと言われています。飛蚊症になったら年齢のせいだと思わず、眼科を受診することが大切です。

末梢性の光視症

中枢性の光視症は片頭痛の前兆や脳梗塞などの症状の1つである「閃輝暗点」でした。これとは別に目そのものに原因がある「光視症」があります。

この病気は、暗いところで頭を振ったときに、ぴかっと光るものが見えたり光が流れるように見えたりします。目に光があたっていないのに光っているように見えるのです。

閃輝暗点と違うのは、こちらは瞬間的でずっと光が見えているわけではないというところです。

目の中にある「硝子体(しょうしたい)」という部分が動くことで、網膜が刺激をうけ光のようなものが見えるのです。この光視症も網膜剥離の前兆である場合があります。このように目に原因があるものを抹消性(まっしょうせい)と呼びます。左右どちらかの目に症状がでるのが特徴です。

ブルーフィールド内視現象

青空などを凝視していると、小さな白い虫か光の点状のものが、視野の中をチカチカしながら動きまわるように見えることがあります。これはブルーフィールド内視現象と呼ばれています。

飛蚊症になんとなく似ていますが、白い虫に見えるのは網膜の中心周辺の毛細血管内を流れる白血球です。

ブルーフィールド内視現象は誰にでも起こる生理現象なので、心配する必要はほとんどありません。

視界のキラキラの対処法は

寝ている女性

視界のキラキラが始まったら、どうするのがいいのでしょうか。車を運転している人は、事故の危険があるので安全な場所で止めて視覚障害が治るまで運転しないようにしましょう。

横になって休む

可能なら横になって休むのが一番です。視界のキラキラのあと頭痛が来るのが分かっている人は、薬を用意して体を休ませましょう。まわりがまぶしく感じられたら、暗いところにいる方が片頭痛になっても少しは楽になります。

お風呂に入ると血管が拡張して頭痛がひどくなります。入浴は避けましょう。

ツボ押し、後頭部のマッサージ

仕事中など横になることができない人は、頭痛のツボを押したり後頭部のマッサージをしてみましょう。ツボは先ほどもご紹介した頭のてっぺんにある「百会(ひゃくえ)」、後頭部の耳の後ろにある「風池(ふうち)」を押してみます。

ただし、あまり気持ち良くない時は無理に押さないようにしましょう。

後頭部を「見えづらい」という段階でマッサージすると、このあと続くはずの閃輝暗点が起きない、片頭痛にもならないという人もいます。

閃輝暗点が終わるころやすでに頭痛が始まっている時は、マッサージをしても効果が少し落ちるようですが少しは楽に過ごせるようです。

脳神経外科に行く

治まってからでいいので、病院へ行って検査を受けましょう。頭痛があってもなくても最初は脳神経外科に行くのがいいでしょう。または神経内科や眼科でも構いません。

よくわからない時はかかりつけの医師に相談してみましょう。

視界キラキラ「閃輝暗点」の予防

病院検査

視界のキラキラ「閃輝暗点」にならないためにはどうしたらいいのでしょう。片頭痛の前兆である閃輝暗点を起こさず、片頭痛にもならないようにしたいものです。

睡眠など生活習慣を見直す

睡眠不足は、視界のキラキラを引き起こす原因となります。体調そのものにも関わるのでまずは睡眠不足にならないように気を付けましょう。かといって寝すぎも頭痛を引き起こす原因になります。休日の寝だめは避けたいものです。毎日なるべく同じ睡眠時間をとりましょう。

ストレスの解消に努める

ストレスを溜めていること視界のキラキラ、閃輝暗点の原因となります。軽い運動をする、ウォーキングをするなどしてストレス解消に努めましょう。

お酒でストレス解消をする人もいますが、お酒そのものが片頭痛や閃輝暗点の原因となります。少し控えておきましょう。

禁煙をする

タバコは血管を収縮させます。これは閃輝暗点を悪化させる原因となってしまいます。なるべくなら禁煙をしましょう。禁煙が難しい場合は、医師に相談することをおすすめします。

片頭痛を誘発するものを控える

ポリフェノールが入っている赤ワイン、チラミン含まれるがチーズやチョコレートは片頭痛を誘発します。

これらが好きな方はたくさんいるのですが、片頭痛の原因となることをお覚えておきましょう。

まとめ

視界にキラキラしたものが見えると誰でも驚いて不安になるものです。また不愉快でもありますよね。視界のキラキラはほとんどが特に心配のないものですが、なかには心配なものもあります。

視界にキラキラが見えた時は、まず病院にいって見てもらうことが大切です。そして目や脳に何か異常はないか、病気はないかをよく検査してもらいましょう。黒いゴミのようなものが見えた時も、まずは眼科を受診することをおすすめします。

片頭痛がある場合は、薬を処方してもらい日常生活の習慣も見直すといいですね。目の疾患がある場合は、なるべく早く治療をすることが大切です。

関連記事として、

閃輝暗点の原因とは?予防方法や病気も合わせて紹介!

光視症とは?症状や治療法、原因となる病気を知ろう!診断方法は?

これらの記事も読んでおきましょう。

  
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