活字中毒の症状を知ろう!中毒だけどメリットもあるの?なりやすい人や活字離れについても紹介!

最近、活字離れという言葉がよく聞かれます。2014年の文化庁の調査では、「1カ月に1冊も本を読まない」という人が、約半数にも及ぶようです。

しかし、その中、活字が三度の飯より好き、というような、「活字中毒」もまだまだいます。ここではそんな、活字中毒について、紹介していきます。

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◆活字中毒とは?

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一般的に「中毒」というと、「毒にあたる」という読む通り、ある物質の体内での許容量がオーバーしてしまい、本来の機能が阻害されてしまうことを指して言います。

例えば、ニコチン中毒、麻薬中毒、アルコール中毒、ガス中毒などが代表的な中毒症状です。

確かに、活字中毒も「中毒」と呼ばれていますので、そのような恐ろしい病気なのか、と思われる方もあるかもしれませんが、これは、病気というわけではありません。ただ、もう、それなしでは生きられない、というほど活字を読むのが好きな状態です。

例えば、食事中や電車の中などは言わずもがな、旅行先でも本なしでは落ち着いていられません。

○作家に多い

食事の好きな人が料理人、好きこそものの上手なれ、といわれるように、本好きには作家も多いようです。

かつて、作家の司馬遼太郎が本を書く時には、神田の古本屋から書こうとするテーマの本が消えるほど、資料を集めたといわれます。しかも、本を読み始めると、ついつい止められなくなって執筆が止まってしまう作家もいるようです。

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◆活字中毒の主な症状

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それでは、活字中毒者の主な症状を、紹介していきます。あなたも当てはまる項目が多いなら、立派な活字中毒者といえるでしょう。

○手元に本がないと落ち着かない

休暇中はもちろんのこと、電車内やカフェ、バー、トイレなど、あらゆる場所に本を持って行かないといられません。活字中毒の人が陥る基本的な症状です。

○本が無ければ活字を探す

うっかりしていて手元に本がなかった場合、近くの活字を探して回ります。

例えば、電車の中なら中吊り広告や扉に書かれている注意書き、路線図などです。折り込みチラシや、前日の新聞、果ては、カップ麺の表示にいたるまで読み漁ります。

○新聞休刊日に備える

新聞休刊日の前日になると、翌朝読むものを事前に準備します。

「新聞の代わりに、テレビでニュースを見れば?」と思う人もいるでしょうが、活字中毒は、とにかく活字が読みたいのです。ネットの普及でニュースはパソコンを使ったほうが余程速く入ってくるのに、あえて紙の新聞を購読するのは、読むものを手に入れられるから、という理由が本音でしょう。

○旅行先にでも本屋があれば入る

活字中毒者は、旅行先でも、土産物店などにはあまり興味がそそられず、本屋さんに行きます。

今や、インターネットで読みたい本はすぐに届くのですが、活字中毒者は、「その土地ならではの郷土本が読めるから」「土地柄が分かるから」という理由をつけて、本屋さんに行くわけです。

○辞書を読む

活字中毒者は、「辞書は引くものでない、読むものだ」と豪語します。本屋さんに入ると、同じ語句の意味の説明の違いを楽しみながら、何時間も過ごしていたりするのです。

○図書館に通い詰める

活字中毒者は、経済的にも、部屋の置き場所にも余裕がなくなるまで、本を買い続けます。その限界に達すると、今度は図書館で借りられるだけ本を借ります。

そのため、図書館の係の人よりも、本の場所に詳しくなったりします。

○本屋に1日中いられる

活字中毒者は、本屋さんをディズニーランドのようなテーマパークと同じように考えています。何千冊、何万冊という本が自分を楽しませてくれるのですから、手間がかからず楽しめる人、ということもいえます。休日は本屋に入り浸り、なんてザラでしょう。

○同じ本を繰り返し読み返す

活字中毒には二種類あり、次々に新たな本を読むタイプと、過去に読んだ本を何度も読み返すというタイプとがあります。

何度も読んで筋書きは分かっていますが、そんなことは関係ありません。読むたびに新しい発見がありますから、後者は、本がどんどん増えていく傾向にあります。

○生活に支障が出る

活字中毒の人は、ひとたび読書を始めると止められなくなり、「ここまで」「あと10分だけ」と言いながら、読み続けてしまいます。

そのため、睡眠不足になったり、パートナーの話を聞き流したりする場合もあります。病気ではないと言いながら、まさに「中毒」といわれるゆえんでしょう。

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◆活字中毒のメリットは?

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活字中毒者にとって、活字を追うことは趣味であり、リラックスすることになります。非日常的な情景を思い浮かべることで、自分の経験している人生とは違う人生を体感し、喜怒哀楽を覚えます。

脳を刺激することは、ストレス発散につながります。読書を通じて、いろんな価値観や、様々な立場での、ものの考え方を知ることができるため、脳が刺激を受け、ストレス発散できるのです。

その他、活字を読むことによって、様々な効果があるとされていますので、いくつかを紹介していきましょう。

○集中力の向上

物事に夢中に取り組んでいると、他人から声をかけられていても気づかない、なんていう経験がある人も多いでしょう。何かに没頭すると、考えが一点に集中し、徐々に視野が狭まって、自分の世界に没入するということがあります。

そんな状態を、最近では、「ゾーンに入る」とも言ったりします。集中力が高まると、野球選手なら、ピッチャーの投げたボールが空中で止まって見えたり、サッカー選手なら、シュートの軌道をキーパーが見えるため、外から見ると、まるで野性的なカンで瞬時に反応し、ボールを捉えているように見える時があります。

このような状態が、読書している人にも起きるのです。高い集中状態に入っているため、周囲が全然気にならなくなり、情報処理スピードが格段にアップするというわけです。

○感受性が豊かになる

読書は、フィクション、ノンフィクションに関係なく、様々な人の人生や考え方を知ることができるため、それによって感受性が豊かになり、「こんな考え方もあるのか」「こんな見方もできるんだ」と思えるようになります。

テレビドラマや映画でも、同様の効果は得られますが、それらは、どちらかと言うと受動的に情報を受け取ることができますが、活字の場合には、文字情報から映像に脳の中で変換するため、能動的に感情を働かせる点が、大きな違いでしょう。

○想像力・思考能力を鍛えられる

良い文章とは、脳内でその光景がパアッと広がるようなものである、といった意味のことを、作家の村上春樹さんが、以前に書いていました。

脳内でこのような光景を広げるには、想像力を働かせなければなりません。本は、文字しか記されていませんから、読者はそこから、光景や匂い、温度や湿度、明るさ暗さなどを再現する必要があるからです。

また、読書には、すべてを自分で考える力が求められます。まず、語句の意味が分からなければ、調べなければなりませんし、推理小説ならば、作者との知恵比べとなるでしょう。そうした行為の積み重ねで培われていく思考力が、読書によって身につくわけです。

○表現力を養える

語彙力は、その人の幸福度と関連性がある、ということを、大学教授の斉藤孝さんが、ある新聞記事の中で言っていました。

その人が実感する幸福度には、人間関係が深く関係していますが、語彙が豊富だと、シチュエーションや相手に応じた言葉を選択して、相手に共感したり、スムーズに会話を進めることができます。

また、仕事上でも、プレゼンや、職場でのやり取りにもきっとプラスに働くことでしょう。

例えば、「ヤバイ」という言葉は、よいことも、悪いことも、たった一言で表現できるという点では便利かもしれませんが、細やかな違いを表現できないでしょう。

本の中には、作家が言葉の技を駆使して編み出した、感動的な言葉が、多く収まっています。

これらの語彙を身につけることによって、ピッタリの表現を言ったり書いたりすることができるようになり、コミュニケーションがうまくいくようになるのです。

○人生の教訓が得られる

人生には、迷いや苦しみ、落ち込むような出来事がつきものです。

そんな時に、「この本の、この言葉に救われた」という経営者は、多いように感じます。本には、過去の教訓や、偉人、哲人の智恵などが、タイムカプセルのように私たちに届けられています。本を読むことで、自分の生き方を考え直すきっかけを得られることでしょう。

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◆活字離れとは?

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ここまで述べてきたように、効果の高い読書ですが、一方では、最近、活字離れの傾向が高くなってきているようです。

つい10年ほど前までは、電車内で新聞を読んでいるサラリーマンや、小説に読みふける女性などをよく見かけたものですが、最近では、スマホがそれに取って代わっているようです。

携帯可能な高性能の小型端末のおかげで、わざわざ狭いところで新聞を広げずに済むようになり、空き時間でゲームや音楽を楽しむことができるようになりました。

その分、全ての世代で、だんだん活字に親しむ時間が減少傾向にある、という調査結果が、新聞記事などによく出ています。

○若者の活字離れが特に多い

特に、若い年齢層ほど活字離れの傾向が顕著で、月に1冊も読まない子供も多いようです。

もっとも、最近は以前よりも塾に行っている時間が長く、部活動に遅くまで取り組む子供も多いため、読書に割くことのできる時間が少ないのかもしれませんが、語彙が未熟なまま、成長することになりがちですから注意を払わなければいけないでしょう。

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◆まとめ

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いかがでしたか?

活字中毒と言っても、決して病気なのではなく、むしろ、読書による効果が高いことがお分かりいただけたかと思います。

時代の流れで活字離れの叫ばれる昨今ですが、本の中にある未知の世界に、時代を超えて触れることのできる喜びを、次の世代を担う子供達に知らせていきたいですね。

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