誰しも1つはコンプレックスを抱えているもの。性格的なコンプレックスから外見的なコンプレックスまで様々です。特に多いのが顔や体型の悩みです。例えば、一重がコンプレックス、顔が大きいのがコンプレックスなど、外見的なコンプレックスなどさまざまです。
女性であればメイクでコンプレックスを隠すことはできますが、克服したことにはなりません。結局はコンプレックスを克服することが大切だと言えます。今回は顔にコンプレックスがある人の心理やコンプレックスを克服する方法をご紹介します。
顔にコンプレックスを持つ原因
では顔にコンプレックスを持つ人はなぜ顔にコンプレックスを持っているのでしょうか。女性では顔にコンプレックスがある人は全体の95%です。
多くの女性が顔についてコンプレックスを持っていると言う事になります。ここでは顔にコンプレックスを持つ原因をご紹介します。
①過去にトラウマがある
コンプレックスになった原因として多いのが過去にトラウマがあると言う事です。例えば、子供の頃、学校で好きな男子に「ブス」と言われたり、彼氏に顔のことでひどく傷つけられたなどトラウマになってしまうほどの出来事があるのです。
トラウマはとてもデリケートな問題です。なぜなら、一度傷つくようなことを体験してしまうと、その体験する前の自分には戻れないからです。
例えば、学校で好きな男子に「ブサイク」と言われてフラれてしまったらそれがショックでそれよりも前の関係には戻れないからです。このようなことは自分ではコントロールできませんし、トラウマになりやすいと言えます。過去に顔のことでトラウマがあると、なかなか立ち直ることができないのです。
②自分の長所に気づいていない
コンプレックスに悩んでいる人ほど、自分の良い所に気づいていません。例えば、本当は笑顔がかわいいという長所があるはずなのに、目が細い、口が小さいなどパーツごとのコンプレックスが目立って自分では気づくことができないのです。
本当は自分の良い所はたくさんあるはずなのに、コンプレックスによって探しづらい状況になってしまっているのです。このような人は良い所よりも欠点や短所に注目し、自分のダメなところばかり考えて自己嫌悪に陥ってしまうのです。
自分の欠点や短所はとても目立つため、嫌でも見えてくるものですが、長所は自分で意識しないとなかなか見つけることができません。そのため、意識して探すことが大切なのです。
例えば、大学3年生くらいになると、就職活動のために自己分析を始めて、自分の良い所や悪い所をまとめていきます。自分の中で他人の役に立ったり、笑顔にしたようなエピソードがある場合、それを思い浮かべてみると自分の長所が見えやすくなります。
③長所を磨いていない
コンプレックスが生まれる原因として、長所を磨いていないということが挙げられます。先述した通り、コンプレックスを持っている人ほど自分の良い所に気が付いていません。もし気づいていたとしたら、その長所を磨いていく必要があります。なぜなら長所はそのままほおっておくと目立たなくなってしまうのです。
例えば、もし声が綺麗な人でも顔にコンプレックスがあったら、そのコンプレックスを気にしすぎて、自分の声を意識することは無いでしょう。
逆にコンプレックスは雑草のようなもので、ほおっておくとどんどんと長所を浸食してしまいます。コンプレックスを目立たなくするには長所を伸ばしていく必要があるのです。
もしあなたの長所が声であるならば、その声を活かした声優や歌手などに就いたり学生であれば放送部や演劇部、合唱部などに所属するとその声をうまく生かすことができ、コンプレックスを目立たなくすることができるでしょう。
④ネガティブな環境で生活している
コンプレックスを抱えている人の中にはネガティブな環境で生活をしている人がいます。例えば、恋人に対して嫌悪感を持っているのに無理やり付き合い続けているとか、学校でいじめに遭っているなどということです。
自分の嫌いな人と関わりを持つと、ストレスになり精神的に不安定になります。相手とやり取りをしているときに「なんでこんな人にこんなこと言われないといけないんだ」「本当に嫌い」などというネガティブな思考になりやすくなります。
また、学校でいじめに遭っているなど、自分の生活環境がネガティブになっていると、生活自体が面白みを感じられなくなってしまい、自己否定や自己嫌悪になりやすくなり、生活も消極的なものになってしまいます。
もしネガティブな環境にいるのであれば、人間関係を見なおして、付き合いを辞めることを考えると良いでしょう。そして、自分の好きな場所に移住して落ち着いて過ごせると良いですね。
⑤他人の目が気になる
コンプレックスを抱えている人の原因で最大の特徴ともいえるのが、他人の目を気にしているということです。他人の目や評価をとても気にしやすく誰かに見られると、ネガティブな感情ばかり浮かんできます。
例えば、「仕事仲間は今自分の悪口を話している」と思ったり、「あの人は私のすっぴんを見て笑ったのではないか」などと言う風に気になってしまうのです。
コンプレックスに悩んでしまうと、他人の目や声に非常に敏感になって、全て自分に向けられたものだと考えてしまいます。重症化すると、動きたくても身体が硬直してしまう人もいます。他人の目に対して恐怖感を覚えているのです。
⑥醜形恐怖症になっている
醜形恐怖症とは自分の容姿がとても醜いと思い込んでしまい、異常に心配して醜いことに対して不安や恐怖を感じる精神疾患のことを言います。
普段私たちは「もう少し鼻筋が高かったら」とか「もうちょっと血色感があれば」などと外見の悩みは抱くものですが、これはよくある普通のことです。外見にコンプレックスがある人すべてが醜形恐怖症とは言えません。醜形恐怖症は周囲の人は気にしないような部分まで「醜い」と感じてしまい、それで日常生活に支障が出てしまいます。
醜形恐怖症は人の見え方がおかしくなっているわけでは無く、周囲の人の容姿は普通に認識することが可能なのですが、自分の容姿に対してだけ「醜い」と思ってしまうのです。
醜形恐怖症は全体の1~2%が発症する特に珍しい病気ではありません。特に10代女性に発症しやすいと言われています。また、有名人で言えば、マイケル・ジャクソンは何度も整形していますが、それは醜形恐怖症によるものではないかと言われていました。
発症すると、病院で治療する必要があるため、もし自分が醜形恐怖症かもと思ってい人は一度精神科や心療内科へ受診するといいでしょう。
顔にコンプレックスがある人はモテない?
異性にモテない理由として多く挙げられるのが顔です。しかし、本当にモテない理由としては、実際は顔ではなく他に原因がありそうです。
ここでは顔にコンプレックスがある人がモテない本当の理由をご紹介します。
①いつもぎこちなく笑顔が引きつっている
顔にコンプレックスを持っている人達は「目が小さい」「鼻が低い」「輪郭が嫌だ」などパーツごとの不満をいますが、本当の原因は笑顔で、またぎこちない動きをするということが挙げられます。異性の一番好きな表情として挙げられるのは男女問わず「笑顔」であり、どのように笑うかチェックしています。
コンプレックスを気にして表情が硬くなると、笑顔もひきつってしまいます。むしろ、思いっきり笑顔になったほうが、コンプレックスは目立ちません。例えば、ただ笑っている女子は女性ウケは悪いですが、男性ウケが非常に良いというように、笑顔は武器になると言えます。
②ヘアメイクが過剰
顔にコンプレックスがある人ほど、ヘアメイクを凝っている傾向があります。例えば、女性であれば、まぶたに思いっきりアイシャドウをして、つけまつ毛を着けて目を大きくしたり、フェイスラインが隠れるようなヘアスタイルにするなど、傍から見たら「ケバイな…。」と思われるようなメイクや顔を隠しすぎて「なんか暗いな」という印象を与えてしまうのです。
一時期流行ったヤマンバギャルやギャルメイクも顔のコンプレックスを隠すためのメイクと言えます。
逆にコンプレックスが無い人はナチュラルなメイクにしたり、エアリーやシンプルなヘアスタイルを選ぶことが多く、男性ウケが非常に良くモテるのです。コンプレックスがあっても、過剰に隠してしまうのは余計に目立ってしまうと言えるでしょう。
③受け身で自分から声をかけることができない
顔にコンプレックスがある人は、周囲の人の顔をよく見ることができないため、どうしても声をかける機会が少なくなってしまいます。そうすると、会話はいつも受け身になってしまい、周囲の人に気を使わせてしまいます。例えお互いの共通点を見つけたとしても、目をそらしているため、いまいち盛り上がることができません。
自分の顔を見られたくないと思うがあまり、相手の顔を見ることができない人は、休日の過ごし方や出身地、ドラマやイベントごとなど、いろいろな話題を用意していくと良いでしょう。
④磨くことを諦めている
顔のコンプレックスを気にするがあまり、振る舞いを粗暴になっていると減点材料になってしまいます。顔は変えるのには工夫や努力が限られてきますが、振る舞いは工夫や努力を重ねれば重ねるほど良くなり、周囲の人の心をつかむことができるのです。
例えば女性の場合は気遣いや仕草が重要視されますから、姿勢の良さや丁寧な言葉遣い、周囲の人へのさりげない気遣いなどを気にすることで、男性から気に入られるものなのです。
顔のコンプレックスを克服する方法
では顔のコンプレックスはどのように克服すればいいのでしょうか。顔のコンプレックスを克服するには一番は整形だと思われがちですが、整形には多額の費用がかかる上に失敗されることもあるためおすすめできません。ここでは整形以外の克服方法をご紹介していきます。
①メイクをする
顔にコンプレックスがある人の克服方法としてはやはりこれに尽きると思います。
ただし、ここでのポイントはギャルメイクのようなケバいメイクではなく、ナチュラルメイクのことです。ナチュラルメイクは手抜きをしたメイクのことではなく、化粧下地やファンデーションやアイシャドウを自然に引き立たせるメイクのことで、初心者でも取り入れやすいメイクです。
また、もし顔の大きさや輪郭が気になる場合はチークやシャドウなどシェードカラーを使って大きさを目立たなくすることもできます。
ナチュラルメイクの方法
メイクは誰に習うということではなく、自己流な人も多いため、ここではナチュラルメイクの方法をご紹介します。
①化粧下地:化粧下地を少量手に取り、まんべんなく肌に塗ります。肌を整えて、化粧崩れを防ぎます。
②ファンデーション:パウダータイプやリキッドタイプなどがあります。パウダータイプはなめらかな仕上がりになり、リキッドタイプはより肌にフィットし、カバー力が高めのものが多いです。どちらも厚塗りにならず、少量ずつ塗ることで、自然な肌にすることができます。
③フェイスパウダー:ファンデーションを付けた後に塗ることで、ファンデーションをカバーすることができます。こちらもサッと薄付きにすることで、自然な仕上がりになります。
④アイブロウ:眉をナチュラルな形にするのに使用します。ペンタイプとパウダータイプがありますが、パウダーの方が自然な仕上がりになるので、こちらのほうがおすすめです。
⑤アイシャドウ:まぶたに陰影をつけていきます。ナチュラルメイクの場合はベージュ系やブラウン系がおすすめです。
⑥アイライナー:目のふちに線を描いて目を大きく見せることができます。リキッドタイプやペンシルタイプ、ジェルタイプがありますが、ブラウン系のペンシルかジェルが自然な感じになりおすすめです。もし一重が気になる場合は二重テープも使うと良いでしょう。二重テープはずっと使っていると、つけていないときでも二重のままの人がいるようです。そのため、一重の人は必需アイテムだと言えます。
⑦マスカラ:まつ毛をカールさせたり太くさせます。ロングタイプやボリュームタイプがありますが、ナチュラルメイクにはロングタイプのマスカラがおすすめです。ナチュラルメイクの場合はビューラーを使わずにマスカラで根元からつけることで、自然なまつ毛にすることができます。
⑧チーク:頬につけることで血色をアップさせることができます。こちらはつけすぎると違和感があるため、薄付きにしてください。笑ったときに頬が一番上がるところにぽんぽんと付けていきます。
⑨口紅:唇を彩るものなのですが、ナチュラルメイクにするなら真っ赤な口紅はNGです。コーラルピンクなど上品なカラーで、落ち着いた印象を与えるものにしましょう。リップライナーを使って描くことで自然な仕上がりにすることができます。
メイクは女性だけのイメージがありますが、ベースメイクや眉などは男性でも最近している人が増えているため、ナチュラルメイクなら取り入れやすいと思う人も多いようです。
②スキンケアをきちんとすること
20代を過ぎたあたりから少しずつ肌の衰えを感じてきてしまいます。そのままほおっておいてしまうと、気づいたらひどい顔になっていたと言う事になりかねません。
また、顔にコンプレックスがあったとしても、肌が綺麗な女性は好感が持たれますし、清潔感もあるためスキンケアはきちんとしておきましょう。
基本的なスキンケアの手順
スキンケアの手順はメーカーによって異なることもあるのですが、基本的なスキンケアの手順は以下の通りになります。お使いのスキンケア用品の使用方法を確認してスキンケアを行いましょう。
【朝のスキンケア】洗顔→化粧水→美容液→乳液かクリーム→日焼け止め
【夜のスキンケア】クレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液かクリーム
なお、洗顔は朝はぬるま湯で行い、夜は洗顔フォームを使って行うのですが、どちらもやりすぎると乾燥の原因になるため、すすぎ残しがないようにささっと行いましょう。洗顔フォームは良く泡立ててから使用してください。また化粧水は肌に閉じ込めるように少しずつつけて、その後美容液やクリームで水分が逃げないように蓋をしましょう。
③自分の顔について相談してみる
自分の顔にコンプレックスを抱くのは誰しもあることなのですが、実は周囲の人から見たら全然大したことが無かったりします。そのため、第三者に相談してみることで、コンプレックスを克服することができる可能性があります。このとき相談者は本音を話すことができる友人や目上の人に聞いてみるといいでしょう。
もちろん顔の好みは人それぞれなので、中には「自分は好みでない」という人もいると思いますが、それ以上にあなたの顔を好きだという人もいるということを知っておきましょう。また、もっと良くなるにはどうしたらいいのかも併せて相談することで女性であればメイクの方法を教えてもらえたりするかもしれません。
④自分に自信を持つこと
顔にコンプレックスを持っている人は自分に自信がないネガティブ思考な人がとても多いです。そのため、まずは自分に自信を持つことが大切です。例えば、長所を見つけてみたり、自分が得意なことを伸ばしてみるのも良いでしょう。
また、恋人がいたり既婚者である人はその相手が自分を認めてくれたという点で自信を持つべきでしょう。もし結婚生活が上手くいかなくて、仮面夫婦になってしまっていたとしても、あなたのことが好きで結婚したことには他なりません。
むしろ自信を持って物事に取り組むことで、ポジティブな印象を持たれるため、最近明るくなったなどとまた良い関係になることができるかもしれません。
⑤自分磨きをする
顔にコンプレックスがある人は自分磨きをしてコンプレックスを打ち消しましょう。自分磨きは新しいことを始めたり、趣味を極めたり、ダイエットなど外見的なところを磨くなど人によってそれぞれです。
自分磨きをすることで、顔のコンプレックスが目立たなくなってきます。自分磨きをすることで、新たな発見をすることもできますし、努力することで長所をより伸ばすことができます。
⑥ヘアスタイルを変えてみる
人によって似合う髪型は違います。頭の形や顔の形は人それぞれのため、似合う髪型も人それぞれなのです。例えば、顔が小さくて丸い人はロングヘアよりもショートヘアの方が似合います。最近では「似合わせカット」をしている美容院もあるため、自分に似合う髪型が分からない人は似合わせカットをしている美容院に行くと良いでしょう。
まとめ
顔にコンプレックスを持っている人は美人やブサイクは関係ありません。その顔は個性の1つなので、「こんな顔だから…」と悩まずに個性として認めていきましょう。
コンプレックスを克服したい場合はメイクで克服したり、自分磨きなど様々な方法があるため、ぜひ自分に合った方法を探してみましょう。コンプレックスを克服することができれば、人生も楽しいものになるでしょう。コンプレックスに悩んでネガティブになるよりもポジティブになったほうが、異性からもモテるでしょう。
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