回避性人格障害をチェック!症状や原因、治療方法を紹介!

回避性人格障害、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。回避性人格障害は心の病のひとつです。心の病ですから、通常の病気のよう症状が出るのですが、その症状がはたから見るとただの怠けに見えてしまったりして、なかなか理解をしてもらえません。

本日は回避性人格障害についてお伝えできればと思います。回避性人格障害で悩まれている方に参考になればと思います。また、これから紹介する症状については、自覚症状がなかったり、自覚していても自分の弱さのせいにしてないがしろにしがちなものばかりです。ですから、精神科にかかられていない方でも、回避性人格障害の疑いのある方も居ますので、参考にしていただけたらと思います。

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回避性人格障害の種類

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回避性人格障害には、シゾイドパーソナリティ障害、依存性パーソナリティ障害、社会恐怖、演技性パーソナリティ障害の4種類があります。以下、これら4つについて説明していきます。

シゾイドパーソナリティ障害

シゾイドパーソナリティ障害とは、他者に対する興味関心が乏しく、孤独に居ることで安心できる、逆に誰かといることでストレスを感じてしまう障害を指します。

基本的に喜怒哀楽を表現するのが困難であったり億劫に感じていたり、異性に対しても消極的になりやすく、自分が他人にどう見られているかに関心を持ちません。そのため、流行に疎く、我が道を突き進む傾向にあります。

原因

ジゾイドパーソナリティ障害の原因として挙げられるのは、遺伝的要因と子供時代の人格形成過程におけるトラブルが考えられます。

遺伝的要因は、両親等の性格を引き受けるだけでなく、ジゾイドパーソナリティ障害をもつ親に育てられることで、考え方もそのような考え方を自然に取り入れてしまうので、子供もジゾイドパーソナリティ障害になってしまうケースがあります。

また、子供は様々な生活環境の中で人格を形成していきますが、両親の不仲でなかなか子供として甘えられる生活を送れなかったり、虐待によって男性や女性に恐怖心を抱いていたりすることで、上記障害が生じてしまう可能性があります。

ただ、原因を確定するのは困難であり、様々な心理的要因が重なって障害にまで発展してしまう方もいれば、同じ環境にいても障害が発生しない方もいます。ですから、本人自身の心理的傾向と、環境が相まって障害にまで発展することが考えられます。

特徴

シゾイドパーソナリティ障害の特徴として挙げられるのが、異性への関心が極端にない、ということが挙げられます。シゾイドパーソナリティ障害を有する方は、他者との接触を極力避けるのですが、その理由は、恥ずかしいというようなものではなく、本来的に、他者との関係性を作ることを拒絶してしまいます。ですから、異性との会話そのものは問題なくできるのですが、関係性を作ろうとしないため、孤独に陥ってしまうケースがあります。

また、他者に対する興味関心が乏しいため、流行に鈍感であったり、流行に乗ることに拒否反応を起こしてしまいます。

さらに、シゾイドパーソナリティ障害の方は、喜怒哀楽を表現することが上手く出来ないので、無表情であったり、感情を正確に認識することができず、それを外部に表現するのが苦手であったりします。

依存性パーソナリティ障害

依存性パーソナリティ障害は、シゾイドパーソナリティ障害と異なり、他者との関係を求めるのですが、それが過度なものといえます。依存性パーソナリティ障害を有している方は、自己決定に常に他者の介入を必要としてしまい、自分一人で決定することが困難です。

原因

依存性パーソナリティ障害の原因は、子供時代の家庭環境にあります。人格形成をする幼年期から少年期にかけ、過保護に育てられてしまうと、他者の決定に依存しやすくなってしまいます。親が子供を心配して様々なことを決定してあげる、というのは、一種の愛情表現のようにも思えます。しかし、親による決定は、子供が親より劣っている、ということを暗に示してしまうので、厳密には愛情を表現しているとは言えません。ですから、本来であれば、子供の自己決定を促すような教育を施すのが理想ですが、そのような住環境にない方は、他者に依存しやすい人生を歩む傾向にあります。

特徴

依存性パーソナリティ障害の方の特徴としては、自分の進路選択といった、人生において重要な決定を、他人の助言に従って行ってしまうことが挙げられます。また、個の傷害を有している方は、自分の決定に責任を持つ必要性を感じないため、自分の決定による失敗を他者の失敗としてとらえてしまうことがあります。

また、他者に依存するのが基本的な傾向ですから、理不尽と思えるような態様にも文句を言えず、逆に誰かに依存していないと、自分一人では何もできないと錯覚している方が多いです。
他者に意見を求める方は多かれ少なかれいらっしゃいますが、依存性パーソナリティ障害の場合、自己決定がほぼ欠如した状態にあるのです。

社会恐怖

社会恐怖とは、いわゆる対人恐怖のことを指し、他者とのコミュニケーションに不具合が生じてしまう症状を指します。

原因

社会恐怖の原因は、現在のところ特定されていませんが、脳内の神経に異常があったりして、対人関係において過度なストレスが生じてしまうことがあり得ます。また、社会恐怖は、比較的若い世代の方にも生じやすい症状で、対人関係での失敗、いじめ、過度な緊張を強いられる場面での失敗が影響して、脳の習慣として、対人関係に苦手意識を生じさせ、結果として社会恐怖を生じさせることが考えられます。

特徴

社会恐怖の症状のある方は、周囲からの評価、とくに悪い評価を過度に嫌い、自己の行動に伴うミス、ミスをしたことによって他者に笑われ、恥をかいてしまう恐れを回避しようと、積極的な行動を避けてしまいます。特に、初対面の方との会話を苦手とし、他者からの注目を集める状況下での行動に恐怖心を抱いているため、本当はこうしたい、という気持ちがあっても、これを恐怖によって抑え込んでしまい、悪循環を起こしてしまいます。

また、社会恐怖は、心理的なものですが、心理的な症状から発展して身体的な症状を引き起こすことがあり、大勢の前で赤面したり、お腹が痛くなってしまったり、過度に汗をかいてしまったりします。このような身体的な症状が出ることで、自己の恐怖心を再確認し、さらなる社会恐怖へと繋がってしまうのです。

演技性パーソナリティ障害

演技性パーソナリティ障害とは、名前の通り、演技をしてしまう障害をいいます。具体的には、自分の本心を偽って、他者からの注目を集めるために行動をしてしまいます。このような症状は、一見、活発な行動をしているからなんら問題ないように見えますが、実際は無理をしているため、うつ病などを引き起こす原因ともなってしまう恐れがあります。

原因

演技性パーソナリティ障害の原因は、他の障害と同様、幼少期の家庭環境が大きく関係しますが、特定の原因があるとは断言できない状況にあります。

幼少期のころ、いい子を強要された子供は、良い行いをしなければならないという強迫観念に駆られてしまいます。この強迫観念は、一見すると積極性の表れとして評価されるものではあります。しかし、自分の本来の姿が否定されることを前提として行動するので、常にストレスがかかった状態にあります。

そのため、演技性パーソナリティ障害にかかっている方は、自分を肯定的に見れるような環境にはおらず、自己否定感が強い方が多いです。そして、無理をして演技を続けるため、他の精神疾患を誘発してしまう危険性があるのです。

特徴

演技性パーソナリティ障害の特徴としては、他者からの注目が得られるような行動を積極的に取るようになります。また、自分が注目されていないと満足できないため、自分の話題が出てこないことを過度に嫌います。また、自分が他者からどのような評価を受けるのかを気にするため、自分のステータス(学歴等)を高めようと躍起になります。また、自分が他人よりもステータスが低いと感じると、過度に嫉妬してしまうこともあります。
また、感情の制御が困難で、興奮しやすかったり、一度の失敗で極端に落ち込んでしまい、最悪の場合うつ病となってしまう恐れがあります。

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回避性人格障害の治療・対策

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それでは、回避性人格障害については、どのような治療や対策が考えられるかをご紹介します。

自分が回避性人格障害であることに気づく

まず考えられるのが、自分が回避性人格障害であることを自覚することです。もちろん、上で紹介した回避性人格障害の症状は、多かれ少なかれ、どのような人にもありえます。

ですが、それが障害にまで発展している方は、日常生活を満足に送ることができなかったり、悩み苦しんでいると思います。ですから、自分の悩みが障害によるものだと自覚することができれば、その後の対策が取りやすくなります。

行動療法・カウンセリング

そして、自分が回避性人格障害であることを自覚した方は、心療内科等を利用して、カウンセリングや行動療法を受けることをお勧めします。

これらの治療は、自分の脳の癖を修正するもので、子供時代に形成した生き方を別のものに変えるものです。

薬物による治療

また、薬物治療も考えられます。ですが、薬物治療は、薬物に依存してしまう方もいらっしゃいますので、あまりお勧めできません。

出来れば、行動療法やカウンセリングで改善を目指し、どうしても改善の余地がないとなった場合の最終手段として薬物治療を選択することをお勧めします。

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まとめ

回避性人格障害は、シゾイドパーソナリティ障害、依存性パーソナリティ障害、社会恐怖、演技性パーソナリティ障害の総称で、具体的な原因が特定されていませんが、幼少期の家庭環境が大きく影響します。

治療としては、まず、自分が回避性人格障害であることを自覚し、精神科での診療等を受けることが考えられます。

回避性人格障害で悩まれる方の多くは、自分が変われないことに絶望されている方が多いかと思います。ですが、幼少期の生き方を変えることは可能です。もちろん、自分自身では上手くいかないことがあるかもしれませんが、他人の協力を請いましょう。それが自分自身の人生を、主体的に生きるために必要なステップとなります。

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