目が赤い原因!痛いと感じたり目やにが発生する病気とは?

美しい景色や、美味しそうな料理、感動的な映画や愛する人の笑顔――目は、私たちにいつも様々なものを映して伝えてくれます。また、「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるほど、“もの”だけでなく、人間の“心”も表現してくれる貴重な感覚器官です。

一生を共にする目を大切にするためにも、ここでは「目の充血」にフォーカスし、目が赤くなる原因や、充血が伴う病気、また、それらを予防するためのセルフケアをご紹介いたします。

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こうして起こる!目が赤くなるメカニズム

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「充血」と聞くと、単に白目が赤くなるイメージを抱く人も多いかもしれませんが、充血には、2種類のタイプがあります。まずは、充血の種類と、目が赤くなるメカニズムを見てみましょう。

充血の種類~結膜充血と毛様充血~

<結膜充血>

目の結膜部分(まぶたの裏・白目部分)が赤くなります。細菌や花粉、ゴミなどの異物による外部からの刺激によって、結膜が炎症し、充血を起こした状態です。見た目の症状では、白目部分全体が赤くなり、目やにや涙を伴うこともあります。

目の病気に関して、よく聞く「結膜炎」による充血は、こちらのタイプに当てはまります。

<毛様充血>

目の角膜部分(黒目の周り)が赤くなった状態です。角膜や、目の一番外側を覆う強膜、ブドウ膜(虹彩・毛様体・脈絡膜の総称)が炎症することにより起こる充血です。

見た目の症状としては、黒目部分の周りから外側へ広がるように赤くなり、白目の外側へ向かうほど充血は薄くなります。結膜充血と異なり、まぶたの裏まで充血しないのも特徴です。

また、毛様充血は、痛みや、視力低下を伴うだけでなく、失明の危険性もあるので結膜充血よりも注意が必要です。

<充血とは異なる目の出血>

充血とよく間違いやすいのが、目の出血です。目が充血した場合は、うっすらとした赤みですが、それとは異なり、まるで本当に出血しているかのように、白目部分が真っ赤になる場合があります。

特に外部からの刺激を受けたわけでなくても、ふと見たら目が真っ赤になっていた、というケースも多いようです。このような症状を【結膜下出血】と言い、高血圧や糖尿病などが原因となることもありますが、原因不明の場合も多々あるようです。

充血に関しては、目の充血の原因は?病気やアレルギーに要注意!の記事を読んでおきましょう。

なぜ目が赤くなるの?~充血のメカニズム~

白目部分には、とても細い血管が通っています。この白目部分にある細い血管が拡張された状態を私たちは「充血」と呼んでいます。では、どのようなときに血管が拡張されるのかというと、2パターンの要因が考えられるようです。

一つは、「ヒスタミン」による血管拡張によるものです。ヒスタミンとは、身体に異物が入ったとき、それらに攻撃を仕掛けるために放出され、血管を拡張させる物質です。過剰に放出されるとかゆみを引き起こすのも特徴です。

細菌が入ったり目を擦ったりして、白目部分に異物が付くと、目の粘膜の肥満細胞からヒスタミンが放出され、それが抹消血管を刺激し、血管を拡張することによって目が充血してしまうのです。

次に、「目の疲れ」によるものです。テレビやパソコンに向き合う時間が長い人や、コンタクトレンズを使用する人、ドライアイの人も、このケースが考えられます。目を酷使すると、角膜が酸素や栄養を目に送り込もうとして、血管が拡張され、充血を引き起こすのです。

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目が赤いことから考えられるいろいろな病気

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さて、次は、目の充血から考えられる病気について見ていきます。目の病気はここであげた他にもいろいろな種類がありますが、なかでも代表的なものをここでご紹介します。

アレルギー性結膜炎

花粉などのアレルギー反応を引き起こすアレルゲン物質が、目の表面に付着することで結膜が炎症を起こします。かゆみを伴う充血や、目やにが出る、異物感がある、まぶたの裏に湿疹のようなブツブツができる等の症状が見られます。

花粉だけではなく、コンタクトレンズの汚れが原因となることもあります。

感染性結膜炎

目が細菌やウイルスに感染し、結膜に炎症を起こします。目やにや、目がゴロゴロする、涙が出る等の症状が見られます。

感染性結膜炎にも種類があり、インフルエンザ菌や、黄色ブドウ球菌などが原因菌となる『細菌性結膜炎』の場合、感染性は比較的低いですが、小さな子供や、抵抗力が落ちているときには感染しやすくなします。また、ウイルスによる『ウイルス性結膜炎』の場合は、アデノウイルスが原因となる場合が多く、感染性も強いので要注意です。

詳しくは、はやり目の症状は?感染経路や対策法も紹介!を読んでおきましょう。

感染性角膜炎

細菌やカビが角膜に感染し、炎症を起こします。特に角膜に傷がついているときには感染しやすくなるので、気をつけましょう。さらに、感染性角膜炎をそのまま放置してしまうと、黒目が白く濁り、視力が低下する危険のある“角膜潰瘍“を引き起こすこともあります。

また、感染性角膜炎にも種類があり、ゴミ等が入り角膜に傷が付くことによって起こる『細菌性角膜炎』や、ソフトコンタクトレンズの連続使用や外傷が原因となるカビによって炎症を起こす『真菌性角膜炎』があり、他にもいろいろな種類の感染性角膜炎があります。

ドライアイ

「ドライアイ」と聞くと、単純に目が乾くとイメージしがちですが、最近は「涙と粘膜の異常」だと考えられているようです。

健康な目は、涙で目の表面が守られている状態にありますが、パソコンの酷使やエアコン、コンタクトレンズの使用により、涙の量が減り、それによって粘膜にまで異常が起こる病気です。物が霞んで見えたり、目やにや充血、目がゴロゴロするといった症状が見られます。

また、視機能が低下するため、目の疲れにも繋がります。目が疲れやすいと感じる方は、ドライアイの可能性もあるかもしれません。

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日頃のセルフケアで、充血から目を守ろう!

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結膜炎等になった場合や、目の異常に気がついたら、早めに病院で治療を受けるのが一番です。

しかし、そうなる前に自分で目を守る方法はいろいろあります。充血や目の病気を防ぐための様々なセルフケアをご紹介いたします。

目の緊張を和らげる

身体の筋肉が強ばったらほぐしてあげるのと同じように、目においても、緊張を和らげてあげることが大切です。就寝前や、目を酷使した直後などにホットタオルで目を温めてあげるのも効果的です。

自分で作れるのホットアイピローもオススメです。伸縮性のある布を袋状にして(すでに袋状になっている新しい靴下が便利です!)、そこにお米を詰めて、こぼれないように袋口を結びます。500Wの電子レンジで1~1分30秒温めれば、完成です!繰り返し使えるというメリットもあります。その他にも、眼球をゆっくりと右回り、左回りに回したり、首や肩のコリをほぐすのも効果的です。

花粉やウイルスから目を守る

外出時にはマスクやメガネで目や鼻の粘膜を守り、外から帰宅した際は目に付いた花粉やウイルスを洗眼しましょう。ドラッグストアなどで手軽に洗眼液を購入できるので、始めやすい方法の一つではないでしょうか。

また、洗眼液などに入っている薬品や添加物が気になるという人は、自分で約0.9%の生理食塩水を作るのも良いかもしれません。水道水を10分以上沸騰させ、人肌程度になるまで冷まし、精製されていない塩を溶かせば完成です。分量は、【水100ml:塩0.9g】の割合です。

その際、防腐剤などを一切使用しないので、すぐに使い切るようにしてください。さらに、外から帰ってきたら、手を洗う習慣をつけるのも良いでしょう。

清潔な環境づくりを心がける

外だけではなく、私たちが普段暮らす家の中にも、ハウスダストやダニ、カビなど、アレルギーを引き起こす物質が潜んでいます。ペットを飼っている人は、ペットの毛も、その一つとなります。

こまめな掃除や換気を習慣づけ、定期的に布団やカーペットの手入れをすることが、清潔な家庭環境を作るための第一歩です。

規則正しい生活で、疲れやストレスを溜めない

疲労やストレスは、想像以上にわたしたちの心身に影響を及ぼします。ストレスによって抵抗力が落ちると、目の病気だけではなく、他の病気にもかかりやすくなってしまいます。

睡眠を十分にとり、早寝早起きで「身体のリズム」を整えることはもちろん、自分に合うストレス発散の方法を見つけることも大切です。

例えば、緑あふれる自然豊かな場所へ行ってリフレッシュすれば、目にも優しく、心身共にリラックスできるかもしれません。最近では、ハイキングに関する書籍も多々出ているようなので、それらをチェックしてみるのも良いでしょう。

食生活の改善

私たちの身体は、私たちが食べたもので出来ています。いろいろな身体のトラブルを未然に防ぐためにも、食生活の見直しは必要不可欠と言えるのではないでしょうか。目のトラブルにおいては、ビタミンやミネラルを積極的に摂取すると良いでしょう。

特に、ビタミンAは、目の健康をサポートしてくれる栄養素です。ビタミンAを多く含むレバーや卵黄、緑黄色野菜をいつものメニューに加えてみてはいかがでしょうか。他にも、ビタミンB群(豚肉・青魚等)、ビタミンC(柑橘類、ブロッコリー等)、ビタミンE(うなぎ、大豆、植物油等)、海藻や魚介類に多く含まれるミネラルも合わせて摂取すると、さらに効果的です。

肝臓を健やかに保つ

東洋医学では、肝臓と目の関係はとても深いと考えられています。肝硬変などによる黄疸の症状で、白目も黄色くなることを思い浮かべると、なんとなく頷けるのではないでしょうか。

身体の9割は水分でできているため、体内の血液をキレイにしてくれる肝臓が弱くなると、眼精疲労や視力低下、ドライアイなどの目の症状が現れる場合もあります。

日頃から、過度な飲酒を控え、高コレステロールにならない食事を心がけることも、頭の片隅に置いておいてはいかがでしょうか。

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まとめ

健康な目は、私たちの表情をさらに豊かに表現してくれます。いつまでも素敵な世界を私たちに映してくれるよう、日頃から目をいたわり、ケアしてあげましょう。

目だけでなく、丁寧に手をかけてあげると、私たちの身体は喜び、それに応えてくれるように感じます。

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