結節性痒疹とは?症状や原因、治療法や予防法を紹介!注意点はなに?

虫さされが原因で、その傷の跡が腫れて痒くなるというのが、結節性痒疹です。この場合、単独で発症することはあまりありません。

結節とは、塊上のものが盛り上がって肥大し出っ張ってくることです。一見湿疹のような症状であり、皮疹とも言います。主に夏場に発症するケースが多く、非常に痒く赤く腫れるのが特徴です。

そして、これは本当痒く、掻きたくなりますが、搔いてしまうとかゆみが強くなり夜も寝むれなくなることもあります。このような状態になる前に、早めに皮膚科に行くことは正しい選択ですが、それ以外にも対処することがたくさんあります。

今回は、この皮膚病の一種でもある結節性痒疹についてお伝えいたします。

結節性痒疹とは?

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主に子供に発症することが多く、皮膚に炎症ができることで、痒みを伴うものです。虫さされや皮膚の状態が普通と違うと思われるようでしたら、皮膚科医に相談するのがもっともな対応といえます。

皮膚の炎症

夏場に多く、皮膚が炎症を起こして痒みを生じるものです。足や腕、下腿でも露出している部分に多く発症します。炎症の原因としては、虫さされが元であり、その近辺に症状が広がってしまうものです。発端は虫刺されですが、その広がりの原因ははっきりしていません。

あくまでの想定として、子供がかかる時は身体の未成熟さが原因であると思われ、そしてある程度の年齢に達している人は、糖尿病、消化器系の障害なども原因の一つと考えられています。

急性痒疹

痒疹が一か月以内の短期で完治するのが急性痒疹といいます。

そのほとんどは、5歳以下の小児がかかるもので、多い例が虫刺され後の疾患として、過敏反応するものです。初期においてのすばやい対処法で、それほどひどくはならないとされています。

慢性痒疹

治るのに時間が特にかかるもので、一般的に一か月から数か月以上とされています。

特に脇腹近辺、おしりの部分、大腿部などに発症しやすいとされています。

多形痒疹

特に中高年がかかりやすいもので、最初は虫刺され程度のものなのですが、掻いたりしてその患部が悪化して、それがだんだんと他の場所へと広がっていくという厄介なものです。

主にできる場所として、腰やお尻にできます。この多形痒疹は他の病気、例えば糖尿病や肝臓病などの病気を患っている場合が多く、その併発としての発症している可能性があり注意が必要です。

妊娠性痒疹

こちらも少し特殊であり、妊娠後3~4ヶ月後に発症して、出産後はなぜか治まります。ところが、2回目に妊娠した場合は、1回目よりも痒疹にかかりやすくなります。

ですが、あまり薬を投与しいない方がいいでしょう。やはり、お腹に赤ちゃんがいるということは母体における薬の服用により、その影響が子に出る可能性もあるからです。

色素性痒疹

一旦治ったような状態から、色素沈着が起こりその後、痒みなどの現象が起こります。

原因は服類の締め付けによる刺激が再発を呼び戻すと言われています。

尿毒性痒疹

尿毒症がにかかったことがある、あるいはかかっている人が虫さされなどで結節性痒疹が発症する場合に症状が出ます。

これもやはり虫さされが発端となるということで、尿毒症が引き金となっています。

小児ストロフルス

子供がかかる痒疹で急性のものを特にストロフルスと呼びます。

子供でもなく大人がかかる急性のものは、ただ単にストロフルスといいます。

アトピー性結節性痒疹

アトピー区別するには、アトピーはその形が左右対称なのに対し、アトピーでないものは、左右非対称です。つまり、できたその形はいびつであるということです。

その過程として、まずジュクジュクしてきます、そして乾燥し始めます。この際によく掻いてしまい、かさぶたができることが非常に多いです。

結節性痒疹の症状

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一般的な症状は、やはり痒みでしょう。相当な痒みが発生しますが、ここで掻かないようにしたいものです。

発疹

ぶつぶつと隆起したものができます。最初はほんの少しだけでてくるようですが、その後は体質などによります。

近辺にたくさん出てくる時は、当初のものは肥大化したり赤くはれ上がってくることもあります。この部分が非常に痒くなるのですが、その痒みに負けて搔いてしまうと、悪化するとともに回りに広がる可能性があります。

特にこの結節性痒疹は最初に出てきた時よりもあとに出てきたものが、広がってくることにより、悪化の傾向が強く、痒みもその部分まで広がりますので注意を要します。

痒み

掻くほどに悪化するのですが、それと合わせて別の場所に発症する危険性も高まります。つまり腕などに出来たものが掻き過ぎて悪化したためにその菌が広がり。

足やお尻にも出来るということです。掻き出すと痒みが治まらずに、どんどん掻きたくなるので、それを我慢しないと、どんどんとその患部が広がっていきます。

結節性痒疹の原因

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結節性痒疹になる原因はいろいろとあり、それもかなり特殊な原因が多いというもの事実です。

虫さされによるアレルギー反応

虫に刺されることにより、他の要素が刺激され、それが原因でこのようなものができると考えるのでしょう。

つまり連鎖により部分的な痒みから全体的な痒みになってしまうという一種の血液疾患と考えてもいいでしょう。虫さされ自体は皮膚表面ではありますが、それが引き金となるといっていいかもしれません。

糖尿病

結節性痒疹は特徴的な発疹をするため、組織の検査をする他、糖尿病などの影響かどうかを確認します。治癒のためにはその辺の検査をしないと完治しない場合があり、糖尿病が原因となる場合は、当然にその治療も合わせて行われます。

実際は糖尿病になっていることすでに解っているケースが多いのがほとんどです。ですから、この場合は糖尿病があるから、結節性痒疹の症状が出たとの判断になってしまうことがほとんどです。

肝臓病

これも糖尿病と同様、原因として考えられる場合は、やはり血液検査を行い、それが原因と考えられれば、その治療も行われるのが一般的です。

ウイルス性

肝臓病のウイルス性といえば、B型肝炎とかC型肝炎などがありますが、このキャリアというウイルスを持っている人は、免疫の機能なども影響を受けることがわかっています。

このウイルスが元で、結節性痒疹になることもあるので注意を要します。

ニキビ

若いうちはニキビも気になりますが、これを無理に潰して肌荒れをきれいにしようなど、余計なことをすると、それが元で結節性痒疹になります。

ニキビは表面的な解決をするのではなく、内面から処理したほうが、実際に潰すよりもよほどきれいにそして、早く解決できます。このような場合は飲み薬が手っ取り早く処理できます。

また、食事が原因でニキビがたくさん出ることも多いので、食事には特に気を使う方がいいでしょう。やはり、大敵なのは加工油のたくさん使われたものを摂取することを避けることです。

好き嫌いなく何でも食べるのではなく、特に若いうちの身体を作る時期には、栄養価が高く身体によくていい影響を与えるものをたくさん食べるようにします。

じんましん

じんましんも環境や食事などにより発症するケースが増えています。

結節性痒疹と思われることもありますが、帯状疱疹などの疑いも出てきますので、速やかに医師の診断を仰ぐことがいいと思われます。

日焼け

乾燥が結節性痒疹の炎症を起こすきっかけになることがあり、日焼けも乾燥しやすい状況を引き起こしますので、過度の日焼けは注意を要します。

最近では紫外線予防対策など、極力日に当たらないようにする傾向が強く、その点では安心の傾向ですが、紫外線は曇りなどの日も多く、注意しなければいけません。

熱傷

いわゆる日焼けややけどと同じです。

この熱傷が元で、結節性痒疹となるケースも多く普段の生活では気をつけなければいけません。

消化器障害

内臓の消化器官で何か調子の悪い時は、このような症状が出ることがあります。これは、菌が作用していることもあります。つまり、免疫力や体力が落ちている時などは、その傾向が強くなります。

これは昔からよく言われていることですが、胃腸の調子が悪いとニキビが出来やすいといわれているのと同様です。きちんと消化されないと、人の身体は不要なものを外に出す仕組みになっていますから、この場合は皮膚を通して出すようになっているのです。

褥瘡(じょくそう)

特に高齢で寝たきりなど人が、同じところばかりを布団などに接触しているため、その皮膚細胞が壊疽といって、細胞が死んでしまったりすることです。一般的には床ずれともいい、皮膚に過剰の負担がかかっているために、皮膚潰瘍ともいうような痒疹を発症することがよくあります。

重病な患者は、ベッドの上ではあまり動けないためにこの潰瘍に対しては、皮膚潰瘍治療薬などを使用しますが、対応をきちんとしないと皮膚の細胞が壊死組織となってしまうことがあり、防ぐためには除圧対策など、特定の場所や部位、皮膚組織に負荷がかからないような工夫も必要です。

結節性痒疹の治療法

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根本的な治療法は今のところはありません。治療効果の結果は感じにくいといえますが、対処法として痒みを抑えてそれ以上に広がらないということが、基本的な治療法と考えていいでしょう。

ステロイド外用薬

症状がアトピーと似ていることから、アトピー性皮膚炎の対処と同じアレルギー薬を処方します。これは外用治療といって皮膚の状態にもよりますが、塗り薬で対応することです。そしてその塗る薬もステロイド剤やアレルギー剤の弱いものから、強いものまであり、主に使用されるのがステロイド軟膏となっており、それぞれのレベルで判断し薬を変えます。

ステロイドは炎症を抑えることでは非常によく効くものなので痒みも治まりますが、ただこの場合はこの結節性痒疹が治った訳ではないので、痒みがなくなってからも油断は禁物ということになります。

局部注射

主にステロイド注射となります。かなり有効な方法であり、隆起物などが目立つ場合には、この注射で次第に目立たなくなってきます。

この注射はアレルギーも抑える効果もあることから、その相乗効果でかなりの効き目が期待できます。

抗ヒスタミン剤

アレルギー外用薬としてアレルギーを抑えるのによく使われるヒスタミン薬ですが、これも痒みを抑えることには有効です。

内服薬として服用することで、身体全体に効果があるため、部分的な痒みなどもなく不快な状態もなくなります。

紫外線療法

その部分を紫外線で照射し、炎症を抑えます。

基本的にそれほどきつい照射ではないので、子供にも使用できます。痒みに効果があるとされますが、定期的にしばらくは通院が必要となる場合もあります。

凍結療法

あまり行われない治療法の一つですが、液体窒素を使い、その患部を凍結させて細胞を壊死させ、神経を麻痺させる方法です。

主にイボなどを取る方法や皮膚がんの治療としては行われますが、通院が必要なのとその療法のあとはかさぶたなどができるので、目立つ場所ではあまり使用しにくいようです。

免疫抑制剤

体内で起こっている炎症などの免疫反応を抑える薬です。きちんとした管理の元、服用しなければならず、そういう意味では普通の飲み薬と違います。

決められた時間に決められた量を服用するのが原則です。定期的に医師との診断を繰り返し、長期的な治療となりますが、頻繁に結節性痒疹にかかる人や重度の場合は有効と考えられます。

保湿

基本的なところでの保湿は非常に重要です。皮膚の乾燥が原因の場合は、入浴後には必ず保湿クリームなどを使用します。

治療に関する注意

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治療法も正しい方法で行っていれば問題ないのですが、まれにやってはいけないことをすることで悪化することもあります。

摂取してはいけないもの

結節性痒疹には、ビタミンCや鉄分を過剰に取ることは厳禁です。

血液検査や皮膚生検で詳しく調べてからとなりますが、これらを摂取すると痒疹が悪化するとの報告があります。

アトピーとの違い

アトピーとは別の原因で発症します。皮膚疾患としては非常に似たような症状ですが、アトピーは患部の肥大や盛り上がりは少ないといえます。一部アトピーと同様の対応も可能ですが、まったく適さないこともあります。

ヘルペスとの違い

人の皮膚に常在するヘルペスという菌があり、これは身体の免疫が落ちてくると単純ヘルペスという菌が力を及ぼしてきます。

よく症状として現れるのが口唇ヘルペスで、それほどの痒みは生じませんが逆に痛みを発することがあります。治療に当たってはヘルペス薬やヘルペス外用剤、もしくはヘルペスウイルス剤が有効です。

結節性痒疹の予防法

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この結節性痒疹は、予防をすることが難しいとされています。

ですが、その体質から抜け出す意味でもこの予防法を行うという地道な努力が必要であり、それが症状を軽くしたり、改善を促すことにもなります。

血液検査

これまでに上げた例のように、結節性痒疹に直接関係がないと思う方も病院で血液を調べることで、そのほとんどが判明します。

特に糖尿病や肝臓病などの障害は血液検査をすることで、他の要素なども判明するので、治療法もより明確になってきます。

紫外線を避ける

皮膚に刺激を与えないことが何よりです。

皮膚がんなどもそうですが普段から少しでもその刺激があると、皮膚障害などの反応が出ることがあります。その刺激は少しでも避けることが長い目で見ると有効となります。

ストレスを解消する

いろいろな病気や症状に必ず出てくるストレスですが、やはりこの結節性痒疹も同様です。

ストレスの解消法を自分なりに見つけて緩和することも予防法の一つです。

規則正しい生活

生活習慣を正しくすることも予防法の一つです。

睡眠時間がバラバラであったり、お風呂もシャワーのみで済ませるなど、本来の人が快適な習慣を維持することが大事なこととなります。特にこれはストレスをため込まないためのものにもつながります。

食事

現代の食事は、特に日本人にとっては合わない食事であり、昔ながらの食事を取ることが、やはり合っています。酵素類、野菜類などを多く摂取し、パンや即席食品、冷凍食品、加工食品は極力控えることが重要です。

これらの食品を多く摂取していることが、結節性痒疹を含め多くの現代的な病気の根源と考えても過言ではないと医師や学者が唱えています。

まとめ

医師と看護師01

今回は結節性痒疹についての記事でした。単純に虫さされかと思うようなことが、患部が広がってしまい炎症などを起こすということは、非常に怖い気がします。最近ではただでさえ訳のわからない病気もあり、感染症もあり、その衛生には十分に気をつけ感染予防もしなくてはいけません。

これら予防策を実行してみて、日常生活にも十分に気を遣うことで、この結節性痒疹もある程度は防げたり、かゆみなどの症状も緩和することができます。

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