めんちょうが鼻に出来る原因は?症状や治療方法を紹介!

めんちょうはあまり世に知られていないこともあり、鼻にできものが出来たとか、赤くなって炎症してしまったということをイコールただの鼻ニキビだと勘違いしてしまい、ニキビと思い込み、放っておくということも多いでしょう。しかし、このできものを「めんちょう(面庁)」ということもあります。

現代はとても医学が発達しているので死に至ることはありえませんが、かつて昔はこのめんちょうという病気が死に至ってしまうこともあったのです。

めんちょうという症状は最近ではあまり聞き慣れなくなってしまったので、若い世代では知らない人も多いのではないでしょうか。面疔とはどの様な症状でどの様な問題が原因で引き起こるものなのでしょうか。

めんちょうとはどの様な症状なのか、原因は何なのか、治療法や対処法についても合わせて紹介していきたいと思います。面疔に関する知識をしっかり持って、正しい対処法でしっかり直していきましょう。

面疔(めんちょう)とは

鼻 腫れ

若い世代では面疔という言葉を初めて聞く人も多いと思います。ニキビなどの症状に見た目が似ていることから、同梱されがちな症状でもありますが、この似ている皮膚症状とはどのように違うのでしょうか、その詳しい実態を見ていきましょう。

面疔とは

めんちょうとはおできとも呼ばれることのある顔の皮膚に発生する毛嚢炎になります。細菌感染症の部類に含まれるもので、皮膚の常在菌などの影響で皮膚の感染症が起こり、その細菌が皮膚内部で増殖してしまうことで発生します。

原因となる菌は肌の常在菌でもある黄色ブドウ球菌が影響して問題に繋がります。

地域によってはこの症状を「めんちょ」ということもあるようです。特に発生しやすい部分としては顔の鼻の周辺や目の周辺に発生しやすい特徴があります。

眼窩(がんか:眼球を収めている頭蓋骨のくぼみ)や鼻腔にある病巣は頭蓋骨を通して脳とつながりやすい場所に位置している為に髄、膜炎や脳炎などの病気を併発してしまう危険性のあるものになります。

面疔とニキビや吹き出物の違い

ニキビや吹き出物と面疔の違いは原因となる菌に違いがあります。ニキビや吹き出物などの問題はアクネ菌が皮膚内部に溜まって毛根内でアクネ菌が増殖することで発生しますが、面疔は黄色ブドウ球菌が原因になって発生する症状です。

見た目には見分けは難しく、どちらも見た目は非常に似ています。見た目での違いとしては広範囲に皮膚に赤らみが出ている場合や、顔の中心近くに発生している場合には面疔の可能性が高いとされています。

一部のみが赤くなっていたり、黄色い膿が溜まってしまっているのがニキビや吹き出物で、全体的に赤く、ジュクジュクとしているものが面疔になります。

ニキビと吹き出物の違いについて紹介している記事も紹介しておきます。合わせて参考にしてみてください。

吹き出物の出来る場所別の原因と治し方を紹介。潰すと跡になる場合も。吹き出物を出来にくくする方法を知ろう!

めんちょうの原因

めんちょう

めんちょうの原因というのは、「黄色ブドウ球菌」という菌です。この黄色ブドウ球菌は、主に食中毒を引き起こすことでよく知られている常在菌の一つです。また、おできやニキビ、水虫などに存在している代表的な菌でもあるのです。

それは、人の皮膚や外界に広く存在しております。皮膚にできた小さい傷や皮膚が湿った状態がずっと長く続いてしまうと、それが原因で黄色ブドウ球菌が感染し増えてしまいます。

その炎症がまわりの皮膚にも伝染ってしまい大きく腫れあがり化膿してしまうと、めんちょうになってしまうのです。

それから、顔の中心である鼻の頭や眉間から口のあたりにできるものが、「めんちょう」という病気になります。顔が一番なりやすいと思われがちですが、人によっては背中や体にもできてしまう方も多いでしょう。

以下で主に面疔が出来てしまいやすくなる原因を紹介します。

ストレス・生活習慣

寝不足や運動不足などの問題が重なり、疲労やストレスを強く身体に蓄積している状態の場合はめんちょう問題につながりやすくなります。

ストレスの問題はめんちょうだけでなく、様々な皮膚症状や病気にも繋がる問題となる原因になります。しっかりストレス対策をしていきましょう。

化粧品からの刺激

化粧品などを使用している場合にその化粧品の刺激から皮膚が弱くなったり、汚れて待っている化粧道具などを使用することで菌が付着してしまったり、菌が増殖している物を使用することで問題につながってしまうこともあります。

化粧品でも合わない商品などもありますので、皮膚症状が出てしまいやすくなっていたらそれは化粧品の影響かもしれません。

肌の乾燥や濡れている状態

肌が濡れている状態が長時間続くと、肌がふやけて傷つきやすくなり、その出来てしまった小さな傷から菌が侵入してしまいやすくなります。

肌が濡れてしまっている場合はすぐに拭き取るようにするか、しっかり洗浄することを忘れないようにしましょう。

汗をかいた状態のままの皮膚

運動などを行って汗をかくことは健康にもいいことですが、汗をかいたままの状態を放置していると、菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。

皮膚は通常弱酸性に保たれていて、若干の殺菌作用雨を持っています。しかし汗や濡れるなどの状態の変化によって弱酸性に保たれていた皮膚表面がアルカリ性に性質が変化してしまい、原因となる黄色ブドウ球菌が繁殖しやすい環境に変わってしまいます。

特に顔に沢山汗をかいてしまっている時は、洗顔だけでもしっかり行うようにしましょう。

ステロイドの副作用

ステロイド外用薬などを顔に使用している場合にその副作用で面疔などの皮膚症状、皮膚感染症が発生しやすくなります。

ステロイド薬品は免疫力を抑制してしまう働きが含まれているので、この様な皮膚症状が起きやすいことを同時に予防しなければいけません。

甘い食べ物

甘い食事やチョコレートなどの糖分を多く含む食材を体内に摂取すると、その糖を分解するためにビタミンB群を同時に消費してしまいます。

ビタミンB群は皮膚の免疫を高める上では欠かせないビタミンで、この栄養素が同時に大量に消費されてしまうことで、皮膚の炎症になりやすくなります。甘いものを摂りすぎるとニキビにもなりやすくなると言われているのもこのためです。

また、糖分の過剰摂取は糖尿病などの病気を引き起こす可能性もあります。

これにより免疫力が著しく下がってしまうので、感染症などの病気になりやすくなります。甘いものの摂り過ぎには注意しましょう。

めんちょうが危険な理由

くさい・吐き気・鼻

なぜ面疔がニキビの症状に比べて危険と認識されているのかを紹介していきます。危険となる症状やどの様な経過を辿り大きな病気に発展してしまうのかを見ていきましょう。

また過去に発生してしまった死亡事故についても紹介していきます。

大きな病気を引き起こす可能性も

先ほど、冒頭でかつてはこのめんちょうという病気が死に至ってしまうこともあるとお話しましたが、なぜそうだったのでしょうか。これから紹介していきます。

鼻というのは、細い血管がたくさんある場所です。また皮膚が薄い場所になります。

めんちょうは他と比べて薄い皮膚にできてしまうため、菌が増えて皮膚の下に入りやすく、そういったところに黄色ブドウ球菌がついてしまい静脈叢にうつってしまうと、血管をめぐって脳内へ菌がまわってしまうことがあります。

そうなってしまうと、脳炎や髄膜炎などの大きな病気につながってしまうかもしれません。これは1ケ所だけではなく、血管を通して他の部分に転移してしまうこともあります。放っておいてしまうと、これによってうつった感染が全身に広がってしまい、骨髄炎を起こしたり、高熱が出ることもありますので、そこから脳炎などを起こして命を落としてしまうことがあるのです。

実際に死亡者も!?

この病気で実際に江戸時代では死亡してしまった歌舞伎役者もいるとのことです。また、この病気で死に至るのは昭和のはじめのころまでに多くあり、死の可能性の高い病気でした。

近年ではこのような問題の例は報告されておらず重症な問題に繋がってしまう危険性は低いものとなっていますが、危険性があることは変わらないのでしっかり正しく対処していきましょう。

もし症状が広がるような問題が発生してしまった場合は早めに病院での検査を受けるようにしましょう。皮膚科などの掛かり付けの病院があればそこでの検査を受診していきましょう。

めんちょうとニキビの見分け方

鑑別 虫眼鏡

めんちょうはニキビととてもよく似ているので、どちらなのか判断できずに分からないことのほうが多いです。なので、放ってしまいがちです。

簡単な見分け方としては、触った時に痛みが強いかどうかということです。これだけではめんちょうとニキビの違いはわからないと思うので、詳しく説明していきます。

ニキビとめんちょうは全くの別物であって、原因も治し方も全然違いますので、しっかりと把握しておくと判断しやすいでしょう。

ニキビとは

ニキビは、詰まりを起こしてしまった毛穴に角質や皮膚についた脂などの老廃物が溜まってしまい、アクネ菌という菌が増えてしまい赤みなどの炎症を引き起こしてしまうことをいいます。

アクネ菌は、ブドウ球菌のように人の皮膚に最も多く存在する細菌の一つで、どんな人の皮膚にもできる菌になっています。よく、中学生のころにニキビがよくできる人もいるでしょう。

主に、思春期のころのニキビは皮脂分泌によるものですので、成長をしていくにつれてはニキビが出来るのは避けられないでしょう。ただ、大人になってからのニキビは運動不足やストレス、ビタミン不足や睡眠不足などの原因が考えられます。

ニキビになれば運動を適度に行い、ビタミンや睡眠は普段より多めに摂取すると良いです。

めんちょうとは

先ほどもお話しましたが、黄色ブドウ球菌が原因で起こす炎症をめんちょうといいます。特に、鼻は皮膚も薄いのでめんちょうはできやすくなります。

ニキビはぷくっと赤みがあるという感じが特徴ですが、めんちょうは鼻全体が腫れていたり、ぐじゅぐじゅと化膿していたりとするのが特徴です。もっとも、痛みがニキビよりも強いので、痛みが強ければ疑ってみるのも良いでしょう。

めんちょうは免疫力が低下しているときに最もできやすいと言われております。また、大人のほうがめんちょうになりやすく、ニキビ同様に運動不足や過度なストレスがめんちょうの兆候となることがあります。

めんちょうでもニキビでも、放っておくと大きく腫れてしまったり、色素が落ちてしまうこともあるので、もしすぐに判断をしたいという方は、病院でよく診てもらうことをオススメします。

また、よくめんちょうが出る場合に治りにくいといったこともある方もいるかもしれません。それには、糖尿病といったような違う病気を起こしている場合もありますので、危険性としてはニキビよりは高いです。

もし、治りにくいなと思ったら、真っ先に病院での診察をしてください。

めんちょうを治すには

ターンオーバー

基本的には、めんちょうもニキビもどちらに関しても触ったり潰してしまうことは良くありません。治りにくい原因となってしまいます。

めんちょうが出来た場合は、絶対に手で触ったり潰してしまったりしないようにしてください。

手というのは一番バイ菌がついてしまうところでありますので、そんな手でいろいろなところを触ってしまうことで感染してしまいます。めんちょうができたら、よく手洗いをして肌への刺激が優しい洗顔フォームや石けんで洗顔を行うと良いでしょう。

洗顔フォームや石けんで顔を洗ったあとは、よく洗顔フォームや石けんの成分をお湯や水で落としてください。もし可能なら1日に2~3回、顔を細めに洗うと良いでしょう。

市販薬でも応急処置が可能?

そして、自分で行う応急処置として市販薬で販売されている治療薬では、化膿性皮膚疾患用のクリームや軟膏薬を塗っておくのも良いです。有名な市販薬としては、「オロナインH軟膏薬」です。

その中にある成分はとてもめんちょうにも効果があります。即効性は1日~1週間で就寝前の洗顔後に塗るだけです。毎日塗っていれば軽度な場合は、そのうち治ってきます。

しかし、1回でも塗り忘れがあったりすると、治っていく時間は長くなってしまうでしょう。

めんちょうというのは、自然にウミが出て治るものですが、体力や免疫力が落ちていると悪化してしまうこともあります。もし、大きく腫れあがってきたら、必ず病院に行って、正確な処置をしてもらい、お薬をもらって治していってください。面疔にたいしては抗生物質が有効とされているので、抗生物質の処方で回復に向かうでしょう。

時には、膿を出すためにメスを使って切開するというような治療をすることもあります。心配ならば皮膚科に相談することが手っ取り早いでしょう。

生活習慣も原因?

めんちょうは誰にでもできる皮膚病の一つです。ほんのたまに出来るくらいなら、特に気にすることはありません。

しかし、それがよくできてしまうなというときには、日常の生活をしていくにつれて何らかの習慣が原因でめんちょうになってしまう可能性もあります。

それを予防するには、普段から常に肌の清潔を保って、肌のバリア機能を低下させないように気をつけると良いでしょう。

また、体力が落ちたなと免疫力が低下したというときは、ゆっくり体を休めることも大切ですし、食生活を見直すことも大事です。

ビタミンのあるものを採ったり、睡眠をよくとったりと心がけてください。なお、夜遅くまで起きていたりするのは御法度ですので、十分に注意をして日常の生活を送ってください。

まとめ

めんちょうが出来てしまったら、とにかく早いうちに治療してみてください。そこまで重くなければすぐに治すことが出来ますので、死に至ると診断されてからでは遅いですよ。

市販薬でも治ることは可能だと言いましたが、改善されないとか悪化しているような気がすると思ったときには、皮膚科で治療してみましょう。

もし、自分で治せる状態であれば、必ず清潔に肌を保ってから、治療しないと、逆に傷も腫れもおさまらなくなってしまいます。めんちょうができたら、注意するということを心がけましょう。

洗顔などをしっかり行って、さらに乾燥しないように保湿などの対策もしっかり行い健康できれいな肌を維持していきましょう。基本的な肌のケア方法はニキビケアの方法と変わらないので

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