喉がかゆい原因は?対処方法やうがいの方法を紹介!

ふと気がつくと喉がかゆくて無理やり咳をしてしまったりすることはありませんか?そんな時は疾患の初期症状や、季節の変り目であったり、寒暖差であったり、またその他のことが原因のアレルギー症状かもしれません。喉がかゆくなる原因と対処法についてまとめてみました。

喉がかゆい原因は?

健康な肌少女

喉の役割を知っていますか?

喉は、食べ物や空気などを入れながら、一方では、人間の身体にとって害となるウィルスや細菌の侵入を防ぐ働きを持っています。

身体が疲れていたり、過剰なストレスが溜まっていたりすると、身体の免疫機能が弱り、喉の役割である、粘膜の抵抗力が弱まってしまうことがあります。そうするとウィルスや細菌が喉から身体に侵入し、喉の違和感やかゆみ、痛みの原因となることがあります。どのようなことが喉のかゆみの原因になるのか、みてみましょう。

アレルギーが原因

花粉

喉のかゆみを訴える人の主な原因はハウスダストや花粉症のようなアレルギーによる反応と、ウィルスや細菌による炎症による反応の2種類だといわれています。それぞれどのようなものがあるのか見てみましょう。

ハウスダスト

家の中、外に関わらず、さまざまところに存在するホコリは、単なるチリや砂などのものから、ダニや微生物の死骸なども含まれているものもあります。

そのようなホコリがアレルギーの原因物質となって症状を引き起こすことがあります。症状は喉のかゆみや咳、鼻水などです。症状は季節を関係なく現れ、特に冬場の乾燥した季節は特にホコリが舞い散りやすく、症状も悪化しやすいといわれています。

花粉症

春先から初夏にかけての季節はこの花粉症に悩まされる人も多いのではないでしょうか?最近ではアレルギー原因の草花が増え、春先に限らず、初秋などにも発症するひとが出てきています。

症状は目のかゆみや充血、涙目、喉のかゆみや皮膚のかゆみ、鼻水や咳などです。原因物質である草花の花粉が飛散して喉などに張り付き、アレルギー反応を引き起こすことが原因です。また花粉症の人は特定の食べ物を食べたときに、口腔アレルギー反応というものを引き起こしやすいといわれています。多いのは果物やナッツ、野菜などです。

口腔アレルギー症候群

口腔アレルギーとは、ある特定の食べ物を口にしてから、少し経つとかゆみなどの症状がでるアレルギーです。フルーツなどの果物にも反応することがあり、メロンや桃、りんごなどの普段良く見かけるフルーツに反応してしまう人もいるそうです。

口腔アレルギー症候群の症状は、口の中や喉の粘膜が腫れたり、かゆくなったりします。アレルギー反応を起こす原因となる物質はバラ科やウリ科の野菜や果物、ナッツ類などの普段何気なく口にすることが多い食品です。

また口腔アレルギー症候群を発症するきっかけが、花粉症やその他のアレルギーであることも多く、また症状が重症化することも少なくありません。

最初に鼻水や鼻づまり、目のかゆみや充血、涙目、喉のかゆみなどの症状から腹痛、下痢、嘔吐、また蕁麻疹や喘息などの症状を引き起こし、まれにアナフィラキシーショックといわれるショック症状になることもありますので、注意が必要です。口腔アレルギー症候群の場合、重症の場合は抗アレルギー薬やステロイド薬が処方されます。

その他のアレルギー性鼻炎

動物アレルギー

犬や猫などの動物を触ったり、その体毛などが空中に舞っているときに吸い込んだりすることでアレルギー反応を引き起こすことを動物アレルギーといいます。

主に動物の体毛の生え変わりの季節である春先に多く発症します。喉がかゆくなる症状のほか、鼻水や咳などの症状がでることがあります。ペットなどの場合は部屋の換気をよくし、掃除機などでこまめに体毛を吸い取るようにする、じゅうたんなどの下に落ちた毛をしっかりと取り除くなどの対応で症状がやわらぎます。

草アレルギー

春先など草花の勢いがよい時に発症するアレルギー反応です。人によって反応する草花はさまざまです。花粉や草の一部が喉のなどの粘膜についてアレルギー反応を引き起こします。花粉症と同じく鼻水や喉のかゆみ、目のかゆみや涙目などの症状を発症します。

黄砂アレルギー

毎年2月から5月ぐらいに多く飛散する黄砂ですが、その黄砂が喉などの粘膜についてアレルギー反応を引き起こすことを黄砂アレルギーといいます。最近では、黄砂以外にもPM2.5などの物質も同じように飛来してくるため、注意が必要です。症状は、喉のかゆみや目のかゆみ、鼻水、咳など花粉などのアレルギー反応と同じような症状を引き起こします。

この黄砂は、それだけでのアレルギー反応もありますが、すでに花粉症やその他のアレルギーを持っている人に関してはその症状を悪化させる原因にもなっています。また肺の病気や喘息などを重症化させたり、脳梗塞などの疾患を引き起こす原因にもなっているといわれています。黄砂の多く飛散する地域や季節は、外に干した洗濯物から侵入してくることも多いので、黄砂の飛散状況などを注意してみて、多い日は洗濯物を中に干す、外出時はマスクを着用するなどの防御をオススメします。

温度差のアレルギー

さまざまなアレルギー反応に陰性であるにも関わらず、アレルギー反応のような症状が発症する場合があります。そのようなときは、気温の差が原因のアレルギー反応の可能性があります。季節の変り目に気温差がある時期に身体がその環境についていかず、自律神経の働きが鈍り、アレルギー反応のような症状を引き起こします。

よくあるのが、寒くなってきた早朝、冷たい空気を吸ったときや夏の外出から帰ってきて、冷房のすごく効いた部屋に入ったときなど、気温差のある体験をした時に症状が現れる人は、もしかしたら、このアレルギーかもしれません。

アレルギーが原因の場合の対処法

マスク

では、アレルギー反応を和らげるためにどのように対処したらようのでしょうか?

アレルギー物質を遠ざける

花粉や黄砂などのアレルギーの場合、できるだけそれらの原因物質が身体に入らないように工夫しましょう。

窓を閉め、外出時にはマスクを着用するなどの防御策をとりましょう。また帰宅時には、部屋の外で花粉や黄砂などのアレルギー源となる物質を払い落とすように心がけましょう。そして外出の際に着た洋服などは寝室近くに置かないなどの注意をしましょう。

ハウスダストを減らす

室内にアレルギー原因物質があるハウスダストアレルギーの場合は、日頃からの掃除が大切です。ダニやカビ、ペットの体毛など、アレルゲンとなるものはなるべく早く掃除して常に部屋を清潔に保つことで症状は和らぎます。また掃除機をかける際は、吸ったほこりよりも、これから吸うほこりを掃除機で舞い上がらせないために、きちんと換気をして、掃除機をかける前にはから拭きして、掃除機をかけ終わった後は床の拭き掃除などが出来ると良いでしょう。

布団などの寝具では、天日干しにしたり、乾燥させるなどして清潔に保ちましょう。その後ダニの死骸などを掃除機で吸い取ると良いでしょう。

食物アレルギーの原因となる食べ物を食べない

口腔アレルギーの場合は、原因となる特定の食べ物を口にしないようにしましょう。口にする食品には特に気をつけ、軽くても症状が出たら、食品をメモするなど記録しておきましょう。

またこのアレルギーは年齢や環境によっても変化があるので、症状に思い当たることがあれば、対応する医療機関に相談してみましょう。

細菌やウィルスが原因のもの

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アレルギーが原因ではなく、ウィルスや細菌に感染したことによって喉に炎症が起きてかゆくなることがあります。

風邪

ウィルスや細菌などが喉や鼻、肺などの呼吸器に感染すると起こる疾患です。

症状はくしゃみや鼻水、鼻づまり、のどのかゆみや痛み、発熱や頭痛、食欲不振や嘔吐下痢などが起こります。

副鼻腔炎

鼻の両方の穴の脇にある空洞の副鼻腔にウィルスや細菌が侵入して感染し、細菌の増殖や炎症を起こす副鼻腔炎は、鼻づまりや鼻水の症状のほかに喉のかゆみも引き起こします。

後鼻漏

鼻水や痰のよな鼻水が喉に流れ落ちる症状の後鼻漏は、花粉症や慢性の副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などの人に多く起こる症状です。このような症状から喉がかゆくなることがあります。この後鼻漏は、放置しておくと、食道炎や慢性胃炎、慢性の気管支炎、肺炎などの症状に進行することもあるので、注意が必要です。

この後鼻漏は、これといった治療法が無いため、難しいのですが、症状を悪化させないように普段からマスクを着用するなどの防御をする、入浴時によく身体を温めて、鼻の血流をよくして粘膜の免疫機能を高めるなどの方法が良いとされています。

細菌やウィルスが原因のものの対処法

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ウィルスや細菌が粘膜に付き身体に侵入しないようにするにはどうしたらよいでしょうか?

口腔の乾燥を防ぐ

鼻が詰まったり、口呼吸をすることで、口腔が乾燥し、喉も乾燥します。喉が乾燥すると喉の粘膜の免疫力が弱まり、ウィルスや菌などが付きやすくなります。そうならないためには、口腔の乾燥に注意しましょう。日頃からマスクを着用したり、乾燥する時期には加湿器をつけるなどの保湿を心がけましょう。

また口の乾燥を防ぐ唾液はストレスによって分泌が減ることが分かっています。唾液をきちんと分泌できるように、水分補給に気をつけ、過度なストレスを溜めないようにしましょう。またアルコールなど、利尿作用のある食べ物をとると、身体自体が乾燥しやすくなります。適度な摂取を心がけましょう。

うがいをする

外から帰ってきたときに限らず、こまめにうがいをすることで、喉についたウィルスや細菌を洗い流すことが出来ます。

うがいは最初に口をゆすぐうがい(一般的にはぶくぶくうがいなどといわれます)をしてから、喉についたウィルスや細菌を洗い流す目的の喉うがい(一般的にはガラガラうがいなどといわれます)をしましょう。そうすることで、きちんと口の中と喉についたウィルスや細菌を洗い流すことが出来ます。

まとめ

いかがでしたか?喉のかゆみにもさまざまな原因があることがわかりました。自分の症状をよく見極めて症状にあった対処法をすれば、喉のかゆみも緩和されるかも知れません。また少しでも不安がある場合は、医療機関に受診することをオススメします。

  
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