ビジネスシーンでは人と会うことが多いので、「会う」という言葉を使うことも多くなりますよね。自分が取引先やお客様に会ったりするだけでなく、上司やビジネス相手がだれかに会うなど、いろいろな場面があります。
「会う」という日常的な行動を表す言葉にも、謙譲語・尊敬語があります。日常的な行動を表す敬語を適正に使い分けると、社会人としてビジネスマナーがしっかり身についている印象を与えます。
「会う」の謙譲語と尊敬語、使い方や使い分ける方法についてお伝えしますね。
「会う」の謙譲語は?
ビジネスシーンでは多くの人に会います。社内では、同僚・先輩・上司・上層部の役員に会います。取引先の担当者やその上司・顧客・新規に取引を始めたい相手など、社外でもいろいろな人に会います。
「会う」の謙譲語は、自分が目上の人に会う時に使います。
[「会う」の謙譲語は「お会いする」「お目にかかる」]
「会う」の謙譲語は「お会いする」「お目にかかる」です。
「お目にかかる」は「行く⇒参る・伺う」「言う⇒申す・申し上げる」のように特別な表現に言い換えをする謙譲語です。「お会いする」は、動詞の頭に「お」をつけて「お~する」で謙譲語にする方法です。「お読みする」「お話しする」と同じです。以下は例文です。
- 昨日、山田部長にお会いしました。
- お目にかかることができ、大変嬉しく存じます。
丁寧語の「ます」「いたします」と一緒に使う
「お会いする」は丁寧語の「ます」「いたします」と、「お目にかかる」は丁寧語の「ます」と一緒に使うことが多くなります。以下は例文です。
- 田中部長には、先ほどお会いしました。
- 明日、会場でお会いいたします。
- ここでお目にかかりましたことを、部長に報告いたしておきます。
- 初めてお目にかかります。○○産業の田中と申します。
謙譲語は自分の行為・行動をへりくだって言う言葉
敬語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類があります。尊敬語は、目上の相手に敬意を表すために相手の行為・行動・態度・状態を高く持ち上げる表現です。丁寧語は、丁寧で上品な言い方で、美化語を含みます。
謙譲語は、目上の相手に対して自分の行為・行動・態度をへりくだって言う表現です。自分を低くすることで相手を高く持ち上げ、相手・先方に敬意を表す言い方です。謙譲語のポイントは、自分と自分に関係する人や物(自分側の人や物)の行為・行動・態度に使うことです。
謙譲語を使う人は場面によって変わる
自分側の人たちは、シーンによって変わります。社内では、上司や先輩が目上の相手になります。自分・同僚・家族などが自分側になり、謙譲語を使います。取引先や顧客など社外の人はだれでも目上と考えます。社外の人に対しては、社内上司は自分側・身内になりますから謙譲語を使います。
[「お会いする」と「お目にかかる」の違いは?]
「お会いする」も「お目にかかる」も「会う」の謙譲語です。自分が目上の人に会う時は、「お会いする」「お目にかかる」といいます。でも、「お会いする」と「お目にかかる」には微妙な違いがあります。
「お目にかかる」は現在進行形
「お目にかかる」は「相手の目+かかる」です。「目の前に見えている」「視界に入っている」という意味です。つまり、現在、相手が目の前にいる状態です。使い方の例です。
- お目にかかれて光栄です。
- 初めてお目にかかります。
- ここでお目にかかれて幸いでした。
「お目にかかる」は過去にも未来にも使う
ビジネス会話・ビジネスメールでも日常会話でも、「お目にかかる」はよく使います。過去にも未来にも使える謙譲語です。現在だけに限って使うことはありません。使い方の例です。
- 先日、御社の田中社長にお目にかかりました。
- お忙しいとは存じますが、次はいつお目にかかれますか?
- 今度お目にかかる時には、ゆっくりお話しいたしましょう。
「お目にかかることを楽しみにしております」は使わない?
ビジネスシーンやビジネスメール・ビジネス文書では、「お目にかかることを楽しみにしております」「お目にかかることを楽しみに致しております」という言い方はしません。NGではありませんが、会うことが先になる場合は「お会いすることを楽しみにしております」「お会いするのを楽しみに致しております」を使うことが多いようです。
「お会いするのを楽しみにしております」は、アポイントメールやビジネス会話の締めくくりによく使われます。
「お会いする」は過去・現在・未来に使える
「お会いする」は「会う」の謙譲語として、過去・現在・未来に使えます。下記は例文です。
- 昨日、講演会で御社の山田部長にお会いしました。
- お会いできて光栄に存じます。
- 展示会場でお会いできるのを楽しみに致しております。
初対面の相手には「お目にかかります」?
初対面の相手と名刺交換する時には、「初めてお目にかかります」という人が多いようです。「初めてお会いします」もNGではありません。
[「お会いする」「お目にかかる」の類似語は?]
「お会いする」「お目にかかる」の他にも「会う」の謙譲語があります。現在も使われている古語や文章中で使われる文章語もあります。相手先・状況別・シーン別に使い分けすることが大事です。
お会いいただく
「お会いいただく」は謙譲語の「お会い」に「もらう」の謙譲語「いただく」を付けた言葉です。会うことを希望したり依頼したりする時や会ってもらったお礼を言う時に使います。お礼メールでよく使います。下記はビジネスメール例文です。
- 御多忙とは存じますが、一度お会いいただけないでしょうか?
- 本日はお会い頂きまして、誠にありがとうございます。
おめもじする(お目もじする)
「おめもじする」は「お目にかかる」の女房言葉です。漢字では「御目文字する」です。現在ではあまり使われませんが、女性だけの上品な言い方です。女性が手紙でよく使いました。
- いずれお目もじの上、詳しく申し上げます。
- 先日、お茶会で田中様におめもじ致しました。
見える(まみえる)・見ゆ(まみゆ)
まみゆ(見ゆ)とまみえる(見える)は、「会う」の謙譲語の古語です。「対面する」「仕える」という意味もあります。
- 主君にまみゆ。主君にまみえる。(主君にお目にかかる)
- 項羽と劉邦、両雄相まみえた。(項羽と劉邦の両雄が対面した)
- 忠臣は二君にまみえず、貞女は二夫にまみえず。(忠臣は二人の主君に仕えない。貞節な女性は二人の夫に仕えない)
お目見えする・目通り・拝謁する・謁見する
「お目見えする」「目通り」「拝謁する」「謁見する」は、「お目にかかる」の類義語です。下の者が目上の人や身分の高い人にお目にかかる時に使います。古い言い方ですが、「拝謁する」「謁見する」は今でも文章語として使われています。
「お目見えする」は初対面でよく使われる
旗本が将軍に初めて会う時に「お目見えする」をよく使いました。そのため、現在では「デビュー」の意味で使われます。「大勢のお客様にお目にかかる」という意味です。
- 将軍家にお目見えして跡目相続の御礼を申し上げた。
- 歌舞伎座で坂東亀三郎が初お目見えいたします。
- 東京に水陸両用バスがお目見えしました。
「目通り」は「許す」「叶う」と一緒に使う
現在ではあまり使われない古語です。頭に「お」をつけて「お目通り」ともいいます。
- 殿様にお目通りを許された。(殿様にお会いできた)
- 目通り叶わぬ!下がれ!(会いたくない!出て行け!)
「拝謁する」「謁見する」は極めて身分の高い人に会う時に使う
「拝謁する」「謁見する」は文章語としてよく使われます。現在でも、天皇陛下や総理大臣など極めて身分の高い人に会う時に使います。下記は例文です。
- 金メダリストの羽生結弦選手が天皇陛下に拝謁しました。
- NPOの代表は総理に謁見して窮状を訴えました。
「会う」の尊敬語は?
ビジネスシーンで目上の相手がだれかに会う時には、「会う」の尊敬語を使います。
[「会う」の尊敬語は「お会いになる」「会われる」]
「会う」の尊敬語は「お会いになる」「会われる」です。特別な表現へ言い換えをする尊敬語はありません。
動詞の頭に「お」つけて「お+動詞+になる」で尊敬語になります。「お休みになる」「お読みになる」と同じです。また、「動詞+尊敬の助動詞れる・られる」で尊敬語になります。「休まれる」「読まれる」は「休む」「読む」の尊敬語です。
丁寧語の「ます」と一緒に使う
「お会いになる」「会われる」は、丁寧語の「ます」と一緒に使います。下記はビジネス会話の例です。
- 社長、小林様がお見えになりましたが、お会いになりますか?
- 田中常務が○○産業の小林課長とお会いになりました。
- 部長、明日は田中常務に会われますか?
「お会いになられる」は二重敬語
ビジネスシーン・ビジネス会話で「お会いになられます」「お会いになられました」と言う人は少なくありません。「お会いになる」を「お会いになられる」と言うのは二重敬語になります。二重敬語は過剰な敬意表現でNGとすることが多いのですが、最高の敬意を示す最高敬語と解説する専門家もいます。でも、「お会いになります」がスッキリした正しい敬語表現です。
お会いくださる
「お会いくださる」も「会う」の尊敬語です。尊敬語の「お会い」に「くれる」の尊敬語「くださる」をつけたものです。相手に会うことを依頼したり、会ってもらったお礼を言ったりする時に使います。ビジネスのお礼メールでよく使います。下記はビジネスメール例文です。
- 御多忙とは存じますが、次の会合の前にお会いくださいませんか?
- 御多忙中、お会いくださいまして誠にありがとうございます。
[尊敬語は目上の相手に使う]
前述したように、尊敬語は目上の相手に対する尊敬表現です。目上の相手の行為・行動・態度・状況を高く持ち上げて、先方を尊敬する気持ちを伝えます。
目上の相手はシーン・状況で変わる
敬語の使い方が難しいのは、シーン・状況によって目上となる相手先が変わるからです。原則として「尊敬語は相手・相手側に使う」「謙譲語は自分・自分側に使う」「丁寧語は相手にも自分にも第三者にも使える」と覚えます。しかし、「相手・相手側」や「自分・自分側」がビジネスシーンや状況別に変わるので、混乱することが多いのです。
社内では、先輩・上司が目上の相手
社内では、先輩や上司が目上の相手になります。先輩や上司には尊敬語を使います。自分や同僚・自分の身内は下の人として謙譲語を使います。社長・部長・課長など役職は敬称になります。下記は社内における会話例文です。
- 課長、展示会場では小林様にお会いになりますか?
- 橋本さん(先輩)、小林課長に会われましたか?
直属上司より上の上司に話す時は、直属上司は自分側の人になる
自分側の人には敬称をつけません。「田中課長」ではなく「課長の田中」と言います。新人はよく迷います。下記も社内における会話例です。
- 社長、課長の田中がお会いしたいと申しておりますが、お会いになりますか?
- 常務、山田部長に会われた時に、課長の小林は同席しておりましたでしょうか?
外部の人間は全て目上の相手
家庭の外・勤務する会社の外など、外部の人間は全て目上の相手と考えます。取引先やお客様は全て目上の相手ですから、尊敬語を使います。社内上司は自分側の人間ですから、謙譲語を使います。就職活動をしている学生や転職希望者は、志望企業の採用担当者・面接担当者には尊敬語を使います。下記はビジネス会話の例です。
- 田中課長、弊社の部長の山田にお会いになりましたか?
- 小林さん、昨日は私の上司の橋本に会われたそうですね。
[目上の相手に会うことを依頼する時は?]
ビジネスシーンでは、ビジネスの相手先に直接会いたくなる可能性があります。直接会ってビジネス会話をする方が、交渉がスムーズに進むケースもあります。
自分が相手に会いたい時は「お会いしたい」「お目にかかりたい」
自分が相手に会いたい時は、謙譲語を使います。「お会いしたい」「お目にかかりたい」と言います。自分側の人間(社内上司・自分の家族など)が会いたい時も同じです。下記の例文は会話にもメールにも使えます。
- 明日、田中部長にお会いしたいのですが、御都合はいかがでしょうか?
- 小林課長、弊社の部長の橋本が一度お目にかかりたいと申しております。
頼む時は「お会いいただけますか?」「お会いくださいますか?」
目上の相手に会うことを依頼する時は「お会いいただけますか?」「お会いくださいますか?」を使います。「お会いいただけますか」は謙譲語、「お会いくださいますか」は尊敬語です。どちらも会うことを相手に依頼する時に使います。下記はビジネスメール例文です。
- 一度当方とお会いいただけませんか?
- 弊社の部長が一度お目にかかりたいと申しておりますが、お会いいただけますか?
- 御都合のよろしい時に、お会いくださいませんか?
「お会いしていただけますか?」はNG
「お会いしていただけますか?」は「して」が余計ですから、NGです。以下はNG例文です。
- 一度我が社の橋本社長にお会いしていただけますか?(一度弊社の社長の橋本にお会いいただけますか?)
- 御都合のよろしい時にお会いしていただけますか?(御都合のよろしい時にお会いいただけますか?)
同じように「御契約していただく」「ご記入していただく」「御連絡していただく」もNGです。「御契約いただく」「御記入いただく」「御連絡いただく」が正しい言い方です。
- 御契約いただきまして、誠にありがとうございます。
- こちらに御記入くださいますか(ご記入いただけますか)?
- 至急、御連絡いただけますでしょうか?
「会う」の敬語は間違って使いやすい
敬語は日本語独特の美しい敬意表現です。相手を尊敬する気持ちを言葉にこめて伝えることができます。でも、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類あるので、使い分けが難しくなります。日本語を学ぶ訪日外国人も悩むようです。
敬語をはじめ言葉を正しく使うことはビジネスマナーの基本です。相手に敬意を表すつもりで尊敬語と謙譲語を間違えて使うと、かえって相手に大変失礼になります。ビジネスマナー違反で、相手に不快な印象を与える可能性もあります。
敬語だけでなく言葉を間違って使うと、社会人としての常識を疑われ信頼を失うこともあります。相手の立場や気持ちやその場の状況をよく考えて、言葉を選ぶようにします。社会人として適正な言葉の使い方などビジネスマナーをしっかり身につけると、周囲の人たちともビジネスの相手とも良好な人間関係を築くことができます。
[「会う」は謙譲語と尊敬語を混同しやすい]
「会う」の謙譲語は「お会いする」、尊敬語は「お会いになる」です。よく似ていますから、混同して誤用する人が少なくありません。「お会いいただく」「お会いくださる」のように謙譲語と尊敬語を同じように使うこともあるので、間違えやすいのです。サイトにも質問や記事が沢山載っています。
「お会いする」と「お会いになる」を間違えないで
ビジネス会話で「お会いする」と「お会いになる」を誤用する人がいます。ビジネスメールでも、間違えて使います。以下はNG例文・NG会話例です。
- 田中課長、弊社の社長にお会いしたそうですね。
- 社長、○○商事の山田部長にお会いしたのですか?
- 総理、羽生結弦選手にお会いした感想をお聞かせください。
下記が正しい会話例です。
- 田中課長、弊社の社長にお会いになったそうですね。
- 社長、○○商事の山田部長にお会いになりましたか?
- 総理、羽生結弦選手にお会いになった感想をお聞かせください。
「会う」の謙譲語は「お目にかかる」と覚えておく
「お会いする」と「お会いになる」を間違えやすい人は、「会う」の謙譲語は「お目にかかる」と覚えておく方法があります。ビジネス会話・ビジネスメールでは、「お目にかかる」を使います。
「お目にかかるのを楽しみにいたしております」も間違いではありませんので、大丈夫です。ビジネス会話やアポイントメールの締めくくりのフレーズは「お会いするのを楽しみにいたしております」「お会いするのを楽しみにしております」と覚えてしまい、他の時は「お目にかかる」を使います。このように使い分けする方法がオススメです。
「会う」の尊敬語は「お会いになる」と覚えておく
「会う」の尊敬語は「お会いになる」と覚えておきます。後は、シーンや状況別に尊敬語を使う相手を間違えないようにするだけです。
下記は「会う」の尊敬語と謙譲語を使った会話例です。
- 父が先生にお目にかかりたいと申しております。先生はお会いになるお時間がございますか?
- 昨日社長にお目にかかりましたが、風邪でお具合が悪そうでした。本日、○○商事の小林部長がお見えになりますが、社長はお会いになれるでしょうか?
- 山田部長が弊社の社長にお会いになりました時に、私も一緒にお目にかかりました。
[就活生や転職者は敬語の使い方に注意する]
就活の学生も転職する先を探す転職希望者も、敬語の使い方に注意が必要です。敬語を使う時の注意点は、尊敬語を使う相手を間違えないことです。自分と自分側の人には必ず謙譲語を使います。応募企業に書類を提出しに行ったり面接を受けに行ったりする時は、受付の人に会う時から敬語を使うのがポイントです。採用・面接の担当者には、もちろん敬語を使います。
面接を受けた後は、必ずお礼メールを送ります。人事の担当者の印象が良くなります。下記はお礼メールの例文です。ビジネスメール例文にもなります。
- 先日は御多忙中のところお時間を割いて頂きまして、誠にありがとうございました。○○様(面接担当者)にお目にかかれましたこと、大変嬉しく存じます。
- お忙しいところ、お会いくださいまして誠にありがとうございました。
[会う・合う・逢う・遭う・遇う]
「あう」を漢字で書くと、「会う・合う・逢う・遭う・遇う」があります。意味がそれぞれ違います。謙譲語の「お目にかかる」「お会いする」を使うのは「会う」だけです。
ビジネスメール・ビジネス文書を書く時は、漢字の意味に注意して使い分けをすることが大事です。特に新人はメールや書類の漢字を念入りにチェックすることをオススメします。
- 会う 人と会う。対義語は「別れる」
- 合う 一致する。 例;気が合う 話が合う サイズが合わない
- 逢う 親しい人とめぐり逢う。 例;恋人に逢う 逢引する
- 遭う 好ましくないことに出会う。 例;酷い目に遭う 交通事故に遭う
- 遇う 偶然出会う。 例;昔の友人とバッタリ遇う
まとめ 「会う」の謙譲語は「お目にかかる」と覚える
「会う」の謙譲語は「お目にかかる」「お会いする」です。目上の相手に自分や自分側の人たちが会う時に使います。たいていは丁寧語と一緒に「お目にかかります」「お会いします」「お会いいたします」と使います。
「お目にかかる」「お会いする」の類似語には「お会いいただく」「お目もじする」「まみえる(まみゆ)」「お目見えする」などがあります。「拝謁する」「謁見する」は天皇や総理など極めて身分の高い人に会う時に使う謙譲語で、普通は文章中で使われます。
「会う」の尊敬語は「お会いになる」「会われる」です。目上の相手に対して使います。目上の相手に会うことを依頼する時は、「お会いいただけますか?」「お会いくださいますか?」と言います。
「会う」の謙譲語「お会いする」と尊敬語「お会いになる」はとてもよく似ています。「お会いいただく」は謙譲語で「お会いくださる」は尊敬語ですが、どちらも同じ意味で使います。そのため、「お会いする」と「お会いになる」を混同して使うことが多くなります。
ビジネス会話やビジネスメールでは、「会う」の謙譲語は「お目にかかる」・尊敬語は「お会いになる」と覚えておくことをオススメします。その方が誤用が少なくなります。ただし、ビジネスメールやビジネス会話の締めくくりは「お会いするのを楽しみにしております」とします。
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